ロックマン5 ブルースの罠!?（Rockman 5）のネタバレ解説・考察まとめ

『ロックマン5 ブルースの罠!?』の概要

『ロックマン5 ブルースの罠!?』は、1992年12月にカプコンから発売されたファミリーコンピュータ専用のアクションゲーム。『ロックマン』シリーズナンバリング作品の5作目である。
のちに1999年11月にプレイステーションに、2011年5月にWiiに、2012年11月にニンテンドー3DSに、2014年4月にWii Uにそれぞれ移植されている。

『ロックマン3』では敵か味方かわからず、『ロックマン4』では味方のような行動をとっていた、謎のロボット「ブルース」と思しき姿が、ライト博士を誘拐し、さらに8体の戦闘用ロボットを率いて破壊行為を実行した。ロックマンは事態の収拾とライト博士の救出、そしてブルースの真意を確かめるために出撃する。

コミカライズ作品には、池原しげとの『ロックマン5』がある。

『ロックマン5 ブルースの罠!?』の登場人物・キャラクター

ロックマン（DRN.001）

今作及びシリーズを通しての主人公。もとは家庭用ロボットだった「ロック」が、『ロックマン』において、Dr.ワイリーの野望を止めるべく、自ら志願して戦闘用ロボットとなった姿。「DRN」は「ドクターライトナンバーズ」の略。

主武装はソーラーエネルギーを弾丸状にして発射する「ロックバスター」。通常攻撃だと連射が可能であり、ボタンを長押しすると威力を高めた「スーパーロックバスター」で攻撃することができる。
ドクターワイリーナンバーズのロボットを倒すと、そのロボットが使っていた武装の一部をエネルギーを消費して使うことができる、「特殊武器トレースシステム」も備えている。

ブルース（DRN.000）

『ロックマン3』ではロックマンと戦い、『ロックマン4』ではDr.コサックの娘であるカリンカを救出した、ロックマンの敵か味方か不明である神出鬼没の謎のロボット。口笛とともに登場する。

その正体はライト博士がロック以前に創った人型のロボットであり、動力炉に欠陥があったことから苦悩してライト博士のもとを離れた。その後、Dr.ワイリーに一時保護され、動力炉の改良を行われた（有賀ヒトシの漫画「アステロイドブルース」では、絶大な力を持つ「超エネルギー元素」の実験台にされている）が、後にDr.ワイリーとも袂を分かっている。

今作では、ブルースらしきロボットがライト博士を誘拐したうえ、8体の戦闘用ロボット（ドクターワイリーナンバーズ）を率いているオープニングデモが映し出される。
そしてドクターワイリーナンバーズを全滅させると、ブルースの顔が模られた要塞「ブルースステージ」での戦闘となる。
ブルースステージ4で、ブルース本人と対面することになるが、そこでロボット軍団を率いていた方のブルースは、「ダークマンⅣ」が成り済ましていたものだったことがわかる。本物のブルースはロックマンのライフを全回復させるアイテムを置いてその場を一時去っていく。

トーマス・ライト

通称「ライト博士」。ロックマンやブルースを創り出した、「ロボット工学の父」と呼ばれる権威。

今作では、オープニングデモで、ダークマンⅣが化けたブルースに拉致されてしまう。ライト博士を助け出すためにロックマンはドクターワイリーナンバーズと戦うことになる。

Dr.コサック

『ロックマン4』で初登場したロボット工学の博士。
『ロックマン4』では愛娘のカリンカを人質にとられ、Dr.ワイリーの脅迫を受けてやむなく戦闘用ロボット軍団を繰り出したが、戦いが終わった後はロックマンやライト博士らと友好的な関係を築いている。

プレイステーション版では、ステージの仕掛けやボスの弱点についてアドバイスを送ってくれる。漫画『ロックマン5』ではロックマンの整備や情報提供を行っている。

ラッシュ

『ロックマン3』で初登場した、ライト博士が創った犬型のサポートロボット。変形してロックマンの移動をサポートしてくれる。

最初から使える「ニューラッシュコイル」では、腹部からバネを出して跳ぶラッシュを踏み台にしてジャンプの到達点を上げることができる。
ジャイロマンステージをクリアすると装備される「ラッシュジェット」は空中や水中をエネルギーの続く限り自在に移動することが可能となる。

ビート

今作が初登場となる、Dr.コサックが創った鳥型のサポートユニット。8ステージに隠されている「ロックマンプレート」をすべて回収すると使えるようになる。
強烈な突進を敵に食らわせて大ダメージを与えてくれ、ブルースステージのボス「ダークマン」シリーズ、そして最終ボスのワイリーカプセルⅡにも効果的。

エディー

『ロックマン4』で初登場したサポートロボット。ステージの特定の場所でランダムにアイテムを届けてくれる。