ミュウラン(転スラ)の徹底解説・考察まとめ

ミュウランとは『転生したらスライムだった件』に登場する魔導師(ウィザード)。種族は魔人で、元々は魔王”クレイマン”配下の五本指”薬指”の称号を持っていた。クレイマンから主人公”リムル”が治める国”ジュラ・テンペスト連邦”の調査を命じられた際には、テンペストに住まう者たちの大虐殺に加担。リムルの活躍によってクレイマンの支配から逃れる事ができた後は”ミュウ・ファルメナス”と名前を変えてファルムス王国改めファルメナス王国の女王となる。王であり夫でもあるヨウムと共に、ファルメナス王国繁栄に尽力していく。

テンペストでグルーシスとハクロウと手合わせ

グルーシスとの手合わせで見事勝利を収める

テンペストに潜り込むことができたミュウランは、そこでグルーシスと出会う。
ところが、ヨウムがミュウランに負けたという話をグルーシスが信じようとしないため、ミュウランは成り行きでグルーシスと手合わせをする事に。結果はミュウランの圧勝。ヨウムを倒した時と同じ戦法でグルーシスを戦闘不能にしたのだった。
そんなミュウランの戦いぶりを見ていたリムル配下の”ゴブタ”は、ミュウランの力を借りてテンペストの指南役”ハクロウ”に一泡吹かせてやろうと企む。ヨウムとグルーシスもその作戦に乗り気だったため、ミュウランは嫌々ながらも協力する事になったのだった。
模擬戦と称した作戦が開始されると、ハクロウのただならぬ身ごなしと気配を感じたミュウランは、早々に作戦の失敗を悟る。しかしこれは実戦ではなく、あくまでも遊びの範疇であるため、敗北も成長に繋がるとミュウランは判断し、作戦を続行。しかし、ミュウランが発動させる魔法はどれもハクロウには通じず、ゴブタ、ヨウム、グルーシスもハクロウ相手に何も出来ずに気絶させられてしまうのだった。結局、ゴブタの提案から始まった模擬戦は、ミュウランたちの完敗で終了したのである。

アンチマジックエリア展開

ヨウムから愛を告白されるミュウラン

潜入が成功し、テンペストに滞在して数週間が過ぎた頃、ミュウランはヨウムから愛を告白される。ミュウランもヨウムに対して恋心を抱いていたが、自分はクレイマンの支配下に置かれている身であったため、返事は先延ばしにする事に。ところが、そんなミュウランのヨウムに対する気持ちはクレイマンに筒抜けだった。ヨウムを人質に取られ、ミュウランはクレイマンから新たな命令を下される。ヨウムを人質に取られてしまったうえに、自身の生殺与奪の権利も握られているミュウランに従う以外に選択肢はなかった。

クレイマンから大魔法”魔法不能領域(アンチマジックエリア)”の展開を命じられたミュウランはすぐさま命令を実行しようとするが、ミュウランの様子がおかしい事を心配したグルーシスとヨウムがその場に駆けつけ、事情を聞こうと試みる。ミュウランはそんな2人を守るため、魔人の姿を見せて2人を突き放そうとするのだった。しかし、ヨウムとグルーシスはミュウランの魔人の姿を見ても変わらず愛を貫き、ミュウランを守ろうとする。ヨウムの愛に喜びで胸がいっぱいになるミュウランだったが、それ故に何としてもヨウムだけは守りたいとアンチマジックエリアを展開。テンペストと外部の交信を遮断したのだった。

ヨウムとグルーシスを守る為自分だけが悪いと主張

ベニマルに追い詰められたミュウラン

イングラシア王国からリムルが帰ってくると、アンチマジックエリアを発動した者の捜索をしていたリムルの配下”ベニマル”が術者であるミュウランを捕らえようとしていた。ヨウムとグルーシスはミュウランを守るためベニマルと戦うが、そこへリムルが駆け付け、事情を聞く事に。しかし、ミュウランは2人を守るため「私を見捨てなさい。私は貴方たちに庇われる資格なんてないの。あの惨状を生み出したのは、私なのよ」と静かに言い、リムルを広場へ案内するのだった。
そこにはたくさんの命を落としたテンペストの住民が横たわっていた。その様子を見て激怒するリムルに、ミュウランはヨウムやグルーシスにまで火の粉が飛ばないよう、自分だけに罪があると主張し、その命で罪を償おうとする。感情のままミュウランを手にかけようと考えるリムルだったが、リムルの持つユニークスキル”大賢者”の「アンチマジックエリアの影響だけでは、弱体化は起きません」という助言でリムルは冷静さを取り戻し、ミュウランから詳しい話を聞くのだった。

マリオネットハートからの解放

死ぬことを覚悟したミュウラン

ミュウランは会議の中で、自身が”五本指”と呼ばれるクレイマンの配下である事、クレイマンの秘術によって心臓を奪われた事、クレイマンの命令でアンチマジックエリアを発動させた事を、包み隠さず話した。リムルはひとまずミュウランをヨウム達と一緒に宿屋に軟禁するよう命じたのだった。

後日、ミュウランの事情を把握したリムルは、ミュウランの処分を決めたとしてミュウランの心臓を一突きにし、クレイマンから与えられたミュウランの”仮初の心臓”を破壊。実はこの仮初の心臓には盗聴機能が仕掛けられていたため、リムルはあえてミュウランを追い詰めるような演技をし、クレイマンを欺いていたのだった。リムルの活躍によって、ミュウランの中にあった仮初の心臓は取り出され、新たに”疑似心臓”を与えられたミュウランは、無事自由の身になる事ができたのである。自身を救ってくれた事に心から感謝したミュウランはリムルに忠誠を誓おうとするが、リムルから忠誠ではなく1つ協力してほしいと頼まれ、命を落とした者たちの蘇生に協力する事に。

人魔会議に参加

クレイマンとの戦いに向け、人間と魔物との会議”人魔会議”が行われた。ミュウランはクレイマンの情報を知るただ一人の人物であるため、会議に参加する事になる。ミュウランは会議の前、リムル配下の”シオン”と共にファルムス王国で捕らえた”エドマリス””レイヒム””ラーゼン”の3人の取り調べを行っていた。判明した情報をシオンと共に報告し、その後クレイマンに関する情報をリムルらに伝えたのだった。

リムルに謁見

ファルムス王国やクレイマンとの戦いが終わると、ミュウランはヨウムと共にファルムス王国改め”ファルメナス王国”を統治するようになる。初代女王に即位し、名前もミュウランから”ミュウ・ファルメナス”へと改名。礼儀や学のないヨウムに代わって、公的な場での挨拶や交渉はミュウランが担当することになった。
その後、ミュウランはヨウムに同行し魔王となったリムルに謁見。ミュウランの丁寧な挨拶は、リムルに気品を感じさせた。

魔導列車の運用準備

リムルがファルメナス王国へ視察に行くと、魔導列車を走らせるための下準備が完了していた。リムルは農作業の繁忙期を終えてからの着手だと思っていたのだが、ミュウランが魔導列車の下準備を優先させたので、早期に完了したのである。ミュウラン曰く「農作物の流通やそれによって得られる外貨は、ファルメナスを富ませてくれる。さらに食糧支援も簡単に行えるようになる。そんな素晴らしい魔導列車が完成した時にまだレールが完成していないなんて事は許せない」との事だった。ミュウランは本気で国策に取り組んでおり、人手の確保やレールの敷設用地の選定、現地測量などの準備を完了させていたのである。

ミームを出産

その後、リムルはヨウムに仕える”エドガー”から、ミュウランの懐妊を知らされる。ミュウランは自分から伝えるのは恥ずかしいと、リムルに直接伝える事ができていなかった。
魔物は子供が生まれると弱体化するが、ミュウランは元人間であり、魔法の知識や技術もそのままなので、特に問題はないとしている。
しばらくしてミュウランは”ミーム”を出産。産後はヨウムの言いつけで安静に過ごす事となる。

地下鉄の製造

天使軍との戦いが目前に迫る頃、ミュウランは魔法を使って地盤の脆さや地質、空洞の有無等を調べあげ、ファルメナス王国に地下鉄を製造する。以前リムルが口にした「地下鉄を走らせられたらいいんだけど」という言葉を覚えていたミュウランは、その言葉通り、見事地下鉄を実現させたのだった。
また、天使の軍勢がファルメナスに攻めてきた際にはこの地下道を避難場所にしようと考え、その為の準備も行うのである。

ミュウランの関連人物・キャラクター

リムル=テンペスト

Shanben
Shanben
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