ディーノ(転スラ)の徹底解説・考察まとめ
ディーノとは、『転生したらスライムだった件』の登場人物で、“眠る支配者(スリーピングルーラー)”の異名を持つ魔王。
種族は堕天族(フォールン)と呼ばれる元天使が堕天した種族。
常に眠たそうな表情と銀髪が特徴で高校生ほどの若い見た目の半面、第2世代の古き魔王であり、働かないことを美学に持つ怠け者で唯一領地を持たない。同じ魔王であるダグリュールの元で世話になっていたが、後に追い出されてしまい、魔物の国(テンペスト)へ移住する。
迷宮再侵攻時暴走したゼロに襲われた際に、自身にかけられた思考誘導に気付き、ゼロと交戦していたピコとガラシャに「俺は、ヴェルダの野郎に反旗を翻す事にした。 だが、お前達はどうする? 」と問い掛けた。
それに対し「そんなことはどうでもいいからなんとかしろ」「私たちはヴェルダではなくディーノだからついてきた」となんでもないように返すピコとガラシャ。
そのあまりの忠誠心のなさに、自身の思考が操られていたことを確信したディーノ。
覚悟を決め、神格武装を発現し「後は俺に任せろ」と言ってゼロに立ち向かった。
いつもやる気のないディーノが、真の力を解放して仲間のために命を賭して戦うという、これまでのディーノとは一転してまるで少年漫画の格好のいい主人公のような覚醒シーン。
「……あっさりと、主と認められたようだな。 俺は結局、"崩牙"の主とは認められなかったんだけどね……」
神格武装発現後、崩牙をゼギオンに授けた際、ゼギオンに適応し崩羽と変化したのを見て、「……あっさりと、主と認められたようだな。 俺は結局、"崩牙"の主とは認められなかったんだけどね……」と呟いた。
仮初の戦闘スタイルとはいえ、崩牙専用の剣術技も多く編み出していたほどには慣れ親しんだ武器だったため、長年連れ添った武器との別れに少し寂しそうなディーノ。
普段からだらけるばかりであまり感情を表に出さないディーノが珍しく感情の起伏を表現した1シーン。
ディーノの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
魔王ダグリュールを能力で堕落寸前に
ディーノの究極能力「怠惰之王(ベルフェゴール)」の能力で、対象を時間をかけて堕落させることで、対象を操りその能力までもが奪えるというもの。
この能力を使って、居候させてくれていたダグリュールをあと一歩で堕落するところまで追い込んでいた。
堕落した後は、ダグリュールの3人の息子たちに巨人族の代表を入れ替える計画だった。
とあるきっかけによりこの計画は破綻してしまうが、その真意は、同じ主を仰いだダグリュールを憐れんだからであると後の判明した。
小説版では元ドワーフ王国の悪代官ベスターが教育係
ドワーフ王国出身のベスターは、不祥事の責任を問われて免職され、その後リムルの配下となる。そのベスターはリムルのもとへやってきたディーノに対し、魔王でも物怖じせず、手際よく説明を行っている。
「それではディーノ殿、早速ですが、私の手伝いをしてもらいましょうか」
「え…?」
「え、ではありません。さあ、時間は有限ですぞ!」
「でも、俺は魔王でね」
「だから?」
「だから、って…」
ふう、と一つ溜息を吐き、ベスターは据わった目でディーノを見据えた。
「いいですかな?ここでは、魔王とか関係ないのです。見なさい。ヴェルドラ様やラミリス様も、楽しそうに働いておられるでしょう?」
「いや、それはそうみたいだけどー」
「納得して頂けたようで何よりです。さあ、それでは始めますぞ!」
「ーはい」
小説11巻 第二章 新しい仲間達 より
小説版で登場した究極能力「至天之王(アスタルテ)」
小説版のディーノは至天之王(アスタルテ)という究極能力を元から所有していた。
能力は、思いのままにスキルを進化させることができるというもの。
この能力を使い、最初のゼギオンとの交戦時に「怠惰者(ナマケモノ)」を「怠惰之王(ベルフェゴール)」へと進化させた。
ちなみに小説版では怠惰者の読み方がナマケモノからスロウスに変更されている。
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目次 - Contents
- ディーノの概要
- ディーノのプロフィール・人物像
- ディーノの能力
- 究極能力:怠惰之王(ベルフェゴール)
- 究極能力:堕天之王(ルシフェル)
- 究極能力:至天之王(アスタルテ)
- ディーノの必殺技
- 怠惰なる眠り(フォールンヒュプノ)
- 堕天の一撃(フォールンストライク)
- 滅びへの誘惑(フォールンカタストロフィー)
- 神格武装
- 天魔双撃覇(フォールンクルセイド)
- ディーノの来歴・活躍
- 魔王誕生編
- 帝国侵攻編
- 天魔大戦編
- 突然の裏切り
- 迷宮侵攻
- ディーノの関連人物・キャラクター
- 星王竜ヴェルダナーヴァ
- "大地の怒り(アースクエイク)"ダグリュール
- "迷宮妖精(ラビリンス)"ラミリス
- ディーノの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「"管理者"ラミリスよ、時は来た。記憶を無くし、変異した貴女では、あの方の害悪にしかならない。今貴女を葬れば、この迷宮も封印される。この迷宮の魔人達は危険過ぎる。役に立たぬのならば、せめて邪魔にならぬように、大人しく死んで下さい――」
- 「後は俺に任せろ」
- 「……あっさりと、主と認められたようだな。 俺は結局、"崩牙"の主とは認められなかったんだけどね……」
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- 魔王ダグリュールを能力で堕落寸前に
- 小説版では元ドワーフ王国の悪代官ベスターが教育係
- 小説版で登場した究極能力「至天之王(アスタルテ)」