ソウエイ(転スラ)の徹底解説・考察まとめ

ソウエイとは『転生したらスライムだった件』に登場する、主人公リムルの配下。優秀な忍びで、情報収集のスペシャリストである。自身の住んでいたオーガの里を、オーク軍に滅ぼされるという過去を持つ。その復讐を果たすためにリムルの配下に加わることとなった。復讐を果たしたあとは”隠密”という役職に就き、リムルの優秀な配下として活躍していく。

蜥蜴人族(リザードマン)の首領の息子”ガビル”が謀反を起こし、リザードマンたちは窮地に立たされていた。
ソウエイはリムルの命令で、深手を負ったアビルの娘(のちに”ソーカ”と名づけられる)を助け、その後はガビルによって捕らえられていたアビルを救出する。アビルが捕らえられていた洞窟を抜ける際には、目の前に立ちふさがったオークを瞬殺し、リザードマンたちに圧倒的な強さを見せつけた。そして、オークを操る者に対し「次は貴様の番だ。キジンを敵に回したこと、せいぜい後悔するがいい」と宣戦布告する。

湿地帯にいるリムルやベニマルたちと合流したソウエイの前に、オークロードと”ゲルミュッド”という上位魔人が現れた。
オークロードを新たな魔王とするための計画に巻き込まれたことで、オーガの里が滅ぶことになったことを知ったソウエイは怒りをあらわにする。
その後、ゲルミュッドを捕食したオークロードは魔王へと進化し、ソウエイたちキジンでは歯が立たないほど強力な魔物になってしまう。しかし、リムルの圧倒的な力によって魔王ゲルドは倒され、オークへの復讐は果たされた。
その後はベニマルやシオンらと、今後もリムルに忠誠を誓いたいと願い”隠密”という役職に就いたのだった。

カリュブディスとの戦い

カリュブディスに特攻するソウエイとシオン(左)ランガ(右上)

テンペストに突如厄災級の魔物”カリュブディス”が来襲した。
ソウエイをはじめ、ベニマルやシオンといったリムルの配下たちは、まずカリュブディスが引き連れてきた魔物”メガロドン”を倒していく。
ソウエイは操妖傀儡糸でメガロドンを同士討ちにし、4体のメガロドンを倒すという活躍をみせた。

その後、リムル配下の”ランガ”とシオンとともにカリュブディスへの攻撃を開始する。だが、カリュブディスの鱗を使った攻撃を避けきれず、負傷してしまう。ひとまずカリュブディスの相手をリムルに任せ、ベニマルの指示で離れた場所から攻撃を続けるのだった。
のちにカリュブディスは魔王ミリムによってボコボコにされた、魔王カリオン配下の三銃士”フォビオ”を依り代にし、ミリムに復讐するためにテンペストへやってきたことが判明。最後はミリムによって倒されたのである。

ファルムス軍との戦いで魔法装置の破壊を担当

ソウエイは、完全武装した人間の集団がテンペストに向かってきていると、自身の配下から報告を受ける。
ソウエイは自ら調査に赴き、その正体がファルムス王国の騎士たちであることや、ファルムス王国本土でも戦争の準備が行われていることを突き止めた。すぐさまベニマルに報告を入れるが、その後、魔王クレイマン配下の”ミュウラン”と聖騎士団によって展開された結界で、街の中に入ることができなくなってしまった。
同じく街の中へ入れなくなってしまったガビルらと結界を破ろうとしていたところへ、リムルが帰国する。

結界を張っている者の調査を任されたソウエイは、自身の部下たちとともに街の四方に設置された魔法装置を発見。さらに中隊規模の騎士たちが、その魔法装置を守っていることを突き止めた。その後、ファルムス王国撃滅を決意したリムルから、ソウエイは北方の魔法装置の撃破を命じられるのである。
配下を引き連れて北方へ向かったソウエイは、あっという間に全員を暗殺。任務を完遂したのだった。

デス・ドラゴンとの戦い

デス・ドラゴンを圧倒するソウエイ

魔王クレイマンとの戦いの際、ソウエイは同族のリムル配下”ハクロウ”と”シュナ”とともにクレイマンの本拠地へ乗り込むことに。そこで本拠地を守るクレイマン配下の五本指”示指のアダルマン”と戦闘になる。
アダルマン率いる不死系魔物(アンデット)の中には、死せる魔物の頂点と呼ばれる”デス・ドラゴン”の姿もあった。そんな魔物を圧倒するソウエイだったが、デス・ドラゴンの核となる部分はアダルマンの中に存在しているため、アダルマンを倒さない限り何度でも復活する。そこで、シュナがアダルマンの相手をすることに。
ソウエイはシュナがアダルマンを倒すまでの時間稼ぎを任されたのだった。その後、シュナがアダルマンを倒し、それと同時にデス・ドラゴンも消滅。ソウエイはシュナの勝利に大きく貢献したのである。

その後、クレイマンの本拠地へ潜入したソウエイらは、そこで”仮面”を発見する。
その仮面は、各地で暗躍する仮面をつけた集団”中庸道化連”との繋がりを示す証拠であった。

テンペスト開国際

テンペスト開国祭にて、武闘大会が行われた。
出場者についての話し合いではソウエイの名も候補にあがっていたのだが、隠密という立場にいたため出場禁止を命じられる。
かわりに、優秀さを認められた者だけが属することのできる部隊”藍闇衆(クラヤミ)”を与えられ、ソウエイは部隊の頭領に就任したのだった。

Web版では武闘大会に参加し、一回戦で魔王ダグリュークの息子、巨人族(ジャイアント)の”ダグラ”と戦うことになる。
闘気を身に纏い力任せに突撃してくるダグラの攻撃を、ソウエイは得意の空間移動で回避する。ダクラの全力の攻撃””大自然の怒り(フォレストブラスター)もソウエイは見事に回避し、最後には、精神を切り裂く攻撃”朧奪命斬・弱(しのせんこく)”でダグラの意識を奪い、勝利を収めた。
しかし、次の試合ではベニマルに惜しくも敗北。
互いに剣で交戦し、ユニークスキル”暗殺者”による攻撃でソウエイの勝利かと思われたが、ベニマルの空間認識能力の高さに暗殺者は敗れ、敗北に至る。

グレンダとの戦い

魔王ルミナスと友好関係を築いたことで、リムルは西側諸国に認められ”西方諸国評議会”に参加することに。
ソウエイは、シュナ、ベニマルとともにリムルの護衛として同行するのだった。しかしそこで、西側諸国の経済を支配する”ロッゾ一族”の謀略に巻き込まれてしまうのである。

ソウエイは建物外部からスキルを使用して狙撃してきた、三武仙の1人でロッゾ一族に召喚された召喚者”グレンダ”を捕縛するよう、リムルから命じられる。
強者であるグレンダをあっさり倒したソウエイは、捕縛したグレンダをリムルの前に差し出すのだった。
その後、リムルがグレンダにかけられた”支配の呪言”を解呪し、グレンダはテンペストで働くことに。ソウエイの配下に加わり、藍闇衆の一員となったのである。

Web版では、ソウエイはグレンダを捕縛したあと拷問を行うのである。

アリオスとの戦い

魔王ディーノからの密告で、魔王レオンの支配領域である黄金卿エルドラドに到着したリムルやソウエイたち。
ソウエイはそこで天使軍の主力”アリオス”と戦闘になる。ともに戦っていた者たちがアリオスに奮闘している間に、自身はアリオスの死角から一撃必殺を乗せた一撃を放つ。
一撃での撃破には至らなかったものの、反撃に出たアリオスの隙をつき、”千手影殺”での撃破に成功するのである。
しかし、天使達を支配する異世界人”マイ・フルキ(古城舞衣)”の瞬間移動によってアリオスは奪われ、そのまま逃げられてしまうのだった。

その後、ソウエイはリムルとともに魔王ダグリュールの支配領域である聖虚(ダマルガニア)に向かう。
ところが、そこに現れた正義之王(ミカエル)というスキルに自我が芽生えた存在である神智核(マナス)”ミカエル”によって、ソウエイは一撃で倒されてしまう。事前に”並列存在”による分身体を用意していたため無事ではあったが、リムルがミカエルを倒すまでソウエイは何もできなかった。

ソウエイの関連人物・キャラクター

リムル=テンペスト

本作の主人公で、ソウエイが仕える主。
ことあるごとにソウエイの優秀さには感心しており、ソウエイはリムルにとって頼れる部下の1人である。
ソウエイ自身もリムルからの命令を至上のものとしており、その命令に背くことは決してない。

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ベニマル

同じオーガの里出身で、ソウエイの幼馴染。もともとはオーガの里の次期頭領であったベニマルに仕える予定だった。しかしオーガの里が壊滅し、リムルに仕えることになったため、幼馴染という関係性となった。また、お互いがその強さを認めており、良きライバル関係でもある。
互いに言いたいことを言いあえる間柄であり、色恋沙汰に奥手なベニマルを、ソウエイが手助けするような場面も描かれた。
軍の指揮を担い表で活躍するベニマルを、ソウエイは裏から支えている。

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