倉田稔（NANA）の徹底解説・考察まとめ

倉田稔の概要

倉田稔（くらたみのる）とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」（ブラックストーンズ）や「TRAPNEST」（トラップネスト）を追いかける週刊サーチのカメラマン。契約社員として働いており、芸能班デスクの工藤に人手が足りないせいでこき使われている。工藤からナナとレンの取材をするように指示され、熱愛発覚現場を撮影することに成功。あまり仕事に対してやる気がないタイプであったが、自身の写真で世間を騒がせることができると分かり快感を覚えるようになる。それからは取材に夢中になる。しかしナナの過去を取材していく中で徐々に罪悪感を感じるようになっていく。
特技として他人の顔を一度見ただけで覚えることができ、変装していても見破ることができる。
未来のシーンでも工藤にこき使われている。海外でナナに似た女性を発見し隠し撮りと歌声を録音するが、工藤には見つからなかったと嘘をつき、自身のデータはナナを探している一ノ瀬奈々（いちのせなな）に匿名で届けている。

倉田稔のプロフィール・人物像

氏名：倉田稔（くらたみのる）
身長：不明
体重：不明
誕生日：不明
血液型：不明
星座：不明
年齢：不明

サーチ編集部のカメラマン。いつも目立たないように目深な帽子を被っている。
カメラマンとして契約社員になったが、人手が足りないという理由でインタビューなどの仕事もさせられている。そのため芸能班デスクの工藤に対し、自分はカメラマンであることを主張する描写も描かれる。
「TRAPNEST」のレンとレイラがサーチに写真を撮られた際、その記事を潰すためにタクミが自身の結婚をネタとして提供。その時に倉田はナナの親友でありタクミの妻である一ノ瀬奈々（いちのせなな）と出会い、裏で奈々に情報を流すようになる。

倉田稔の来歴・活躍

ナナレン熱愛発覚現場を撮影

芸能班デスクの工藤（くどう）に指示され「BLACK STONES」のボーカル・ナナと「TRAPNEST」のギタリスト・レンに一か月張り付いていた倉田だが、2人の生活はすれ違いばかりでツーショットを撮ることがなかなかできなかった。工藤からは野次を飛ばされ、2人の故郷に飛んでゆかりの地について全て押さえてこいと命令される始末。めんどくさがりながらも仕事を進めていく倉田は地元の人たちに取材を行い、ナナの評判が悪いことを知っていく。
取材を終え工藤に報告していると、今度はレンのレコーディングが終わったことが判明しナナの自宅マンションへ直行することに。倉田はそこでナナとレンが仲良く部屋から出てくる場面を写真に収めることに成功する。その写真をきっかけに世間は大騒ぎとなり、倉田は自分の撮った写真で世間をにぎわせたことに対して快感を覚えていく。そして記者、カメラマンという仕事に夢中になっていくのだった。

ナナの母親に直撃取材

ナナに固執する工藤の指示のもと、倉田はナナを捨てた母親・美鈴（みすず）のいる大阪に出向き取材を敢行。美鈴の知人などを辿ってナナの過去を探っていく。
その後ナナの過去が暴かれたことで美鈴のもとにも記者が殺到する事態となり、美鈴は家族を置いて1人逃げてしまう。倉田はそんな美鈴の居場所を突き止め、どうしてナナを捨てたのか理由を教えてほしいと伝える。頑なに拒もうとする美鈴であったが、倉田は娘の美里（みさと）が失踪したこと、その居場所を知っていることをチラつかせ、交換条件として過去の話を聞き出そうとする。何か理由があったのではと言う倉田に対し、美鈴はただ単に娘ではなく当時付き合っていた男性を優先しただけだと告白するのだった。

増していく取材への罪悪感

自身の撮ったスクープ写真や取材でナナやレン、その他何人もの人生を狂わせてしまった倉田。未来のシーンでも工藤の下で働き続けており、レンの死後失踪したナナを探して海外に訪れていた。バーで歌う金髪の女性をナナだと確信した倉田は、その姿を隠し撮りし歌声を録音。しかし工藤には見つからなかったと嘘をつき、この仕事はもう引き受けないと伝えるのだった。そしてもうブラストのナナは存在しないため、工藤にも諦めるように諭している。そして自身が手に入れた写真と録音はナナを探している親友の奈々に送り、情報を提供している。

倉田稔の関連人物・キャラクター

大崎ナナ（おおさきなな）／ナナ

「BLACK STONES」のボーカル担当で、通称「ナナ」。派手な見た目とは対照的にとても繊細な性格の持ち主。母親に捨てられるという複雑な生い立ちを持つため、他人に依存しやすく、人が離れていくことに対して不安感を持っている。「TRAPNEST」（トラップネスト）のギタリスト・レンとは恋人同士だが、同じバンドで活動していたところをレンが引き抜かれて別々の道を歩むことになったという過去を持つ。
倉田の撮影したレンとのツーショット写真で世間が大騒ぎとなり、意図しないデビューが決まったり、レンと婚約することとなる。

大崎ナナ（NANA）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

大崎ナナ（おおさきなな）とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。
BLACK STONES（ブラックストーンズ / ブラスト）のボーカル。二の腕に蓮のタトゥーが入っている。TRAPNESTの本城蓮（ほんじょうれん / レン）とは恋人同士。
レンの影響を受けており、ファッションやしゃべり方、癖などよく似ている。
幼少期に母に捨てられており、育ての親である祖母も亡くなってしまい天涯孤独。
友人や恋人など、自分と近い存在の人との関係性に悩み傷つきやすい性格。

本城蓮（ほんじょうれん）／レン

バンド「TRAPNEST」（トラップネスト）のギタリストで主人公・大崎ナナ（おおさきなな）の恋人。地元でヤスと共に結成したバンドでナナと共に活動していたが、デビューが決まっていた「TRAPNEST」に引き抜かれ、ナナと別々の道を歩むこととなった。麻薬に手を出し、身体的にも精神的にも徐々に壊れていく。レイラを迎えに行く途中に単独事故を起こし、そのまま帰らぬ人となる。
倉田の撮影したナナとのツーショット写真が世間を騒がせることとなり、ナナと一緒にいるためにプロポーズをする。単独事故を起こしたときにレンを発見するのも倉田である。

レン／本城蓮（NANA）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

本城蓮（ほんじょうれん）とは、矢沢あい作の漫画『NANA』の主人公である大崎ナナの婚約者。人気バンド「TRAPNEST」のギター、作曲担当。港町の倉庫街に捨てられていた。地元では「BlackStones」のベースを担当し、ナナと同棲。「TRAPNEST」に誘われたことにより上京し、ナナと別れる。2年後にナナの上京により、再会。再び付き合うこととなり婚約する。薬物依存症。ナナの20歳の誕生日の前日、車の自損事故で死亡している。

工藤（くどう）