NANA（ナナ）の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『NANA』の概要

『NANA』（ナナ）とは、 矢沢あい原作の少女漫画及び原作を基にする関連作品群である。集英社『Cookie』にて2000年7月号から連載されていたが、2009年から作者療養のため休載。2005年9月3日に映画『NANA』、2006年12月9日に映画『NANA2』がそれぞれ公開され、2006年4月から2007年3月までアニメ化もされた。2002年に第48回小学館漫画賞受賞し、2019年時点での累計部数は5000万部となっている。
最初の2話は『Cookie』創刊準備号の読み切りとなっており、同誌が創刊して連載作品となった。そのため、読み切りでは大崎ナナ（おおさきなな）と小松奈々（こまつなな）がそれぞれ一人ずつ登場するストーリーとなっており、連載が開始してから2人は出会っている。
主人公の大崎ナナ（おおさきなな）と小松奈々（こまつなな）の2人はお互い上京するための新幹線で偶然出会う。その後、ひょんなことから同居生活を始め、さらにナナが所属するバンド「BLACK STONES（ブラックストーンズ）」やライバルバンド「TRAPNEST（トラップネスト）」などを交えて、様々な恋愛が描かれている。

恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人について

主人公たちやその他バンドメンバーたちの恋愛も多く描かれているが、その中でも一番の恋愛体質である小松奈々の恋愛模様は、多くの登場人物・キャラクターたちを巻き込んで展開されている。片思い、純愛、不倫など様々な恋愛に振り回される様子を読むことができ、読者もハラハラドキドキする展開が満載だ。一方、もう一人の主人公であるナナは一途な恋愛が描かれており、恋人の本城蓮（ほんじょうれん）とのカップリングはファンの間でとても人気である。

『NANA』に登場する恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人

片思いや恋愛要素がありそうなキャラクターたち

小松奈々（こまつなな）＆浅野崇（あさのたかし）

奈々が高校時代に付き合っていた男性が浅野という成人男性だ。体調が悪い奈々を助けたことがきっかけに付き合い始めるが、浅野は既婚者であり、奈々は不倫相手として扱われた。

小松奈々（こまつなな）＆遠藤章司（えんどうしょうじ）

専門学校で出会った奈々と章司は付き合うこととなる。その後、章司が東京の大学に進学したことをきっかけに奈々が追いかける形でそれぞれ上京。ファミレスで働き始めた章司は幸子（さちこ）と出会い、奈々のわがままに疲れていたこともあって二股をかける。結局、章司は幸子を取り2人は破局することとなった。

小松奈々＆水越誠一（みずこしせいいち）

奈々が上京後に始めたアルバイト先「サブリナ」の店長が水越だ。惚れっぽい奈々はすぐに水越に対して好意を寄せるが、水越には婚約者がおり店を畳んだあと地元で結婚してしまう。そのため、2人の間に何かが生まれることはなかった。

小松奈々＆寺島伸夫（てらしまのぶお）

章司と別れたあと、ナナとレンの仲介で知り合ったトラネスのリーダー・タクミと関係を持つ奈々だったが、その間ブラストのメンバーであるノブとも良い雰囲気になりノブへの気持ちを大きくしていく。奈々としてはタクミとの関係を切ったつもりでノブと付き合い始めるが、妊娠が発覚したことでタクミとの関係をノブに疑われ、タクミも交えての話し合いの末、破局する。未来編では既婚者ながらノブとの距離感が近い奈々が描かれており、2人の関係性がどうなっているのかは不明である。

大崎ナナ（おおさきなな）＆高木泰士（たかぎやすし）

ブラストのメンバーとして一緒に活動しているナナとヤス。ヤスはナナの保護者的存在でもあり、どんな時もナナのことを支えてくれる人物だ。そのため2人には何か特別な絆のようなものがあり、一歩間違えば恋愛感情になりかねない雰囲気なのだが、そこはヤスが冷静に状況を判断してナナを突き放すなどし、距離感を保っている。本当はヤスがナナに好意を寄せているのではないかと推測されている。

寺島伸夫＆篠田美雨（しのだみう）

奈々との破局後、ノブが最初に気になった人物が同じ事務所の寮に住む美雨だった。美雨の現場に顔を出したりと距離を縮めようとするノブだったが、美雨の本当の年齢を聞いて自分より年上だったことにショックを受け、アタックすることをやめている。