遠藤章司(NANA)の徹底解説・考察まとめ
遠藤章司(えんどうしょうじ)とは、矢沢あい作の漫画『NANA』に登場する男性キャラクターで、『NANA』の主人公の1人、小松奈々(こまつなな)の元恋人である。地元の専門学校を卒業後、1年浪人し東京の美大に合格した。奈々の上京後、奈々のわがままに疲れていた章司はアルバイト先で出会った川村幸子(かわむらさちこ)と二股をかけた末、幸子を選びそのまま奈々と破局。その後は、幸子と同棲を始めたり、誕生日に花束を渡したりと幸子のことをすごく大切にしている。
遠藤章司の概要
遠藤章司(えんどうしょうじ)とは、矢沢あい作の漫画『NANA』に登場する男性キャラクターで、『NANA』の主人公の1人、小松奈々(こまつなな)の元恋人である。奈々曰く、「喋ると馬鹿っぽい」。奈々の高校時代からの親友、早乙女淳子(さおとめじゅんこ)とは幼馴染。美術の専門学校で淳子と再会したことがきっかけで、自然と奈々と親しくなる。専門学校時代は、章司、高倉京助(たかくらきょうすけ)、淳子、奈々の4人で毎日のように遊んでいたが、東京の美術大学で本気で絵の勉強をするため上京を決意。1年浪人し東京の美大に無事合格した。
奈々の上京後、奈々のわがままに疲れていた章司はアルバイト先で出会った川村幸子(かわむらさちこ)と二股をかけた末、幸子を選びそのまま奈々と破局。しかし、その後は幸子と同棲を始めたり、誕生日に花束を渡したりと幸子のことをすごく大切にしている。「ジャクソン」というバーの常連で、店主とも仲が良い。奈々が上京してきてからの初デートにジャクソンを選ぶほど、章司のお気に入りの店である。奈々と別れてからも定期的にジャクソンへ通っており、別れた後に奈々とジャクソンでばったり会っている。
性格は、明るく真っ直ぐで嘘がつけない。主に奈々に対してはツッコミをしていたが、幸子の前ではボケるなどお調子者である。
遠藤章司のプロフィール・人物像
誕生日:不明
年齢:奈々と同級生のためコミック1巻では19歳、2巻以降は20歳
身長:175cm
体重:60kg
血液型:A型
アニメでの声優:高橋広樹
PS2ゲームでの声優:前田剛
映画での俳優:平岡祐太
愛称は「章司」。
淳子曰く、「分かりやすい性格」。奈々曰く「喋ると馬鹿っぽい」。
京助とは高校からの友達であり、淳子とは中学が同じである。コミックス1巻では、後先を考えずに行動する奈々を叱ったり、「奈々と一緒の墓に入る」と京助に宣言したりとしっかり者の印象を受けるが、幸子と出会ってからは、はっきりしない態度を取り続け、二股にまで発展してしまう。
東京の美術大学を受けるため、奈々とは恋人関係になってすぐに遠距離恋愛となってしまうが、メールや電話などで定期的に連絡を取り合っていた。奈々が急に上京してきた時には、奈々の家が見つかるまでは自分の家に奈々を泊めたり、大崎ナナ(おおさきなな)と奈々が同居するという話が出たときには同棲を提案している。
京助と淳子の「俺の知る限り浮気なんか出来る奴じゃねぇんだ。」「それはあたしの知る限りでもそーだよ!」という会話から、基本的に、恋人には一途で浮気はしない。幸子への気持ちは浮気でなく本気で惚れてしまったのである。真っ直ぐで嘘のつけない性格。
遠藤章司の来歴・活躍
奈々との出会い
章司は、高校卒業後に友人である京助と共に、地元の美術専門学校へと進学する。そこで、中学時代の友人である淳子と後に恋人になる奈々に出会う。奈々、章司、淳子、京助の4人で初めて遊んだ飲み会の日に淳子と京助は恋人同士になる。この時、章司は奈々のことを狙っていたが、奈々は淳子に「章司と男友達になる」と宣言している。しかしこの発言の意図は、奈々の中では彼氏より男友達の方がレベルが上であるためであり、決して悪い意味ではない。その後も、4人で毎日のように遊ぶ。クラブに行ったり、飲み会に行ったりするがその時も奈々はしきりに章司のことを「男友達」だと言い張る。章司はめげずに奈々のことを振り向かせようと映画に誘ったりするがあっけなく玉砕している。
美術大学への受験
章司、奈々、淳子、京助の4人は、夏休みを利用して海へと旅行に出かける。
そして、この時に淳子と京助が東京の美術大学を受けるため東京に行くという事実を知らされる。
それを知った奈々は、離れたくないと泣いて淳子を止めるが、「あんたに人生を指図される覚えはない!」と叱られてしまう。落ち込んでいる奈々に対し、章司は一緒に東京の美大を受けようと誘う。
「4人で一緒にいたい」「素敵な人がゴロゴロいる」「おしゃれな店がいっぱいある」「スーパー美容師に髪を切ってもらえる」などという不純な動機で東京の美術大学に行く決心をし、勉強をした奈々は、見事に全部落ちてしまう。
この時、淳子と京助は第一志望に合格をした。また、章司も奈々と同様、美術大学に合格することはできず、東京で1年間予備校に通い来年美術大学を受験することを決心。東京で浪人生活をすることを決意した。
奈々とついに恋人関係に
東京にて合格発表を確認するため4人で東京にきていた奈々は、せっかく東京にきたからどこかへ行こうという章司の誘いを受け淳子と京助を残し夜の街へと繰り出した。奈々自身は、章司のように浪人してまで美術大学に行きたいとは思っていないため、フリーターとして東京で生活して行くことを章司に提案するが却下される。奈々のためを思い、地元に残った方がいいと提案した章司だったが、奈々にとって章司は「誰よりも大切な男友達」であり、離れたくない存在であるため、「章司はあたしと離れても寂しくないんだ…。」と伝えた。章司は長い間思わせぶりなことをしてくる奈々に対し、ここでついに自分の思いを爆発させてしまう。「俺はお前のなんだ?涙目になって思わせぶりなセリフ吐いて人の心かき回して楽しいか。」「お前結局都合よく甘えられる男をそばに置いときたいだけじゃねえか。」「何が男女の友情だよ。笑わせんな。」そう吐き捨てた章司は奈々のことを、東京の夜の街に置き去りにして1人ホテルへと戻ってしまう。
奈々を置き去りにしてきたことで淳子に怒られる章司。「奈々はあんたに惚れてるよ。」「惚れてる男にそんなこと言われて奈々がどんだけ傷ついたかよく考えてから対処するように!」淳子と章司は携帯も持たずに奈々を探しに行ってしまった。奈々は、京助から電話で章司と淳子が携帯も持たずに奈々を探しに行ったことを告げられる。また、京助からの電話で自分が章司のことを初めてあった時から少し気になっていたことを再認識する。奈々は、章司と付き合い傷つくことを恐れていたためずっと「大切な男友達」として接してきたが、ついに心の中に止めていた思いが溢れ出してしまう。人が溢れている東京でついに章司と奈々は出会うが、今まで長い期間、「わざと」友達だったためロマンチックな再会にはならなかった。これは奈々が、今更恋人同士にはなれないかもしれないという心配をするほどだった。2人でホテルへ帰ると、淳子が奈々と章司を同じ部屋に追いやってしまう。強制的に2人になった章司と奈々は、それぞれの思いを言葉にする。奈々は章司が東京の美術大学へ合格したら上京する、それまでは地元に残りバイトをしながら上京資金を貯めるというもの。章司は東京で1年間予備校に通い必ず合格をするということを約束し、2人は無事に仲直りをする。
仲直りをした後に、一緒に寝ようと提案する章司。それに対して、「愛してるって言ってくれたら一緒に寝てあげる」と奈々は返したが、長い間友達関係だった二人はなかなかロマンチックな雰囲気にはならず、ふざけあってしまう。冗談を言いながら奈々が章司にお茶を入れようと立ち上がった時、章司は奈々を抱きしめた。抱きしめられた時に、奈々は涙を流してしまう。「章司今言ってくれたでしょ。心の中で…。愛してるって言ってくれた。」「聞こえちまったか…。」幸せそうな顔で、章司の胸で涙を流す奈々。2人は無事に結ばれるのである。
幸子との出会い
奈々と章司が結ばれた1年後。無事に章司が美術大学に合格し、奈々が東京に上京してくる。そして奈々は、電車の中で出会ったバンドをするために上京してきたナナとルームシェアで川沿いの大きなマンションの707号室に住むことに決めた。この時、もちろん淳子と章司には見ず知らずの他人とルームシェアをするのを反対されるが、「外国人みたいでかっこいい」「上京する列車の中で話をしたから見ず知らずの人ではない」という理由を奈々は述べる。章司は、奈々に対して一緒に住むことを提案するが、一緒に住むと章司に甘えて迷惑をかけてしまうからと断られてしまう。そして、奈々とナナはルームシェアを始めた。毎日会えるようになった幸せを2人は噛みしめる。しかし、奈々はデートをしても一緒に住んでいるナナの元へと足早に帰ってしまう。それどころか、「バイトばかりしていないで自分とに時間を作って欲しい」という奈々の自分中心の考え方に対して、章司は少し疲れを感じていた。
章司の働くファミリーレストランは、忙しい上に人手不足。そんな中、川村幸子(かわむらさちこ)という女の子がアルバイトとして入ってきた。小さくて色白な彼女はまさに章司の好きなタイプであったため、章司はなるべく幸子と関わらないようにと心に決めた。しかし、バイト先が同じだけではなく、幸子と章司は家も近く、通っている美術大学も学部も同じであったため、必然的に仲良くなる。京助、淳子と同じ大学だった章司は学内で京助に幸子と楽しそうに歩いているところを目撃された。幸子は章司が好きなタイプそのままであり、ガングロで大きい子がタイプの京助ですら可愛いと感じたほどであるため、京助は章司の気持ちが幸子に向いているのではないかと心配をし始める。
章司の気持ちが奈々から幸子に傾いているのと同様に、幸子もまた章司のことが気になっていた。バイトが終わるのは夜遅くで、走らないと終電に間に合わない距離なので2人はバイトが終わった後、走って駅に向かっていた。バイトのシフトが同じ日は一緒に駅まで帰っていた2人だが、この日は幸子の履いていたヒールが脱げてしまい終電に乗り遅れてしまう。ヒールを拾いに行く幸子は先に電車に乗ってていいと章司に伝えるが、「走らないと終電逃すのわかっててなんでそーゆー靴履くかな。」と言いながら章司は電車に乗らずに待っていた。申し訳なさそうに下をむく幸子だったが、章司に対し、「わざとだよ?」と返事をする。そのセリフにドキドキしてしまった章司の元に、ちょうど奈々から「お金がないから助けて欲しい。」という電話がかかってくる。章司は、幸子に対して彼女がいるということを伝えていなかった。電話をとった章司を見て幸子は彼女からの電話だと察し、帰りのタクシー代を章司に渡す。「彼女がいる人には奢ってもらわない主義」だという幸子は、章司にお金を渡した後、泣きながら家に帰ることになった。
次の日、大学で淳子にあった章司は幸子のことを問い詰められる。淳子に全て話した章司は、幸子を傷つけてしまったことを後悔すると同時に、どのように幸子をフォローするべきかを淳子に相談するが、淳子からは幸子ときっぱり縁を切ることを進められる。淳子のアドバイスを聞いた章司は、奈々に振り回されて疲れてしまったいた自分にとって幸子は癒しをくれる在であると認識した。この時、章司と淳子の会話をたまたま幸子が聞いてしまっており、それに気が付いた章司は、このまま縁を切るのは卑怯だと思いながらも奈々のことを裏切りたくないという一心で幸子に縁を切ろうと提案することを決心する。
章司は幸子とシフトが被った帰り道、話があるから歩きながら聞いて欲しいと幸子に提案をする。幸子は学内で淳子と章司の会話を聞いているので、「縁を切ろうと言われる」ということをわかっていた。章司はただの友達で、恋人でもない幸子にどのように話を切り出せばいいのか迷っていた。しかし、章司は奈々のことを裏切りたくないため、幸子に何かを言わなければと後ろを歩いていた幸子の方を振り返る。そうすると幸子は涙を流していた。「彼女と章司の中を邪魔したりしないから縁を切るなんて言わないで欲しい」という幸子。思わず章司は幸子を抱きしめる。章司は心の中でごまかし続けていた思いが、ついに溢れ出してしまった。二人はそのまま幸子の部屋に行き、浮気関係になってしまった。
奈々と幸子と章司
奈々と付き合いながら、幸子とも関係を続けていた章司。奈々と会うたびに疲れ切ってしまう自分と幸子と会うたびに癒されていく自分のどちらにも嫌気がさしてしまう。しかし、奈々とも幸子とも別れることができず、いつの間にか章司は幸子との予定を優先するようになっていた。
ある時、奈々とナナ、ナナのバンドメンバーである岡崎真一(おかざきしんいち)が章司のバイト先にご飯を食べに来る。この日は、章司だけではなく幸子もバイトのシフトに入っており、章司を探す奈々を見て幸子はすぐに章司の彼女だと気づいてしまう。動揺した幸子は手に持っていた食器を落とし、指から血を出してしまう。それを見た奈々は、自分が昔ファミレスでバイトをして同じような失敗をした経験を思い出し、幸子に対して自分のハンカチを差し出す。奈々の優しさに心を痛めてしまう幸子はその場で泣き崩れてしまい、バイトの裏口へと走っていく。奈々が店に来たことによりトイレに逃げていた章司がトイレを出ると目の前を泣きながら走っていく幸子が通る。幸子と裏口に行った章司は、幸子から「関係を終わりにしよう」「このままでは章司を困らせてしまうし、私も苦しくなってしまう」と言われる。そして章司は、バイトが終わった後、話があるから家に行っていいかと奈々に尋ねた。
バイトが終わった章司は、足早に帰ろうとする幸子を呼び止め、「彼女(奈々)とは別れる」と幸子に告げた。しかし、幸子は走りながら外に出て行ってしまう。幸子を追いかけ、外に出た章司は幸子を抱きしめる。そこには、1時間前に帰ったはずの奈々とナナの姿があった。
章司が幸子を抱きしめる場面を目撃してしまった奈々とナナ。章司と幸子が奈々達に気が付き沈黙が流れた後、ナナが章司に幸子とのことを問い詰めた。「何やってんのあんた、なんなのこの女。」というナナの問いに対して章司は「彼女」と答えた。奈々は何も言えずに黙って泣いてしまう。その姿を見たナナが章司の胸ぐらを掴み殴りかかろうとしたところを幸子が止めに入った。「彼女がいるとわかっていても気持ちが止められなかった」という幸子に対して、奈々は章司のことを「いらない、顔も見たくない」とすぐに切り捨てナナに手をひかれ泣きながらその場を後にした。
章司と奈々の再会
奈々は、一ノ瀬巧(いちのせたくみ)との子供をお腹に宿していた。707号室から白金へと奈々は引っ越していたが産婦人科は707号室近くのところへ通っていたため、奈々はジャクソンへ久々に寄ってみることに。中では章司が1人で飲んでいた。奈々と章司は久々に再会し、友達だった頃のように楽しく会話をする。その日は、ジャクソンの近くの河川敷で花火大会があり、奈々はブラスト(ナナのバンド)のメンバー達と一緒に、章司は幸子と一緒に花火大会へ行く予定だった。
花火大会の時に、ばったりあっても声をかけないように約束をする章司と奈々。そして、章司は会えて嬉しかったことともう会わないことを奈々に伝えた。章司は浮気したことや奈々を支えられなかったことを奈々に謝り、元気な子供が生まれてくるようにと奈々に伝え、2人は泣きそうになりながらも別々の方向へ歩き出した。
遠藤章司の関連人物・キャラクター
小松奈々(こまつなな)/一ノ瀬奈々(いちのせなな)
アニメ声優:KAORI
PS2ゲームでの声優:宍戸留美
映画女優:『NANA』宮崎あおい『NANA2』市川由衣
身長:152cm
体重:46kg
血液型:B型
主人公の1人で、章司の元恋人。章司は専門学生時代に奈々と出会い恋人同士になる。一目惚れの達人であり、高校生時代には不倫をするなど非常に恋愛体質である。章司を追いかけ上京し、ナナとルームシェアを始める。しかし上京してから章司の二股により破局。その後上京して半年で、一ノ瀬巧(いちのせたくみ)や寺島伸夫(てらしまのぶお)と恋人関係になる。その結果、巧の子供を妊娠し20歳で結婚をした。料理がうまく、シンの非行を心配したり、ナナの恋愛関係を心配したりと、優しく人思いな一面を持つ。しかしその一方で、上京したての頃はわがままで自己中心的な考え方が多く、淳子曰く「疲れる女」であった。3姉妹の真ん中で、暖かい家庭で育った。
愛称は、「奈々」「ハチ」「ハチ子」「ハチ公」など。
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鞠花(まりか)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)のインディーズ時代からの追っかけファン。同じくインディーズ時代からのファンであるルイと常に一緒に行動している。バンドメンバーではギタリストのノブの大ファンである。
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佐藤公一(NANA)の徹底解説・考察まとめ
佐藤公一(さとうこういち)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、主人公・小松奈々(こまつなな)や奈々の元カレ・遠藤章司(えんどうしょうじ)などが行きつけの「ジャクソンホール」というバーのマスター。なぜかフルネームで呼ばれることが多い。
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倉田稔(NANA)の徹底解説・考察まとめ
倉田稔(くらたみのる)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)や「TRAPNEST」(トラップネスト)を追いかける週刊サーチのカメラマン。契約社員として働いており、芸能半デスクの工藤(くどう)にこき使われる毎日を送っている。自身の撮った写真で世間を騒がせられることに快感を覚える。
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水越誠一(NANA)の徹底解説・考察まとめ
水越誠一(みずこしせいいち)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、主人公・小松奈々(こまつなな)が上京して最初のバイト先である家具屋「サブリナ」の店長。奈々を雇ってから一か月で店を畳み、地元に戻って幼馴染と結婚している。
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小松奈緒(NANA)の徹底解説・考察まとめ
小松奈緒(こまつなお)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、主人公・小松奈々(こまつなな)の姉である。奈々に似た容姿であるが少しぽっちゃりとした体形であり、奈々からは太っていることを嫌がられている。小松家三姉妹の中で唯一の常識人。
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ルイ(NANA)の徹底解説・考察まとめ
ルイとは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)のインディーズ時代からの追っかけファン。同じくインディーズ時代からのファンである鞠花(まりか)と常に一緒に行動している。パンクファッションの似合う細身な女性。見た目は怖いが話すと気さくな雰囲気である。
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諸星銀平(NANA)の徹底解説・考察まとめ
諸星銀平(もろぼしぎんぺい)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するバンド「BLACK STONES」のチーフマネージャー。通称・銀ちゃん。オネエ言葉を話し、バンドでドラムを担当している高木泰士(たかぎやすし)のことが一番好き。マネージャーとしてバンドを支える縁の下の力持ちである。
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工藤(NANA)の徹底解説・考察まとめ
工藤(くどう)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)や「TRAPNEST」(トラップネスト)を追いかける週刊サーチの芸能班デスク。特に「BLACK STONES」のボーカル・ナナに固執しており、編集長などの言うことも聞かずに取材を進めるところがある。
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