ナオキ／藤枝直樹（NANA）の徹底解説・考察まとめ

ナオキ／藤枝直樹の概要

ナオキ / 藤枝直樹（ふじえだなおき）は矢沢あい作の人気漫画『NANA』の登場人物。
作中に登場する人気バンド「TRAPNEST」（通称トラネス）のドラム担当。

中学時代、タクミ / 一ノ瀬巧（いちのせたくみ）に誘われ軽音楽部に入部し、バンド活動を始める。
高校入学後にタクミに誘われトラネスに加入し、卒業1年後に上京、メジャーデビューを果たす。
バンド内ではムードメーカー的な存在であり、天然な発言をしてよくメンバーにつっこまれている。

未来のシーンではタクミやレイラ / 芹澤レイラ（せりざわれいら）と共にイギリスに住んでおり、娘がひとりいる。

ナオキ／藤枝直樹のプロフィール・人物像

身長 : 178センチ
体重 : 65キロ
血液型 : B型
CV : 勝杏里
実写映画演者 : 水谷百輔

目立ちたがり屋で、中学2年生の春に金髪にしている。
タクミやレイラ、「BLACK STONES」（通称ブラスト）のヤス / 高木泰士（たかぎやすし）と、同じ中学出身である。
トラネス加入前の中学時代はグラムバンドを組んでいた。

お調子者で、天然な発言や行動も多く、タクミをはじめ、トラネスのメンバーからはよくつっこまれる。
トラネスの中ではあまり人気がなく、名前を覚えてもらえずに「トラネスの金髪の人」と呼ばれることが多い。

ナオキ／藤枝直樹の来歴・活躍

中学時代、タクミに誘われバンド活動開始

ナオキ / 藤枝直樹（ふじえだなおき）は、北の寒い地域で生まれ、昔から地味なことは大嫌いであった。

中学2年生の春、目立ちたいがために金髪に染める。金髪姿で学校に登校すると、当時学校で逆らうやつはいないほどの荒くれものであったタクミに呼び出しをくらうことに。恐る恐る向かうと、軽音部を作りたいので部員名簿に名前を書くように言われる。30人の入部希望者がいれば部ができるらしく、タクミからそのビジュアルでバンドをやればモテると言われ、入部することを決める。当時の生徒会長はヤスで、学校一の秀才で教師や生徒からの信頼もあつく、完璧で妙に落ち着いてる裏番長的な雰囲気がタクミとは別の意味でこわかったと語っている。レイラとも同じ中学であり、1個下の後輩で、学校一の美少女だった。部が設立され、部室に行って初めて見たドラムをみて感動し、ドラムをやりたいと決意する。グラムロックが好きで、グラムバンドを組みたいとタクミに伝えたところ、タクミはレイラをボーカルに独自の世界観を築きたいと言っており、別々のバンドを組むこととなった。

高校2年生の春、トラネス加入

バンドばかりの中学生活を過ごしたため、進学したのはバカの吹き溜まりと言われる男子校。中学時代の仲間とのグラムバンドは続けていたが、コピーばかりの部活の延長バンドで、集まる日数も日に日に減り、焦りを感じていた。

高校2年生の春、タクミからドラムが抜けたトラネスにはいらないかと誘われ、迷わず加入した。それまで、トラネスはタクミについていけないと何度もギターやドラムが抜けていた。トラネスにはいってからはタクミに切られないよう、毎日ドラムの練習をし、猛烈に頑張って腕を上げた。ドラムも楽しくバンドも順調でワンマンライブを目前にした冬、またタクミの言いなりは嫌だとギターが辞めてしまう。ナオキには意味が分からなかった。タクミのプロジェクトの全貌を見てみたいと思ったからだ。そのあとはいってきたギターも、同じことを言ってメジャーデビュー前に辞めていった。

高校3年生になるころにはトラネスはワンマンライブを定期的に行い、動員数を増やしていった。高校卒業1年後の夏、タクミからレイラが高校を卒業したら上京しようと伝えられる。ナオキはフリーターをしており、タクミのその言葉を待っていた。

上京2年後に、トラネスはメジャーデビューを決める。デビュー直前にギターが抜けたため、本城蓮 / レン（ほんじょうれん）がギターとして加入。デビューシングルはいきなり上位にランクインし、メジャーアーティストとなる。

周囲での騒動をよそに能天気なナオキ

トラネスは人気バンドとなり、パパラッチに追われるようになる。ナオキは人一倍警戒をしていたが、パパラッチのことをいつも「パパラッキョ」と言っていた。そのころ、レンは地元で付き合っていて上京の際に別れていたナナ / 大崎ナナ（おおさきなな）と再会し、再び付き合いだす。タクミもナナの同居人であったハチ / 小松奈々（こまつなな）との間に子供ができ結婚することとなる。元々トラネスのファンであったハチと結婚したタクミに対して、策略にのせられただけではないかと疑っていた。

2001年8月、ブラストとしてデビューするために上京したヤスと久々の再会を果たし、2人で飲む。その際にブラストの映像を初めて見て、ナナのことを絶賛した。ヤスにもハチはやり手のすごい女だと言っている。飲んでいる最中に、ハチがタクミとの子を妊娠したと知ってショックを受けたナナが訪ねてきて泣きながらヤスに抱き着いた。その様子を見たナオキは即座に帰宅し、タクミに「ヤスのところにレンの女が泣きながら訪ねて来た！どーゆーこと？！きゃーーーーーーー！！パパラッキョーーー！！」と能天気なメールを送る。

タクミとハチが暮らす新居に遊びに行く際、タクミには濃いファンが多いという話になる。「なんで虚像にそこまで入れ込めるのかね、理解に苦しむよ」と言うタクミにナオキは「虚像だからだよ。現実には自分の都合のいいように立ち振舞ってくれる人間なんていないもん」との発言をしている。タクミがファンであるハチと結婚することにも理解に苦しむと言っていたが、ハチと初対面し、かわいさと料理のうまさに感動したナオキはテンション高く帰宅していった。

レンとナナは熱愛写真を撮られ、ブラストはデビュー、2人は結婚することになる。タクミとハチの結婚についてはまだ公にされていなかったころ、レイラとブラストのシン / 岡崎真一（おかざきしんいち）の誕生日パーティーがひらかれることになる。タクミには内緒で、ナオキはレイラと共に電話をかけてハチをパーティーに誘う。ナナとレンの結婚によって、タクミとの結婚が延期になったハチを元気づけるためだった。ナオキはハチを迎えに行き会場に到着するも、仕事関係者も多くいる場所でまだ公にしていない結婚相手のハチが来たことをタクミは怒り帰そうとする。困ったナオキはヤスを呼び、タクミに一喝してもらい、ハチもパーティーに参加できることとなった。

レンが事故死したとき、レイラに連絡したのはナオキである。レイラがレンの遺体を見ようとするのを必死に止めた。

イギリスで行方不明のナナを捜索

未来のシーンでナオキは、いなくなったナナがいるかもしれないイギリスの店を探し回っていた。ナオキには「桃ちゃん」という娘がいる。イギリスには、ナオキと、タクミとタクミの子供である蓮、レイラが住んでいる。レイラは精神的なものからか、歌うことができなくなっていたが蓮がギターを弾くときだけは歌っていた。蓮と手を繋ぐと自然と優しい気持ちになれるのだと言う。ハチはナナがいつ帰ってくるかわからないので、日本にもうひとりの子皐といる。ナオキは、ナナを見つければハチがイギリスに来てタクミと共に暮らしてくれると思い、ナナを探している。タクミは、ハチがイギリスに来ないのはたかが仕事の為に何もかも犠牲にして来たツケが今も溜まっているからだと言う。ナオキはいつになく真剣な顔で「いくらタクミにでもトラネスの事をたかがなんて言われたくない」と怒るのだった。

ナオキはずっと待っている。タクミがもう一度トラネスをやろうと言いだす日、レイラがもう一度歌い出す日を。

ナオキ／藤枝直樹の関連人物・キャラクター

タクミ / 一ノ瀬巧（いちのせたくみ）

アニメ声優：森川智之
実写映画演者：玉山鉄二

トラネスのベース担当兼リーダー。
ナオキとは中学の同級生であり、ナオキのバンド人生のきっかけをくれた人物である。
中学生の時ナオキを軽音楽部に誘っている。
グラムロックが好きなナオキと、レイラを軸にしたバンドを組みたいタクミはそれぞれバンドを立ち上げて活動をしていた。
高校生のころ、ドラムが抜けたトラネスにナオキを誘い、一緒に上京してメジャーデビューを果たす。
ハチと結婚しており、未来のシーンでは2人の子供がいる。
ナオキの天然な発言にツッコミをいれることが多い。

タクミ／一ノ瀬巧（NANA）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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一ノ瀬巧（いちのせたくみ）は矢沢あいの漫画『NANA』の登場人物。人気バンドTRAPNEST（トラップネスト／トラネス）のリーダーであり、ベースを担当している。理性的に物事を考え、頭の回転が早く常に冷静である。愛称はタクミ。
同じトラネスのレイラは幼馴染で特別な絆があり、レイラを守るナイトのような一面もある。
恋愛に関しては自由奔放で、一度に何人とも関係を持ち安定はしていなかったが、小松菜奈と出会いのちに結婚する。

ヤス / 高木泰士（たかぎやすし）