都築舞/上原美里(NANA)の徹底解説・考察まとめ
都築舞(つづきまい)/上原美里(うえはらみさと)は、矢沢あい作の漫画『NANA』に登場するキャラクターである。作中に登場するバンド「BLACK STONES」のお世話係として四海コーポレーションに勤務している。中学時代から「BLACK STONES」の熱狂的なファンであり、「BLACK STONES」が東京でライブをするたびに上京するほどだ。本名は都築舞であり、ナナの母親が再婚相手との間にできた子である「上原美里」という名前を名乗っていた。
都築舞/上原美里の概要
都築舞(つづきまい)/上原美里(うえはらみさと)は、矢沢あい作の漫画『NANA』に登場するバンド「BLACK STONES」(通称ブラスト)のお世話係である。
中学時代から地元でブラストの熱狂的なファンをしており、必ず最前列で鑑賞していた。
ブラストが東京でライブをするたびに上京するほどであった。
ファン時代は、ナナ/大崎ナナ(おおさきなな)の母親が再婚してできた子の名前である上原美里の名を名乗っていた。
都築舞の祖父とナナの祖母が愛人関係であり、亡くなった祖父の日記を読んだことでナナに興味を持つようになる。
高校を中退した後、ブラストの所属する事務所「四海コーポレーション」に就職した。
就職してからは、本名である都築舞を名乗るも、ブラストメンバーからは美里と呼ばれる。
未来のシーンでは、俳優として活躍しているシン/岡崎慎一(おかざきしんいち)のマネージャーを担当している。
都築舞/上原美里のプロフィール・人物像
身長:153センチ
体重:42キロ
血液型:A型
CV:かないみか
全身ヴィヴィアンウエストウッドの服を着ている。
就職するまでは、金髪の縦ロールヘアであったが、就職のために黒髪ボブにしている。
両親が忙しく、祖母も亡くなっていたため、おじいちゃん子として育った。
学校には友達がおらず、家でも居心地が悪かった。
高校は単位が足りずに卒業できなかったが、親に留年するなら辞めろと言われ中退をしている。
ナナに対する愛情は深く、ブラストに関してはなんでも調べる癖があり、その知識量から周りを驚かせることが多い。
ファン時代は偽名である上原美里を名乗っていたが、就職してからは本名である都築舞を名乗っている。
上原美里はナナの母親が再婚相手との間にできた子の名前であり、本物の上原美里は女子高生でありブラストのファンである。
都築舞/上原美里の来歴・活躍
ブラストの熱狂的なファンである美里
都築舞(つづきまい)/上原美里(うえはらみさと)は、「TRAPNEST」(通称トラネス)のギタリストであるレン/本城蓮(ほんじょうれん)が、ブラストのベースを担当していた頃からブラストのファンであった。いつも最前列で見ており、ナナ/大崎ナナ(おおさきなな)に、「上原美里」と名前覚えてもらっているほどである。ナナの18歳の誕生日には、ヴィヴィアンウエストウッドのプレゼントを渡し、ナナにお礼でキスをされている。
ブラストが上京してからはライブのたびに美里も上京している。ブラストが東京ではじめて出演したのは、PUNKNIGHTというイベント。ナナから電話でイベントに出る旨を聞き、上京した。ナナはただ美里にイベントに出ることを伝えるために電話したつもりだったので、美里が上京してライブを見に来たことにナナ達は驚いた。他のバンド目当てに来たブラストを知らない観客たちが帰るのに不安を感じたハチ/小松奈々(こまつなな)は、「次のバンドめっちゃかっこいいよね」と話しかけたのが美里であった。「知ってます!超かっこいいですよねブラスト!」と美里が答えたことにより、ブラストを見る観客が増えたのであった。美里は最前列で見ており、ナナにバラの花を渡した。ナナがバラをマイクスタンドにつけると美里は泣いて喜んだ。
ライブの後、美里はナナに歓迎され、ナナとハチの住む家に招待される。ナナと仲良くする美里を見てハチは少し嫉妬する。ホテルをとっていたが、ナナの誘いもあり、ナナの部屋に泊まることとなる。次の日の朝もハチが起きると書置きが残してあり、ナナと美里はディズニーランドに行っていた。ハチが仕事から帰ると、美里とナナは楽しそうにディズニーランドの話をするのであった。直前に元カレであった章司/遠藤章司(えんどうしょうじ)に浮気され別れたハチは、ナナもとられるのではないかと不安になり、「またこの子をここに泊めるつもりなの?ここは私の家でもあるんだから勝手なことばっかしないでよ!」とキレてしまう。ナナは無言で美里の手をひいて出て行ってしまう。美里はその後、ホテルに宿泊する。
悪いと思ったハチは、帰りの新幹線に乗っていた美里に謝りの電話をいれる。
ブラストのために頻繁に上京する美里
美里は、夏休みを利用し再び上京する。今度はハチが迎えに来て、好きなだけ泊まるように言われたことで、夏休みの間はナナとハチの家に宿泊することに。その頃には、ブラストのファンはかなり増えており、ライブを見に来た客の行列ができるほどの人気バンドになっていた。最前列でハチと共にライブを鑑賞する。
その日のライブには、レコード会社の人が来ており、ブラストのレコード会社契約が決まることとなる。ブラストメンバーは、ナナとハチの家に集まってお祝いをすることになり、美里も参加する。トラネスはレンがギター4代目だということや、ブラストのドラムを担当するヤス/高木泰士(たかぎやすし)がトラネスのボーカルであるレイラ/芹澤レイラ(せりざわれいら)と昔付き合っていたことなど、ブラストだけでなく、レンやレイラが所属するトラネスのことにも詳しいことにメンバーたちは驚く。帰り際に美里は、ヤスから「ひとつ詮索していい?上原美里、君の本名は?」と質問される。美里は「内緒です」と答えたのであった。
その後も、夏休みが終わるまで滞在し、花火をしたりシンに英語の宿題をといてもらったりした。その間もブラストのレコード会社との契約は仮契約であった。最終日、ナナとハチと共にファミレスで食事をする。その中で美里はナナに「美里もブラストの追っかけという生きがいを見つけて人生バラ色です!」と言っており、ナナも「絶対に日本一のバンドになるからさ、あんたの生きがいのためにも」と答える。美里は涙を流すのであった。ナナは、美里が中学から一人でライブハウスに来ていたことを気にかけており、地元では、親とも友達ともうまくやれないんだろうと思っていた。
ナナとレンの熱愛がスクープされ、デビュー前のブラストは注目の的になる。美里は心配してすぐに上京し、ブラストメンバーのいるホテルへ宿泊した。シンがホテルの場所を連絡していたのであった。マスコミに追われ、自由に外出できないメンバーの代わりに雑用をしていた。そんな中ブラストのデビュー日が決まり、美里は大喜びする。
都築舞として四海コーポレーションに就職
ナナとレンが結婚することになり、記事をスクラップしながら美里は、「好きなものを大切にする為には我慢が必要なのにどうして神様は人間を好きなものに程我慢が出来ないように作られたんでしょうか。神様は悪魔ですか?」と言っている。
高校は出席日数が足りず、親に留年なんか恥ずかしいから辞めろと言われ、中退することになる。ブラストが所属する事務所である四海コーポレーションに、本名である都築舞と名乗り、面接を受けて見事合格。ナナたちの住む四海コーポレーションの寮に住み込みで、ブラストのお世話係として働くこととなる。本当は17歳であるが、建前上は20歳と言うように事務所からは言われている。「しっかりがんばります。美里は今までブラストを支えに生きてきたけどこれからはブラストの支えになれるように」と意気込みを語っている。元々は金髪であったが、就活のために黒髪にしていた。
働き始めてからしばらくはブラストのメンバーは、巡業に行っており、不在であった。帰ってきたメンバーは大喜びし、歓迎会を開いてくれる。メンバーは、なぜこれまで上原美里を名乗っていたのかを不思議がる。大阪に住むブラストのファンに同姓同名の上原美里がおり、ナナに似た容姿や、ファンレターの名前を見て、メンバーは名前を憶えていた。美里はとっさに「占い師に占ってもらったんです!ナナさんとお近づきになれる姓名判断!」と嘘をついた。
ブラストは昔からのファンを集めて謝恩会をひらくことにした。そこには、本物の上原美里も呼ばれることになる。美里も昔からのファンで顔見知りも多く、スタッフをしていると他のファンがおもしろくないため来ないように言われていた。ヤスの彼女であり、四海コーポレーションに所属している女優である美雨/篠田美雨(しのだみう)から、謝恩会には本物の上原美里が来ることを知り、顔色を変える美里。昔からのファンはメジャーに行ったことで離れて行った人もいたため、新しいファンである上原美里も来ることになったのだった。美雨は、「美里が…こんな名前名乗ったりしたから…?」と思い詰める美里から事情を聞き、美里の代わりに謝恩会の会場に向かう。詳しい事情は教えてもらえなかったが、本物の上原美里は、ナナに近づけない方がいいと美里が言っているとヤスに伝える。ヤスは最後の交流の際に観察したが、見る限り普通のファンだったと感じ、美里に安心するようにメールを送るが、「でも骨格や顔のパーツや声質までナナとよく似てるね。まるで同じ遺伝子を持ってるみたいだ。考えすぎ?」と怪しんでいた。
上原美里を名乗った理由
美里はヤスに「上原美里」と名乗った理由を、話すことになる。
美里が中3のとき、心不全で突然祖父が亡くなる。子供の頃から両親が忙しく、祖母も亡くなっていたため、おじいちゃん子に育った美里。拠り所を失くし、祖父の部屋にこもって何日も泣いたのだった。祖父の残した日記と、ナナの母が祖父に宛てた手紙を見つけ、読んでしまうのであった。
ナナの祖母である美雪/上原美雪(うえはらみゆき)は、美里の祖父の愛人であったのだ。美雪は東京で旦那さんを亡くし、幼かったナナの母である美鈴/上原美鈴(うえはらみすず)を連れて地元に戻り、生活のために水商売をしていたときに、美里の祖父と知り合う。美雪が営む小料理屋の開店資金は、美里の祖父が調達しており、常連客であった。日記には、美里の祖母も美雪もそれぞれを愛して葛藤していた想いが書いてあり、亡くなる直前まで美里の祖父は、美鈴やナナのことを気にかけていた。美里は、最後のページまで読み終わると、ナナにすごく興味をひかれていたのだった。年も近く、友達がいなくて他人に心を開けなかったところなど似た部分が多いナナに共感。そんなナナが、バンドを始めて驚く程明るくなったことを知り、どんなマジックがあったんだろうと気になり、ライブを見に行った。はじめてのライブで、ナナに対し、一目で恋に落ち、祖父が亡くなって落ち込んでいたが、ようやく生きる力が湧いたのだった。
美鈴には会ったことはなく、祖父にあてた最後の手紙は絶縁状みたいなものだった。美雪と美鈴は親子仲があまり上手く行っておらず、祖父が間にはいって連絡をとりあっていたことも日記に記載されていた。
もしナナの妹にあたる上原美里が、ナナとの関係を知って近づいているのであれば、ナナが傷つくと思い、会うことが心配だった。上原美里を名乗ったのは、ナナの妹になりすましたい願望に負けてしまい、他のファンよりもナナのことをよく知っている優越感のようなものを内心ひけらかしていた。
その後も、他のメンバーのことも必要以上に調べる癖がついており、後をつけたりエスカレートしていた。
そんな話をしてすぐに、ナナの母親についての記事が出てしまう。ナナの妹である上原美里はショックを受けるのであった。
その後も、安月給で深夜に事務所からの呼び出しもある四海コーポレーションの仕事にメンバーは心配するが、「美里はナナさんとブラストを守る為ならどんな無理な仕事でも引き受ける覚悟ですから」と一生懸命働いた。
レンが事故で亡くなったときナナは大阪にいたが、美里はヤスと共にナナの元に向かっている。
未来のシーンでは、俳優となったシンのマネージャーを勤めている。
都築舞/上原美里の関連人物・キャラクター
ナナ/大崎ナナ(おおさきなな)
アニメ声優:朴璐美/土屋アンナ(歌唱時)
実写映画演者:中島美嘉
ブラストのボーカル。レンの婚約者。
高校時代からブラストを始め、20歳で上京し、ブラストとしてデビューしている。
幼いころ母親である美鈴に捨てられており、祖母である美雪に育てられている。
美雪と美里の祖父は愛人関係であった。
美里は、ナナの妹である上原美里の名前を名乗っていた。
高校中退後、美里は、ナナを始めとしたブラストメンバーのお世話係をしている。
大崎ナナ(NANA)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
大崎ナナ(おおさきなな)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。
BLACK STONES(ブラックストーンズ / ブラスト)のボーカル。二の腕に蓮のタトゥーが入っている。TRAPNESTの本城蓮(ほんじょうれん / レン)とは恋人同士。
レンの影響を受けており、ファッションやしゃべり方、癖などよく似ている。
幼少期に母に捨てられており、育ての親である祖母も亡くなってしまい天涯孤独。
友人や恋人など、自分と近い存在の人との関係性に悩み傷つきやすい性格。
ハチ/小松奈々(こまつなな)
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工藤(NANA)の徹底解説・考察まとめ
工藤(くどう)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)や「TRAPNEST」(トラップネスト)を追いかける週刊サーチの芸能班デスク。特に「BLACK STONES」のボーカル・ナナに固執しており、編集長などの言うことも聞かずに取材を進めるところがある。
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目次 - Contents
- 都築舞/上原美里の概要
- 都築舞/上原美里のプロフィール・人物像
- 都築舞/上原美里の来歴・活躍
- ブラストの熱狂的なファンである美里
- ブラストのために頻繁に上京する美里
- 都築舞として四海コーポレーションに就職
- 上原美里を名乗った理由
- 都築舞/上原美里の関連人物・キャラクター
- ナナ/大崎ナナ(おおさきなな)
- ハチ/小松奈々(こまつなな)
- シン/岡崎慎一(おかざきしんいち)
- ヤス/高木泰士(たかぎやすし)
- 都築舞/上原美里の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「好きなものを大切にする為には我慢が必要なのにどうして神様は人間を好きなものに程我慢が出来ないように作られたんでしょうか。神様は悪魔ですか?」
- 都築舞/上原美里の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ブラストへの愛は誰よりも深い