ハチ/一ノ瀬奈々(NANA)の徹底解説・考察まとめ
一ノ瀬奈々(いちのせなな)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。愛称はハチ。
恋愛体質で夢見がちな性格。情に流されやすく、涙もろい。
ナナとは同居人の仲でBLACK STONES(ブラックストーンズ/ブラスト)のことを一番応援している。
ブラストやTRAPNEST(トラップネスト/トラネス)のメンバーからとても可愛がられており、奈々自身も仲間想い。
涙もろく愛嬌があり、周りのことを心配している仲間想いな性格の寺島伸夫(てらしまのぶお)とは相性が合う。
ナナ/一ノ瀬奈々の概要
一ノ瀬奈々(いちのせなな)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。愛称はハチ。
恋愛体質で夢見がちな性格。情に流されやすく、涙もろい。
大崎ナナ(おおさきなな)とは同居人の仲でBLACK STONES(ブラックストーンズ/ブラスト)のことを一番応援している。
学生時代から実らない恋愛をし続けており、周りからは男をみる目がないと言われている。
ナナと本城蓮(ほんじょうれん)との復縁に一役買ったことから、ナナからご褒美として大ファンであった一ノ瀬巧(いちのせたくみ)との出会いをプレゼントされる。
ブラストやTRAPNEST(トラップネスト/トラネス)のメンバーからとても可愛がられており、奈々自身もみんなのことを大切にしており、誰かに何かあると妊婦でありながらも家を飛び出す仲間思いの一面もある。
涙もろく愛嬌があり、周りのことを心配している仲間想いな性格の寺島伸夫(てらしまのぶお)とは相性が合う。
ナナ/一ノ瀬奈々のプロフィール・人物像
生年月日:1980年11月30日
血液型:B型
星座:射手座
身長:158cm
体重:46kg
CV:KAORI/PS2ゲームでの声優:宍戸留美
実写映画演:映画1・宮崎あおい/映画2・市川由衣
恋愛体質で夢見がちな性格。情に流されやすく、涙もろい。
惚れやすい性格で学生時代から実らない恋愛をし続けており、周りからは男をみる目がないと言われている。
ナナとは同居人であり、女同士でいながらも恋愛に近いような気持ちをもっており、ブラストのことを一番応援している。
ブラストのメンバーからはマドンナのような存在と言われている。
ナナの「妙になつっこくて従順なんだけどすっげぇ世話がかかる犬みたい」の一言から、忠犬ハチ公の名前を取り、仲間内ではハチ・もしくはハチ子と呼ばれるようになる。
ナナは初めてできた親友であり、友達以上恋人未満の特別な感情を抱いていた。
ナナに対しては恋人のように甘えており、恋人と別れた際も「ナナさえいればいい」と言っていたほど。
ナナとは上京する電車の中で出会う。偶然一席空いていた場所がナナの隣だったのだ。
大雪の為ゆっくりと走る電車の中で、お互いの距離を縮めていく。
無事に東京に着いた二人は、連絡先を交換することもなく別れてしまう。
奈々は連絡先を聞かなかったことを悔やむがのちに二人は運命的な再会をする。
住む場所を探していた奈々は、とあるマンションに出会い内見に訪れる。
中に入ると既に先客がいた。それはあの大雪の電車の中で出会ったナナだった。
奇跡的な再会をした二人は一緒に住むことを決める。
そこから同じ名前の二人は出会うことが決まっていたかのようにお互いの人生に深く関わっていくようになる。
ナナ/一ノ瀬奈々の来歴・活躍
ナナとの出会い
恋人である遠藤章司(えんどうしょうじ)が大学に受かったとの知らせを受け、嬉々として自分の荷物を整理し始める奈々。
以前から約束していた章司が大学に受かったら遠距離を辞め、奈々も東京にいくという約束をその場で決行することにしたのだ。
家族に置き手紙を残し、その場でバイトを辞め、大雪が降る中電車へと飛び込む奈々。
東京までの到着はまだまだかかる上に、電車の中は混み合っていた。
一つだけ座席が空いており、そこにはギターが立てかけてあった。
隣に乗って居た人物がこれから二人の運命を大きく変える出会いとなる、ナナであった。
ナナは自分の夢を追いかけて上京する途中だった。
隣同士乗り合わせた二人は会話をするうちに同い年で同じ名前だということが発覚する。
この偶然に運命を感じた二人は、電車の中で酒を酌み交わし仲を深めていく。
ようやく東京に着くと、奈々は一目散に恋人の元に駆けつけてしまい、その様子を見届けたナナは去ってしまう。
恋人に会えようやく落ち着いた奈々は、さっきまでいたナナを探そうとするが去ってしまった後だった。
連絡先を交換すればよかったと落ち込む奈々だが、この後二人は思わぬところで再会することとなる。
章司との再会 東京暮らし
無事に上京し、憧れの東京生活を始めた奈々は彼氏である章司の家に転がり込んでいた。
章司の為に家事をし、身の回りの世話をしながらこのまま同棲することを夢に見るが、何のために東京に出てきたのだと章司に怒られてしまう。
遠距離をしていた間の距離を縮めようと必死になるあまり、章司に囚われ過ぎて職探しも家探しもしていなかった奈々にとって、章司から怒られたことは図星だと感じながらも寂しさを感じていた。
そんな奈々の気持ちを察してかここで二人暮らしをしようと提案する章司。
しかしいつまでも章司に頼りっぱなしではいけないと、職探しと家探しを始める決心をする奈々だった。
必死に家探しをする中で、気になる物件を見つけた奈々は、早速内見に向かう。
期待に胸を膨らませて扉を開けるとそこには先客がいた。そこにはあの大雪の中電車で語り合った同姓同名のナナが居た。
しかしすでにナナはこの部屋を契約するつもりで見ており、奈々自身もこの部屋が気に入ってしまった。
どうするべきか悩む二人に、不動産屋がそれなら一緒に住んではどうかと提案をする。
この再会に運命を感じた二人は、その場で同棲を決意する。
奈々は章二の元から離れナナと同居生活をスタートさせる。
章二との別れ
章司はバイトと学校との間で忙しい日々を送っていた。
奈々は東京に来れば今まで以上に章司との時間が増え寂しい思いをしなくて済むと期待していた。
そんな奈々の気持ちとは裏腹に、章司は余裕のない日々を送っており、奈々に構っている時間は限られていた。
奈々のことも大切にしたい章司は、できるだけ奈々に時間を割こうとするが、時間がある奈々と時間がない章司との間では距離が生まれてしまっていた。
そんな章司の気持ちに気がつかず章二に詰め寄る奈々。
ある日章司にサプライズしようとバイト先で待ち伏せをすることに決めた奈々。
付き添いでナナを連れ、喜ぶ章司の顔を想像しながら無邪気に待つ奈々たち。
章司が現れ驚かせようとする奈々の目の前で、なにやら女の子と揉めている。
何事かと様子を見守るが、聞こえてきた二人の会話は想像を絶するものであった。
そこには川村幸子(かわむらさちこ)を呼び止め、「彼女(奈々)とは別れる」と幸子に告げ、幸子を抱きしめる章司の姿があった。
その姿を見た奈々たちは言葉を失い固まってしまう。章司と幸子が奈々達に気が付き辺りは修羅場となる。
奈々は何も言えずに黙って泣いてしまう。その姿を見たナナが章司の胸ぐらを掴み殴りかかろうとしたところを幸子が止めに入った。
「彼女がいるとわかっていても気持ちが止められなかった」という幸子に対して、奈々は章司のことを「いらない、顔も見たくない」とすぐに切り捨てナナに手をひかれ泣きながらその場を後にした。
幸子と章司は家も近く、通っている美術大学も学部も同じであったため、必然的に仲が深まっていったのだ。
自分勝手で章司のことを責めるに奈々とは違い、幸子は章司に優しく寄り添っていた。
章司は奈々と幸子を無意識に比べてしまい、幸子の方に気持ちが動いてしまったのだった。
その後奈々と章司は破局し、友人達の間でしばらく触れてはいけない話題となった。
ブラストメンバーとタクミ
ナナとレンの仲直りに一役を買ったお礼として、奈々が以前から大ファンであったタクミとのサプライズをプレゼントされる。
ミーハーな所がある奈々は舞い上がってしまい、タクミへの憧れが強くなる。
そんな奈々の気持ちに気付きながらも女癖の悪いタクミは奈々に手を出すようになる。
一夜限りの関係を続けながらも奈々は寂しさからタクミに依存するようになっていった。
ノブとの距離
ナナのバンド仲間であり親友であったノブと出会い二人な急接近するようになる。
無邪気で明るく、ブラストのメンバーにとっては居るだけで場が華やぐような存在だった奈々は、段々といなくてはならない一人となっていた。
そんな奈々の姿を見ているうちに、ノブは次第に奈々に惹かれている自分自身に気がつく。
その時にはすでに奈々はトラネスのタクミと関係があり、ノブの優しさに気がつきながらもタクミとの関係を終われずにいた。
タクミは気分屋で、奈々のことはほったらかしだった。たまに会えるとしても一夜限り。
奈々はそんなタクミに嫌気がさしながらも、好きだという気持ちは消えず、諦められない。
タクミに傷つけられている奈々を見ているうちに、ノブは奈々への気持ちを抑えきれなくなっていた。
ある日奈々の部屋にノブが訪れる。
世間話しながらも何か言いたげなノブ。勢いで奈々に気持ちをこぼしてしまう。
「だいたい勝てるもんが一個もねぇのに無理だ!たちうち出来ねぇよ! でもいつかぜってーー越えてやる! タクミ!!」
この一言で、ノブが今日ここに告白をしに来たのだと分かり、奈々はノブのことをより意識するようになり、ノブとタクミとの間で揺れ動くことになる。
中途半端な告白をしてしまったことを後悔したノブは、奈々への気持ちを捨てきれず改めて気持ちを伝えること決める。
河川敷に奈々とふたり。思い告げるノブ。
「おれはおまえを幸せにする為ならなんだってやってやる! おれなりに!」
「つーか おまえがいてくれりゃあ何だってやれる気がするんだ」
奈々の目を見てまっすぐに気持ちを伝えるノブを見て、夢を見ているのかと思う奈々。
恋愛でたくさん傷つき、癒されなかった心。本当に欲しかった言葉や気持ちはここにある。ノブがそれを与えてくれると感じた。
ノブの目には出会った頃と変わらない純粋さがあった。
ノブの真っ直ぐな気持ちを受け取った奈々は、意を決してタクミに電話をする。
電話の中のタクミは奈々の真剣な声に気が付かず、「ガキができたのか? 出来てないならよかった」と軽くあしらってしまう。
大切な話があると伝えたにも関わらず、酷い態度をとるタクミに嫌気がさし、電話で一方的に別れを告げる。
タクミと呆気なく別れられた奈々は、これまで悩んでいたことはなんなんだったんだろうと虚しくなった。
そしてタクミとは違って真っ直ぐに気持ちを伝えてくれたノブの告白を受け止め、付き合うこととなる。
タクミとの決着と奈々の決意
晴れて恋人同士になったノブと奈々は平穏な生活を送っていた。
ある日、奈々は体調の悪さを感じ半信半疑で妊娠検査薬を試すと、子供が出来てしまっていたことが判明。
電話だけで別れたと思っていなかったタクミは奈々に会いに来てしまう。
奈々の異変から妊娠していると悟ったタクミは、ノブに子供が出来たことを話してしまう。
どちらかの子かわからない、どちらが父親になるべきか答えが出ずにいたノブに、タクミは「自分の子供と認知して育てる」と言い放つ。先制を越されたノブは何も言えなくなってしまっていた。
奈々に子供ができたショックよりも、タクミとの関係がきれてなかったことに対し、酷く裏切りを感じるノブ。
「弁解してくれよ...頼むから...嘘でも...」と何があっても受け止めるから、嘘をついてもそれが真実だとして受け止めるから、自分の元へ戻ってきて欲しいと懇願するノブ。
奈々から返ってきた答えは「ごめん」のひとことだけだった。
そんな奈々を見て、自分は裏切られたのだと悟ったノブは部屋を後にする。
ノブがブラストデビューに向けて頑張っていることを一番傍で見守っていた奈々は、ノブの大切なブラストを守りたいとの一心で奈々は裏切り役を買って出た。
タクミはそんな奈々の気持ちを察しながらも子供を容認し、責任をもって結婚することに決める。
ここからノブと奈々の間には深い溝が出来てしまう。
結婚を知らされたナナは、大切な親友であるノブを裏切っていた奈々に対し怒りを露わにしてしまう。
何も弁解しない奈々に対し、ナナ自身も裏切られたと感じ奈々のことを信頼出来なくなっていた。
ナナがもう仲直りをしてくれないと思い込んでしまった奈々は、もう直接会うことが出来ないかもしれないと手紙を書くことを決意する。
ナナをもうこれ以上苦しめてはいけないと黙って引っ越しをしてしまった奈々。
数日後に家に帰ってきたナナは奈々が置いていった手紙を発見し、奈々がいなくなってしまったことにショックを受けてしまう。
そこには「あたしは誰に恋をしていても、あたしにとってのヒーローはナナだけだよ。ナナ程かっこいい人は他にいないから。今までも これからも ずっと」というナナに対するラブレターが綴られていた。
レンの死とナナの失踪
お互い忙しい毎日を送っていたレンとナナはすれ違いの日々が続いていた。レンはナナに会えない寂しさを薬物を飲むことによってなんとか保っている状況であった。
そんな中、レンは心を決めナナに会いに行こうと大雪の中車を走らせる。
誕生日に何とか間に合わせようと先を急ぐレンの体は薬物に蝕まれてしまっていた。
周りにも分かるほど症状は悪化し、ギターを弾くことさえままならなくなっていることに、レンは行き場のない絶望を抱えてしまう。
そんな状況でレンはナナに会いに行くべく、誕生日プレゼントを大切に抱え先を急いでいた。
スピードをあげるレンは、薬の影響なのか会いたかったナナの幻覚を見て、建物に車ごと突っ込んでしまう。
雪が降りしきる中での、即死の事故だった。
誰もがレンの死を受け入れられなかった。
ナナ自身も最愛の人がこの世から居なくなったことに実感がなかった。
暫く会っていなかった時間や、レンとの最後の会話、レンを傷つけ続けていた全てのことの後悔に苛まれていた。
ナナは最愛の人を失った悲しみから塞ぎ込んでしまう。
未来のシーンでは、ナナと奈々が同棲し、メンバーの中でも思い出の地となった707号室にみんなが集まるシーンから始まる。
そこには、奈々、奈々の子供である皐月、ノブ、ヤス/高木泰士(たかぎやすし)、シン/岡崎真一(おかざきしんいち)の姿があり、ナナの姿はなかった。
未来のシーンまでの間にナナは行方不明となっており、メンバーは必死に居場所を探し回っていた。
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小松奈緒(こまつなお)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、主人公・小松奈々(こまつなな)の姉である。奈々に似た容姿であるが少しぽっちゃりとした体形であり、奈々からは太っていることを嫌がられている。小松家三姉妹の中で唯一の常識人。
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ルイ(NANA)の徹底解説・考察まとめ
ルイとは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)のインディーズ時代からの追っかけファン。同じくインディーズ時代からのファンである鞠花(まりか)と常に一緒に行動している。パンクファッションの似合う細身な女性。見た目は怖いが話すと気さくな雰囲気である。
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諸星銀平(NANA)の徹底解説・考察まとめ
諸星銀平(もろぼしぎんぺい)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するバンド「BLACK STONES」のチーフマネージャー。通称・銀ちゃん。オネエ言葉を話し、バンドでドラムを担当している高木泰士(たかぎやすし)のことが一番好き。マネージャーとしてバンドを支える縁の下の力持ちである。
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工藤(NANA)の徹底解説・考察まとめ
工藤(くどう)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)や「TRAPNEST」(トラップネスト)を追いかける週刊サーチの芸能班デスク。特に「BLACK STONES」のボーカル・ナナに固執しており、編集長などの言うことも聞かずに取材を進めるところがある。
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目次 - Contents
- ナナ/一ノ瀬奈々の概要
- ナナ/一ノ瀬奈々のプロフィール・人物像
- ナナ/一ノ瀬奈々の来歴・活躍
- ナナとの出会い
- 章司との再会 東京暮らし
- 章二との別れ
- ブラストメンバーとタクミ
- ノブとの距離
- タクミとの決着と奈々の決意
- レンの死とナナの失踪
- 奈々のその後
- ナナ/一ノ瀬奈々の関連人物・キャラクター
- ナナ/大崎ナナ(おおさきなな)
- タクミ/一ノ瀬巧(いちのせたくみ)
- ノブ/寺島伸夫(てらしまのぶお)
- 章司/遠藤章司(えんどうしょうじ)
- 淳子/早乙女淳子(さおとめじゅんこ)
- 京介/高倉京介(たかくらきょうすけ)
- 皐/一ノ瀬皐(いちのせさつき)
- 蓮/一ノ瀬蓮(いちのせれん)
- ナナ/一ノ瀬奈々の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「あたしは誰に恋をしていてもあたしにとってのヒーローはナナだけだよ。ナナ程かっこいい人は他にいないから。今までもこれからもずっと」
- 「100歩譲ってタクミに100人女がいたって 構わない。 あたしがそのなかの1番であればいい。 1位の座をキープしてみせる。 なにがなんでも。」
- ナナ/一ノ瀬奈々の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 奈々とノブの関係