早乙女淳子(NANA)の徹底解説・考察まとめ
早乙女淳子(さおとめじゅんこ)とは、矢沢あいの大人気漫画『NANA』の登場人物。主人公 小松奈々(こまつなな)の親友。実家は農家を営んでいる。元ヤンの為、物怖じしない性格でしっかり者。愛称は「淳子」や「淳ちゃん」。ピンチになる度に泣きついてくる奈々を時には母親のように叱り、時には愛のムチで突き放したりする姉御肌気質の大人な女性。上京し美大に通いながら油彩を勉強している。地元の専門学校時代に高倉京助(たかくら きょうすけ)に出会い、飲み会で意気投合し恋人となり都内で同棲している。
早乙女淳子の概要
早乙女淳子(さおとめじゅんこ)は、矢沢あいの大人気漫画『NANA』の登場人物。
主人公 小松奈々(こまつなな)の高校時代からの親友である。
ピンチになる度に泣きついてくる奈々を時には母親のように叱り、時には愛のムチで突き放したりする姉御肌気質な大人な女性だ。
元ヤンの為、たまに恐妻のような一面も見せ、物怖じしない性格でかなりのしっかり者である。
実家は農家を営んでいる。
昔から絵が好きで、高校卒業後は美術の専門学校に通い、そこで現在の彼氏である高倉京助(たかくら きょうすけ)に出会い飲み会で意気投合しすぐさま恋人となる。
東京で絵の勉強をする為、1年後には京助と一緒に東京の美術大学の試験を受け一発合格。
美大生として油彩を勉強している。洋服屋でアルバイトをしながら、京助と同棲中。
早乙女淳子のプロフィール・人物像
誕生日:不明
年齢:奈々と同級生の為、コミック1巻第1話では18歳(高校3年生)、2巻から16巻まで20歳
身長:168cm
体重:53kg
血液型:A型
行きつけの店:JACKSON HOLE(通称:ジャクソン)
CV:アニメ:本田貴子、PS2ゲーム:渕崎ゆり子
映画俳優:能世あんな
女子高時代から主人公 奈々の親友である。愛称は「淳子」、「淳ちゃん」。
黒髪美人。高校時代はロングのストレートヘアだったが、卒業後はパーマやドレッドヘアをしている。
元ヤンということもあり、自分をしっかりもっていて、物怖じしない性格。
ピンチになる度に泣きついてくる奈々を時には母親のように叱り、時には愛のムチで突き放したりする姉御肌気質な大人な女性だ。
しかし、あまりに大人びすぎているので、奈々には「おばさん」と言われてしまうことも。
もともと美術が得意で高校1年生で美術部に入部し、卒業後は地元の美術の専門学校に入校。
家から遠いという理由で一人暮らしをしていた。
その専門学校で京助に出会い、飲み会で意気投合しすぐさま恋人となる。
東京の美大で絵を勉強するため、翌年には京助と受験し上京し、現在は同棲中。
美大では油彩を専門としており、洋服屋でアルバイトをしている。
実家は農業を営んでおり、よく野菜が仕送られてくるが、「帰ったら畑仕事を手伝わされる」という理由で、あまり帰省はしていない。
コミックのおまけページ「淳子の部屋」ではスナックのママという設定で主役を演じている。
早乙女淳子の来歴・活躍
高校~専門学校時代-京助との出会い-
高校卒業後、淳子と奈々は地元の美術専門学校に進んだ。
そこで、淳子は中学時代の友人である遠藤章司(えんどうしょうじ)と遭遇する。後に奈々の彼氏になる人物だ。
そこで、章司の友人として一緒に居た京助に出会うのである。
とある日、淳子と奈々は淳子の家で女子トークを繰り広げていた。
奈々の恋愛はいつも男をオスとして見てしまい一目惚れから始まる為上手くいかない事が多く、まずは男友達を作ると奈々が決意するというものだった。
その時、章司から淳子に電話があり章司、京助と一緒に飲むことになった。
奈々は酔いつぶれ、京助も寝てしまった。京助の家は淳子の家の近所ということもあり、そのまま寝かせておき、章司だけ終電で帰宅した。
飲んでいる際に意気投合した京助と淳子はこうして出会って間もなく付き合うことになったのだ。
この時点で奈々と章司は付き合ってはいないが、お互い好印象を持ちながらグループ交際が始まった。
淳子の提案で、夏休み海に旅行に行くことになった4人。
そこで淳子と京助は来年東京の美大を受け、仮に落ちても上京し東京の予備校に通う事を奈々と章司に告げた。
泣いて止める奈々に「あたしの人生なのよ!あんなに指図される覚えはない!」と自分をしっかりもっている淳子は奈々を突っぱねた。
また、のちに章司も一緒に美大を受ける事に決めた。そうなると結局奈々も美大に興味はないが受けるとやる気満々で、呆れる淳子をよそに結局4人で受験することになった。
だが結果章司と奈々は落ちてしまい、章司は上京し予備校に通い奈々は地元に残る事になった。
この事が原因で奈々と章司は喧嘩をしてしまう。離れてしまう事を淋しがる奈々に章司は、いつも思わせぶりな態度の奈々にモヤモヤしており「せーせーすらぁ!」と夜の路上に奈々を置き去りにしてしまう。
淳子は我儘で現実逃避の奈々に対し章司がキレるのは分かるが、路上に置き去りする章司に対しても怒りをぶつけた。
そして、「こうなったら言うけど」と前置きをした上で、「奈々はあんたにホレてるよ。ホレてる男にそんな事言われて、奈々がどれだけ傷ついたかよく考えてから対処するように!」と言い放ち、奈々を探しに行った。
ここでも、男女関係なく叱る姉御キャラな淳子がよく分かる。
それを聞いた章司も慌てて奈々を探しに行き仲直り。そこで晴れて二人もカップルとなり遠距離恋愛をスタートする事になったのである。
こうして、淳子は奈々の我儘で夢見がちな性格に気苦労をかけられながらも、京助と章司と上京し美大生への道を歩むようになるのである。
奈々・章司カップルの破局
淳子は美大に入学後、洋服屋でアルバイトをしながら京助と同棲を開始していた。
一方、奈々は上京後、章司の家に泊まっていたが、迷惑かけられないとの事で家探しを開始していた。そこで、淳子の心配もそっちのけで上京途中に出会った、もう1人の主人公 大崎ナナと縁あって同棲をすることになったのだ。
淳子と京助と章司はどんな人と奈々が住むのか心配で挨拶がてら奈々の居住先を訪れた。
スキンヘッドにサングラスという強面のヤス(高木泰士 / たかぎやすし)が出迎え、奈々はその風貌にひるみ自分の家でもあるのに関わらず遠慮してしまう。
そんな時でも元ヤンの淳子はひるまず、ヤスに自己紹介し「あなたは?」と姉御気質で母親のような一面を見せる。
ヤスが法律事務所の見習いと聞き、ガスや水道などの手配をテキパキしている姿を見て、淳子と京助はひと安心し帰路についた。
その後、奈々がヴィンテージショップで仕事を始めた為、淳子は様子を見に行く。
そこには店長の水越と仲良さげにしている奈々の姿があり、また一目惚れの病気が始まったかと頭を抱える。章司のように、あんなに思ってくれる男はおらず大事にしないとバチが当たると奈々に助言するのである。
そんな中、章司はアルバイト先の小柄で華奢な川村幸子(かわむらさちこ)と毎回終電が一緒になり、タイプがドンピシャな章司はなるべく幸子と関わらないようにしようとしていた。
そしてまたもや奈々はピンチに陥る。上京してから1ケ月、貯金が底をつきかけていた事に気付くのだ。
章司には呆れて嫌われるから話せないと、夜中に淳子と京助の家に押し掛けた。
1万円で食いつなげという京助に対し、恐妻家の淳子は自身の家庭の余裕のなさと奈々への現ナマの貸しは危険という事を伝え、実家から送られてきたお米を分けた。
ここでも、しっかり者で甘やかさない淳子の様子が伺える。
そして奈々には仕事までもクビになってしまうという更なるピンチが訪れるが、母親からの花嫁資金という名目の入金で何とかそのピンチは免れた。
幸子と距離を置こうと考えていた章司は、幸子がアルバイト先どころか、大学も一緒だったことがわかった。
奈々に振り回される関係に疲れていた章司は、悪気がないものの幸子との時間に癒されていたが、幸子に彼女(奈々)がいることがばれてしまう。
淳子は、幸子に彼女(奈々)がいることを言わずにフラフラしている章司に叱責したが、ここでも章司は悪気がなく幸子を傷つけたならその場合のフォローをどうすればいいか淳子に問う。
淳子は「きっぱり縁を切る事ね。フォローすればするほど、どんどん傷つけて深みにはまるよ」と助言する。
章司は「浮気はしない」「奈々を一生幸せにしてやる」という理性がまだ働いており、幸子に全て話し縁を切る事を決意する。
だが、話し始めると幸子は泣き出してしまい、「章司と彼女の仲を絶対邪魔しないから。だから縁を切るなんて言わないで」と懇願され、章司はとうとう幸子と一線を越えてしまう。
章司は京助にも相談したが、暫く自分で答えが出せずにおり二股期間を続けた。
とある日、京助は章司の事を淳子に話そうと校内を探していた。
真剣に絵を書く淳子を見つけると「いい女がいると思ったら淳子だった」と冗談交じりで柄にもなく急な発言をする。
淳子は「どーしたの?食あたり?言い忘れてたけど、冷蔵庫の卵は古いよ」と顔を真っ赤にしながら、照れ隠しで発する。
このような会話からも淳子、京助カップルは熟年夫婦のような会話を時折見せるのだ。
そして、章司と幸子の浮気を知った淳子。淳子はハッキリしない章司に奈々も幸子も可哀想だと言うが、京助は浮気が原因で急に捨てられた奈々がどうなるか考えるとゾッとすると言う。それを聞いた淳子もハッとし、奈々が自殺でもするのではないかと青ざめた。
しかし、淳子と京助の心配は虚しく章司の浮気はすぐに奈々にばれ二人は破局する事になるのである。
奈々と破局した事を章司から聞いた淳子は、奈々が自殺でもしてないか気が気じゃなく奈々の家に駆け付けた。
章司にずっと騙されていたと泣き喚く奈々に淳子はあくまでも中立的な立場として「確かに今回の事はけじめもつけずに他の女になびいた章司が悪いよ。でもそれ以前にあんたにも落ち度があったと思うよ奈々」と冷静に告げる。
更に、仕事もちゃんと見つけ一人前になれるよう一生懸命努力したと言う奈々に「それはあんた自身の問題でしょ?あんたは昔からそーやっていつも自分のことばっかで章司に対して思いやりがなさすぎたよ。恋愛だって…人間通しの関わり合いなんだから相手を思いやれなきゃ上手くいきっこないよ。」と親友として厳しくもハッキリと指摘する淳子なのである。
その夜、淳子と京助は行きつけの店「ジャクソン」に向かう。
京助からは「慰めに行ったのに説教してどーする。傷心の相手に向かって、よくそんなズケズケものが言えるよなぁ…。思いやりがねぇのはどっちだよ」と呆れられてしまう。
ジャクソンに着くと章司がおり、章司は「奈々にきちんと謝罪しなきゃ」と言う。キッパリしない態度が奈々と幸子を傷つけた事を自覚していない章司に淳子と京助は呆れる。
更に「おまえが奈々に謝りたいと思うのは優しさじゃねえ。単に謝って自分がスッキリしたいだけだろ」と京助は章司に言い放つ。
すかさず淳子は「京助、あんたも相当ズケズケ言ってるよ」とツッコミを入れる。京助は「そう?女には優しく。男には厳しく。俺のモットー」と夫婦漫才のような会話を時折見せる淳子、京助カップル。章司は京助の言葉に納得し、幸子の誕生日を祝うべく帰宅した。
こうして、章司と奈々は破局した。
友人の間に立たされた淳子は、中立の立場として苦悩しながらも章司と奈々それぞれに客観的な意見をしっかり伝え、母親のような優しさと厳しさで二人を見守り続けたのであった。
奈々の妊娠
奈々はとトラネスのリーダー兼ベーシスト 一ノ瀬巧(いちのせたくみ)と関係をもち、間隔を空けずブラストのギタリスト 寺島信夫(てらしまのぶお / 通称;ノブ)と付き合ってしまい、どちらの子か分からない子を妊娠する。
タクミとノブそれぞれ話した結果、タクミの子供として産んで育てる事を決心した奈々だが、戸惑いや不安から夜中に泣きじゃくりながら淳子と京助の家に押し掛ける。
京助はふとタバコに火をつけようとするが、すかさず淳子が「京助タバコ吸わないで!」と自然と妊娠している奈々の体を気遣う淳子。
淳子は妊娠した経緯や相手の事などを聞き強引で冷酷なタクミを非難した。そして何度も何度も産んだ後に降りかかるであろう現実問題を奈々に問いかけたが、奈々の決意は揺らがなかった。
淳子は「そこまで産みたいなら反対はしない。ただしその決意を一生忘れないで」と奈々の決意に理解を示し、更に「覚悟決めたら二度とウジウジ泣かないで。 そんな暗い女が母親じゃ子供がかわいそうだよ。 自分の母親を見習いな」と奈々に言い放ったのである。
奈々を見送った後、理解を示していた淳子だが、奈々の夢は普通のお嫁さんになる事だった為「ほんとに産む気なのかな。奈々の一生どころか子供の人生にも関わることなのに。不安で胃が痛いよ。」と本当の母親のように奈々を心配する姿があった。
奈々を通じて
奈々の妊娠後、淳子は奈々を通じて2大バンドの「BLACK STONES(ブラックストーンズ / ブラスト)」や「TRAPNEST(トラップネスト / トラネス)」と知り合うが、淳子はあくまでも一般人だ。
奈々の数少ない友人の一人として、相談役、ピンチの時の助っ人として度々出演するのである。
奈々の妊娠時では淳子は自身を描いた絵をギャラリー展に出展する模様などが描かれている。
また、未来のシーンでは高倉(京助の苗字)の表札で今まで同様、京助と一緒に住んでいる模様が描かれているが、結婚しているのかは定かではなく、絵を続けているのかも不明である。
淳子と京助カップルは、いつでも奈々の良き相談相手として、夫婦のような落ち着きで奈々を見守るのである。
早乙女淳子の関連人物・キャラクター
小松奈々(こまつ なな)/一ノ瀬奈々(いちのせ なな)
CV:KAORI/PS2ゲームでの声優:宍戸留美
実写映画:『NANA』宮崎あおい・『NANA2』市川由衣
身長:158cm
体重:46kg
血液型:B型
主人公の一人。彼氏(章司)と同棲すべく上京する列車の中でもうひとりのNANAと出会う。人見知りをせず、面食いであり、高校生時代に不倫をするなど恋愛体質でもある。
上京後ナナと同居を始めると、ノブと付き合う傍らでタクミと肉体関係を持つ。その結果タクミの子を妊娠し、ナナとの関係が悪化。
奔放な性格であるが、一方で非行に走るシンを気遣ったり、ナナの恋愛を心配するなど友人思いな面もある。料理も上手。
浪費家で飽きっぽい性格故、アルバイトは長続きしなかった。
三人姉妹の真ん中。
同居人であるナナと名前が同じでややこしいとの理由で、愛称は「ハチ」、「ハチ公」「ハチ子」等。
作中では2児の母となり、仕事も始めて忙しくしている描写がある。
ハチ/一ノ瀬奈々(NANA)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
一ノ瀬奈々(いちのせなな)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。愛称はハチ。
恋愛体質で夢見がちな性格。情に流されやすく、涙もろい。
ナナとは同居人の仲でBLACK STONES(ブラックストーンズ/ブラスト)のことを一番応援している。
ブラストやTRAPNEST(トラップネスト/トラネス)のメンバーからとても可愛がられており、奈々自身も仲間想い。
涙もろく愛嬌があり、周りのことを心配している仲間想いな性格の寺島伸夫(てらしまのぶお)とは相性が合う。
高倉京助(たかくら きょうすけ)
Related Articles関連記事
NANA(ナナ)のネタバレ解説・考察まとめ
『NANA』とは矢沢あいによる音楽と恋愛を描いた長編漫画。実写映画化、アニメ化もされた人気作。1999年から『Cookie』にて連載、2009年8月号から作者急病のため休載している。大雪で足止めされた新幹線の中で、同じ名前で同い年の2人が偶然隣り合わせる。それぞれ目的を抱え東京へ向かっていた2人だったが、ひょんなことから同居することになるのだった。恋愛に生きる奈々と音楽に生きるナナのふたりを中心に、喜びや悲しみ、挫折と成功を繰り返す「夢の実現」と「現実の厳しさ」を感じさせる作品である。
Read Article
NANA(ナナ)の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ
『NANA』(ナナ)とは、 矢沢あい原作の少女漫画及び原作を基にする関連作品群である。主人公のナナと奈々(なな)が偶然出会い、ひょんなことから同居生活を始める。そしてナナが所属するバンド・ブラストやそのライバルであるトラネスのメンバーなどを交えて、様々な恋愛が描かれている。奈々はノブとタクミの間で気持ちが揺れてどちらの子か分からずに妊娠したり、ナナは喧嘩のあとに夫のレンを亡くしてしまうなど、重たいシーンも多く登場する。
Read Article
NANA(ナナ)のあらすじ・ストーリーまとめ
『NANA』とは矢沢あいによる長編漫画。音楽と恋愛をテーマにしており、実写映画やアニメ化もされた人気作だ。『Cookie』にて連載されていたが、2009年8月号から作者急病のため休載している。大雪で足止めされた新幹線の中で出会った小松奈々と大崎ナナ。それぞれ目的を抱え東京へ向かっていた2人だったが、ひょんなことから同居することになる。恋愛に生きる奈々と音楽に生きるナナの2人を中心に、夢の実現と現実の厳しさや、同性・異性間の友情が描かれている名作。
Read Article
NANA(ナナ)の登場人物・キャラクターまとめ
『NANA』とは矢沢あいによる漫画作品、およびアニメ作品。夢を追いかける大崎ナナと恋愛体質の小松奈々、同じ名前を持つ2人の少女をはじめ、男女ともに魅力的なキャラクターが多数登場する。ここではメインキャラクターだけでなく、作品にちょっとだけ登場するキャラクターの情報も掲載。各キャラクターのプロフィールや名エピソードを、画像を交えて紹介していく。
Read Article
NANA(ナナ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『NANA』とは矢沢あいによる音楽と恋愛を描いた長編漫画で、実写映画化、アニメ化もされた人気作だ。最初は2話のみの読み切りとして描かれていたが、「連載して欲しい」という要望が多数あったため連載がスタートした作品。1999年から『Cookie』にて連載、2009年8月号から作者急病のため休載している。恋愛に生きる奈々と音楽に生きるナナのふたりを中心に、喜びや悲しみ、挫折と成功を繰り返す「夢の実現」と「現実の厳しさ」を感じさせる作品である。
Read Article
NANA(ナナ)の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ
『NANA』とは、矢沢あいによる少女漫画及びそれを原作としたアニメ・実写映画。この記事では、『NANA』のアニメに使われた歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、実写映画の主題歌・挿入歌を紹介する。アニメの主題歌は土屋アンナが歌唱を担当したことでも話題となった。実写映画の主題歌についても、日本レコード大賞特別賞を獲得するなど高い評価を受けている。
Read Article
レン/本城蓮(NANA)の徹底解説・考察まとめ
本城蓮(ほんじょうれん)とは、矢沢あい作の漫画『NANA』の主人公である大崎ナナの婚約者。人気バンド「TRAPNEST」のギター、作曲担当。港町の倉庫街に捨てられていた。地元では「BlackStones」のベースを担当し、ナナと同棲。「TRAPNEST」に誘われたことにより上京し、ナナと別れる。2年後にナナの上京により、再会。再び付き合うこととなり婚約する。薬物依存症。ナナの20歳の誕生日の前日、車の自損事故で死亡している。
Read Article
タクミ/一ノ瀬巧(NANA)の徹底解説・考察まとめ
一ノ瀬巧(いちのせたくみ)は矢沢あいの漫画『NANA』の登場人物。人気バンドTRAPNEST(トラップネスト/トラネス)のリーダーであり、ベースを担当している。理性的に物事を考え、頭の回転が早く常に冷静である。愛称はタクミ。 同じトラネスのレイラは幼馴染で特別な絆があり、レイラを守るナイトのような一面もある。 恋愛に関しては自由奔放で、一度に何人とも関係を持ち安定はしていなかったが、小松菜奈と出会いのちに結婚する。
Read Article
シン/岡崎真一(NANA)の徹底解説・考察まとめ
シン/岡崎真一(おかざき しんいち)とは、矢沢あいの大人気漫画『NANA』の登場人物で主人公 大崎ナナがボーカルを務めるバンド「BLACK STONES(ブラックストーンズ)通称:『ブラスト』」のベースを担当。仲間からは「シン」、「シンちゃん」という愛称で呼ばれている。親に見放されているシンは愛情を知らずに育ち、未成年にして喫煙、飲酒、売春を行っているがレイラや仲間との出会いにより、愛について悩み、揺れ動きながら成長していく。
Read Article
ハチ/一ノ瀬奈々(NANA)の徹底解説・考察まとめ
一ノ瀬奈々(いちのせなな)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。愛称はハチ。 恋愛体質で夢見がちな性格。情に流されやすく、涙もろい。 ナナとは同居人の仲でBLACK STONES(ブラックストーンズ/ブラスト)のことを一番応援している。 ブラストやTRAPNEST(トラップネスト/トラネス)のメンバーからとても可愛がられており、奈々自身も仲間想い。 涙もろく愛嬌があり、周りのことを心配している仲間想いな性格の寺島伸夫(てらしまのぶお)とは相性が合う。
Read Article
芹澤レイラ(NANA)の徹底解説・考察まとめ
芹澤レイラ(せりざわレイラ)とは、人気漫画『NANA』の登場人物であり、作中に登場する人気バンド「TRAPNEST(トラップネスト)」、通称「トラネス」のボーカリストである。日本とアメリカのハーフであり幼い頃からその美貌と、ボーカリストとしての才能に注目されていた。同級生から差別を受けいじめられた過去を持つ。幼馴染であり、後にトラネスのベーシストとして共に活動していくタクミからバンドのボーカルとして誘われ、徐々に自分らしい生き方を見出していく。
Read Article
都築舞/上原美里(NANA)の徹底解説・考察まとめ
都築舞(つづきまい)/上原美里(うえはらみさと)は、矢沢あい作の漫画『NANA』に登場するキャラクターである。作中に登場するバンド「BLACK STONES」のお世話係として四海コーポレーションに勤務している。中学時代から「BLACK STONES」の熱狂的なファンであり、「BLACK STONES」が東京でライブをするたびに上京するほどだ。本名は都築舞であり、ナナの母親が再婚相手との間にできた子である「上原美里」という名前を名乗っていた。
Read Article
ヤス/高木泰士(NANA)の徹底解説・考察まとめ
ヤス/高木泰士(たかぎ やすし)とは矢沢あい作の漫画『NANA』に出てくる登場人物。 バンドのBLACK STONESではリーダーであり、ドラム担当。ナナの保護者代わりを担っている。メンバー内からは時たまやっさんと呼ばれている。スキンヘッドにサングラスという強面な風貌とは裏腹に、いつも心穏やかで周りのことを常に見守り、冷静に物事を判断できる性格。それもあってか周りからの信頼も厚く、頼りにされている。
Read Article
篠田美雨(NANA)の徹底解説・考察まとめ
篠田美雨(しのだ みう)とは、矢沢あいの大人気漫画『NANA』の登場人物。職業は売れない女優で、物事を冷静且つ客観視出来るしっかり者の大人な女性。周囲からは名前の美雨をもじった「ミュー」と呼ばれている。恋愛経験が少なく、孤独からリストカットを繰り返したり、過呼吸の症状を持っていたりする。後に主人公 大崎ナナがボーカルを務めるバンド「BLACK STONES(ブラックストーンズ/ブラスト)」のリーダー兼ドラム担当であるヤスと付き合う。
Read Article
ノブ/寺島伸夫(NANA)の徹底解説・考察まとめ
寺島伸夫(てらしまのぶお)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。 寺島旅館の跡取り息子であり、BLACK STONES(ブラックストーンズ / ブラスト)のギタリスト。作曲担当でもある。 涙もろく愛嬌があり、周りのことを心配している仲間想いな性格。愛称はノブ。 身長が低いことがコンプレックス。 パンクでやんちゃな見た目だがそれに反して真面目で実直。 人懐っこく騒がしい性格で小松奈々(こまつなな / 奈々)とは相性が合う。
Read Article
大崎ナナ(NANA)の徹底解説・考察まとめ
大崎ナナ(おおさきなな)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。 BLACK STONES(ブラックストーンズ / ブラスト)のボーカル。二の腕に蓮のタトゥーが入っている。TRAPNESTの本城蓮(ほんじょうれん / レン)とは恋人同士。 レンの影響を受けており、ファッションやしゃべり方、癖などよく似ている。 幼少期に母に捨てられており、育ての親である祖母も亡くなってしまい天涯孤独。 友人や恋人など、自分と近い存在の人との関係性に悩み傷つきやすい性格。
Read Article
川村幸子(NANA)の徹底解説・考察まとめ
川村幸子とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。愛称は幸子。頑張り屋さんで、自分自身のやりたいことに向かってひたむきに努力するタイプ。周りからの評判もよい優等生だが、ときおり不思議ちゃんになることもあり、周りからギャップがあると言われるが本人に自覚はない。遠藤章司とは大学の同級生であり、同じバイト先のバイト仲間。基本は恋人一筋な性格。そんな章司に恋人がいることが分かっても諦めきれず、彼の心を捉えたことで浮気相手から彼女になった。
Read Article
遠藤章司(NANA)の徹底解説・考察まとめ
遠藤章司(えんどうしょうじ)とは、矢沢あい作の漫画『NANA』に登場する男性キャラクターで、『NANA』の主人公の1人、小松奈々(こまつなな)の元恋人である。地元の専門学校を卒業後、1年浪人し東京の美大に合格した。奈々の上京後、奈々のわがままに疲れていた章司はアルバイト先で出会った川村幸子(かわむらさちこ)と二股をかけた末、幸子を選びそのまま奈々と破局。その後は、幸子と同棲を始めたり、誕生日に花束を渡したりと幸子のことをすごく大切にしている。
Read Article
香坂百合/松本朝海(NANA)の徹底解説・考察まとめ
香坂百合(こうさかゆり)/松本朝海(まつもとあさみ)とは、矢沢あいの大人気漫画『NANA』の登場人物。職業は売れっ子AV女優。香坂百合は芸名で本名は松本朝海。主人公の大崎ナナがボーカルを務めるバンド・BLACK STONES(ブラックストーンズ/ブラスト)も所属している芸能事務所「四海コーポレーション(通称:四海)」の寮に住んでいる。ここでブラストのギタリスト寺島伸夫(てらしま のぶお)と出会い、特技の色仕掛けから交際に発展する。恋愛と仕事の狭間で思い悩む様子が描かれている。
Read Article
結城詩音(NANA)の徹底解説・考察まとめ
結城詩音(ゆうきしおん)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するバンド・BLACK STONES(ブラスト)のファン。インディーズ時代から追いかけており、特にドラム担当の高木泰士(たかぎやすし)を愛しているため、ブラストファンというよりもヤスのファンである。ブラストのファンクラブ会長を務めている。
Read Article
一ノ瀬皐(NANA)の徹底解説・考察まとめ
一ノ瀬皐(いちのせさつき)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場する主人公・一ノ瀬奈々(いちのせなな)と一ノ瀬巧(いちのせたくみ)の娘。奈々と巧の長男である蓮(れん)のことを「お兄ちゃん」と呼んでいるため、第二子として描かれている。父親である巧と同じ黒髪で眉毛がそっくりであるが、性格は母親に似ている。
Read Article
ナオキ/藤枝直樹(NANA)の徹底解説・考察まとめ
ナオキ/藤枝直樹(ふじえだなおき)は矢沢あい作の漫画『NANA』に登場する人気バンド「TRAPNEST」のドラム担当。中学時代からバンドをはじめ、高校時代に「TRAPNEST」に加入。高校卒業後に上京しメジャーデビュー。目立ちたがり屋で中学時代から金髪にしている。ムードメーカーであり、天然な発言や行動も多く、バンドメンバーによくつっこまれている。周りでは多くの事件が起こるが能天気に過ごしていることが多い。未来のシーンではイギリスに住んでおり、いなくなったナナを探している。
Read Article
高倉京助(NANA)の徹底解説・考察まとめ
高倉京助(たかくらきょうすけ)とは、矢沢あい作の漫画『NANA』に登場する男性キャラクターである。『NANA』の主人公の1人、小松奈々(こまつなな)の友人で、奈々の親友である早乙女淳子(さおとめじゅんこ)の恋人である。淳子と共に東京の美術大学へと通い、淳子と大学の友人とともに画廊を借りて個展を開いている。専攻は油絵。淳子と同様、大人びているため奈々からは「熟年カップル」と呼ばれている。コミックスの未来のシーンでは淳子と結婚していると思われる場面が描かれている。
Read Article
蓮(NANA)の徹底解説・考察まとめ
蓮(れん)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場する主人公・一ノ瀬奈々(いちのせなな)と一ノ瀬巧(いちのせたくみ)/タクミの息子。奈々がタクミとノブの間で揺れている時に妊娠した子であり、誰の子かは明確にされていない。皐(さつき)という妹がおり、未来のシーンでは皐は奈々と日本で、蓮はタクミとイギリスでそれぞれ暮らしている。
Read Article
上原美里(NANA)の徹底解説・考察まとめ
上原美里(うえはらみさと)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。 NANAの主人公の一人である大崎ナナ(おおさきなな)とは異父姉妹。 実家は大阪でお好み焼きを営んでおり、美里自身も関西弁を話す。 知らずのうちにナナがボーカルを務めるバンド、BLACK STONES(ブラックストーンズ / ブラスト)のファンになり、急接近することとなる。
Read Article
柏木凌子(NANA)の徹底解説・考察まとめ
柏木凌子(かしわぎりょうこ)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)のベーシスト・シンが家出した際に大人の世界をいろいろと教えた女性である。職業はフライトアテンダント。容姿は「TRAPNEST」(トラップネスト)のボーカル・レイラに似ていると言われているが、その評価は人によりまちまちである。
Read Article
上原美鈴(NANA)の徹底解説・考察まとめ
上原美鈴(うえはらみすず)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場する主人公・大崎ナナ(おおさきなな)の母親である。ナナが4歳の時に蒸発し、現在ナナとの関りはない。大阪でお好み焼き屋を営んでおり、新しい夫との間に上原美里(うえはらみさと)という娘がいる。
Read Article
成田充(NANA)の徹底解説・考察まとめ
成田充(なりたみつる)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「TRAPNEST」(トラップネスト・通称トラネス)が所属するCOOKIE MUSICの社長。あまり頭は良くなく、バンドリーダー・タクミやボーカル・レイラに蔑ろにされる。ギタリストのレンにコカインを与えて作曲をさせている。
Read Article
鞠花(NANA)の徹底解説・考察まとめ
鞠花(まりか)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)のインディーズ時代からの追っかけファン。同じくインディーズ時代からのファンであるルイと常に一緒に行動している。バンドメンバーではギタリストのノブの大ファンである。
Read Article
佐藤公一(NANA)の徹底解説・考察まとめ
佐藤公一(さとうこういち)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、主人公・小松奈々(こまつなな)や奈々の元カレ・遠藤章司(えんどうしょうじ)などが行きつけの「ジャクソンホール」というバーのマスター。なぜかフルネームで呼ばれることが多い。
Read Article
倉田稔(NANA)の徹底解説・考察まとめ
倉田稔(くらたみのる)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)や「TRAPNEST」(トラップネスト)を追いかける週刊サーチのカメラマン。契約社員として働いており、芸能半デスクの工藤(くどう)にこき使われる毎日を送っている。自身の撮った写真で世間を騒がせられることに快感を覚える。
Read Article
水越誠一(NANA)の徹底解説・考察まとめ
水越誠一(みずこしせいいち)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、主人公・小松奈々(こまつなな)が上京して最初のバイト先である家具屋「サブリナ」の店長。奈々を雇ってから一か月で店を畳み、地元に戻って幼馴染と結婚している。
Read Article
小松奈緒(NANA)の徹底解説・考察まとめ
小松奈緒(こまつなお)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、主人公・小松奈々(こまつなな)の姉である。奈々に似た容姿であるが少しぽっちゃりとした体形であり、奈々からは太っていることを嫌がられている。小松家三姉妹の中で唯一の常識人。
Read Article
ルイ(NANA)の徹底解説・考察まとめ
ルイとは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)のインディーズ時代からの追っかけファン。同じくインディーズ時代からのファンである鞠花(まりか)と常に一緒に行動している。パンクファッションの似合う細身な女性。見た目は怖いが話すと気さくな雰囲気である。
Read Article
諸星銀平(NANA)の徹底解説・考察まとめ
諸星銀平(もろぼしぎんぺい)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するバンド「BLACK STONES」のチーフマネージャー。通称・銀ちゃん。オネエ言葉を話し、バンドでドラムを担当している高木泰士(たかぎやすし)のことが一番好き。マネージャーとしてバンドを支える縁の下の力持ちである。
Read Article
工藤(NANA)の徹底解説・考察まとめ
工藤(くどう)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)や「TRAPNEST」(トラップネスト)を追いかける週刊サーチの芸能班デスク。特に「BLACK STONES」のボーカル・ナナに固執しており、編集長などの言うことも聞かずに取材を進めるところがある。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 早乙女淳子の概要
- 早乙女淳子のプロフィール・人物像
- 早乙女淳子の来歴・活躍
- 高校~専門学校時代-京助との出会い-
- 奈々・章司カップルの破局
- 奈々の妊娠
- 奈々を通じて
- 早乙女淳子の関連人物・キャラクター
- 小松奈々(こまつ なな)/一ノ瀬奈々(いちのせ なな)
- 高倉京助(たかくら きょうすけ)
- 遠藤章司(えんどう しょうじ)
- 早乙女淳子の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「あたしの人生なのよ!あんたに指図される覚えはない!」
- 「恋愛だって…人間同士の関わり合いなんだから、相手を思いやれなきゃ上手く行きっこないよ」
- 「覚悟決めたら二度とウジウジ泣かないで。 そんな暗い女が母親じゃ子供がかわいそうだよ。 自分の母親を見習いな」
- 早乙女淳子の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 映画『NANA』『NANA2』にて早乙女淳子役を演じた「能世あんな」は能世美人三姉妹の長女