ノブ/寺島伸夫(NANA)の徹底解説・考察まとめ
寺島伸夫(てらしまのぶお)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。
寺島旅館の跡取り息子であり、BLACK STONES(ブラックストーンズ / ブラスト)のギタリスト。作曲担当でもある。
涙もろく愛嬌があり、周りのことを心配している仲間想いな性格。愛称はノブ。
身長が低いことがコンプレックス。
パンクでやんちゃな見た目だがそれに反して真面目で実直。
人懐っこく騒がしい性格で小松奈々(こまつなな / 奈々)とは相性が合う。
ノブ/寺島伸夫の概要
寺島伸夫(てらしまのぶお)とは、矢沢あい原作の『NANA』に登場するキャラクターである。
寺島旅館の跡取り息子であり、BLACK STONES(ブラックストーンズ / ブラスト)のギタリスト。作曲担当でもある。
涙もろく愛嬌があり、周りのことを心配している仲間想いな性格。愛称はノブ。
特にブラストのメンバーに対する気持ちが熱く、誰よりも案じている。
大崎ナナ(おおさきなな / ナナ)と本城蓮(ほんじょうれん / レン)を結びつけたキューピッド。そのせいもあってか不安定なふたりの関係を常に心配しながら見守っている。
身長が低いことにコンプレックスを持っており、仲間内でもいじられることが多い。よく厚底のブーツや革靴を履いている。
レンをリスペクトしてか、パンクでやんちゃな見た目だがそれに反して真面目で実直。
人懐っこく騒がしい性格で小松奈々(こまつなな / 奈々)とは相性が合う。
ノブ/寺島伸夫のプロフィール・人物像
生年月日:1981年1月23日
血液型:A型
身長:167cm
体重:52kg
宝物:父親から買って貰った純正ギブソンのギター
CV:関智一 / PS2ゲームでの声優:植木誠
実写映画演者:映画1・2 成宮寛貴
霊感が強く、大崎ナナ(おおさきなな / ナナ)の祖母が亡くなった時や、本城蓮(ほんじょうれん / レン)が亡くなった時などにその気配を感じており、人には分からない気配のようなものを感じることができる。
中学の時にレンの演奏に感銘を受け、軽音楽部に入部。そこからノブの音楽人生は始まる。
レンのギタープレイに惚れ込んでおり憧れている。
父親からギターを買って貰ったが、ギターばかり弾いて勉強を疎かにしてしまった為、父親にギターを没収される。
この事件からさらに音楽熱が加速し、高校に入ってもバンド活動を続けていく。
その当時同級生だったナナと出会い、ひとりぼっちでいたナナのことを気にかけ、お気に入りのCDを貸したり、誰とも打ち解けられずに居たナナの心を救った。ナナとは恋仲にはならなかったが、親友のような関係になる。
レンと高木泰士(たかぎやすし / ヤス)とナナを引き合わせたことからブラストを結成。
元々レンはギタリストだったが、その座をノブに渡し、ベーシストとして活動していくことになる。
ベーシストとしての才能を買われ、レンが上京することになり、ブラストとしての活動は休止してしまう。
その後ナナまでも上京してしまった後で、「ナナの後ろでギターが弾ければそれだけで幸せ」と言い、ナナの後を追って上京してくる。
その際ナナと同居していた小松奈々(こまつなな / ハチ)とその後交際することになる。
ノブ/寺島伸夫の来歴・活躍
初代ブラスト結成
中学の入学式にレンのギタープレイを見て、軽音楽部に入ることを決める。
父親からギターを買ってもらいますます音楽にのめり込むことになる。
ギターを始めながらも同時にオリジナルの曲を作っていくようになる。
高校生になり、レンからバンドをやってみないかと誘われる。元々ギター担当だったレンはその座をノブに譲り、ベースを担当することに。その当時から仲がよかったヤスがドラムとなり、ボーカルだけが決まって居なかった。
ある日、レン・ヤスがノブの部屋に集まっている時、その当時ノブの友達だったナナが遊びに来ることになる。
レンは奈々を見た瞬間、このバンドには奈々の声が合うと確信し、その場でナナをバンドに誘う。
ナナの提案で、ヤスが吸っていたBLACK STONESというタバコがそのままバンド名となる。
こうして初代ブラストは、ボーカル・ナナ、ギター・ノブ、ベース・レン、ドラム・ヤスの4人で結成された。
初代ブラストの結成とともに、ノブの人生は大きく変わることになる。
地元で精力的にライブ活動し大人気バンドへと成長を遂げた。ファンも増え、地元ではブラストとTRAPNEST(トラップネスト / トラネス)が肩を並べる2大バンドとされた。
人気が高まる中、お互い出会った時から惹かれ続けていたレンとナナは結ばれることになる。
同じ寂しさや孤独を抱えていた二人を見てきたノブはこうなることは運命だったと感じていた。
レンの上京とブラストの解散危機
ブラストが順調に活動を続ける中、その当時ライバルであったトラネスのギターが脱退してしまう。
その代わりとなるギタリストととしてレンに白羽の矢が立ち、引き抜きの話が来ていた。
トラネスには念願のメジャーデビューの話が出ており、上京することが決まっている。
ヤスとレン、そしてトラネスの間で話合いが行われ、元々音楽で食べていくことを決めていたレンはトラネス加入を決意する。
これはブラストの活動を止めてしまうことでもあり、それと同時にナナと別れることを意味していた。
全てが決まってしまった状態で、ノブとナナは話を聞かされ絶望と裏切りを感じてしまう。
ノブはブラストだけが全てだと、ヤスからレンを説得するように頼み込むが、レンのことを応援していたヤスはそれを止めた。
それでも諦めきれず、ブラスト上京をも提案するが却下される。
そして、お互いの寂しさを埋めれないのなら一緒にいる意味はないと分かっていたレンとナナは別れを選んでしまう。
レンが脱退後、新たにバンドメンバーを受け入れ活動を続けたブラストであったが、レンが抜けた穴はとても大きかった。
ナナ自身も音楽で食べていくと決めていたこともあり、レン上京の1年後、ナナ自身も上京を決める。
ノブもついて行こうとするが、旅館の跡取り息子で将来が約束されていることを指摘され、夢見がちな自分自身の甘さに打ちひしがれるのだった。
上京と小松奈々との出会い
ナナが上京後、音楽を諦めきれなかったノブは後を追いかけて上京することに決める。
東京でナナと再会し、ナナからは「お前はあのでっかい旅館の跡取り息子だろ?少しは恵まれている事、幸せな将来が約束されていることを自覚しろ!」と言われ拒絶される。それでもノブは「お前の歌でギターが弾ければそれで幸せなんだよ!」と話、ナナに気持ちをぶつける。
ナナは自分一人だけで戦うことに寂しさを感じており、なによりブラストというバンドで成り上がりたいと夢を抱いていたことを思い出し、ノブの上京を認め、そんな仲間達を支えるべく、ヤスも東京に集う。
こうしてブラストメンバーは揃って夢へと前進していくことになる。
レンが抜けた後のベースのポジションが空いてしまっており、募集をかけたところ意外にもすぐに応募があった。
シン / 岡崎真一(おかざきしんいち)である。
「憧れている人は?」というナナの問いかけに、「本城蓮!」と即答するシンに、「レンを越えてね」と激励しブラストは4人体制になった。
その時ナナは小松奈々 / ハチ(こまつなな)と同棲しており、ノブは初めて奈々と出会うことになる。
無邪気で明るく、ブラストのメンバーにとっては居るだけで場が華やぐような存在だった奈々は、段々といなくてはならない一人となっていた。
そんな奈々の姿を見ているうちに、ノブは次第に奈々に惹かれている自分自身に気がつく。
その時にはすでに奈々はトラネスのタクミと関係があり、ノブの優しさに気がつきながらもタクミとの関係を終われずにいた。
ノブの告白
タクミは気分屋で、奈々のことはほったらかしだった。たまに会えるとしても一夜限り。
奈々はそんなタクミに嫌気がさしながらも、好きだという気持ちは消えず、諦められない。
タクミに傷つけられている奈々を見ているうちに、ノブは奈々への気持ちを抑えきれなくなっていた。
そしてノブの気持ちにブラストのメンバーは気がついており、ノブのことを応援していた。
優しいノブと純粋で人のことを考えられる奈々は、はたから見ても相性がいい二人だった。
ある日奈々の部屋にノブが訪れる。
世間話しながらも何か言いたげなノブ。奈々に気持ちを告げられずにいた。そんな煮え切らないノブの様子を見て、何か悩みがあるのかと奈々は心配をする。
回りくどい話をしながらも、帰り際に勢いで奈々に気持ちをこぼしてしまう。
「だいたい勝てるもんが一個もねぇのに無理だ!たちうち出来ねぇよ! でもいつかぜってーー越えてやる! タクミ!!」
この一言で、ノブが今日ここに告白をしに来たのだと分かり、ノブとタクミとの間で揺れ動くことになる。
その後、中途半端に気持ちを伝えてしまったことにノブは後悔していた。男なら、きちんと気持ちを伝えなければと思いつつもこの関係が壊れてしまうことを心配していた。
それでも奈々への気持ちを捨てきれなかったノブはついに気持ちを伝えること決める。
河川敷に奈々とふたり。思い告げるノブ。夜風に吹かれて二人を祝福するかのように、部屋からはナナの鼻歌が聞こえていた。
「おれはおまえを幸せにする為ならなんだってやってやる! おれなりに!」
「つーか おまえがいてくれりゃあ何だってやれる気がするんだ」
奈々の目を見てまっすぐに気持ちを伝えるノブを見て、夢を見ているのかと思う奈々。
恋愛でたくさん傷つき、癒されなかった心。本当に欲しかった言葉や気持ちはここにある。ノブがそれを与えてくれると感じた。
覚めない夢がここにあった。
「好きだ」
そう話すノブの目には出会った頃と変わらない純粋さがあった。
タクミとの戦い
ノブの真っ直ぐな気持ちを受け取った奈々は、意を決してタクミに電話をする。
電話の中のタクミは奈々の真剣な声に気が付かず、「ガキができたのか? 出来てないならよかった」と軽くあしらってしまう。
大切な話があると伝えたにも関わらず、酷い態度をとるタクミに嫌気がさし、電話で一方的に別れを告げる。
タクミと呆気なく別れられた奈々は、これまで悩んでいたことはなんなんだったんだろうと虚しくなった。
そしてタクミとは違って真っ直ぐに気持ちを伝えてくれたノブの告白を受け止め、付き合うこととなる。
晴れて恋人同士になったノブと奈々は平穏な生活を送っていた。
ある日、奈々は体調の悪さを感じ半信半疑で妊娠検査薬を試すと、子供が出来てしまっていたことが判明。
電話だけで別れたと思っていなかったタクミは奈々に会いに来てしまう。
奈々の異変から妊娠していると悟ったタクミは、ノブに子供が出来たことを話してしまう。
どちらかの子かわからない、どちらが父親になるべきか答えが出ずにいたノブに、タクミは「自分の子供と認知して育てる」と言い放つ。先制を越されたノブは何も言えなくなってしまっていた。
奈々に子供ができたショックよりも、タクミとの関係がきれてなかったことに対し、酷く裏切りを感じるノブ。
人をまっすぐに信じすぎているノブは、自分と似ていた奈々がまさか人のことを裏切るようなタイプではないと信じ切っていた。
そんな純粋な奈々だから好きになったのだ。そんな奈々の変わり様にショックを感じていた。
「弁解してくれよ...頼むから...嘘でも...」と何があっても受け止めるから、嘘をついてもそれが真実だとして受け止めるから、自分の元へ戻ってきて欲しいと懇願するノブ。
奈々から返ってきた答えは「ごめん」のひとことだけだった。
そんな奈々を見て、自分は裏切られたのだと悟ったノブは部屋を後にする。
ノブが出て行った後、奈々は優しいノブのことを、一方的に傷つけてしまったことを酷く後悔していた。
ノブがブラストデビューに向けて頑張っていることを一番傍で見守っていた奈々は、この大事な時期にノブの人生を壊してしまうことはできないと、ノブから身を引くことを決めたのだった。
ノブの大切なブラストを守りたいとの一心で奈々は裏切り役を買って出た。
タクミはそんな奈々の気持ちを察しながらも子供を容認し、責任をもって結婚することに決める。
その後奈々はノブにどんな顔をして会ったらいいのか分からず、裏切ってしまった者として、ノブに近づかないようにと距離を取ってしまう。
ノブは奈々のことを後悔しながらも、ブラストデビューに向けて全てをそこに注ぐことで奈々を忘れようとしていた。
揺れるブラストそして百合との出会い
ナナとレンの熱愛報道がスクープされてしまう。
元々トラネスの人気はレンが一番高かった為、バンドを売り込むための売名行為ではないのかとナナへの不満が募っていた。
ナナから飛び火はブラストへも広がり、どんどん世の中の批判は高まっていた。
これらはこの話題をきっかけにした、知名度をあげブラストをデビューさせるという記者側の策略だったのだ。
その策略は成功し、ブラストは売名したという思いもよらぬ形で知名度をあげる。
悪い噂が広まる中で、ブラストがどういうバンドなのかと話題も上がり、ノブにとっては不本意な形でヒットチャートにブラストが並ぶことになる。
突然世間を賑わせたバンドは、記者から追いかけ回されるようになってしまう。
いきなり日常が変わってしまったブラストのメンバーはこの事態に心をかき乱される。
世の中の目はとても厳しいものであった。ブラストを心配した事務所は、寮に移り住むようメンバーを誘う。
その寮は事務所が管理しているもので、セキュリティーも整っていた。
そんな寮で隣部屋になったこともあり同じ事務所のAV女優の香坂百合(こうさかゆり / ゆり)と仲良くなる。
最初からノブのことを気に入り、アプローチを続ける百合。
奈々に似た雰囲気に次第に惹かれるようになったノブは、百合の強い押しに負けて付き合うようになった。
ブラストデビュー
ついにデビューを果たしたブラスト。
一気にメジャーまで躍り出たバンドは不安定な体制のまま世間の目に晒されることとなる。
ノブは周りの人間に対し、疑心暗鬼になっており、こんな風に自分の音楽が聴かれることに酷くショックを受けていた。
これは奈々から裏切られたことも相まって、人間を信じられなくなっていたノブにとってはさらに追い討ちをかける要因のひとつになっていった。
そんな逆境にも負けず、メンバー全員で音楽活動に集中しようと気持ち新たに励んでいたところ、ブラスト初の全国ツアーが始まる初日に、シンが大麻取締法違反で逮捕される。
初犯であり、なおかつまだ未成年だったこともありシンは釈放された。
メンバーの元に帰り、今度こそレンを超えるベーシストになると約束するシン。
しかし、バンドに対する風当たりは強くなる一方だった。
不本意なデビューから世間の好奇の目に晒されていたメンバーの心は疲れきっていた。
バンド活動もなかなかうまくいかず、気持ち新たにやり直すことを決めたブラストであった。
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小松奈緒(こまつなお)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、主人公・小松奈々(こまつなな)の姉である。奈々に似た容姿であるが少しぽっちゃりとした体形であり、奈々からは太っていることを嫌がられている。小松家三姉妹の中で唯一の常識人。
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ルイ(NANA)の徹底解説・考察まとめ
ルイとは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)のインディーズ時代からの追っかけファン。同じくインディーズ時代からのファンである鞠花(まりか)と常に一緒に行動している。パンクファッションの似合う細身な女性。見た目は怖いが話すと気さくな雰囲気である。
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諸星銀平(NANA)の徹底解説・考察まとめ
諸星銀平(もろぼしぎんぺい)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するバンド「BLACK STONES」のチーフマネージャー。通称・銀ちゃん。オネエ言葉を話し、バンドでドラムを担当している高木泰士(たかぎやすし)のことが一番好き。マネージャーとしてバンドを支える縁の下の力持ちである。
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工藤(NANA)の徹底解説・考察まとめ
工藤(くどう)とは、矢沢あい原作の大人気漫画およびアニメである『NANA』に登場するキャラクターで、バンド「BLACK STONES」(ブラックストーンズ)や「TRAPNEST」(トラップネスト)を追いかける週刊サーチの芸能班デスク。特に「BLACK STONES」のボーカル・ナナに固執しており、編集長などの言うことも聞かずに取材を進めるところがある。
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目次 - Contents
- ノブ/寺島伸夫の概要
- ノブ/寺島伸夫のプロフィール・人物像
- ノブ/寺島伸夫の来歴・活躍
- 初代ブラスト結成
- レンの上京とブラストの解散危機
- 上京と小松奈々との出会い
- ノブの告白
- タクミとの戦い
- 揺れるブラストそして百合との出会い
- ブラストデビュー
- レンとの別れとブラスト崩壊
- ノブのその後
- ノブ/寺島伸夫の関連人物・キャラクター
- ナナ/大崎ナナ(おおさきなな)
- レン/本城蓮(ほんじょうれん)
- ハチ/小松奈々(こまつなな)
- 香坂百合(こうさかゆり)/松本朝海(まつもとあさみ)
- ノブ/寺島伸夫の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「おれはおまえを幸せにする為ならなんだってやってやる! おれなりに!」 「つーか おまえがいてくれりゃあ何だってやれる気がするんだ」
- 「弁解してくれよ... 頼むから...嘘でも...」
- ノブ/寺島伸夫の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 未来のノブと奈々の関係について
- ノブは音楽をやめたのか