ジョジョの奇妙な冒険シリーズの都市伝説・豆知識・裏設定まとめ

場所と時代を変えながら活躍する、“ジョジョ”と呼ばれる勇者たちを描いた『ジョジョの奇妙な冒険』には、様々な都市伝説や豆知識、裏設定が存在する。
ディオの母親の存在。ゾンビ騎士ブラフォードとタルカスの真実。ツェペリの設定の変遷。カーズの行方。シュトロハイム最後の戦い。設定のみ存在するアヌビス神のスタンド使い。作者がその強さを保証する意外な強豪キャラクター。物語中盤でフェードアウトしたフーゴの本当の役割。ここでは、『ジョジョの奇妙な冒険』の有名な都市伝説や豆知識、裏設定を紹介する。

承太郎一行とDIOとの決戦に巻き込まれ、車で人を轢き殺すことまで強要された末に自身も殺されたウィルソン・フィリップス上院議員。『ジョジョ』シリーズのモブの中でも特に印象深い人物として知られる彼をプレイヤーキャラクターにしてDIOと戦える『7人目のスタンド使い』というフリーゲームが存在する。
このゲームは尋常ではない作り込みで知られており、主人公は承太郎一行の新たな仲間として彼らのDIOを倒すための旅に同行することとなる。ウィルソン・フィリップス上院議員はとある条件を満たすとDIOに車の運転を強要された時点で操ることができるようになり、場合によってはそのままDIOを撃破することも可能となっている。

『ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない』の都市伝説・豆知識・裏設定

岸辺露伴は荒木飛呂彦の「漫画家としての理想像」

第4部に登場する岸辺露伴(きしべ ろはん)は、売れっ子漫画家にしてどこまでも自分本位に振る舞う強烈な個性の持ち主。好奇心を優先して第4部の主人公東方仗助(ひがしかた じょうすけ)に殴り倒されることとなり、以降もたびたびトラブルを起こしている。
しかしそんな露伴こそは、作者である荒木飛呂彦の「漫画家としての理想像」であることを本人が明かしている。

ハーヴェストは作者も認める第4部最強候補のスタンド

第4部に登場する“しげちー”こと矢安宮重清(やんぐう しげきよ)のスタンド「ハーヴェスト」は、群体型と呼ばれるタイプのもので、非常に広い行動範囲を持っている。しげちーは作中ではハーヴェストに町中の小銭を拾わせたり、自分自身を高速で運ばせたりといった様々な用途に用いているが、「動脈などの急所を狙って攻撃させる」、「アルコールを直接注入することで酩酊させる」といった攻撃的な使い方も見せている。
ハーヴェストの行動範囲と応用力を考えれば、もしこれが“暗殺”という目的に使用されれば、第4部のボスである吉良吉影(きら よしかげ)はあっさり倒されていた可能性が高い。毒物さえ手に入れればそれほど難しいことでもなく、DIOやディアボロなど他の部のボスですら対応するのは難しかったと思われる。

しげちー自身は金銭欲が多少旺盛ではあれど善良な少年であり、ハーヴェストを明確に殺人目的で使用することなく物語から退場した。しかしそのスタンドの評価は高く、仗助は「ハーヴェストに勝てるヤツなんか想像もつかない」と語り、作者の荒木飛呂彦もまた「ハーヴェストは第4部屈指の強力なスタンドである」と認識していることを打ち明けている。

吉良吉影は母親に虐待されていた

第4部の最後の敵となった吉良吉影は、その能力の厄介さと危険さで「どうやって倒せばいいんだ」と作者までも悩ませたキャラクターである。“町に潜伏して活動を続ける殺人鬼”という今までにないタイプの悪党として仗助たちを苦しめた吉良だが、実は母親から虐待を受けていたという設定がある。
吉良の母は息子を溺愛しており、彼をかわいがるあまり成長の機会をことごとく奪う、いわゆる“優しい虐待”を繰り返していた。父の吉良吉廣(きら よしひろ)が息子の殺人を容認し、幽霊になってまで協力しているのも、その罪悪感の裏返しである。

荒木飛呂彦はこの設定を作りはしたものの、「作中で説明してしまうと吉良に同情する読者が出てくるかもしれない。そうなったら“絶対悪”としての吉良の魅力が薄れる」と感じて描かないことにしたと発言している。

『ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風』の都市伝説・豆知識・裏設定

第5部の“ジョジョ”のアルファベット表記は「JOJO」ではなく「GIOGIO」

『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの「ジョジョ」は、アルファベットで表記する場合は「JOJO」となる。作中でもたびたびこの表記は登場しており、英訳版でも「JOJO」という形が基本である。
しかし第5部に限り、「JOJO」ではなく「GIOGIO」という表記になっている。これは第5部の舞台がイタリアであるため、イタリア語風の表記に改めたことが理由。

フーゴはボスから“裏切り者の抹殺”を命じられてジョルノたちと戦う予定だった

ギャング組織パッショーネのボスの卑劣な行いを知ったブチャラティは、組織を裏切りボスと戦うことを決意。ジョルノたち自分の部下にそれを明かし、「組織に残るか、自分と共にボスと戦うか」を選ぶよう伝える。この時唯一「組織に残る」という選択をしたパンナコッタ・フーゴは、そのまま物語から消えてしまう。
しかし、実は当初の構想では、フーゴはボスから“裏切り者の始末”という命令を与えられてジョルノたちと戦うことになっていた。しかし作者が「あまりに暗い展開になってしまう」と考えてこれを中止し、代わりの敵を登場させる形となり、フーゴは思わせぶりなセリフだけ残して退場。この時ジョルノたちを苦しめたチョコラータのスタンドが、フーゴと同じウイルスを扱うタイプのものだったのも、この急な交代劇が影響している。

その後フーゴは小説版『恥知らずのパープルヘイズ』で主人公として登場し、ジョルノたちがボスを倒した後のパッショーネで活動を続けていることが明らかとなった。

ギアッチョの「根掘り葉掘りとはどういうことだ」というセリフは英語版では「干し草の中から針を探してどうする」となっている

パッショーネの暗殺チームの一員としてジョルノたちと激しい戦いを繰り広げたギアッチョは、「根掘り葉掘り情報を集めろとは言われたが、根掘りはともかく葉掘りとはどういうことだ」とブチギレるシーンで有名である。
しかしあまりに日本語的な言い回しであるため、英語版ではそのまま翻訳することができず、「干し草の中から針を探す」ということわざについて説明した上で「針くらいもう1本もらってくればいいのに、なんでそんな面倒なことをしなければならないのか」とブチギレる形になっている。

『ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン』の都市伝説・豆知識・裏設定

アナスイの性別変更の理由は「同性愛者」設定に編集部からNGが出たため

第6部の主人公空条徐倫(くうじょう ジョリーン)の仲間であるアナスイは、当初は女性らしい風貌で描かれており、読者からも女性キャラクターだと思われていた。しかし物語の途中で男性であることが明かされ、以降は体つきも男性的なものとなり、「最初の頃と全然違う」と読者を混乱させた。
実はアナスイは、当初は実際に女性として描かれていた。しかし「同性愛者で、主人公の徐倫に求愛する」という荒木飛呂彦の用意した設定が、「少年漫画のキャラクターとしてはさすがにアウト」だと編集部からNGを出されることとなり、「性別についてどちらとも明言していないこと」、「比較的中性的なキャラクタービジュアルの持ち主だったこと」を利用して設定変更。現在の形へと落ち着いた。

第6部の段階でもジョセフは生存している

第2部の主人公で、第3部と第4部でも活躍したジョセフ・ジョースター。第4部ではかなり老いた姿で登場したが、第6部の時点でもまだ存命であることが作者の荒木飛呂彦によって明かされている。それによれば、「多少ボケているけどまだ元気」とのこと。

『ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン』の都市伝説・豆知識・裏設定

第7部は「宇宙が一巡した後の世界」

アメリカを横断する壮大なレースと、聖人の遺体を巡る壮絶な戦いを描いた第7部は、「第6部での戦いの結果、“世界が一巡した”後に誕生した世界」である。
これまでの『ジョジョ』シリーズに登場したキャラクターが多少名前を変えつつ登場するのもこのため。6部以前のキャラクターたちの新たな人生や立ち位置、人物像を見るのも楽しみの1つとなっている。

『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのその他の都市伝説・豆知識・裏設定

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ナルシソ・アナスイ(ストーンオーシャン)とは【徹底解説・考察まとめ】

ナルシソ・アナスイ(ストーンオーシャン)とは【徹底解説・考察まとめ】

ナルシソ・アナスイとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第6部『ストーンオーシャン』に登場する、物体に潜行するスタンド「ダイバー・ダウン」の使い手。 分解癖を持つ猟奇殺人犯だが、主人公の空条徐倫に一目惚れし、彼女と結婚しようと一方的に協力者となる。物語終盤では自己犠牲的な活躍を見せ、その想いは徐倫にも通じた。 初登場時は女性のような外見で描かれていたり、徐倫への気持ちを空回りさせるコメディ役を演じたりと、様々なネタに事欠かない人物。

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