ARMORED CORE 3 SILENT LINE(アーマード・コア3 サイレントライン)のネタバレ解説・考察まとめ
『ARMORED CORE 3 SILENT LINE』(アーマード・コア3 サイレントライン)とは、ロボットゲームの傑作として名高い『アーマード・コアシリーズ』の7作目で、ロボット兵器を操る傭兵「レイヴン」となって前人未到の地の覇権争いに参加するPlayStation 2用アクションゲーム。
前作『ARMORED CORE 3』から数年。地上に進出した人類は、そこでも企業同士の抗争に明け暮れていた。調査隊を壊滅させた謎の兵器が蠢く未踏査地区の覇権を巡り、レイヴンは新たな戦場に赴く。
機体を組み上げるための必須パーツの1つ。ブースターやビーム兵器を使った際に消費するACのエネルギーの最大値を決める部位。ジェネレーター出力から腕部や頭部などの各部で消費するエネルギーを引いた数値が、ビーム兵器などでの攻撃に回せる余剰分となる。
ラジエーター
ACの冷却を行うパーツ。機体を組み上げるのに必須のパーツの1つ。攻撃を食らい続けて機体温度が一定を超えると、その熱によって延々とダメージを受けてしまう。
機体温度は武器やブースターの使用でも上昇し、時間経過で低下していく。ラジエーターはその機体温度を下げるための装備で、可能な限り性能のよいものを積むのが基本。
一方、熟練プレイヤーの中には、「敵の攻撃に連続して当たらなければ機体温度が危険域まで上昇することはないのだから、ラジエーターは軽くてエネルギー消費の少ないもので十分」と考える者もいる。
FCS(Fire Control System/火器管制)
ACの火器管制を司る装備。機体を組み上げるための必須パーツの1つ。
敵機をロックオンするためのサイトが「左右と上下にどれくらい広いか」、「どれくらいの距離の敵まで捕捉できるか」がこのパーツの性能で決まる。強力な武器を積んでもロックオンできなければまず当たらないので、非常に重要なパーツである。
一部の武器を除き、しばらくロックオン状態を維持した上で左右や上下に移動する敵を撃つと、「このスピードで移動しているということは着弾する時にはこの位置に移動しているはず」と計算して偏差射撃を行う。
ブースター
機体を組み上げるための必須パーツの1つ。ACがダッシュしたり、飛行したりする際に使用する。使用するたびに機体温度が上昇する点にも注意が必要。
出力がスピードに直結するが、その点ばかり気にして発動時のエネルギー消費量が多いものを選ぶとすぐにエネルギー切れになってしまう。
腕武器
右手に銃火器、左腕にはブレードやシールド、専用の銃器を装備することが可能。本作から実体盾が登場し、左腕用装備のバリエーションにさらに幅が生まれた。
銃火器はマシンガン、バズーカ、ビームライフルからパイルバンカーまで様々な種類があり、重量とジェネレーター出力の許す限り好きなものを装備できる。基本的に実弾兵器の方がジェネレーターへの負担は少ない。
今作ではブレードで空中から斬りかかった際の攻撃力補正はさらに弱体化し、左腕に装備する銃器の種類も増えたことで、「両手に銃器を持って弾幕を張る」というスタイルが好まれている。初登場となる実体盾は、構えている間にエネルギーを消費するといったこともなく、実体弾に対しては優れた防御力を発揮する。半面エネルギー攻撃に対しては弱く、重量もかなりあるため、防御力の増強を考える場合はビームシールドの方が良い面も少なくない。
本作から“弾を撃ち尽くした武器を自ら捨てることで機体の軽量化を図れる”「武装解除」という行動が可能となった。
さらに武装それぞれに耐久値が設定され、これを超えるダメージを受けると破損し残弾が残っていても発射できない仕様となった。FCSは基本的に標的の中心に向かって射撃を行うので、狙って武器破壊を狙うのは難しいが、敵ACを側面や後方から攻撃することでこの状態を発生させやすくなる。
肩武器
ミサイルからロケット弾、長距離レーダーやキャノン砲まで多種多様。右肩と左肩に1つずつ装備できるが、中には両肩を一度に使う武器も存在する。
基本的に腕武器より性能が高いものが多いものの、その分重量があり、脚部の積載量に気を付けて選択する必要がある。
重量がある分、「武装解除」によって得られるメリットが大きく、「強力な肩武器を持ち込んで戦闘開始早々に使い尽くし、武装解除して機動力を確保する」という戦法が好んで用いられた。
腕武器に比べて大型なため狙いやすく、失った時の戦力低下も著しいため、熟練プレイヤーたちは「いかに効率的に相手の肩武器を破壊するか」が盛んに研究された。
エクステンション
二の腕の部位に装備する新装備。ミサイルを放った際に追加で発射する小型ミサイルや、機体の方向を一瞬で変える旋回用ブースターなど、特殊な効果を持つものが多い。
インサイド
肩部分に装備するパーツ。ミサイルを誘導するデコイから機体後方に爆雷を放つものまで様々で、攻防の補助を行うものが多い。
MISSION(ミッション)
グローバルコーテックスから斡旋された企業の依頼を引き受けるモード。ミッションの承諾が確認されると、組み上げたACに乗って出撃する。
ミッションの内容は、襲撃してくる敵の排除から要人の救出まで多種多様。屋外から施設の中まで、戦場となる場所もバリエーションに富んでいる。
ミッションごとの目的を達成すれば報酬が得られる。この時、使用した実弾やACの修理費などが差し引かれるため、効率的に金を稼ぐには装備や立ち回りにも注意が必要となる。
ARENA(アリーナ)
グローバル・コーデックスに登録しているレイヴンたちとACで対戦するモード。これ自体が興行化されており、勝利すれば報酬が得られる。
レイヴンたちは個々にオリジナルのACを所有しており、機動力に優れたものから火力の高いもの、ネタとしか思えないものまで多種多様。戦い方もその特徴に合わせたものとなっており、プレイヤーを飽きさせない工夫が成されている。
AI育成
プレイヤーのものと同じセッティングをしたACをAIで動かし、アリーナでNPCのレイヴンと対戦させて成長させていくモード。「AIの反乱」という展開をストーリーに織り込んだ本作ならではのシステムである。
育成には手間がかかり、強いAIを完成させるには好機と工夫と研究が必要となる。
MAIL(メール)
ミッションをクリアしたり、一定の条件を満たすと、企業やグローバルコーテックスからメールが届く。本作の世界観を知るための重要な情報源となっている。
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目次 - Contents
- 『ARMORED CORE 3』の概要
- 『ARMORED CORE 3 SILENT LINE』のあらすじ・ストーリー
- 「サイレントライン」の発見
- AI研究所との接触
- ブービートラップの発動
- 賢者たちの沈黙
- 『ARMORED CORE 3 SILENT LINE』のゲームシステム
- GARAGE(ガレージ)
- コアパーツ
- 脚部
- 腕部
- 頭部
- ジェネレーター
- ラジエーター
- FCS(Fire Control System/火器管制)
- ブースター
- 腕武器
- 肩武器
- エクステンション
- インサイド
- MISSION(ミッション)
- ARENA(アリーナ)
- AI育成
- MAIL(メール)
- SHOP(ショップ)
- SYSTEM(システム)
- 『ARMORED CORE 3 SILENT LINE』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- エマ・シアーズ
- セレ・クロワール
- 『ARMORED CORE 3 SILENT LINE』の用語
- サイレントライン
- ミラージュ
- クレスト・インダストリアル
- キサラギ
- グローバルコーテックス
- AI研究所
- 『ARMORED CORE 3 SILENT LINE』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- セレ「選択はなされました。もしその選択が過ちならば、正されなければなりません」