馬淵薫

馬淵薫

馬淵薫(まぶち かおる)とは、日本の脚本家である。1911年2月4日生まれ。東京出身。筆名として「木村武」(きむら たけし)を用い、本名と筆名の両方で脚本を執筆した。
関西大学を中退後、日本共産党に入党して約10年間入獄し、のちに佐賀県委員長を務める。1950年に離党した後は八住利雄に師事して脚本家となり、1953年の映画『赤線基地』で脚本家デビューを果たした。東宝特撮路線においてSF作品を数多く手がけ、怪獣などのキャラクターを社会の異端者として描く悲劇的な作風で独自の新機軸を開拓する。関沢新一の作風がポジティブであるのに対し、木村武(馬淵薫)の作風はネガティブであると評されるなど、東宝特撮の黄金期を支えた。
『空の大怪獣ラドン』、『地球防衛軍』、『美女と液体人間』、『世界大戦争』、『妖星ゴラス』、『マタンゴ』、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』、『怪獣総進撃』、『ゴジラ対ヘドラ』など、数多くの特撮映画や名作の脚本を手がけた。晩年には男と女のドラマだけでなく妖星と地球の葛藤もドラマであると語るなど、独自の視点を持って創作活動を続け、日本の映画史に大きな足跡を残した。1987年5月3日死去。

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