エアリス・ゲインズブール（ファイナルファンタジーVII）の徹底解説・考察まとめ

エアリスは『ファイナルファンタジーⅦ』において、黒魔法「メテオ」を唯一留めることができる白魔法「ホーリー」を唱え、セフィロスの凶刃に倒れる運命にある。しかし『ファイナルファンタジーⅦリメイク』では誰も知りえない未来の出来事を予知しているかのような言動をとっているのである。

クラウドとの初対面時

『ファイナルファンタジーⅦ』と同様にエアリスは八番街で花売りをしているが、クラウドに「再会」という花言葉の花を渡している。また別れ際に「またね」という言葉を残しており、後にクラウドと再会できることを確信できているかのような表情を見せていた。

スラムの教会

クラウドは名前を名乗っただけで自分が何者かは明かしていないが、エアリスは「この人はソルジャーで私のボディーガード。なんでも屋さんでしょ」と初めからクラウドが元ソルジャーでなんでも屋を営んでいると言い当てている。

プレート落下

ドン・コルネオから支柱を爆破させ7番街を破壊すると聞いた際、エアリスはプレートが落とされることを確信しているかのようにティファとクラウドを急いで柱へ向かわせている。またティファから「セブンスヘブン」に行ってほしいと言われた際にも「マリンが待っているんでしょ？」とティファの話を遮り、店の場所を知っているかのように自分から行動していた。

運命の壁

ミッドガル・ハイウェイに現れたセフィロスの目の前に突如壁が出現する。エアリスは「この壁は運命の壁。運命の分かれ道なの。入ればみんなの運命がどうなるかわからない」とクラウド達を止めようとしていた。

フィーラーの存在

『ファイナルファンタジーVII』と『ファイナルファンタジーVIIリメイク』の中で最も大きく異なっている部分がフィーラーの存在である。作中レッドⅩⅢによって「星の運命の番人」と呼ばれており、運命を変えようとする者の前に現れ運命が変わらないようにその行動を阻止する。
フィーラーの外見はローブをまとったゴーストの様であり、見える者と見えない者がいる。当初はエアリスとセフィロスのみ見えていたが、エアリスと出会った後クラウド達も視認できるようになった。フィーラーは星の運命がかかわるすべての時間、次元に存在しており、ストーリー終盤で複数のフィーラーが合体しクラウド達に襲い掛かってくる。最後はセフィロスに吸収されて再びクラウド達に襲い掛かるが、クラウド達がセフィロスを退けたためフィーラーは消滅した。
歴史を修正しようとするフィーラーが消滅したことにより、本来死ぬ運命にあった複数のキャラクターたちの運命が変わり生存している姿を確認することができる。

エアリスの生存ルートの噂

運命の番人であるフィーラーを倒したことで運命が変わり、『ファイナルファンタジーVII』において死亡するはずだった複数のキャラクター（ビッグスやザックス）が生存している姿を確認することができる。その為『ファイナルファンタジーVII』においてセフィロスに刺殺されたエアリスも生存するのではないかという噂が、SNSなどで飛び交っている。
エアリス生存の噂の出どころは『ファイナルファンタジーVII』で死亡したキャラクターの生存の他、エアリスがストーリーのラストで語っている「未来は白紙だよ」というセリフに基づいている。また2019年に放映された『ファイナルファンタジーVIIリメイク』の長編CM内において「過去は変わったのか、変わっていないのか」というセリフがあるため、開発者がエアリス生存ルートの存在を示唆しているとされSNSなどで話題となった。

エアリス・ゲインズブールの関連人物・キャラクター

クラウド・ストライフ

CV：櫻井孝宏
『ファイナルファンタジーVII』においての主人公であり、強靭な肉体と高い戦闘力を持っている。元新羅カンパニーのソルジャークラスファーストを名乗った「なんでも屋」であり、幼馴染のティファから依頼を受けて新羅カンパニーの主要施設である魔晄炉の爆破作戦に加入する。爆破を成功させた後アジトへ帰還する中で花を売っていたエアリスと出会い、短い会話を交わした後すぐ別れる。
後日別の魔晄炉爆破計画の最中暴発に巻き込まれた結果、五番街にある教会でエアリスが育てていた花畑に天井を突き破って落下した所エアリスと再会した。神羅の特殊組織「タークス」に追われていたエアリスはクラウドにボディーガードを依頼し、以降エアリスとクラウドは行動を共にすることとなった。

クールな性格で「興味ないね」とよく発言しているが、所々「目を覚ませ」という謎の声を聞いたり頭を抱えて倒れこむなど精神的に不安定な部分が見られていた。ストーリー中盤ライフストリームに落下したクラウドは重度の魔晄中毒に陥り、自分を見失ってしまう。幼馴染のティファの助けによって自分の過去と向き合った結果判明したクラウドの正体は、ソルジャーに憧れて村を飛び出した結果一般兵にしかなれなかった内気な部分を抱える青年だった。

兵士として参加した作戦の途中でソルジャーのザックスと出会ったクラウドは、明るく活発で人懐っこいザックスと交流を深め友人となる。その後セフィロス、ザックスと共に故郷のニブルヘイムを訪れるが、見えを切って飛び出した村に神羅兵として戻ることを恥じていたクラウドはマスクを脱がず正体を隠していた。
幼馴染のティファの案内によってニブル山を抜けニブルヘイムの魔晄炉にたどり着いた後、セフィロスとザックスは魔晄炉内に入って行き、クラウドはマスクをかぶったままティファの護衛としてその場に残った。魔晄炉の調査を行ったセフィロスとザックスは人間が高濃度の魔晄に漬けられ、モンスターと化しているのを発見する。常々自分はほかの人間とは違うという事を感じていたセフィロスは、自身も魔晄漬けにされたことで生み出されたモンスターなのではないかと思い悩み、ニブルヘイムの村にある神羅屋敷に籠りきりになった。その後乱心したセフィロスは村に火を放って焼き払い、追いかけてきたティファを切り伏せる。ティファは瀕死の重傷を負い倒れていたが神羅兵のマスクをかぶったクラウドに救われていたのだった。
ザックスのバスターソードを借りたクラウドは不意打ちでセフィロスに一撃を加え、セフィロスを魔晄炉内に突き落としてとどめを刺す。その後ザックスとクラウドは調査と事後処理の為にニブルヘイムを訪れた宝条博士の手によって神羅屋敷に捕らえられ、ジェノバ細胞を埋め込まれたうえで長期間魔晄漬けにされていた。
五年後目覚めたザックスによってクラウドは救い出されたが、長期間高濃度の魔晄に漬けられていた為重度の魔晄中毒を発症し廃人同然になっていた。ザックスはクラウドを連れてミッドガルを目指すが、目前で大量の神羅兵に襲われ絶命する。臨終の間際ザックスは「俺の生きた証」と言ってクラウドにバスターソードを手渡していた。
バスターソードを受け取ったクラウドはほぼ無意識のままミッドガルにたどり着き、ティファと再会する。その瞬間クラウドの中に眠るジェノバ細胞の特性によってザックスの人格と記憶をベースに元ソルジャークラスファーストのクラウドが誕生したのだった。

前述のようにもともとは通常の一般兵であるが、ジェノバ細胞を持ったまま魔晄漬けにされたことによりソルジャーの戦闘力を持っている。本来の自分を取り戻したクラウドはエアリスが遺してくれた希望の光を守るため、セフィロスに立ち向かい倒すことに成功する。しかしライフストリームに溶け込んだセフィロスの思念は消えることはなく、その後も思念体として復活したセフィロスとの因縁が続いている。

クラウド・ストライフ（ファイナルファンタジーVII）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

クラウド・ストライフとは『ファイナルファンタジーVII』、『ファイナルファンタジーVIIAC』に登場するメインキャラクターである。前日譚『ファイナルファンタジーVIIクライシス・コア』においては、クラウドの詳細な過去が描かれた。神羅カンパニーの元ソルジャーとしてクールな性格で登場するが、ストーリーが進行するにつれてクラウドの本当の姿が徐々に明かされていく。世界を牛耳る神羅カンパニー、そして因縁の相手セフィロスから星を守るため仲間と共に巨大な戦いに身を投じる。