シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜(A16)のネタバレ解説・考察まとめ

『シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜(A16)』とはガスト開発の、錬金術をテーマにしたRPG『アトリエシリーズ』の作品の第16作目である。ガストは後のコーエーテクモゲームスだ。
また『黄昏シリーズ』の第3作目にあたり、完結編でもある。2014年にPlayStation 3用ソフトとして発売された。本作の主人公は「シャリステラ」と「シャルロッテ」の2人のシャリーであり、前作の『エスカとロジーのアトリエ』同様に視点が異なるストーリーが展開される。

やる気

歩行速度や採取アイテムに影響を与えるパラメーターである。ライフタスクのサブタスクをクリアすると上昇し、時間経過によって下降していく。

フィールドでの行動

探索・採取

出典: www.4gamer.net

フィールドで錬金術を行うための素材を集める行動である。前作及び前々作にならってアイテムがある場所が光るエフェクトで示される。フィールドで採取を行うたびにカゴが埋まっていき、容量が最大値を超える数のアイテムの採取が不可能となる。ただし採取したアイテムの取捨選択は可能。フィールド上では左上にゲージが表示され、採取するごとにゲージが溜まり、満タンになると採取数の上昇や遺物の発見などのイベントを起こすことができる。ただし、採取ゲージは拠点に戻るとリセットされる。また、本作の採取システムは特定の状況下で採取可能なアイテムが変化するようになった。なお、日数制限のシステムが廃止されているため、過去の『アトリエシリーズ』とは異なり採取による時間の進行はない。

フィールドアクション

出典: sheonite.sblo.jp

釣りのコマンド

採取以外にもアイテムを獲得できる行動ができるシステムのこと。ダウジングはシャリステラ限定、掃除と釣りはシャルロッテ限定、採掘は共通で選択可能である。

調合

出典: www.4gamer.net

調合の画面

『アトリエシリーズ』において最重要なゲームシステムである。これまでの『アトリエシリーズ』同様に素材の組み合わせで新たなアイテムを作成する行動のこと。戦闘レベルとは別に錬金レベルが設けられており、主人公の錬金レベルが作りたいアイテムの錬金レベルを下回る場合は調合不可能である。本作では『エスカとロジーのアトリエ』の調合システムが簡略化され、前作の要素を引き継ぎながらも簡素になった。

戦闘

出典: www.gamecity.ne.jp

アイテム使用の様子

調合と並び『アトリエシリーズ』における重要要素の一つであり、敵を倒して経験値や錬金術の素材を手に入れる。本作のシステムにおいては『マナケミア 〜学園の錬金術士たち〜』のシステムが再導入されている。
アクティブタタイムバトル形式が採用され、ターンを示すゲージに記されるキャラクターから順に行動できる。とった行動により次の自身の行動ができるまでの時間が変化するため注意が必要。敵に攻撃を与え続けると「ブレイク」が発生し、ブレイク発生中は敵の順番が回ってきた場合でも行動がキャンセルさせられる。また、攻撃によりバーストケージが溜まると、攻撃力が飛躍的に上昇する「バースト」が発生する。また、シャリステラ及びシャルロッテは錬金術で作成したアイテムの使用が可能である。

アシスト

後衛が戦闘に参加して追撃や仲間を庇うといった行動をさせるコマンドのこと。ターンの経過により回復し、ゲージが最大値になると使用可能になる。アシスト使用後は前衛と後衛が交代する。

ポジション

前衛と後衛に分かれ、それぞれ3人ずつ合計6人まで戦闘に参加できる。バトルに参加できるのは前衛のみで、後衛のメンバーはSP及びMPが少しずつ回復していく。

『シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜』の登場人物・キャラクター

主人公

シャリステラ (Shallistera)

CV:小岩井ことり
16歳、身長155cm、A型。ルギオン村の族長の娘で錬金術士でもある。本作の主人公の一人で愛称は「シャリー」。彼女の故郷は代々錬金術士が族長になる慣習があり、次期族長の最有力候補である。「アルゴー」という姓を名乗ることもあるが、アルゴーとは彼女の故郷であるルギオン村の住人全員に対する符号(苗字)のようなものとされる。ルギオン村が水涸れにより滅びかけていることから、水涸れを食い止める術を求めて護衛のコルテスと共にステラードを訪れた。性格は真面目でおっとりとした大和撫子気質である。また故郷の存亡の危機に対して人一倍問題意識を感じており、自身の持つ背景を理解しないステラードの人々に対し、内心で怒りの感情を見せる。

戦闘においてはハンドベルを扱い、光弾や衝撃波を放つほか敵を殴打することもある。アイテムをコピーすることも可能で彼女が主人公の場合、オリジナルのアイテムより威力は下がるがコストなしで戦闘用アイテムを使用できる。

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