シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜(A16)のネタバレ解説・考察まとめ

『シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜(A16)』とはガスト開発の、錬金術をテーマにしたRPG『アトリエシリーズ』の作品の第16作目である。ガストは後のコーエーテクモゲームスだ。
また『黄昏シリーズ』の第3作目にあたり、完結編でもある。2014年にPlayStation 3用ソフトとして発売された。本作の主人公は「シャリステラ」と「シャルロッテ」の2人のシャリーであり、前作の『エスカとロジーのアトリエ』同様に視点が異なるストーリーが展開される。

神秘のコート

【錬金レベル】21

【発現効果】
火(使い心地)
●40~59 「HP最大値+30」 最大HPの値が30上昇する
●60~100 「MP最大値+30」 最大MPの値が30上昇する
水(柔らかさ)
●40~59 「後衛再生強化・強」 後衛にいる間のHP回復量が上昇し、MPも回復するようになる
●60~100 「アシスト回復・強」 アシスト行動の回復速度が上昇する
風(かたさ)
●40~59 「素早さ+25」 素早さの値が25上昇する
●60~100 「防御力+25」 防御力の値が25上昇する
風(軽さ)
●40~59 「行動時間短縮・中」 スキル使用時の行動後の待ち時間が、7%短縮される
●60~100 「確率行動短縮・中」 行動時、一定の確率で行動後の待ち時間が15%短縮される

【発現潜力】
1 「防御力+10」 防御力が10上昇する
2 「MP+15」 最大MPが15上昇する
3 「効力上昇++」 調合の潜力選択時に選択すると、アイテムの効力が20%上昇させる

『シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜』の用語

黄昏

出典: www.gamecity.ne.jp

黄昏の影響で干上がった海

世界の破滅に向かわせる何かであり、『黄昏シリーズ』における最重要テーマ。水涸れの他に各地で土地の汚染や不作などが発生し、世界中が黄昏の影響を受けている。人類が生活できないほど荒廃した場所は「黄昏の大地」と呼ばれ、エリアを拡大して侵食し続けている。本シリーズの背景はこうした状態が各地で広がる滅びの時代であり、既に世界が人類滅亡の危機に瀕している。本作の舞台であるステラード周辺では黄昏により滅びた集落の跡がいくつも見られ、かつて海だったと推測される場所は砂漠となって海洋生物の骨も散見される。
ステラード周辺の水涸れの原因については、水の王の記憶の伝達によって水源管理装置が深く関わっていることが明らかになった。過去作のジェオシスも黄昏による影響を回避するために作られたものである。
黄昏の原因は不明であるが、前時代の高度な錬金術で築かれた文明によるものだとシリーズを通じてほのめかされている。また、前時代には目に見える状態で黄昏が始まっていたとされる。

水源浄化装置

ステラードの地底に配置された装置で、水涸れの原因の一つとなったものである。水源浄化装置そのものは浄水器のようなものであり、海水を浄化して人間に供給する役割を持っていた。しかし、水源となる海水は無限であるという自然に対する妄信により設計がされている上、経年劣化のためか暴走してしまっている。現在は自然の回復力以上に浄化力が働いた状態にあるという。このまま放置すれば完全に水源が枯渇し、大地が汚染され、装置からは汚水や水ですらない汚染物質を排出すると予想されている。

装置の暴走が始まった当初は水の王が過剰浄化に使われた分の水を補填していたが、人間が水源浄化装置を止めなかったため水の王は人間に愛想を尽かす。そして水源となる海を干上がらせ、水の供給量が減ってしまったことで黄昏の進行に拍車をかけた。水源浄化装置の破壊は水の供給停止を意味するが、シャリーたちは黄昏の進行をとどめるため水源浄化装置を破壊してしまう。2人は人間のかつての行いを償う道を選んだが、水涸れの原因は装置の暴走だったため、生活が脅かされない程度の水準を保てるようにキースグリフが水の供給を調整した。

錬金術

出典: yorosikudesu.com

錬金釜で錬金術を行うシャリステラ(左)とシャルロッテ(右)

素材アイテム同士を組み合わせ、全く別のアイテムを作成する技術のことをいう。どんな物質でも錬金術による作り替えが可能で、日用品から爆発物までありとあらゆるものを生成することができる。かつての錬金術の始まりは何もないところから何かを生み出す技術とされていたが、実際は何かを代償に他の何かを生み出している。錬金術が栄えた前時代の人々は便利さだけを追求し、この技術を濫用してしまったことから「黄昏」という滅びの状況を作り出してしまった。キースグリフはこの問題を重く見ており、世界各地の錬金術の遺跡を破壊して回っていた。
また、錬金術には「古式」と「新式」の2つの流派があり、古式は錬金釜を使用して行う。錬金には感覚が重要になるため一部の才能がある者にしか扱えないが、シャリステラやシャルロッテは古式錬金術士に該当する。一方、新式の錬金術は学問として取り扱われているため学べば誰でも扱える。中央では錬金術士を優遇し、錬金術士養成所も存在する。本作においてミルカも錬金術士であるが、彼女は中央で錬金術を学んだ新式錬金術の使い手である。

前時代

はるか昔、錬金術によって繁栄した時代のことをいう。高度な錬金術が発達したが、錬金術の濫用によって黄昏の原因を作ってしまった。オディーリアはこの時代に作られたオートマタであり、当時のことについて深い知識を持つ。

中央

黄昏について研究している都市で錬金術士を優遇している。錬金術を学問の形態にしており、錬金術士養成所もある。世界各地に調査支部を設けている。ソールは調査のためにステラードに派遣されてきた。

ステラード

ステラードの港

本作の舞台となる場所で中央から離れた場所にある。黄昏の影響を受けて海が干上がった黄昏の海にある都市だが、水が湧き出ていることから「オアシスの街」と称される。しかし物語開始時点ですでに水涸れの影響を受けていたことが言及されている。かつては周辺地域に水が豊かであったことから交易の中心地として栄え、代々ぺリアン家の人によりステラードの水が管理されてきた。物語終盤でこの街の地下には過去の錬金術により生まれた水源管理装置が設置されており、水を供給していたことがわかる。

ルギオン村

主人公の一人、シャリステラの故郷で水涸れに悩まされている。ここに住む人々は全体を一つの家族として扱う慣習があり、全員がアルゴーという姓を名乗る。錬金術に長けるものが代々の族長として扱われ、シャリステラは次期族長として最有力候補に挙げられている。作中では名前が登場するだけで、マップは用意されていない。

『シャリーのアトリエ 〜黄昏の海の錬金術士〜』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『アトリエシリーズ』初の難易度選択が可能な作品

出典: gamenojin.blog.jp

難易度選択画面

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