ボーン・レガシー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ボーン・レガシー』とは『ボーンシリーズ』の4作目で、2012年公開のサスペンス・アクション映画。記憶を失くした元CIAトップ工作員ジェイソン・ボーンをめぐる陰謀を描いた前3部作の裏で同時進行していたストーリーを描くスピンオフ的作品。ボーンの存在によりCIA上層部でさえ知らない国家的極秘計画が暴かれる危機が発生。計画隠蔽のために襲われた工作員アーロン・クロスの逃避行が描かれる。『ボーンシリーズ』の世界観を継承したストーリー展開に加え、前3部作後のCIAの状況もわかるファン必見の物語である。
その後と2人の逃走後
アーロンとマルタは漁師の船に乗せてもらった。船を操縦する漁師の腕には、マニラで工場の警備主任から奪った金の時計があった。それを報酬として、船に乗せてもらったのだ。
漁師の子供に地図を持ってきてもらったアーロンは、計画を考えていた。そんなアーロンにマルタは笑顔で「迷ったままでいたいわ」と言う。それを聞いたアーロンはマルタを見つめて微笑み、地図を畳んだ。
『ボーン・レガシー』の登場人物・キャラクター
主人公
アーロン・クロス(演:ジェレミー・レナー)
日本語吹替:中井和哉(ソフト版)
本名はケネス・ジェームズ・キットソン。イラク戦争の志願兵だった。少年院を出ており、入隊試験の時、徴兵官が点数稼ぎで彼のIQを水増ししたおかげで合格した。その後、国家調査研究所のリック・バイヤーが指揮を執っている極秘計画「アウトカム」の工作員No.5として、通常の人間よりも身体、精神共に強くするため、遺伝子の突然変異体を詰め込んだ活性ウイルスを投与された。現在は、極寒のアラスカにある特殊作戦の訓練地で、雪が降り積もった川に潜って目標物を見つけたり、襲ってくる狼を追っ払ったりしながら、雪山を超え目的地に向かう厳しい訓練を積んでいる。訓練課程において、異常がないか調べるためと、薬によって活性ウイルスによる効果を安定させるため、自分の血液採取や、青い薬と緑の薬の服用を義務付けられている。また、定期的にステリシン・モルランタ社の研究所で、マルタ博士に精密検査をしてもらっている。薬は、精神面に作用する青の薬と身体面に作用する緑の薬がある。知能を高める青の薬を服用しないと認知能力が低下するため、薬がないと生き残れないと考えている。過去にリック・バイヤーと共に作戦に参加したことがある。
雪山での訓練中、CIA主導の極秘計画「トレッドストーン」「ブラックブライアー」の2つの作戦が暴露され、2つの作戦に関係するハーシュ博士と「アウトカム」の研究者であるヒルコット博士が親しくしている動画がYouTubeにアップされた。そのため進行中の「アウトカム」も潰されると考えたバイヤーが、「アウトカム」を中止し隠蔽するため関係者を抹殺せよと指示。訓練の目的地である山小屋に到着後、殺されたかに見えたが、間一髪逃げ延びた。その後、薬を求めてマルタの元へ向かい、同じく命を狙われたマルタと共に活性ウイルスを作っているフィリピンの研究所に行き活性ウイルスを接種し、暗殺者に狙われながらも逃げ延びる。
ステリシン・モルランタ社関係
マルタ・シェアリング博士(演:レイチェル・ワイズ)
日本語吹替:松雪泰子(ソフト版)
ステリシン・モルランタ社の研究所に勤める博士。国家調査研究所のリック・バイヤーが指揮を執っている極秘計画「アウトカム」の6人の工作員たちの体調チェックや健康管理を行っている。通常の人間よりも身体、精神共に強くするため、遺伝子の突然変異体を詰め込んだ活性ウイルスを投与された彼らの体調に異常がないか定期的に血液を調べ、3か月ごとに精密検査を行っている。バイヤーが「アウトカム」を隠蔽するため、その関係者を抹殺せよと言う指示を出したため殺されかけたが、薬を求めてやってきたアーロンに助けられる。その後アーロンと行動を共にし、活性ウイルスを作っているフィリピンの研究所に行き、暗殺者に狙われながらも逃げ延びる。
テレンス・ワード(演:ニス・ボウトシカリス)
日本語吹替:金尾哲夫(ソフト版)
ステリシン・モルランタ社の親会社であるキャンデント精密計量社の副社長、兼、ステリシン・モルランタ社の医療統括責任者。バイヤーと緊密に協力し、「アウトカム」などの作戦に関わる。「アウトカム」を中止すると言うバイヤーに反対するが説得される。
ドナルド・フォイト博士(演:ジェリコ・イヴァネク)
日本語吹替:村治学(ソフト版)
ステリシン・モルランタ社の研究所に勤める博士。マルタの同僚。薬を作っていた機械から青い液体が漏れ、室内に揮発した成分を吸い込み、研究所に立てこもり乱射事件を起こした。同僚たちを射殺し、マルタも追い詰め殺そうとしたが、その時警備員が入ってきたため、逃げきれないと考えたのか、自殺した。
ダン・ヒルコット博士(演:ニール・ブルックス・カニンガム)
出典: www.imdb.com
日本語吹替:清川元夢(ソフト版)
ステリシン・モルランタ社の研究所に勤める博士。国家調査研究所のリック・バイヤーが指揮を執っている極秘計画「アウトカム」の元となる研究を行い「アウトカム」を発案した。1985年に陸軍の医療施設で5人の研究員が突然倒れて死んだ恐ろしい事故の調査過程で細胞の受容体の遺伝子地図を発見し、2種類の染色体に手を加え、身体面に作用する緑の薬と精神面に作用する青の薬を開発した。マルタによれば、ゲノムに関する科学史上の画期的な発見者である。フォイトが研究所で乱射事件を起こした時に射殺された。
国家調査研究所関係
リック・バイヤー(演:エドワード・ノートン)
日本語吹替:森田順平(ソフト版)
国家調査研究所の責任者。元空軍大佐。国家安全保障に対する科学研究プロジェクトをゼロから構築し、運用している。製薬会社ステリシン・モルランタ社の幹部であるテレンス・ワードと緊密に協力し、ヒルコット博士の研究をもとに「アウトカム」「ラークス」という極秘作戦を運用中。退役軍人のターソとも協力している。「アウトカム」を中止し、関係者すべてを抹殺することを決定して、チームに命令する。過去に戦場で作戦を共にしたアーロンに「我々は人の益になる非道徳的な人間なのだ」と言うなど、罪を犯しても一般人を守るという信念がある。
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目次 - Contents
- 『ボーン・レガシー』の概要
- 『ボーン・レガシー』のあらすじ・ストーリー
- アラスカで訓練を積むアーロン
- 山小屋に到着したアーロンと「アウトカム」作戦中止による作戦員の抹殺
- 山小屋で攻撃されるアーロンたち
- アーロンへのミサイル攻撃で過去を思い出すバイヤー
- 研究所乱射事件
- 薬を求めるアーロンに活性ウイルスで代用可能なことを伝えるマルタ
- マルタの行方を調べるバイヤーたち
- フィリピンに到着した2人とマルタの同伴者がアーロンだと突き止めたバイヤーたち
- 活性ウイルスを注射されたアーロンと彼らを追うバイヤーたち
- 発見された2人は警察や暗殺者から逃走する
- その後と2人の逃走後
- 『ボーン・レガシー』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- アーロン・クロス(演:ジェレミー・レナー)
- ステリシン・モルランタ社関係
- マルタ・シェアリング博士(演:レイチェル・ワイズ)
- テレンス・ワード(演:ニス・ボウトシカリス)
- ドナルド・フォイト博士(演:ジェリコ・イヴァネク)
- ダン・ヒルコット博士(演:ニール・ブルックス・カニンガム)
- 国家調査研究所関係
- リック・バイヤー(演:エドワード・ノートン)
- ディタ・マンディー(演:ドナ・マーフィ)
- ゼヴ・ヴェンデル(演:コリー・ストール)
- アーサー・イングラム(演:マイケル・チャーナス)
- マーク・ターソ(演:ステイシー・キーチ)
- コニー・ダウド博士(演:エリザベス・マーベル)
- 「アウトカム」No.3(演:オスカー・アイザック)
- 「ラークス」No.3(演:ルイ・オザワ)
- CIA関係
- パメラ・ランディ(演:ジョアン・アレン)
- ノア・ヴォーゼン(演:デヴィッド・ストラザーン)
- エズラ・クレイマー(演:スコット・グレン)
- ウィリス(演:コリー・ジョンソン)
- アルバート・ハーシュ博士(演:アルバート・フィニー)
- その他
- サイモン・ロス(演:パディ・コンシダイン)
- ジェイソン・ボーン(演:マット・デイモン)
- ポールセン将軍(演:ジョン・ダグラス・トンプソン)
- 『ボーン・レガシー』の用語
- 国家調査研究所(NRAG)
- CIA(中央情報局)
- 工作員
- ステリシン・モルランタ社
- トレッドストーン(踏み石作戦)
- ブラックブライアー(黒バラ作戦)
- アウトカム
- 活性ウイルス
- 青の薬
- 緑の薬
- ラークス
- エシュロン
- アメリカ国防総省(DoD)
- アメリカ国家安全保障局(NSA)
- 『ボーン・レガシー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 極寒のアラスカの川に飛び込んだり、切り立った雪山を移動するアーロン
- バイヤー「我々は人の益になる非道徳的な人間なのだ」
- マニラでのアーロンの屋根を逃げる逃走と格闘シーン
- マニラの逃走劇でのアーロンのバイクテクニック
- マルタ「迷ったままでいたいわ」
- 『ボーン・レガシー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『ボーンシリーズ』4作目の主人公がアーロン・クロスになった理由
- 映画『アベンジャーズ』の撮影中に『ボーン・レガシー』の脚本を受け取り、出演を即決したジェレミー・レナー
- 『ボーン・レガシー』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:モービー『エクストリーム・ウェイズ』