テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-(TOS-R)のネタバレ解説・考察まとめ
『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』とはバンダイナムコゲームスから『テイルズ オブ シンフォニア』の続編として発売されたWii用のRPG。ゲームの他に小説や漫画も出版された。
2つの世界が1つになり平和を取り戻した再生の神子達。しかし世界が1つになったことで自然環境の変化や文明レベルの違いからくる衝突等が後を絶たなくなった。
世界再生から2年後、「血の粛清」と呼ばれる事件をきっかけに物語は幕を開ける。
CV:下野紘
年齢:16歳 / 身長:169cm / 体重:60kg
本作の主人公。
パルマコスタ起きた血の粛清でロイドに両親を殺され、ルインに住む叔母夫婦の下で暮らしていた少年。臆病で自己判断が苦手な性格だが、目上の人に対しは礼儀正しい態度で接する。両親を殺されたことでロイドを憎んでおり、ロイド達のおかげで復興した町ルインでは目の敵にされることが多かった。町の住人に責められていたところを偶然通りかかったリヒターに助けられ、「勇気は夢を叶える魔法」という言葉を教えられる。テネブラエの遠吠えを聞いて呼ばれている様な気になり、シノア湖に行ったことでマルタと出会う。
リヒターとマルタが戦っているのを見て、マルタを助けたいという願いを聞き入れたテネブラエによってラタトスクと契約し「ラタトスクの騎士」となりマルタとの旅が始まる。通常は戦闘中だけラタトスクの力が使え、この状態を「ラタトスクモード」と呼ぶ。ラタトスクモードになると言動が乱暴になり、記憶障害が起こる。
実はアステルというリヒターの親友の姿を借りて復活した大樹カーラーンの精霊ラタトスク本人である。エミルの臆病な性格はラタトスクが失っている力を取り戻すまでの間、自らを隠す為に作り上げた疑似人格。エミルという名前は血の粛清で偶然瀕死状態で目が見えなくなっていたラナに息子エミルと間違われたことで得た名前だった。その為、本物のエミルは血の粛清で両親と共に殺害されておりこの世にはもういない。
ラタトスクは大樹カーラーンが枯れてなくなった後はギンヌンガ・ガップで魔界と繋がる裂け目に扉を置き守っていた。配下のセンチュリオンを動かしてマナのバランスを正す役割も持っていたが、大樹を枯らした人間達を恨みその役割を放棄した上人類滅亡を企てていた。それを阻止しようとしたアステルを一方的に殺害するが、親友を殺された怒ったリヒターにより大きなダメージを受けコア化してしまった。
エミルの人格はラタトスクの良心の部分であり、最終的にラタトスクは自身の良心を受け入れ人間滅亡を取りやめる。リヒターにギンヌンガ・ガップの扉を守らせる一方、ラタトスクは千年かけて世界中のマナを回収し扉の封印に充てるという新しい理を作ると約束する。
トゥルーエンドでは、リヒターとヴェリウスに精霊と人間とに分離することを勧められ、人間エミルとしてマルタと結ばれる。
マルタ・ルアルディ
CV:釘宮理恵
年齢:16歳 / 身長:153cm / 体重:43kg
本作のヒロイン。
頭に大きな白い造花の髪飾りを付けた明るい少女。この髪飾りは母に形見で、世界再生の旅でコレット達が引き起こした大樹暴走でパルマコスタが壊滅した時に母は死亡している。血の粛清でエミルに助けられたと思い込み、再会してから好意を寄せ一方的にアプローチしていた。
実はヴァンガードの総帥ブルートの娘で自身も元ヴァンガードの一員。ブルートのやり方に反発してテネブラエと共にラタトスク・コアを持ち出して逃げていた。ラタトスクに助けを求めたことで額にラタトスク・コアを宿し、ヴァンガードから追われる立場となった。ラタトスクを目覚めさせる為、各属性のセンチュリオン・コアをふ化させる目的で旅をする。しかし実際には額のコアは偽物であり、本物のラタトスクはエミルである為、彼女が「ラタトスクの騎士」である。
エミルの臆病な性格を自身の強さを隠している謙遜言ったり、エミルを王子様だと言ったりと、少々思い込みが激しい。料理が下手であったが、単に味見をしなかったことが原因であった為、旅を続けるうちに味見を覚えて上達する。
エミルとの旅の末、両想いとなりトゥルーエンドではめでたく結ばれた。
パーティーメンバー(前作)
ロイド・アーヴィング
CV:小西克幸
年齢:19歳 / 身長:178cm / 体重:63kg
前作の主人公。
ドワーフに育てられた人間の青年。世界を統合させ新たな世界樹を芽吹かせた立役者で故郷イセリアの子供達には英雄視されている。
世界統合後は幼馴染みのコレットと共にエクスフィア回収の旅をしていた。しかし、エミルの両親が殺された血の粛清やフラノール襲撃事件等の首謀者とされ悪い噂が絶えない状態となっていた。悪い噂の全てはヴァンガードによるものだったことが後に判明するが、それまではエミルに両親の仇として敵意を向けられていた。
世界樹の精霊マーテルと守人ユアンに依頼されて人類を滅ぼそうとしているラタトスクを止めようと単独で動いていた。本来は熱血漢で隠し事は苦手な性格の為、かつての仲間達に事情を言えず行動していた。世界樹の名付け親としてマーテルの加護を受けている為、ふ化していないセンチュリオン・コアを所持していても正気を失う様なことはなかった。
本作では第8章で仲間になる。
コレット・ブルーネル
CV:水樹奈々
年齢:18歳 / 身長:158cm / 体重:44kg
前作のヒロイン。
シルヴァラントの再生の神子でロイドの幼馴染。世界統合後を成し遂げたことで救世主と呼ぶ者がいる一方で、テセアラ人によるシルヴァラント人の迫害や大樹暴走を引き起こした人物として一部の者から憎まれている。そんな境遇にも臆せず、コレットは世界統合後も神子として世界をよくする為に活動を続けている。
自分が神子だという立場を鼻をかけたりせず、エミル達にも優しく接する。世界再生の旅を終えて人間的に成長はしたが、天然な性格は変わらずエミル達を呆れさせることもしばしば。ドジを幸運に変えるラッキー体質なのも前作と変わらず、転んだ拍子に何かのスイッチを押してエミル達の危機を救ったりする。
本作では第2・5・7・8章で仲間になる。
ジーニアス・セイジ
CV:折笠愛
年齢:14歳 / 身長:151cm / 体重:40kg
リフィルの弟。
ロイドの親友でハーフエルフの少年。生意気な言動が目立つが、頭脳明晰で魔術の扱いにも長けている天才である。
世界統合後にリフィルと共に旅に出てハーフエルフの差別をなくそうと活動していた。血の粛清で始まったロイドの悪い噂を心配してロイドを探していた。2年前の世界再生の時より10㎝も背が伸びた。
プレセアと出会った時から彼女に好意を寄せており、彼なりのアプローチは続いている。プレセアとリーガルが「肉球友の会」を発足したことを知ると自ら入会を志願した。
本作では第3・4・7・8章で仲間になる。
リフィル・セイジ
CV:冬馬由美
年齢:25歳 / 身長:166cm / 体重:49kg
ジーニアスの姉。
イセリアの教師を務めるハーフエルフ。端麗な顔立ちと聡明で博識な為、彼女のファンになる男性は多い。物事を冷静に分析、実行する能力に長け、柔軟な発想力も持っている天才。自分の出生の真相を知ろうと遺跡や歴史的建造物を調べる内に興味を持つようになり、遺跡を前にすると興奮状態となり「遺跡モード」が発動し暴走する。
世界統合後はジーニアスと共にハーフエルフの差別をなくす旅をしていた。各地で囁かれるロイドの悪い噂の真相を確かめる為、ジーニアスと別れてロイドを捜索していた時にエミル達と出会う。
自他共に認める料理下手である。
本作では第3・4・7・8章で仲間になる。
藤林 しいな
CV:岡村明美
年齢:21歳 / 身長:164cm / 体重:48kg
隠密集団ミズホの民の現頭領。
イガグリ流忍術を使って世界の裏で活動する符術士でくノ一。テセアラ王の命でシルヴァラントの町とテセアラ王との間を取り持つ和平の使者として活動していた。氷の神殿でリヒターに殺されかけたマルタを救いエミル達の仲間となる。
忍びではあるが、非常にお人好しな性格で困っている人を見捨てられない優しい性格の持ち主。前作同様、落とし穴に縁がある様で本作でも大事な場面で何度か落とし穴に落ちてしまう。初対面のエミルを見て、以前にどこかで会っている様な感覚に陥るが、それは精霊研究所でみかけたアステルのことであった。
本作では第4章から仲間になる。
ゼロス・ワイルダー
CV:小野坂昌也
年齢:24歳 / 身長:179cm / 体重:68kg
テセアラの神子。
世界統合後は神子制度の廃止に向けてメルトキオで教会内部の改造を中心に活動している。世界再生の旅以来、ロイドに対して絶対的な信頼を寄せており、エミル達と出会った当初はロイドを仇呼ばわりするエミルに冷たい態度をとっていた。
体の弱い異母妹セレスを自身の屋敷で療養させており、妹のことが絡むと容赦がなくなる程のシスコン。普段は明るく賑やかな振る舞いで周囲を盛り上げるが、大事な場面では仲間をしっかり支えようとする。
本作では第5・7・8章で仲間になる。
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目次 - Contents
- 『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』の概要
- 『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- 第1章 響き、届かぬ世界
- 第2章 風、波立つ心
- 第3章 昨日の足跡、明日への足音
- 第4章 光と闇とグミと
- 第5章 真実の仮面、偽りの素顔
- 第6章 黒い予感
- 第7章 甦りし記憶の果てに
- 第8章 永遠の絆
- 第9章 想い、響くとき
- バッドエンド
- 『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』のゲームシステム
- 戦闘システム
- エレメントグリッド
- ユニゾン・アタック
- 秘奥義
- スキル
- 魔物の育成
- 魔物との契約
- 魔物の強化
- その他
- エンカウント方法
- フィールド
- スキット
- 合成
- 料理
- 称号
- 『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』の登場人物・キャラクター
- パーティーメンバー(主要)
- エミル・キャスタニエ / ラタトスク
- マルタ・ルアルディ
- パーティーメンバー(前作)
- ロイド・アーヴィング
- コレット・ブルーネル
- ジーニアス・セイジ
- リフィル・セイジ
- 藤林 しいな
- ゼロス・ワイルダー
- プレセア・コンバティール
- リーガル・ブライアン
- クラトス・アウリオン
- ヴァンガード
- リヒター・アーベント
- アリス
- デクス
- ブルート・ルアルディ
- ホーク
- マーグナー
- センチュリオン
- テネブラエ
- アクア
- ルーメン
- ウェントス
- イグニス
- グラキエス
- トニトルス
- ソルム
- その他
- レイソル、ラナ
- アルバ、フロル
- ジダ、モル
- クララ
- トマス
- ユアン・カーフェイ
- ミトス・ユグドラシル
- マーテル・ユグドラシル
- セレス・ワイルダー
- ヴェリウス
- ダイク
- アルテスタ
- ポール
- ベルク
- シュナイダー
- リリーナ
- ジョルジュ
- イガグリ老
- 安積 おろち
- アステル・レイカー
- ねこにん
- 『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』のアイテム
- 消費
- グミ
- ボトル
- ハーブ
- 写本
- 教書
- 魔術書
- 素材
- 食材
- 肉類
- 野菜類
- 果物類
- 穀物類
- 調味料
- その他
- 貴重品
- センチュリオン・コア
- ロイドの仮面
- 武器
- 防具
- 体
- 頭
- 腕
- 装飾品
- お守り
- ブーツ
- マント
- 指輪
- 人形
- 宝石
- 紋章
- 固有装備
- 『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』の用語
- 世界
- シルヴァラント
- テセアラ
- デリス・カーラーン
- 魔界ニブルヘイム
- 種族
- 人間
- エルフ
- ハーフエルフ
- ドワーフ
- 精霊
- 魔族
- 組織
- マーテル教会
- ヴァンガード
- レザレノ・カンパニー
- ディザイアン
- クルシス
- レネゲード
- その他
- マナ
- ラタトスク・コア
- ラタトスクの騎士
- センチュリオン
- センチュリオン・コア
- 魔物
- 大樹カーラーン
- 世界樹
- エクスフィア
- クルシスの輝石
- ギンヌンガ・ガップ
- 魔導砲
- ヒュプノス
- 血の粛清
- ヒッカリカエル
- カマボコグミ
- アイアンメイデン
- メロメロコウ
- デリスエンブレム
- 封魔の石
- 守人
- 『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ロイドのポスターの元ネタは『テイルズ オブ シンフォニア』に登場している
- 世界樹の名前は「ユグドラシル」
- サブイベント「ねこにんクエスト」では報酬として様々なアイテムがもらえる
- アリスとデクスの過去を知るサブイベントが見られる
- 本作の制作背景には『テイルズ オブ ジ アビス』が強く影響している
- マルタの腰の鞄には『テイルズ オブ ジ アビス』に登場するトクナガとミュウがいる
- 『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:misono『二人三脚』(Wii版)
- 主題歌:misono『二人三脚』(PS3版)