ジュラシック・ワールド/炎の王国(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』とは、2018年6月22日にアメリカ合衆国で公開された映画。『ジュラシック・パーク』シリーズ5作目の映画である。
日本公開は2018年7月13日。前作での大惨事から3年。放棄されたジュラシック・ワールドを有したイスラ・ヌブラル島には火山噴火の兆候が見えていた。噴火へのタイムリミットが迫る中、主人公オーウェンと彼の仲間たちは恐竜たちの救出チームに参加する。それぞれが奮闘する中、オーウェンたちは救出劇の裏に隠された陰謀にも巻き込まれていく。
ジャック(演:ロバート・エムズ)
ミルズにより手配された派遣された傭兵。
インドミナス・レックスの遺体を探す任務を任されている。
通信用のイヤホンをしながら社業をしていたため、近くに来たディロフォサウルスの発見が遅れ、脱出用のヘリコプターに乗り遅れる。
ヘリから出たはしごに何とか飛びつくも、水中から飛び出してきたモササウルスに捕食され死亡する。
潜水艇のパイロット(演:ケヴィン・レイン)
インドミナスの遺体を探すため、潜水艦「ディープダイブ・サブマリン」の運転手。
インドミナスの遺体を発見したものの、その骨を回収したところでモササウルスに食べられ死亡してしまう。
副操縦士(演:ジョン・シュワブ)
「ディープダイブ・サブマリン」の副操縦士。
パイロットと同じくインドミナスの骨を回収したときにモササウルスに食べられ死亡してしまう。
イアン・マルコム(演:ジェフ・ゴールドブラム)
カオス理論に通じている数学者。
ジュラシック・パークで起こった事件の当事者である。
連邦会議にて、恐竜について意見を求められた際に、イスラ・ヌブラル島の恐竜の命は保護ではなく、自然に従うべきだ主張した。
人間の造った恐竜に神が審判を下そうをしているのかとの問いに、神は関係ないと答えてもいる。
彼の意見を元にアメリカ政府は恐竜を保護しないという指針を決定した。
物語の最後に、恐竜が人間の世界に解き放たれたことを知り、連邦議会で「真のジュラシック・ワールドへようこそ。」と皮肉めいた言葉を放った。
シャーウッド上院議員(演:ピーター・ジェイソン)
連邦議会にてマルコム博士の話を聞き、政府は恐竜の保護に如何なる援助も行わないことを宣言した人物。
人間が都合で造りあげた恐竜が火山で滅ぶのは、神が人間の犯した過ちを正すためのおぼしめしだと思っている。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の用語
ブルー
前作に登場した小型肉食恐竜ヴェロキラプトル四姉妹の長女で、唯一の生き残り。人間の言葉をある程度理解するほど高い知能を持ち、育ての親であるオーウェンとは種を超えた絆を築いている。
イスラ・ヌブラル島からの恐竜たちの救出作戦の際、ミルズは「高い知能と社会性を持つ特別な恐竜」として最優先でブルーを確保するようクレアに要求した。そのためクレアはブルーと特別な絆を持つオーウェンの協力を求めることとなる。
救出にやってきたオーウェンと再会した直後、ウィートリーの部下の傭兵に銃で撃たれて重傷を負う。その後ジアの施術で銃弾を摘出され、同じ肉食恐竜であるティラノサウルスの血を輸血されることで一命を取り留めた。
ミルズがブルーの救出に執着していた理由は、ブルーのDNAをインドミナス・ラプトルに組み込み、新たなハイブリット恐竜として完成させるためであった。ロックウッド邸に運び込まれた後、ジアによって解放され、インドミナス・ラプトルから逃げ惑うオーウェンたちの下に駆け付ける。そのままオーウェンたちと連携しながら激しい戦闘を繰り広げ、インドミナス・ラプトルにとどめを刺した。
恐竜が人間の世界に放たれた後、「安全な場所に一緒に行こう」とオーウェンに誘われるが、ブルーはその提案に乗ることなく、どこか名残惜しそうに彼を見詰めた後、夜の闇の中へと走り去った。
インドミナス・ラプトル
新しい遺伝子組み換えの2代目ハイブリッド恐竜。
インドミナスのDNAをベースに、ラプトルを含む地球上の色々な肉食生物の遺伝子を組み合わせて誕生させた。
知能が高く、性格はずる賢く残虐である。
歯を抜こうとしたウィートリーを騙し寝たふりをして近づけて捕食してしまう。
その後、檻から自力で脱出し、逃げ遅れたオークション参加者をも惨殺する。
軍事用の恐竜としてつくられているが、ウー博士の言い分ではまだ未完成。
ラプトルの中でも特に社会性の高いブルーを母親とすることで、社会性を遺伝子に組み込もうとウー博士は考えていた。
そのため、ブルーの純血が輸血されれば完成品となったが、ブルーにはティラノサウルスの血が輸血されてしまっていたため、完成は不可能となってしまう。
メイジーを執拗に襲うが、オーウェンとブルーの介入により、ガラス天井から落ち、展示物である恐竜の骨に突き刺さり死亡。
今作が初登場。
イスラ・ヌブラル島
架空の島で、シリーズ1作目と4作目と今作の舞台となった火山島である。
名前はスペイン語で「曇の島」という意味が由来。
島の北側には旧ジュラシック・パークの施設が放置された状態となっている。
ロケはハワイの「クアロア・ランチ」で行われた。
ジュラシック・ワールド
ジュラシック・パークの事件から22年後、インジェン社はマスラニ社に買収され、前作の『ジュラシック・ワールド』の舞台となった。
ジュラシック・パークの跡地であるイスラ・ヌブラル島にマスラニ社が恐竜のテーマパークを建設したもの。
ジュラシック・パークでの経験を基に、安全を謳い、世界中から毎日二万人の旅行者が訪れる観光施設として大成功を収めていたが、前作の事件により、施設は崩壊した。
Dinosaur Protection Group(DPG)
サンフランシスコに本部を置く、恐竜保護を目的とした団体。
ジュラシック・ワールドの管理責任者クレアが設立した。
この団体は、人間と恐竜の両種が平和に共存できる方法を見つけることも目的としている。
ロックウッド財団の支援を受け、イスラ・ヌブラル島にいる恐竜の救出を試みる。
主要メンバーは、クレア、フランクリン、ジアの3名で他はボランティアが30人ほどとなっている。
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目次 - Contents
- 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の概要
- 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のあらすじ・ストーリー
- 恐竜を巡る様々な思惑
- イスラ・ヌブラル島
- オークション
- 恐竜と人類の共存
- 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の登場人物・キャラクター
- オーウェン・グレイディ(演:クリス・プラット)
- クレア・ディアリング(演:ブライス・ダラス・ハワード)
- フランクリン・ウェブ(演:ジャスティス・スミス)
- ジア・ロドリゲス(演:ダニエラ・ピネダ)
- ベンジャミン・ロックウッド(演:ジェームズ・クロムウェル )
- イーライ・ミルズ(演:レイフ・スポール)
- メイジー・ロックウッド(演:イザベラ・サーモン)
- アイリス・キャロル(演:ジェラルディン・チャップリン)
- ヘンリー・ウー(演:B・D・ウォン)
- グンナー・エヴァーソル(演:トビー・ジョーンズ)
- ケン・ウィートリー(演:テッド・レヴィン)
- インジェン警備課リーダー( 演:マイケル・パパジョン)
- ジャック(演:ロバート・エムズ)
- 潜水艇のパイロット(演:ケヴィン・レイン)
- 副操縦士(演:ジョン・シュワブ)
- イアン・マルコム(演:ジェフ・ゴールドブラム)
- シャーウッド上院議員(演:ピーター・ジェイソン)
- 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の用語
- ブルー
- インドミナス・ラプトル
- イスラ・ヌブラル島
- ジュラシック・ワールド
- Dinosaur Protection Group(DPG)
- ロックウッド財団
- ジュラシック・パーク
- 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- イスラ・ヌブラル島で訪問者を迎えるブラキオサウルス
- 「私と同じクローンだけど、みんな生きてる」
- 「ようこそ、ジュラシック・ワールドへ」
- 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 2021年6月に「ジュラシック・パーク」シリーズ6作目の公開が予定されている
- 『ジュラシック・パーク』で見学者が乗車したフォード・エクスプローラーが再登場
- ティラノサウルスの鳴き声が『ジュラシック・パーク』の時と同じものになっている
- ジュラシック・ワールド/炎の王国 主題歌・挿入歌
- 主題歌:Irma Thomas『Anyone Who Knows What Love Is』