ジュラシック・ワールド/炎の王国(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』とは、2018年6月22日にアメリカ合衆国で公開された映画。『ジュラシック・パーク』シリーズ5作目の映画である。
日本公開は2018年7月13日。前作での大惨事から3年。放棄されたジュラシック・ワールドを有したイスラ・ヌブラル島には火山噴火の兆候が見えていた。噴火へのタイムリミットが迫る中、主人公オーウェンと彼の仲間たちは恐竜たちの救出チームに参加する。それぞれが奮闘する中、オーウェンたちは救出劇の裏に隠された陰謀にも巻き込まれていく。
DPGのメンバーで獣医師。
シアトルで育ち、幼い頃から動物に関わる仕事を夢見ており、カリフォルニア大学バークレー校で獣医学を専攻していた。
また、前作の事件以前の「ジュラシック・ワールド」で獣医としてインターンシップを受けようと考えていた。
しかし、事件が起きてしまったため、パークである島にすら行ったことがないままDPGに加入する。
DPGに入り、恐竜生物学の専門家となり、獣医師としてイスラ・ヌブラル島へ向かう。
島では、傭兵に撃たれたブルーの治療役として捕まってしまうが、ブルーの弾丸摘出と輸血の手術を行う。
恐竜救出の任務を達成後、動物について更に勉強し、人々に恐竜に関する生物学を教えたいと考えている。
ベンジャミン・ロックウッド(演:ジェームズ・クロムウェル )
ロックウッド財団の設立者。
旧ジュラシック・パーク建造者であるジョン・ハモンドの旧友であり、仕事のパートナー。
ジョン・ハモンドがインジェン社を設立した際の資金や恐竜のDNA抽出実験を行う実験室をロックウッド邸の地下に置くなど多数協力している。
自身の娘を失った悲しみをいやすため、恐竜のクローン技術を用いて娘を再生しようと考えた。
しかし、ベンジャミンは、人間をクローンで再生しようとする考えをハモンドに危険ととらえられてしまい、ジュラシック・パーク設立プロジェクトから追い出され、ハモンドとのパートナーを解消した。
その後、娘をクローンで再生することに成功し孫として育てている。
イスラ・ヌブラル島の恐竜を火山噴火から救おうと考えるクレアが所属するDPGの考えに賛同し、恐竜救出作戦を計画、援助した。
健康状態があまり良くなく、ロックウッド財団の運営をイーライ・ミルズに任せている。
孫のメイジーにミルズの悪事を伝えられ、ミルズに自首を薦めるが、逆上したミルズの手により殺されてしまう。
イーライ・ミルズ(演:レイフ・スポール)
ロックウッドの側近で、健康状態がよくないロックウッドに代わり財団の実質的な運営を行う。
恐竜救出の為の車両輸送・医療・兵器・傭兵などを手配してDGPをサポートする。
クレアにイスラ・ヌブラル島の恐竜を11種類火山噴火から救うことができると説明し、特にヴェロキラプトルのブルーの救出に関心を示していた。
クレアにブルーの捕獲は無謀だと伝えられるが、オーウェンのプロジェクト参加の提言や恐竜救出のための傭兵、車両などを手配してサポートする。
しかし、実際は自身の立場を利用して恐竜で商売をしようと悪だくみを図っていた。
ブルーに特別な関心を示したのも、ブルーのDNAから新たなハイブリッド種の恐竜を造り出すのが目的であった。
オーウェンたちを騙して、ブルーなどの恐竜を島から運び出し、ロックウッド邸地下でオークションを開催する。
そこで、世界中の軍事関係者に兵器として恐竜を売りさばこうと企んでいた。
これらの悪事がメイジーによりロックウッドにバラされるも、ロックウッドを殺害し、メイジーもクローン人間として利用しようと監禁してしまう。
また、オーウェンやクレアにも秘密を知られてしまったため、殺そうと考える。
だが、オークション会場から恐竜が脱走したことによりミルズのもくろみは潰えた。
最後は、メイジーにより解放されたティラノサウルスに捕食され死亡する。
メイジー・ロックウッド(演:イザベラ・サーモン)
ベンジャミン・ロックウッドの孫娘で10歳。
彼女は自身の生い立ちや母親を知らされずに家政婦のアイリスに育てられた。
イギリス、ロンドン郊外にある、祖父の大邸宅ロックウッド・エステートで暮らしている。
祖父ベンジャミンの表向きは孫娘とされているが、その正体は、ベンジャミンが死亡した娘をクローン技術を使って再生したクローン人間である。
知的要求が盛んで祖父同様恐竜が好き。
ミルズが売人であるエヴァ―ソルと恐竜の密売について話していたことや、地下の実験室にインドミナス・ラプトルがいることを発見してしまう。
メイジーがクローン人間であることを知ったミルズにより一度は監禁されてしまうが脱出し、地下で合流したオーウェンたちと行動を共にすることになる。
終盤、クローンで造られた恐竜に共感し、恐竜をガスで死亡させるのではなく、人間の世界解き放つためのゲートを開けるボタンを押し、恐竜を解放させる。
アイリス・キャロル(演:ジェラルディン・チャップリン)
ベンジャミンが信頼を寄せる家政婦で、メイジーを母親代わりとして育てていた。
ベンジャミンの死後、メイジーを引き取ると宣言するミルズに彼女の世話を続けたいと訴えるが、彼から拒否されて辞退した。
それ以降出演はなく、生死は不明である。
ヘンリー・ウー(演:B・D・ウォン)
元「ジュラシック・ワールド」の研究チームのリーダーを務めた遺伝学者。
ハイブリッド種「インドミナス・レックス」を創りだした張本人。
前作の事件の後、責任を問われ、研究者の資格を失い行方を眩ませていた。
その後、ミルズの協力を得てインドミナス・ラプトルと呼ばれる新しい遺伝子組み換え恐竜を造り出していた。
資格を失ったが、ハイブリッド恐竜の研究を進めた結果、インドミナスレックスのDNAから新しいハイブリッド恐竜インドミナス・ラプトルを完成させてしまうほどの天才。
試作品であるインドミナス・ラプトルを売ろうと考えるミルズにその危険性を説き、ミルズと口論しているところをメイジーに聞かれてしまう。
インドミナス・ラプトルを完成させるため、ヴェロキラプトルであるブルーの純血が必要であった。
しかし、ジアによりブルーに、ティラノサウルスの血を輸血した混血であると告げられてしまう。
その後、フランクリンに麻酔を打たれ昏倒。
部下により別室に引きずられていくものの、生死は不明。
グンナー・エヴァーソル(演:トビー・ジョーンズ)
競売人。ミルズと手を組んでオークションで恐竜を売りさばこうとしていた。
ロックウッド邸で開催されていた恐竜のオークションの司会を務める。
その際、バイヤー達にインドミナス・ラプトルの試作品を見せ、新しい遺伝子組み換えによる恐竜生産の計画を説明した。
オーウェンがオークション会場にスティギモロクをおびき寄せたことにより、会場は混乱し。オークションは中断する。
その際、インドミナス・ラプトルの歯を抜こうと考えたウィートリーがインドミナス・ラプトルに捕食され、檻から脱走する場面を目撃してしまう。
逃げ遅れた他のバイヤーと共にエレベーターでオークション会場から逃げようとするが、インドミナス・ラプトルによりエレベーターの扉を開けられ捕食されてしまう。
ケン・ウィートリー(演:テッド・レヴィン)
ロックウッド財団のミルズに雇われた傭兵。
イスラ・ヌブラル島に到着したオーウェンたちを出迎え、行動を共にする。
しかし、オーウェンがブルーを発見すると、彼らを裏切りブルーに麻酔銃を打ち込み連れ去ろうとする。
その際、ブルーが暴れ、傭兵たちの発砲によりブルーは負傷、そのケガを治すためジアも一緒に連れ去り、それを見て激怒したオーウェンにも麻酔銃を発砲した。
捕まえた獲物の歯を収集するのが趣味である。
インドミナス・ラプトルの歯も収集しようとするが、高い知能を持つインドミナスラプトルに騙され、捕食されてしまう。
また、この行動により、インドミナス・ラプトルは檻から脱走することとなる。
インジェン警備課リーダー( 演:マイケル・パパジョン)
インジェン社の傭兵。
ミルズの手配で、イスラ・ヌブラル島の恐竜捕獲作戦に参加する。
島から帰った後、ロックウッド邸で警備に当たっているが、オーウェンとクレアとメイジーの目の前でインドラプトルに襲われ死亡する。
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目次 - Contents
- 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の概要
- 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のあらすじ・ストーリー
- 恐竜を巡る様々な思惑
- イスラ・ヌブラル島
- オークション
- 恐竜と人類の共存
- 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の登場人物・キャラクター
- オーウェン・グレイディ(演:クリス・プラット)
- クレア・ディアリング(演:ブライス・ダラス・ハワード)
- フランクリン・ウェブ(演:ジャスティス・スミス)
- ジア・ロドリゲス(演:ダニエラ・ピネダ)
- ベンジャミン・ロックウッド(演:ジェームズ・クロムウェル )
- イーライ・ミルズ(演:レイフ・スポール)
- メイジー・ロックウッド(演:イザベラ・サーモン)
- アイリス・キャロル(演:ジェラルディン・チャップリン)
- ヘンリー・ウー(演:B・D・ウォン)
- グンナー・エヴァーソル(演:トビー・ジョーンズ)
- ケン・ウィートリー(演:テッド・レヴィン)
- インジェン警備課リーダー( 演:マイケル・パパジョン)
- ジャック(演:ロバート・エムズ)
- 潜水艇のパイロット(演:ケヴィン・レイン)
- 副操縦士(演:ジョン・シュワブ)
- イアン・マルコム(演:ジェフ・ゴールドブラム)
- シャーウッド上院議員(演:ピーター・ジェイソン)
- 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の用語
- ブルー
- インドミナス・ラプトル
- イスラ・ヌブラル島
- ジュラシック・ワールド
- Dinosaur Protection Group(DPG)
- ロックウッド財団
- ジュラシック・パーク
- 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- イスラ・ヌブラル島で訪問者を迎えるブラキオサウルス
- 「私と同じクローンだけど、みんな生きてる」
- 「ようこそ、ジュラシック・ワールドへ」
- 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 2021年6月に「ジュラシック・パーク」シリーズ6作目の公開が予定されている
- 『ジュラシック・パーク』で見学者が乗車したフォード・エクスプローラーが再登場
- ティラノサウルスの鳴き声が『ジュラシック・パーク』の時と同じものになっている
- ジュラシック・ワールド/炎の王国 主題歌・挿入歌
- 主題歌:Irma Thomas『Anyone Who Knows What Love Is』