ヱヴァンゲリヲン新劇場版(ヱヴァ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』とは、2007年から公開されているアニメ映画シリーズである。
1994-1995年のTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』が原作。総監督はTVシリーズと同様に庵野秀明が担当している他、主要スタッフや声優もほぼ同一でリメイクではなく「リビルド(再構築)」作品。
全4部作予定で、現在3作目まで公開済み。巨大人型兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットの少年少女を主人公とし、人類の敵「使徒」との闘いや人間同士の争い、陰謀の謎解き、主人公の苦悩や成長を描いたストーリーである。

声 - 清川元夢

NERV副司令官。趣味は将棋。
もとは大学で教授をしていた学者で、シンジの母親のユイは教え子。
形としてはゲンドウの部下だが互いに呼び捨てで呼び合っており、ゲンドウに意見できる貴重な存在。ゲンドウが耳を貸し比較的普通に接する数少ない人物。
『Q』では、シンジを将棋に誘い、その席で綾波レイとユイとの関係やエヴァ開発初期における秘密を話す。

NERV/WILLE(ヴィレ)

葛城ミサト(かつらぎ ミサト)

『序』『破』

声 - 三石琴乃

NERV戦術作戦部作戦局第一課所属で階級は二佐で『破』では一佐に昇進。EVAの戦闘指揮官。シンジの保護者にして直接の上司。29歳。
性格は楽天的で、あまり軍人らしくない。戦闘においては直接シンジ達に指示を出し、そのほとんどで作戦を成功させているが、指示の内容は突飛な内容や理不尽な内容のものも多い。例として、第5の使徒戦で、シンジに訓練通りの射撃を行うよう指示し、シンジがそれを実行したところ「バカ!爆煙で敵が見えない!」と怒鳴るなど。
シンジを一人にさせることを心配し、独り暮らしだった自身のアパートに彼を招き、同居生活を始める。
私生活はかなりズボラであり、アパートはほぼゴミ屋敷と化している。大酒飲みで、劇中ではエビスビールや獺祭を愛飲している。

旧シリーズと比較して落ち着いており、『序』では自分だけが最前線で闘うことへの不満を語るシンジを、地下最深部の「レベル・トリプルE」まで案内し第2の使徒リリスの存在とNERV職員が自爆による死を覚悟していることを伝えるなどして彼を諭している。
『破』終盤で、レイを救うべく初号機を擬似シン化第1覚醒形態へと覚醒させたシンジに「行きなさい!誰かの為じゃない、あなた自身の願いの為に!」と叫び彼を後押しした。

『Q』ではそれまでと一転、 ゲンドウ並に厳格冷徹な人物へと豹変している。アスカ曰く「目的優先・人命軽視」。
年齢は43歳。旧NERV職員を中心に結成された反NERV組織「Will-E(ヴィレ)」の幹部として空中戦艦「AAAヴンダー」の艦長を務めており、階級は大佐。
『破』で上記のような後押しの言葉をシンジに発しておきながら、シンジに対しては徹底して冷たく、「あなたは何もしないで」と突き放し、彼の首に爆弾付きの「DSSチョーカー」をセットして監禁するという冷徹っぷりだった。しかし、アヤナミレイ(仮称)にシンジが付いていってしまった際、チョーカーの起爆スイッチを手にしながらも躊躇し、結局押せないなどの行動から、内心ではシンジへの想いは残っているらしい。あまりの豹変ぶりに驚いたファンは多かったが、特に「14年間眠っていたシンジに何一つ説明しない」ことから概ね不評。

赤木リツコ(あかぎ リツコ)

『序』『破』

声 - 山口由里子

NERV技術開発部技術局第一課所属。「E計画」担当・エヴァンゲリオン開発総責任者。スーパーコンピューターシステム「MAGI」の管理・運営担当者。30歳。
性格は知的で冷静。ミサト・加地とは学生時代からの付き合いの腐れ縁で、普段は皮肉を口にすることも多い。
旧シリーズではゲンドウの愛人であり、本気で彼を愛していたが、本シリーズではそのような描写は見られない。

『Q』では44歳。ミサトと同様、反ネルフ組織「Will-E(ヴィレ)」の幹部として空中戦艦「AAAヴンダー」の副長を務め、ミサトの右腕として行動。ゲンドウとは敵対関係となっている。ミサトと同様にシンジにも冷徹だが、もとからミサトほど親しくはなかったためそれほどギャップは感じられない。シンジの首の爆弾を起爆できなかったミサトの心中を思い遣るような素振りも見せる。

伊吹マヤ(いぶき マヤ)

『序』『破』

声 - 長沢美樹

NERV本部オペレーターで、階級は二尉。NERV本部技術開発部技術局一課所属。24歳。
オペレーターとしての能力は優秀で、性格も比較的まともで常識的。ただし潔癖症で男嫌い。NERVに所属していても実戦経験はなく、血や暴力描写に耐性がなく、初号機の度を超えた暴走を見た際には吐き気を催している。

『Q』では38歳で、ミサトやリツコと同様にヴィレに所属し、「AAAヴンダー」では整備長を務める。性格はかなりギスギスしており、部下に対して「これだから若い男は…」と悪態をつくなど、以前に増して男嫌いの傾向が強くなっている。

日向マコト(ひゅうが マコト)

『序』『破』

声 - 結城比呂

NERV本部オペレーターで、階級は二尉。NERV本部中央作戦司令部作戦局第一課所属。
ミサトに好意を抱いている。

『Q』ではミサトやリツコと同様にヴィレに所属。

青葉シゲル(あおば シゲル)

『序』『破』

声 - 子安武人

NERV本部オペレーターで、階級は二尉。長髪が特徴で、趣味はエレキベース。

『Q』ではミサトやリツコと同様にヴィレに所属。

WILLE(ヴィレ)

鈴原サクラ(すずはら サクラ)

『破』の登場シーン。

声 - 沢城みゆき

鈴原トウジの妹。旧シリーズでは存在だけは語られていたが、登場することはなかったため、ほぼ本シリーズの新キャラクター。
『破』では姿が判明しており、旧シリーズと同様に初号機と使徒の闘いに巻き込まれ負傷するも無事に完治し、退院。

『Q』では下の名前が判明し、ヴィレに所属する医官で階級は少尉であることが明かされる。14年間の昏睡から目覚めたシンジの衛生を担当。
『Q』の劇中では数少ない明るく礼儀正しい性格。普段は標準語だが、まれに兄と同様の関西弁で話す。シンジには他のヴィレ職員に比べて友好的だが、ニア・サードインパクトを起こした張本人であるため危険人物と見なしているのは変わらない。ヴンダーを去る際のシンジに「エヴァにだけは乗らんで下さいよ」と釘を刺した。

高雄コウジ(たかお コウジ)

声 - 大塚明夫

ヴンダーの艦橋要員の一人。加持とは知り合いらしく、ミサトのことを聞いていたという。無謀な作戦ばかり立案しながら成功させるミサトを「加持に聞いていたより面白い女」と評する。ヴンダーでは動力関係を担当。
シンジにはあまり関心を払っていない。

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キール・ローレンツ/ゼーレ01とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場するキャラクターで、人類補完計画を主導する秘密結社ゼーレの中心人物。 その遂行を特務機関NERV(ネルフ)の総司令官である碇ゲンドウに任せるが、彼が独自の目的に合わせて計画を歪めていることを知ると、これを裏切り行為と判断して戦略自衛隊に本拠地を襲撃させる。新劇場版では大きく設定が異なり、人間ではなく地球外で発生した知性体の成れの果てで、「自身の目的と大きく異なるものではない」とゲンドウの計画変更を許容した。

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洞木ヒカリ/鈴原ヒカリ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

洞木ヒカリ/鈴原ヒカリ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

洞木ヒカリ(ほらき ヒカリ)/鈴原ヒカリ(すずはら ヒカリ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、主人公碇シンジのクライメイト。 学級委員を務めるしっかり者で、父、姉、妹に自分を加えた4人家族。家の中では母親代わりを務め、家事全般を得意とし、弁当も自分で作っている。クラスメイトの鈴原トウジに片思い中で、仲良くなるきっかけを探している。弐号機のパイロットである惣流(式波)・アスカ・ラングレーからは、その面倒見の良さから頼りにされるようになり、やがて友人としての関係を築いていった。

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