るろうに剣心(るろ剣)の御庭番衆まとめ

『るろうに剣心』とは、和月伸宏による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。幕末に最強と呼ばれた人斬り抜刀斎こと緋村剣心が、不殺の信念の下に戦う物語で、明治時代を舞台に剣劇バトルが展開される。阿片の密売に加担していた女医の高荷恵を巡り、剣心は仲間たちと共に隠密御庭番衆の四乃森蒼紫とその部下たちと戦うことになる。御庭番衆の面々は、後に剣心最大の敵である志々雄真実や、剣心を仇と狙う雪代縁との戦いにも関わるのだった。

円殺轟鉤棍(えんさつごうこうこん)

間合いを詰める反動を利用して、勢いよく回転させたトンファーを相手に叩きつける。

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般若(はんにゃ)

CV:野島昭生(テレビアニメ版)、鈴置洋孝(PSゲーム版)、置鮎龍太郎(新アニメ版)
演:煌羽レオ(宝塚歌劇舞台)、日和春磨(宝塚歌劇舞台)、寒川祥吾(松竹舞台)

身長:166㎝
体重:55kg
血液型:A
尊敬する人:四乃森蒼紫

密偵方の上位隠密。名前の示す通り、通常は般若の面をかぶっている。
貧しい農村の出身で、幼い頃口減らしの為に殺されかけたところを蒼紫に拾われた。密偵方として、諜報活動を行いやすくする為、いかなる顔にも変装できるようにと自ら顔の肉と皮膚を削ぎ、鼻を落とし、頬骨を砕いて徹底的な顔面改造を行った。その為、素顔はゾンビのようなグロテスクなものとなっているが、本人は「便利なので気に入っている」と評した。般若の面は素顔を隠す他、対戦相手に動きを先読みさせない視線隠しの意味もある。剣心との2度目の戦いの際、面が破壊された。
密偵方であると同時に、蒼紫に仕込まれた御庭番式拳法の達人でもあり、伸腕の術に加え鉤爪を使うなど戦闘面でも高い技術を持つ。京都を出るまでは操の世話役をしており、彼女に御庭番式拳法を教えた。その為か、操からは他の3人とは別に「般若君」と敬称をつけて呼ばれており、実力面でも一目置かれている(「癋見やひょっとこならともかく、般若君が負けるとは思えない」との台詞がある)。
女性に対しては比較的礼儀正しく振る舞うが、男性にはややぶっきらぼうな態度になる。

観柳邸のエントランスで剣心と対決した。伸腕の術で一時は優位に立つが、術の秘密を看破されてからは鉤爪で立ち向かうも剣心に及ばず敗北する。「その程度では、蒼紫様には勝てない」と言って気絶した。その後、左之助、式尉と合流する。左之助には警戒されたが、「勝負がついた今、寝首をかくような真似はしない」と言い、信用を得る。

エントランスでの戦いで倒れる直前、自身と似た境遇の恵のことをなぜ気に掛けなかったのかと剣心に言われるが、般若にとっては組織こそが優先すべきことであった。「敢えて見て見ぬふりをしていただけで、恵を気にかけていなかったわけではない」と語り、観柳の回転式機関砲から蒼紫を守る為に他の3人と共に戦死。死後は蒼紫によって首を切断され(アニメでは遺体を丸ごと回収)、ある樹海に墓を作られる。『人誅編』の後、蒼紫、操の手で再び掘り起こされ改めて埋葬された模様。

『京都編』では、操が十本刀の一人・本条鎌足(ほんじょう かまたり)との戦いで昏倒した時に幽霊となって彼女の前に現れ「蒼紫様が戻ってくる」と告げに来た。

伸腕の術(しんわんのじゅつ)

赤と黒の横縞模様の刺青で、腕を実際以上に短く見える錯覚を起こす。相手からすれば、急に般若の腕が伸びたように見える。逆刃刀を物差し代わりに誤差の修正を行った剣心により、破られた。

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式尉(しきじょう)

CV:中田和宏(テレビアニメ版)、大塚明夫(PSゲーム版)、稲田徹(新アニメ版)
演:テイ龍進(実写映画版)、真那春人(宝塚歌劇版舞台)、鳳華はるな(宝塚歌劇版舞台・代役)、祝陽平(松竹舞台)

身長:195㎝
体重:100kg
血液型:B
出身地:鹿児島県
特技:腕立て伏せ

本丸警護方の上位隠密。元は薩摩藩の隠密だったが、場内の調査のため江戸城に侵入した際、当時13歳だった蒼紫に倒されそれを機に御庭番衆に入った。顔の傷は、蒼紫との戦いでついたものである。元々筋力に恵まれていたが、御庭番衆に伝わる秘伝の薬で更に強化した。
観柳邸での戦いの際、般若を倒した剣心らの前に立ちふさがり、左之助と交戦する。当初は優位に立ち、左之助に「火電の薬を使えば、自分より強くなれる」と言って勧誘するが、拒否されて脳天に強烈な拳打を撃ち込まれ敗北した。左之助も気絶し、共に意識を取り戻したが式尉にはもう戦意はなく、左之助、般若と共に剣心と合流する。
その後、蒼紫を回転式機関砲から守る為、自ら盾となった。自分の肉体が機関砲に勝ることが証明できた、蒼紫の役に立てたことに満足し、息絶えた。

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火男(ひょっとこ)

CV:飯塚昭三(テレビアニメ版)、小村哲生(PSゲーム版)、落合福嗣(新アニメ版)
演:久城あす(宝塚歌劇版舞台)、汐聖風美(宝塚歌劇版舞台)、竹部匠哉(松竹舞台)

身長:190㎝
体重:120kg
血液型:A
出身地:熊本県
好きな食べ物:明太子

中位隠密。直情的な性格をしている。「火男」の名が示す通り火術使いで、胃に油袋を仕込むため、巨大な肥満体となった。補給の為の油の樽も背負っている。
神谷道場を襲撃した時、左之助と交戦した。火炎放射の能力で左之介相手には優位に立つも、剣心には刀を回転させることで炎を散らされ破られる。トリックのネタを見破った左之助によって油袋を引きずり出され、素手で戦おうとしたが顔に蹴りを入れられて敗北した。
観柳のアジトで癋見と共に床に臥せていたが、機関砲の音を聞いて危機を察知し、戦場へと駆け付ける。蒼紫を守る為に捨て駒となり、機関砲で頭部を撃たれ絶命するが、樽に隠していた癋見の攻撃へと繋げた。

火炎吐息(かえんといき)、極大火炎吐息(きょくだいかえんといき)

腹に仕込んだ油袋で油を通し、火打石と上下二本だけ残った前歯を打ち付けて着火、巨大な火炎を吐く。強化版として極大火炎吐息がある。かなり強力な技ではあるが、油が切れたり、油袋を引きずり出されたりすると使えなくなる。
剣心は、刀を回転させて炎を防ぎ、火炎吐息を封じた。この時、ひょっとこの技を「大道芸」と評している(が、読者からは「刀を回すだけで炎を防ぐ剣心の対処法も大道芸」との指摘を受けた。ちなみに左之助は「手品」と評した)。

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癋見(べしみ)

CV:松野太紀(旧アニメ版)、吉野裕行(新アニメ版)
演:透真かずき(宝塚歌劇版舞台)、眞ノ宮るい(宝塚歌劇版舞台)、早川一矢(松竹舞台)

身長:130㎝
体重:30kg
血液型:A
出身地:東京府
特技:射的・尾行

下位隠密。小柄な体躯故に身軽で、音も気配もなく周囲に潜むことを得意とする。剣心でさえ、殺気を感じるまで癋見の存在に気付かなかった。恵の監視を行っていたところを逃げられてしまい、観柳の部下と共に追跡している最中に剣心、左之助と戦闘になる。左之助の友人たちを攻撃した為彼の怒りを買い、剣心と左之助による顔面攻撃を同時に受けて敗北、逃走した。
般若に助けられた後は、ひょっとこの補佐的な役割で共に神谷道場を襲撃する。半ば逆恨みで恵を殺そうと毒殺螺旋鋲を放つが、弥彦に阻止された。
観柳のアジトでの戦いでは、ひょっとこの樽に隠れて奇襲攻撃を行うが、一歩及ばず回転式機関砲の乱射を受け死亡した。ひょっとこ共々、一芸に秀でているだけの自分を見捨てずにいてくれた蒼紫に感謝し、心服していた。
アニメ版では、螺旋鋲が回転式機関砲を詰まらせ、勝利に貢献した。

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石動雷十太(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

石動雷十太(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

石動雷十太(いするぎ らいじゅうた)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物で、実戦剣術流派「真古流」の隆盛を目論む剣豪。 次々と新しい兵器が生まれる中、剣術の意義が失われていくことを憂い、「兵器に負けないほど強力な剣士」たちによる剣術の再興を目論む。自身も古流剣術「飯綱」を修得した凄腕の剣士だが、言動のわりに中身は小物で、作中では「愚物」と吐き捨てられている。真古流のパトロンにするために刀剣商の塚山由左衛門に近づき、やがて主人公緋村剣心と対峙する。

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魚沼宇水(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

魚沼宇水(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

魚沼宇水(うおぬま うすい)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターで、明治政府転覆を目論む志々雄真実配下の精鋭部隊「十本刀」の一員。その中でも最強格の戦闘能力を持つ剣士で、盲目であることから「盲剣の宇水」と呼ばれている。琉球王家秘伝の武術の使い手であり、かつて対人斬り用暗殺者として腕を振るっていた。志々雄に敗れて光を失い、「隙あらばいつでも斬りかかって構わない」という条件で彼の仲間になっている。しかしすでに復讐を断念していることを斎藤一に見抜かれ、死闘を繰り広げる。

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武田観柳(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

武田観柳(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

武田観柳(たけだかんりゅう)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場する悪徳実業家。 表向きは町外れに住む青年実業家だが、裏では医師と結託し「蜘蛛の巣」という阿片を売りさばいていた。仲間割れにより協力者であった医師を殺害してしまい、その助手を務める高荷恵を監禁し無理矢理阿片の製造に協力させた。四乃森蒼紫を御頭とする御庭番衆や私兵団を従え、阿片で得た利益を利用して武器商人となり、更なる財を築こうと企む。実写や舞台の要素を取り入れて深みが増していったキャラであり、『北海道編』で再登場する。

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四乃森蒼紫(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

四乃森蒼紫(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

四乃森蒼紫(しのもりあおし)とは、『るろうに剣心』の登場人物でかつて江戸城の警護を務めた御庭番衆(おにわばんしゅう)最後の御頭であり、15歳という若さでその座に就いた天才である。小太刀を用いた防御力に優れる剣術と御庭番式の格闘術を融合させた戦法で戦う。整った顔立ちの美男子だが、幼い頃より隠密として厳しい修行を受けていたため、冷静沈着な性格で表情の変化に乏しい。幕末最強と言われていた人斬り抜刀斎(現在の緋村剣心)を倒し、御庭番衆こそが真の最強である事を証明する為、剣心の前に立ちはだかる。

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エルダー=ピーベリー(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

エルダー=ピーベリー(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

エルダー=ピーベリーとは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 第零幕』の登場人物で、外国人居留地に在住する西洋人の女性医師。 若輩かつ女性ということで、西欧では信用も仕事も得られず、やむなく自分の技術を活かせる場所、必要としている人を求めて日本にやってきた。困窮する者からは金を取らない高潔な医師だが、日本においても“若い娘”というだけで色眼鏡で見る者が少なくないため、普段は男装している。主人公緋村剣心と交流し、協力して外国人居留地で起きた事件を解決した後、アメリカへと渡っていった。

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緋村剣心(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

緋村剣心(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

緋村剣心(ひむらけんしん)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物であり、同作の主人公。左頬の十字傷と後ろで一つ結びにした長い赤髪が特徴的な単身痩躯の男。赤い着物に白い袴姿で腰には刃と峰が逆になっている刀「逆刃刀」を差している。一見物腰穏やかな優男だが、その正体はかつて幕末最強と謳われた「人斬り抜刀斎」。 動乱の中で多くの者を殺めた過去を抱えており、その償いと太平の世を生きる人々を守るため「不殺(ころさず)」の信念を掲げて旅をする「流浪人(るろうにん)」を名乗っている。

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