般若(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

般若(はんにゃ)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物で、かつて江戸城の守護を担っていた隠密御庭番衆の一員。般若は仲間内で用いている名称で、本名は不明。
戦闘能力も高いが諜報活動にも長けた上位隠密。その名の通り“般若”の面で顔を覆った忍者で、手甲を装備した上での徒手空拳による打撃を得意とする。距離感を誤らせるための縞模様の刺青を腕に施し、様々な人物の顔に変装するために自らの鼻と唇を削ぎ落とすなど、御庭番衆とその長である四乃森蒼紫に対して異常なまでの忠誠心を抱く。

般若(るろうに剣心)の概要

般若(はんにゃ)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろうにけんしん めいじけんかくろまんたん)の登場人物で、かつて江戸城の守護を担っていた隠密御庭番衆(おんみつおにわばんしゅう)の一員。般若は仲間内で用いている名称で、本名は不明。
明治維新で徳川幕府が倒れた後、御庭番衆の長である四乃森蒼紫(しのもり あおし)と数人の仲間たちと共に新たな仕事と自分たちの力を活かせる戦場を求めて市井をさすらう。やがて悪徳商人の武田観柳(たけだ かんりゅう)に仲間たち共々用心棒として雇われるようになり、彼の下で諜報や邪魔者の排除のために活動する。

麻薬の売買にも手を出した観柳は、その精製法を知る高荷恵(たかに めぐみ)という女医を自分の下に置いていたが、ある時彼女に脱走されてしまう。逃げ込んだ先でたまたま緋村剣心(ひむら けんしん)という剣士と出会った恵はそのまま庇護を求め、これに応えた剣心や彼の仲間たちと御庭番衆は戦うこととなる。
実は剣心の正体は“幕末最強”と呼ばれた伝説の人斬り「緋村抜刀斎(ひむら ばっとうさい)」であり、諜報活動によってこれを突き止めた般若がこれを報告すると、蒼紫は「自分たちが死力を尽くして戦うべき相手を見つけた」と歓喜。般若もまた観柳の用心棒としてではなく、御庭番衆の誇りにかけて剣心を倒すべく執念を燃やしていく。

般若(るろうに剣心)のプロフィール・人物像

身長:166cm
体重:55kg
生誕日:安政2年(1855年)6月
星座:双子座
血液型:A
尊敬する人:四乃森蒼紫

CV:野島昭生(旧アニメ版)/置鮎龍太郎(新アニメ版)/鈴置洋孝(ゲーム版)
演:煌羽レオ、日和春磨(宝塚版)/寒川祥吾(松竹版)

戦闘能力も高いが諜報活動にも長けた上位隠密。その名の通り“般若”の面で顔を覆った忍者で、手甲を装備した上での徒手空拳による打撃を得意とする。距離感を誤らせるための縞模様の刺青を腕に施し、様々な人物の顔に変装するために自らの鼻と唇を削ぎ落とすなど、御庭番衆とその長である四乃森蒼紫に対して異常なまでの忠誠心を抱く。
貧しい農村の出身で、幼い頃に口減らしのために殺されそうになり、なんとか逃げ出す。その後才能を認められて御庭番衆に拾われて仲間と居場所を与えられた過去を持ち、強烈な忠誠心を持っているのもこれが理由となっている。

誇り高く、自身の忍者としての力に強い自負を持つ。一度敗れた後、力尽きて倒れていた剣心の仲間の相楽左之助(さがら さのすけ)を見つけた時は、「正々堂々戦い敗れたのだから、今さら卑怯な勝者になるつもりはない」と語り、助けもしなかったがさらに襲い掛かるようなこともしなかった。
御庭番衆の仲間たちにはやや砕けた態度で接するが、女性に対しては紳士的で、特にアニメ版では自害しようとする恵を止めるなど優しい一面を覗かせた。

般若(るろうに剣心)の装備・能力

手甲(てこう)

手を覆う防御用の装備。徒手空拳の格闘技の達人である般若は、これを武器としても使用している。
鉄製らしく、剣心の刀に叩きこんだ際は金属音が響いていた。鉤爪が飛び出す仕掛けが施してあり、本気で相手を殺そうと思った時はこれを用いている。

伸腕の術(しんわんのじゅつ)

両腕に施された縞模様の刺青によって相対する者に目の錯覚を起こさせ、間合いを見誤らせる術。達人であればあるほど引っ掛かりやすく、剣心も般若との戦闘でしばらくはこの術理を見破れずに苦戦した。

変装術

特殊な化粧や衣装を用い、声色や姿勢を変えることで他人の姿に変装する術。般若はこの術のために自らの鼻や唇を削ぎ落としており、しばらく観柳の下で共に過ごしていた恵が間近で見ても見破れないほど精巧な変装を披露している。

般若(るろうに剣心)の来歴・活躍

隠密御庭番衆と徳川幕府の滅亡

貧しい農村で生まれ、幼い頃に口減らしのために殺されそうになる。なんとか逃げ出すも居場所を失い、あちこちを放浪した末に、その才能を認められて江戸城の守護を担う隠密御庭番衆に加わる。
般若はこれに感動し、自分の全てで御庭番衆と現在のその長である四乃森蒼紫(しのもり あおし)に尽くすことを決意。蒼紫を師として格闘術の修練に励む傍ら、自らの鼻と唇を削ぎ落として変装術に磨きをかけるなど、忍者として壮絶な修行を重ねていった。

しかし明治維新を経て徳川幕府は滅亡し、御庭番衆はその任を解かれる。表向きは料亭を経営している御庭番衆の京都探索方に主だった仲間を預けると、蒼紫は平和な時代の中では生きられないだろう般若を含む数名の忍者たちと共に新たな仕事と戦うべき相手を求めて新時代をさすらう。この時、蒼紫個人には新たな仕事の話もあったが、「忍者としてしか生きられないのに、そのために人生の全てを懸けて修行してきたのに、戦う機会さえ与えられなかった部下たちだけを路頭に迷わせるわけにはいかない」との想いからそれを蹴った形だった。般若は蒼紫が自分たちを見捨てずにいてくれたことに感謝し、いざとなれば命を懸けてでもその恩に報いることを改めて誓う。
やがて般若たち御庭番衆は、悪徳商人の武田観柳に用心棒として雇われ、彼の下で諜報や粛清、邪魔者の排除に力を発揮していくこととなった。

伝説の人斬りとの対峙

さらに金を儲けようと考えた観柳は、麻薬の売買に手を染める。その精製法を知る高荷恵(たかに めぐみ)という女医を虜とするが、「人を救う医者として、これ以上麻薬の製造などに手を貸してはいられない」と考えた彼女に逃げられてしまう。
恵は明治維新で家族と生き別れになり、彼らとの再会だけを夢見て医療に関わり続けてきた女性だった。般若は罪悪感に苦しみながらも阿片作りに手を染めるしかなかった恵みの境遇に同情してはいたが、蒼紫や御庭番衆に対する忠誠心がそれを勝り、特に手を差し伸べるようなことはしなかった。

しかし、恵が逃げ込んだ神谷道場という剣術道場には緋村剣心(ひむら けんしん)という剣士が滞在しており、その恐るべき実力で恵みを取り返そうとした御庭番衆の忍者たちを次々と返り討ちにする。般若は蒼紫から剣心の正体を探るよう命じられ、彼が“幕末最強”と名高い伝説の人斬り緋村抜刀斎であることを突き止める。
これを知った蒼紫は「自分たちの力を世に示せる強敵を、御庭番衆こそが幕末最強だということを証明できる相手をついに見つけた」と歓喜。連れ戻された恵を助けようと観柳の屋敷に乗り込んできた剣心とその仲間たちを迎え撃つよう、般若たちに命じる。

蒼紫の盾となって死亡

その後般若は観柳の屋敷の中で剣心と戦い、その徒手空拳の技と伸腕の術で苦戦させるも、最終的に敗北。意識を取り戻した後、剣心と戦う蒼紫の下に駆け付ける。
この時、蒼紫と剣心は2人をまとめて始末しようとする観柳にガトリングガンの標的にされて追い詰められていた。般若は足を撃たれて動けなくなった蒼紫を救うため、御庭番衆の仲間たちと共に彼の盾となって銃弾の雨を浴びる。これにより御庭番衆は蒼紫を除いて全滅するが、ガトリングガンが弾切れを起こしたことで形勢逆転。剣心の怒りの一撃で観柳は倒される。

恵が剣心たちに救出される一方、蒼紫は般若たちの首を回収してその場を立ち去る。「自分たち隠密御庭番衆こそが幕末最強だ」と証明するため、観柳の乱入で水入りとなった剣心との決着をつけるため、蒼紫は傷を癒しながらさらなる修行に励んでいった。

般若(るろうに剣心)の関連人物・キャラクター

四乃森蒼紫(しのもり あおし)

隠密御庭番衆の長。冷静沈着だが誇り高く、「自分たち御庭番衆こそが幕末最強だった」との強い自負を持つ。
般若の拳法の師でもあり、忍者としての総合力に長けた彼のことを信頼している。般若もまた長としての蒼紫を全面的に信用し、絶対的な忠誠心を抱いている。

renote.net

緋村剣心(ひむら けんしん)

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明神弥彦(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

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明神弥彦(みょうじん やひこ)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターで東京府士族の少年。明治維新の混乱によって孤児となった。集英組というヤクザに拾われ、スリ等雑用をさせられていたが、緋村剣心(ひむら けんしん)達と関わり、士族としてのプライドを取り戻し、ヤクザと手を切った。その後剣心の計らいで神谷道場に入門、神谷薫(かみや かおる)の下、神谷活心流を学び剣心達と共に戦う。幼いながらも常人離れした精神力や身体能力、剣才を発揮し成長していく。

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石動雷十太(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

石動雷十太(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

石動雷十太(いするぎ らいじゅうた)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物で、実戦剣術流派「真古流」の隆盛を目論む剣豪。 次々と新しい兵器が生まれる中、剣術の意義が失われていくことを憂い、「兵器に負けないほど強力な剣士」たちによる剣術の再興を目論む。自身も古流剣術「飯綱」を修得した凄腕の剣士だが、言動のわりに中身は小物で、作中では「愚物」と吐き捨てられている。真古流のパトロンにするために刀剣商の塚山由左衛門に近づき、やがて主人公緋村剣心と対峙する。

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武田観柳(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

武田観柳(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

武田観柳(たけだかんりゅう)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場する悪徳実業家。 表向きは町外れに住む青年実業家だが、裏では医師と結託し「蜘蛛の巣」という阿片を売りさばいていた。仲間割れにより協力者であった医師を殺害してしまい、その助手を務める高荷恵を監禁し無理矢理阿片の製造に協力させた。四乃森蒼紫を御頭とする御庭番衆や私兵団を従え、阿片で得た利益を利用して武器商人となり、更なる財を築こうと企む。実写や舞台の要素を取り入れて深みが増していったキャラであり、『北海道編』で再登場する。

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エルダー=ピーベリー(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

エルダー=ピーベリー(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

エルダー=ピーベリーとは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 第零幕』の登場人物で、外国人居留地に在住する西洋人の女性医師。 若輩かつ女性ということで、西欧では信用も仕事も得られず、やむなく自分の技術を活かせる場所、必要としている人を求めて日本にやってきた。困窮する者からは金を取らない高潔な医師だが、日本においても“若い娘”というだけで色眼鏡で見る者が少なくないため、普段は男装している。主人公緋村剣心と交流し、協力して外国人居留地で起きた事件を解決した後、アメリカへと渡っていった。

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魚沼宇水(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

魚沼宇水(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

魚沼宇水(うおぬま うすい)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターで、明治政府転覆を目論む志々雄真実配下の精鋭部隊「十本刀」の一員。その中でも最強格の戦闘能力を持つ剣士で、盲目であることから「盲剣の宇水」と呼ばれている。琉球王家秘伝の武術の使い手であり、かつて対人斬り用暗殺者として腕を振るっていた。志々雄に敗れて光を失い、「隙あらばいつでも斬りかかって構わない」という条件で彼の仲間になっている。しかしすでに復讐を断念していることを斎藤一に見抜かれ、死闘を繰り広げる。

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四乃森蒼紫(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

四乃森蒼紫(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

四乃森蒼紫(しのもりあおし)とは、『るろうに剣心』の登場人物でかつて江戸城の警護を務めた御庭番衆(おにわばんしゅう)最後の御頭であり、15歳という若さでその座に就いた天才である。小太刀を用いた防御力に優れる剣術と御庭番式の格闘術を融合させた戦法で戦う。整った顔立ちの美男子だが、幼い頃より隠密として厳しい修行を受けていたため、冷静沈着な性格で表情の変化に乏しい。幕末最強と言われていた人斬り抜刀斎(現在の緋村剣心)を倒し、御庭番衆こそが真の最強である事を証明する為、剣心の前に立ちはだかる。

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