ラ・ラ・ランド / La La Land

『ラ・ラ・ランド』とは2016年のミュージカル映画である。脚本、監督はデイミアン・チャゼル。女性俳優志望とピアニストの恋愛を描き、主演はエマ・ストーンとライアン・ゴズリング。
本作は2016年のベネチア映画祭で上映され、第74回ゴールデングローブ賞では映画作品賞を含む7部門を受賞し、第89回アカデミー賞では作品賞こそ逃したものの、エマ・ストーンの主演女優賞を含む6部門を受賞した。全世界で約4億5000万ドルの興行収入を獲得し、演技やミュージカルなどが批評家から絶賛を受けている。本作は近年のミュージカル映画では珍しくすべての楽曲が書き下ろしされており、大作ミュージカルとしても注目を集めた。
映画冒頭の印象的なワンカットのシーンである、高速道路上で「Another Day of Sun」を歌い踊るシーンでは、実際にロサンゼルスの高速道路を貸し切って撮影されている。
劇中で駆け出しのピアニスト役を演じたライアン・ゴズリングは、何度もあるピアノの演奏シーンをスタントなしで演奏している。
タイトルの「LALA LAND」とは、陶酔して現実離れしている状態という意味もある。これを踏まえて最後のシーンを鑑賞すると味わい深い。

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ラ・ラ・ランド(La La Land)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ラ・ラ・ランド』とは2016年公開のミュージカル映画。売れないジャズピアニストのセバスチャン(セブ)が弾くピアノに惹かれてバーに入った女優志望のミア。後日あるパーティ会場でミアはセブに再会する。2人は急速に恋に落ち、互いの夢のために励まし合いながら共に暮らすが、ミアの夢を叶えるチャンスを掴むために別れる決断をする。往年の名作ミュージカル映画をオマージュした美しい映像や楽曲、ミアとセブの表現力溢れる歌声やダンス、切ないストーリーで観るもの全てが恋に落ちる極上のエンターテイメント。

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2016年に全米で公開されたミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」。 母国アメリカをはじめ世界中で大ヒットを記録し、アカデミー賞では監督賞をはじめ6部門で賞を受賞しました。そんな「ラ・ラ・ランド」にはミュージカル映画の名作のオマージュがちりばめられていて、それも見どころになっております。 今回は、「ラ・ラ・ランド」でオマージュされている映画について紹介します。

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2014年、撮影当時28歳で全く無名だったデイミアン・チャゼル監督初の長編映画。サンダンス映画祭 W受賞を皮切りに驚異の記録で賞レースを席巻。名門音大に入学したドラマー(マイルズ・テラー)と伝説の鬼教師(J・K・シモンズ)、究極の師弟関係を狂演VS怪演で演じきり、狂気のレッスンの果ての衝撃のセッションは、誰も観たことのないクライマックスへと展開する。映画史上に残るラスト9分19秒は圧巻。

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『スパイダーマン』とは、スタン・リーとスティーヴ・ディッコのアメコミが原作、サム・ライミ監督の2002年公開のアメリカ映画。全3部作の1作目である。高校生のピーター・パーカーは校外学習先で遺伝子操作された“スーパースパイダー”に偶然かまれ驚異的な力を手に入れた。幼なじみのメアリー・ジェーン・ワトソン(MJ)や友人のハリー・オズボーンとともに過ごしながら、ピーターが正義のために悪と戦うスパイダーマンになるまでが描かれている。

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2004年制作。アメリカ映画。出演のジーナ・ローランズは本作でゴールデン・サテライト賞助演女優賞を受賞した。療養施設にいるデュークは、認知症の老女に物語の読み聞かせをしている。その物語とは、1940年代のある若いカップルの話だった。話を聞くうち、老女は時折記憶を取り戻す。原作はニコラス・スパークス。

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「アメイジング・スパイダーマン」は、映画「スパイダーマン」のリブート(再始動)作品。 幼いころ両親を亡くした青年「ピーター」は、ある時遺伝子操作された蜘蛛に噛まれ超人的な力を身につける。両親の死の真相を知るため、伯父を殺した犯人を探し出すため、彼は「スパイダーマン」となった。

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ラ・ラ・ランド / La La Landのレビュー・評価・感想

ラ・ラ・ランド / La La Land
9

ハッピーエンドではない良さ

まずはハッピーエンドでないところが、この映画の良さを最大限に引き出していると思います。
ジャズミュージシャンで自分の店を持つことを目標にしている男と、俳優になることを夢見てオーディションを受けまくっている女。出会いはお互い良い印象ではありませんでしたが、再会する機会があり、そこで親密になります。
それから、お互いの夢を応援しながら関係を築いていくのですが、順調にはいきませんでした。すれ違いが起こり、男の方が素直になれずに結局は離れてしまいました。
それぞれ相手に気持ちを残しているのに別れてしまった切なさ。「もっと素直に、もっと自分の気持ちに正直にならなきゃ!」と観ている方も切なくなってしまいました。

最後、偶然入ったお店が実は男のジャズのお店で念願を果たしたことを知る女と、彼女に気づくが声をかけるでもなくピアノを弾く男。演奏が終わりお店を出ていく女が振り返ると男が微笑みかけてうなずくシーンは、音楽と相まってじんと胸に来るものがあり、思わず涙ぐんでしまいました。とても切ないのですが、それでいてとても前向きな気持ちにもなる、そんなシーンでした。

この映画はミュージカルでもあるので、至るところに歌あり、踊りありです。特にオープニングはのちのグラミー賞の前振りでもパロディにされるぐらいに有名で、いきなり「ミュージカルの楽しさが全開!」といった印象でした。また、雰囲気に合った曲が多く、観ている観客の気持ちを盛り上げてくれます。
自分は「ミュージカルはいきなり歌いだしたり踊りだしたりで、ちょっと…」と敬遠していたところがありましたが、そんなネガティブさを吹き飛ばす、グッとくる良い映画でした。

ラ・ラ・ランド / La La Land
9

夢か現実か、若さ故の葛藤の末に見た景色

ロサンゼルスで夢追い人の男女が描く王道のラブストーリー。女優を夢見るがオーディションには落ちまくりのカフェ定員ミアと、いつか自分のジャズバーを持つのが目標のピアニスト、セブ。
映画冒頭は大渋滞でのクラクションから始まる。そこで、いざこざがあった2人がパーティで再会。気まずいながらも2人で抜け出して、鍵をカチカチしながら車を探します。そしてめちゃくちゃ有名な踊るシーンへ。ここがものすごく素敵なのでここだけ見てもいいかもしれない。
高台の開けた場所のベンチに座る2人を引き立てるのは一面の夜景。そして紫とピンクのグラデーションに星が輝く、明け方の空。ミアの黄色いドレスがコントラストになりとっても綺麗。憎まれ口を叩き合いながら、ハイヒールからスニーカーに履き替えてダンスを踊る2人。
文章にすると何だかおかしいのですが映像だと本当にロマンチックです。

その後2人は恋人同士になりますが、セブが組んだバンドが軌道に乗り出した頃から不穏な空気が流れます。結局ミアは別の男性と結婚し、子供も授かり母親になります。そしてふらりと立ち寄ったバーでピアノを弾くセブに再会。
夢を叶えた彼を見つめるミア。そして、「もしも」2人が愛を選んで夢も叶えたなら、という映像が流れてきます。それが本当に本当に切ないシーンです。

嫌いになって別れたわけではないがすれ違ってしまう2人。若い頃にはよくある話なので感情移入する人も多いと思います。ミアに気づいたセブ、見つめ合う2人は頷いて別れる。その後も2人の日常は続いていくのでしょう。

ラ・ラ・ランド / La La Land
10

何度も繰り返し見てしまう、夢と現実の選択!!!ラブストーリー・ミュージカル映画

主演はライアン・ゴズリング、エマ・ストーン。演技力に定評のある2人が贈るラブストーリー・ミュージカル!!
楽しい音楽と共に夢と現実の選択に悩む。楽しいけど苦しい!何度も繰り返し見て楽しめる作品です。

カフェで働きながら、女優を目指してオーディションを受けては、必要とされない日々を送るミア(エマ・ストーン)。同じくジャズを愛し、大好きだったジャズのお店を自ら復活させることを夢見るセブ(ライアン・ゴズリング)。
二人は何度も偶然に出会う。「ジャズは嫌い」というミアだが、セブの演奏するピアノに感動する。夢を語り合う中で二人は恋に落ち、共に夢を目指し励まし合っていく。

そんな時セブは旧友に会いバンドに誘われる。だがそのバンドはセブの好きな”古き良きジャズ”とは違うものだった。大好きなことをやりたいが、夢であるジャズのお店の資金のためにも、とバンドへ加入したセブ。
バンドは人気になりツアーのため各地をまわる中、セブとミアは段々とすれ違っていく。

自分の夢を追い続け打ちのめされていくミア。自分の夢とは違う道に進み必要とされるセブ。
ミアはセブに勧められた一人芝居に挑戦するが結果は散々で、「もう夢は諦める」とふるさとに帰ってしまう。そこに一人芝居を見たというキャスティング担当者からミアに「オーディションを受けてほしい」と連絡が入る。セブの説得もあり、ミアはもう一度夢に挑戦する。

二人の夢は?二人の関係は?
夢と現実の選択。そしてその後はどうなるのか。夢を追う楽しさと苦しさが、楽しい音楽と切ない音楽で表現され、何度も繰り返し見れる映画です。
ライアン・ゴズリングの代役なしの切ないピアノ演奏にも注目です!!

ラ・ラ・ランド / La La Land
9

『ラ・ラ・ランド』今を懸命に生きる全ての人たちへ送る、オススメ度No.1映画。

「最近仕事が思ったようにうまくいかない…」「ずっと目標にしていた試験がもうすぐ」「大詰めまで来ている商談がある…!」など、いま夢や目標に向かって頑張っているすべての人に向けて、この映画をオススメしたい。

今回紹介する映画は、2016年公開の映画『ラ・ラ・ランド』だ。アメリカで製作されたミュージカル映画である。
脚本・監督として2014年の作品『セッション』で有名なデイミアン・チャゼルが指揮を取り、ダブル主演として俳優志望の女性をエマ・ストーン、ピアニストの男性をライアン・ゴズリングが務めた。

この映画は2016年に公開された映画の中でも群を抜いた高評価を得ており、各国の主要映画賞を総ナメにした。
受賞歴は以下のとおりである。
・アカデミー主演女優賞
・アカデミー作曲賞
・アカデミー監督賞
・アカデミー撮影賞
・ゴールデングローブ賞映画部門作品賞(ミュージカル部門)
・英国アカデミー賞作品賞
・英国アカデミー賞主演女優賞
・ゴールデングローブ賞映画部門(主演男優賞)
・ゴールデングローブ賞映画部門(主演女優賞)
・放送映画批評家協会賞作品賞
・ゴールデングローブ賞作曲賞
・アカデミー美術賞
などなど、ここには書ききれないが、相当評価されている作品であることが見てとれる。

では、この映画の何が良いのか?それは以下の2つだ。※以下、ネタバレあり
「夢を追うすべての人が共感できるストーリー」
「ハッピーエンドではないのに、なぜか清々しいラスト」
それぞれ解説していく。

「夢を追うすべての人が共感できるストーリー」
この物語は俳優を志す女性・ミア(エマ・ストーン)と、自らのジャズバーをオープンさせることを夢見る男性・セブ(ライアン・ゴズリング)の恋愛物語だ。お互い、現状はアルバイトやパートタイムで生計を立てながら、夢に向かって努力をしている「夢追い人」である。

ある夜、ミアが偶然セブの働くジャズバーに立ち寄り、2人は出会う。その後も不思議な縁で何度も会う機会があり、お互いの夢について語り合ったり、ミアの俳優オーディションの「リサーチ」を理由にデートしたり…。
そうやって会う機会を重ねていくうちにお互い惹かれあっていき、2人は恋人同士になり…というストーリーである。

一見ありがちな恋愛物語のようだが、ミアもセブも自分の夢や目標をしっかりと持っており、諦めずに追い続けていることが2人の魅力をより引き立てている。
お互いに向き合って依存し合うのではなくお互いに前を向いて、尊重して、支え合って歩いていく。壁にぶつかり、泥臭くも、生き生きとしたその姿に勇気をもらえる人は多いのではないだろうか。

「ハッピーエンドではないのに、なぜか清々しいラスト」
この物語は前述したとおり恋愛物語がベースとなっているが、結局この2人が結ばれることはなく、それぞれの道を歩いていく決断をする。
普通のラブストーリーだったら、このような結末に「悲しい」「切ない」という感想を抱く方が多いかと思うが、この映画に関してはそういった感情を一才抱かさせない。逆に清々しく、前向きな気持ちにさせてくれるような不思議な力がある。

今人間関係で少し悩んでいたり、彼氏・彼女となんだかうまくいっていなかったり、そういう方にはぜひ見ていただきたい。なんだか吹っ切れて、前向きな気持ちになれるはずである。

「ミュージカル映画は普段あまり見ない」「甘々なラブストーリーは苦手」という人もいると思うが、どちらかというとミアとセブのそれぞれの人生の生き様に注目させられる、ヒューマンドラマのジャンルとして見ていただけるのではないだろうか。
明日もまた頑張ろうと、勇気と希望をもらえる素晴らしい映画である。

ラ・ラ・ランド / La La Land
10

恋愛映画ではなく「夢を追いかける男女のストーリー」

舞台はロサンゼルス。
ミアは女優になるという夢を、セブはジャズを楽しめる自分のお店をもつという夢を持っている。
出会いは最悪な二人だったが、次第に惹かれあい、やがて関係は恋人同士に。
お互いの夢を応援しあい、叶えようと奮闘する二人だが、だんだんかみ合わなくなってきたりすれ違ってしまったり…。
最終的には二人それぞれの道を歩く。
数年後、お互いが夢を叶えた状態で偶然にも二人は再会した。

ネタバレになってしまうが、この二人は結ばれない。
ミアは他の男性と結婚し、子供にも恵まれている。
この映画を「恋愛映画」として楽しむとショックを受けてしまうかもしれないが、これは「夢を追いかけるストーリー」である。
映画のラスト、男性視点での「あの時ああしていたら」という”もしも”のストーリーが流れる。
その中では二人は素晴らしい出会い方を果たして恋人同士へ、いずれ結婚し子供にも恵まれる。
だがお互いの夢は叶わない。
夢を叶えるためには何かを手放したり、何かを諦めないといけないことは現実でも往々にしてある。
主役の二人は夢を叶えた。恋人同士のままであれば夢が叶うことはなかっただろう。
そういう現実的な部分も含めてとても大好きな映画である。
再会を果たした二人が見つめあい、少し微笑みあうシーンは「夢をかなえたんだな」「あなたもね」と言っているようにも思える。
恋愛映画だと結ばれないのでバッドエンドかもしれない。だがこれは夢を追いかける映画。最高のハッピーエンドである。

ラ・ラ・ランド / La La Land
10

人生負け犬と観る!映画『ラ・ラ・ランド』

こんにちは。突然ですが皆さんは、幼少期、または学生時代描いていた夢を覚えていますか?
その夢は今、どうなったでしょうか。
そもそも夢だけをまっすぐ追いかけるのはどうしても難しいし、ましてや夢を追いかけた先で食っていけるだけの成功を収めるのはきっとほんの一握りの人間なのだろうと、負け犬街道真っただ中の筆者は思います。
そしてこれに共感してくださる方は、きっと少なくないんじゃないか、とも。
今回は、そんな夢を追いかける苦しさと厳しさをテーマのひとつに据えた2017年のミュージカル映画、『ラ・ラ・ランド』について、人生負け犬目線のしょっぱいレビューを書いていきたいと思います。

映画『ラ・ラ・ランド』の負け犬注目ポイント “成功者への嫉妬、悪意無き見下し”
『ラ・ラ・ランド』の主人公はふたりの男女です。ジャズピアニストとして、女優として、それぞれ成功することを夢見るセブとミア。
ふたりは恋に落ち、それぞれの夢を応援し合う…のですが、ある出来事をきっかけにふたりの間に亀裂が。
ある出来事とは、セブの成功。
元来、所謂古き良き、伝統的なジャズピアニストとしての成功を目指し、革新的な音楽に対しては嫌悪すらあらわにしていたセブですが、知人のスカウトを受け、嫌々ながらも“今っぽ”バンドのキーボードとしての活動を開始します。
そんなセブを、本人も女優として成功する厳しさに苦しみつつ献身的に気にかけていたミア。
しかしある時、彼女がセブのいるバンドのライブを見に行くとそこには、電子キーボードを叩き、若者から黄色い歓声を浴びて、なんかちょっと満足気に演奏をしているセブの姿。
は?(筆者の心の声)ミアは顔をゆがめてその場を立ち去ります。
わかります。は?が頭を埋め尽くす感覚。持久走大会で「一緒にゆっくり走ろう」って言ってたのに、途中で置いて行かれるときの感情によく似てる。
この嫌悪感、複雑ですよね。そりゃ、むかつくしその怒りをエネルギーに昇華してこっちも抜かし返してやれたらスカッとしますよ。
でももう自分の体の中にはそんな体力残っていなくて。自分の実力ではそれ以上どうすることも出来なくて。
そんな、ある種の自分の不甲斐無さから、相手の不誠実さを振りかざして逃げてしまう。
「前はああ言ってたのに!嘘だったの?」なんてまるで相手が悪いように責めてしまうのは、そういう自分の余裕の無さがあるからなんだろうなとも思います。
じゃあ、逆に抜かした側になったことが無いのかって聞かれたら、あるんですよね普通に。
だって負け犬は自分より下の者を視界に捉えてやっと安心できる悲しい生き物。
いつも目を光らせています。己が精神の安寧の為なら簡単に手のひらを返し、周囲を陥れる。
それが負け犬。愚かですね~^^
では『ラ・ラ・ランド』を例にこの現象を語ってみましょう。
バンド活動で多忙のセブは、半ば見切り発車でスタートしたひとり芝居の企画と準備とで不安を覚えるミアのもとへ訪れます。
不思議な気まずさが流れる中、成功者街道真っただ中のセブは、ミアに「ひとり芝居も女優の道もなにもかもやめて、自分についてこい」と声をかけます。
は?(心の声失礼します)そんな、ミアの夢を完全否定した、驕りでしかない発言を、ミアはやんわり断りつつも、「愚痴を言いながら行う今の音楽活動が本当に楽しいのか」「本当に続けていけるのか」なんて問いをセブに投げかけます。
図星を突かれたのかセブはそんなミアの言葉たちを突っぱねてこう放ちます。
「君が僕と付き合ったのは不遇な僕をみて優越感を感じたかったからだ」。
きっと、セブはずっとこの想いを抱えながらミアと居たんですね。
だから今回、自分が見下す側、優越感に浸る側に回れて、ついに醜い本音が出てしまった。
でもなんだか、筆者はセブを責めることが出来ませんでした。
いえ、この、セブのある種の“やり返し”には「小学生か」、と呆れますが。
ただ、仕事や、自分の人生が少しでも軌道に乗っていて、そして目の前の相手が「今、自分がいるのは人生のどん底だ」と絶望している時。
「そんなことないよ きっとうまくいくよ」と声をかけつつも、本気の応援には至れていない。
そんな経験、ありませんか。
それが遠回しに相手を傷付ける可能性を孕んでいる事に気付かないふりをして、見せかけの、気休めの善意を振りかざしたことが、人生において一度もないと、あなたは胸を張って宣言できますか?
もちろん私は出来ません。身に覚えがありすぎます。だってなんせ、負け犬なので…。
だからでしょうか。自分のことを言われているようで、セブを責めることが出来ないし、ミアに悪意は1ミリも無かったでしょうが、落ち度が全く無かったとは思えないんです。
だからこのシーンに関しては、「どちらも至らなかったけど、結果的に今回はセブの言葉が過ぎたよね。」て感じに受け止めています。
セブ、そういうのはね、胸の内に秘めるか、日記に書いて発散するくらいにしないと。
人を傷付け、傷付けられてきた百戦錬磨の負け犬はそう思います。

映画『ラ・ラ・ランド』、賛否両論のエンディング
映画『ラ・ラ・ランド』のエンディングは、本当に賛否両論でした。筆者は公開当時も今も、変わらずこのエンディングが好きですが。
さて、前項で説明したように、負け犬的にわかりみが深すぎる思考回路のもと亀裂が走ったセブとミアの関係。
それがどうなるのか、この映画のクライマックスで描かれます。
この結末、ふたりが選んだ道のどちらも、負け犬的にはとても納得がいくものになっています。
ここまでの負け犬エピソードでなにかひとつでも共感できる、覚えのあるものがあった方なら、「なははーん、そういうことね」とニヒルな笑みをかますこと間違いなし。
是非映画『ラ・ラ・ランド』の生々しいまでの心理描写とそれを演じ切る豪華キャスト陣の演技、物語を彩る音楽と色彩、そしてその結末を、あなたのその目で確かめてくださいね。
ここまでお付き合い頂き、誠にありがとうございました。

ラ・ラ・ランド / La La Land
10

夢追う女性ミアを支え続けた男、セブの物語

公開当時、主人に誘われ、そこまで観たかったわけでもない「ラ・ラ・ランド」を鑑賞した私。
それ以降、サントラやブルーレイを購入し、公開から5年経ってもまだ主人公2人を追いかけてしまうほど、はまりました。
主人公のセブ演じるライアン・ゴズリングとミア演じるエマ・ストーンの共演した映画はこれまで全部観ていますが、「ラ・ラ・ランド」での2人が最高にお似合いです。
ただ夢を追いかけていればいい年齢ではない2人の出会いと恋は、ピュアだけどシビア。
付き合い始めてからの青春時代のような盛り上がりや幸せ感と夢を叶えるまでの挫折や妥協、そして愛し合いながらの別れ。
こういった恋愛を過去に経験した人にとっては、自分の中の切ない記憶を揺り戻されて、どうしようもなく胸が苦しくなってしまうことでしょう。
この映画の主人公は、セブとミアですが、では、どちらの物語なのか?と考えると、私はセブの物語だと思います。
夢を追うミアを支えたセブという男の物語。ミアの夢を応援し続け、支え続けたセブ。
そして、最後の再会のシーンでのセブのミアを見つめる表情を見れば、一目瞭然です。
映画のおしゃれさや音楽や映像のすばらしさに加え、2人の夢への熱い想いと恋を描いた「ラ・ラ・ランド」。
吹替えではなく、字幕で彼らの本当の声で、彼らの人生の色鮮やかな一ページを鑑賞してほしいです。

ラ・ラ・ランド / La La Land
6

CMを見て絶対見たいと思った!けれど期待するほどではなかった

まず、私はマンマミーアのようなミュージカルを想像していたのですが、ミュージカル調のところは最初のたくさんの役者さんが出てくるシーンが良かっただけで、あとはそれほどぐっと感動するようなところはありませんでした。
基本的にラブストーリーなので、主役の2人の掛け合いがほとんどです。
良かったところは、色彩が綺麗なところ。出てくる女優さんの衣装や街並みの色合いが可愛い。車やインテリアがアメリカンでオシャレ。
この時代の雰囲気が好きな女性は多いかと思います。
ストーリーは、私はハッピーストーリーが好きなので、考えるところがありました。
あああの時、違う人と結婚していたら、今とは違う家で違う子供と生活しているのかなと昔を思い出し少し感傷的な気持ちになりました。
誰しも思う感情ですが、夫婦間があまりうまくいっていないのと夜中に見たので…雰囲気は明るいですが、若い時に恋愛した好きな人と結ばれるハッピーエンディングではないです。切ないですね。
そういう点で、見る年代によって感想は変わりそうです。人生経験の少ない若い人が見たらラブストーリーとしてそれほどダメージなく、よくあるラブストーリーとして見られるではないでしょうか。

ラ・ラ・ランド / La La Land
10

LA・LA・LAND 夢を追い求める二人の儚くも切ない恋愛物語

ミュージカル映画なので大前提としてミュージカル映画が苦手じゃない方向けです。
人によってグッドエンドと捉えるかバッドエンドと捉えるか変わってくる映画でもあるのですが、どちらにせよとても優しい気持ちになれる映画となっています。
主人公はジャズをこよなく愛し自分のジャズバーを持つことが夢のセバスチャンと大女優になることが夢のミア。
そんな二人の儚くも切ない恋愛模様と夢を叶えるまでのストーリーを描いた作品がこのLA・LA・LANDです。
二人の出会いは最悪で、渋滞する高速道路でクラクションを鳴らして暴言を吐きあう始末。
しかしひょんなことから二人でいる時間が長くなり、いつしか二人は惹かれ合う存在となっていきます。
二人は先に書いたとおりのそれぞれの夢を追って、互いに励まし合いながら切磋琢磨しますが簡単に成功するほど現実はそう甘くはありません。
なかなかうまく行かず、世間体を気にしたり、今後の二人の生活についても考えなくてはならない状況に...。
そうした状況でストレスも互いに溜まっていく中、何気ない一言から喧嘩に発展し、二人の間には大きく深い溝ができてしまいミアは家を出ていってしまいます。
しかしそんなタイミングでミアの電話にとある吉報が...。その電話を受けたセバスチャンはミアの元へと大急ぎで向かうのですが...。
此処から先はぜひご自身の目で確かめてみてください。

ラ・ラ・ランド / La La Land
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ミュージカルのような映画

まるでミュージカルを見ているような映画でした。やはり日本の映画とは迫力や演出が違い、とても華やかで、歌やダンスも素晴らしかったです。そして何よりも主人公のミアを演じているエマ・ストーンさんが魅力的でした。表情豊かで、喜怒哀楽がはっきりしていてすぐに心を奪われてしまいました。特徴的な顔ですが、とても美しく、輝いていました。ダンスも歌も上手で、女優のオーディションに落ち続けるという設定には無理があるなと思ったほどです。コミカルな演技も素晴らしく、パーティーで再会したセブのバンドの前で見せた表情は忘れられません。ただ、ストーリーと演出があまり噛み合っていないなと感じました。ストーリーとしてはドラマなどでありそうな内容だったので、素晴らしい演出が少し勿体ないなと思ってしまいました。しかし、主演の2人の演技が迫力があり、素晴らしかったのでそこまで気にはなりませんでした。ラストだけは予想を裏切られました。タイトルからもなんとなくハッピーエンドで終わると思っていましたが、夢は叶えるものの別々の道を歩むというラストが衝撃でした。2人の悲しげな最後の表情になんだかモヤモヤしてしまいました。どうせなら王道のハッピーエンドを貫いてほしかったです。

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LA LA LANDを観てLAへ行こう!

この作品がアカデミー賞で騒がれた時には単なる恋愛映画だと思って見向きもしませんでしたが、
LAへの旅行の帰りの飛行機でたまたまやっていて、時間潰しに初めて観てハマりました。
LAへ行く前になんで観なかったんだと後悔もしました。絶対に観てから、LAでロケ地巡りをするのがおススメです。

・おススメその1 エマストーンがとにかくかわいい。
こんな可愛かったらオーディション受かるでしょと思うけれど、なかなか売れない普通の女の子感もよく出ていて感情移入できます。

・おススメその2 LA観光気分が味わえる。
LAの有名観光名所が次々と登場します。
ハリウッドスターの壁画、そしてこの映画の重要スポットとなるグリフィス天文台。
とてもロマンチックな夜景シーンがあったり、何もない昼間のシーンだったり、とにかくグリフィス天文台の魅力がギュッと詰まっています。

・おススメその3 音楽が素晴らしい。
ミュージカル映画なので、見どころの一つに音楽がありますが、どれもシーンに合う素晴らしい音楽ばかりです。
オープニングのフリーウェイを使ったミュージカルシーン。これから始まる物語への期待が膨らむパフォーマンスです。そして誰の耳にも残り口ずさみたくなるテーマ曲。LA LA LANDといえばこれでしょ!と言える一曲です。
あと、ミアとセバスチャンが二人で歌うCity of Stars、ミアが最後のオーディションで叔母の話をするときのAuditionが胸に迫る名曲です。

・おススメその4 ハッピーエンドでは終わらせない。
結局ミアとセバスチャンが結ばれるんでしょうと思っていたけれど最後は結ばれないところが単なる恋愛映画ではなくてよかったです。最後の違う人生を描くシーンも深いです。

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最高のミュージカル映画

ロサンゼルスを舞台に、女優を目指すミア(エマ・ストーン)とジャズに情熱を燃やすピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)の恋を描くミュージカル映画。監督は「セッション」や「ファーストマン」も手掛けたディミアン・チャゼルで、アカデミー賞では6部門、ゴールデングローブ賞では7部門を受賞。この作品は視覚的にも豪華で、画面から飛び出してくるような鮮やかな色をふんだんに使っており、映像だけでも十分に楽しむことができる。ミュージカル・ナンバーの振り付けも素晴らしく、熱気に満ちている。特に冒頭ハイウェイシーンでのアナザー・デイ・オブ・サンは何度も見返したくなるような、素晴らしい音楽と映像になっており、その美しさに圧倒される。脚本は、面白く、愛情深く、痛快、そして心温まるもので、見ているうちに彼らと彼らの葛藤を自然と応援してしまうような、多くの人がそのテーマに共感できるものとなっている。また、ミアの部屋に貼られているイングリッド・バーグマンのポスターなど、随所にちりばめられているオマージュも楽しむことができ、監督のミュージカル映画への愛を感じられる。ラストシーンでは、夢を叶えるとはどういうことかを改めて考えさせられる。全体としては、憂鬱な気分や日々の悩みを吹き飛ばしてくれる作品で、ミュージカル映画になじみがない人にも間違いなくお勧めできる。

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夢を追いかけているあなたへ

あなたは夢を真剣に叶えようと努力した経験はありますか?または、今もその夢を追いかけていますか?この作品はそんなあなたに見てほしい、夢を実現するためのあと一歩を踏み出す勇気と、今までのあなたの努力が報われるような共感と感動をもたらす作品です。
この作品は、ゴールデングローブ賞を7部門、アカデミー賞は6部門を獲得しており、その他にも数々の賞を総なめにしています。ストーリーはもちろん素晴らしいのですが、ミュージカル映画としての音楽、ダンスで見る人をグッと引き込む、圧巻の作品となっています。
映画の冒頭からミュージカル映画らしく、大勢のキャストとハイウェイを占領しての壮大なスケールでの幕開けで、ストーリーの各所に散りばめられている楽曲の歌詞からも、「夢追い人」にとっては共感できるところばかりです。さらにこの作品は、ロマンティックなラブストーリーであることも見どころです。お互いに夢を持った二人が、初めは反発し合うところから、徐々にお互いの夢を応援する形で惹かれ合う、、、。二人がタップダンスで交わるあの有名なシーンも、二人の関係が変わるきっかけにもなっています。自分の夢を叶えるのか、二人で歩む未来を考えるのか、どの決断が正解なのかを何度見ても考えさせられる作品です。

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10

リアルを描いた感動作

とても有名な映画なので、言わずもがな、と言った感じではありますが最初に観た時涙が止まりませんでした。大人になってあんなに大号泣したのは久々でした。
話の内容は売れない作曲家と売れない女優の恋愛模様や仕事のことを描いた、ありきたりなものです。しかし、この作品はラスト、主人公の男性の空想、理想をこれでもかと描きます。その上で現実はそうではない、彼女と自分の間には大きな溝があるのをまざまざと見せつけられます。見てるこっちまで、えぐられる気分です。切なすぎる。彼の理想と現実のギャップが激しすぎて、辛い。辛すぎる。でも、現実って、そんなもんだよね、とも思えます。それ故とてもリアル、より親近感が沸きます。
映画はある程度理想というか、実際はこんなお花畑なこと起こらないよね、と思いつつ、「所詮虚構。だからこそある程度現実不可能な結果でもハッピーエンドで終わっても、だってそれが映画の醍醐味だもの!」と思わせてなんぼだと思うのですが、そんなこちらの都合は全くの無視。そう言う意味ではえぐいラストです。古傷開いてしまう人もいるかもしれない。
でも、2人で一緒にいて幸せだった時間も嘘ではないのです、それをLAの大きな空と綺麗な夜景が更に倍!な感じで素敵に魅せてくれるのです。悲しいラストだけれど、何度でも観たくなる、そんな作品です。

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10

何度見ても感動してしまいます

冒頭の、道路上で車を運転していた人たちがダンスするシーンで、この映画の良さが表現できています。日本では考えられない設定で、最初は現実では無理だなと思いましたが、楽しそうにダンスしているところを見ていると、いつのまにか笑ってしまいました。ミュージカルですが、それほど意識しないで見ることができます。主演のエマ・ストーンがチャーミングで、素敵な笑顔なので見とれてしまいます。相手役のライアン・ゴズリングも売れないピアニストですが、2人が仲良くなったり離れたりするシーンでは、先がどうなるのかドキドキしながら見ていました。アメリカンドリームと言われていますが、現実は厳しいものがあります。2人は夢をあきらめずに追いかけていくので、自然に応援したくなる映画です。ダンスシーンもおしゃれで、ある展示場で踊るシーンでは空中に浮かぶ場面も出てきます。2人がどうなるのか、ハッピーエンドで終わるのか心配でした。結婚することはできませんでしたが、ライアンが経営する店にエマが旦那さんを連れて登場したときは、ハッとしました。2人とも異なる夢をつかんだと考えればこれで良かったのかなと思いましたが、本心は結婚で終わってほしかったです。物悲しさが残りましたが、何度見ても涙が出てきてしまう、素敵な映画だと思っています。

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ラ・ラ・ランド

公開から時間が経った映画「ラ・ラ・ランド」ですが、私としては何年経ってもおすすめできる作品です。

30代のミュージシャンを目指し毎日小さなバーでピアノを弾いていた男性と、女優を目指し日々オーディションを受けているがなかなか有名になれず奮闘する2人が出会い、お互いの夢を追う恋愛ミュージカル映画です。
私はミュージカル映画があまり好きではなかったのですが、この映画を見て価値観が変わったのを覚えています。

出会った当初はお互いを恋愛対象としては見ていない2人でしたが、お互いが夢を追っている姿を見て徐々に惹かれ合っていきます。
その後、無事付き合い幸せな生活を送っていた2人でしたが、自分の夢を追いすぎて相手への思いやりが蔑ろになってしまいすれ違ってしまいます。そんな2人がどういう過程で愛を取り戻すのかも必見です。

終始穏やかな、美しい空気で物語が進んでいくのですが2人の感情や空気感、2人が今どんな世界を見ているのかが歌を通して美しく伝わってきます。ただのセリフだけでは伝わってこない裏の感情まで音楽を通して感じ取ることができ、より深い視点から物語を楽しむことができます。
「大人の恋愛」を音楽と一緒にとても美しく表現している映画です。

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主人公のタラレバ話

「すごい良い!!」と聞いて観たため、ハードルが上がっていたのはあると思いますが、あまりにチープな内容だったので、「映画のチケット代を返してー。」と思ってしまいました。

「もしあの時、あの選択をしていたら、私は今頃きっと...。」とか、自分に都合よいタラレバの空想をするのが好きな方は、共感できるかもしれませんが、私は自分で選択しておいてその空想するって、なんて現実逃避、、今の人生一緒に生きている人がかわいそうというのが正直な感想でした。
あまり好きな主人公ではありません。「ハッピーエンドで終わってほしいから、あまり好きではない。」という人もいるかもしれませんが、私は主人公の根性が嫌いなので好きではありません。現実世界を生きて!と思います。

音楽は良かったです!軽快な感じだったり、いい音楽だなと思いましたが、映画を観終わってからは、音楽を聴くと映画内容を思い出して不快な気持ちになるので、お店などでサントラかかっているとお店を出てしまいます...。

一応ミュージカルなので、ダンスも期待していましたが、うーん、イマイチ。ダンスは上手くありませんでした。音に合わせて動いている風ですが、動きにキレがなくて、ガッカリでした!

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8

この作品の魅力は”意外な結末”

オープニングのインパクトがすごい。高速道路で大勢のダンサーたちが楽しそうに踊るシーンは、見ているだけでテンションが上がる。ストーリー自体は、自分のジャズバーを開くことを夢見るセブと大女優を夢見るミアとのラブストーリーで、二人の関係性が「春・夏・秋・冬」のシーンとともに移り変わっていく様子が描かれている。前半の「春・夏」のシーンでは、ダンスシーンが多めで、テンポよくストーリーが進んでいく。話の展開が早い気もするが、私自身、踊ることが好きなので、ダンスシーンの多い前半部分は気に入っている。見ていると、自分も一緒に踊っている気分になって気持ちがいい。じっくりストーリーを見るというよりは、ダンスや歌のシーンを楽しみながら見るのがおすすめ。後半の「秋・冬」のストーリーは、前半とはガラッと変わり、ダンスや歌は少なめで、セブとミアの関係性の変化が重点的に描かれている。成し遂げたい夢をなかなか思うように実現できず葛藤するセブとミアの姿は、今までに一度でも何か夢を追いかけた経験がある人ならば、きっと強く共感できるだろう。また、二人がそれぞれの夢を叶えるために別れの道を選び、数年後、二人が再開するシーンは、夢を優先させることで結ばれなかった二人の愛が切なく描かれている。意外にもハッピーエンドではないこのシーンは、夢を追いかける人に向けて、本当に大切なものは何かを訴えかけているように感じた。

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10

夢を叶えた

観る前には興業成績や他人の口コミ、ミュージカル調のラブストーリーという前知識によって敬遠していました。
しかし見はじめてすぐに、オープニングの高速の場面ですぐに引き込まれてしまいました。あの色彩や音楽、爽快感。すぐにでも一緒になって踊り出したくなるような躍動感。映画館で生で観なかった事を悔やんだ程です。
内容は夢を追いながらも様々な壁にぶつかりもがいている若い男女が出会い、惹かれあい、すれ違いながら成長していくというありきたりなストーリーです。しかしそこの見せ方や映像美、結末など特筆すべき点が様々ありました。

二人は互いの夢を追いながらその過程で互いのことを思いやれずすれ違ってしまいます。しかし一緒に高めあい、励まし合い、一種ライバルのように切磋琢磨出来たことにより、互いの夢を叶えることが出来ました。二人の人生がある地点で一瞬、激しく交わったからこそ回りの人間に否定されたり、侮蔑されていた夢を叶えるに至りました。この物語はラブストーリーという観点からはハッピーエンドとは言えないかもしれません。しかし夢を追う物語としては完全なハッピーエンドであり、改めて物語というのはそれを見る観点や立場、切り取りかたで違った見せ方をするものなのだと思いました。

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ミュージカル好きにはぴったり!

音楽やダンス、世界観を楽しむことができる映画です。
カラフルなドレスを着てパーティーに向かい楽しそうに踊る「Someone in the Crowd」や、タップダンスを披露する「A Lovely Night」、しっとり切ないデュエットソングの「City of stars」、クラッシック音楽のような美しいメロディの「Planetarium」など、様々なジャンルの音楽を楽しむことができます。
また本作品で登場する街並みや景色はとても美しく、音楽とその雰囲気がマッチしており、本作品を見終えたあと、サントラを聴くと、その情景が思い出されます。
ストーリーとしては、ミア、セバスチャンのお互い自分の夢を語り合い、恋に落ちるお話です。それぞれ夢を叶えるために行動を起こしていくのですが、日に日にすれ違いが生じ、結局二人は結ばれなかったという悲しい結末を迎えてしまい、切なく悲しい気持ちで終わってしまうところがとても残念です。しかし、夢を追っていた二人がそれぞれお互いの夢を叶えることができたという意味ではハッピーエンドなのかもしれません。
ストーリーを楽しむというよりは、音楽や世界観を楽しむ、それぞれの夢を追う姿が素敵な映画だと思います。

ラ・ラ・ランド / La La Land
10

観に来てよかった

まるでミュージカルのような映画です。様々なシーンでの映像美が話題になりましたが、私は音楽が一番好きです。ピアノを習っていた人や、現役ピアニスト、女優を目指す人等に是非観てほしい映画です。
映画に使われた曲が全て単調な曲ですが、次の日から歌い出したくなるような明るい曲や、人生について考えさせられる曲まで様々ですが、私の心を捉え続けています。冒頭の高速道路で流れてくる曲があるのですが、あのメロディーが忘れられません。人生で何か落ち込む事があった時、悩みがある時にこの映画を思い出すと明るい気持ちになります。

主人公の生き方に共感した方も多いと思います。夢や、恋愛、うまくいかないけどなんとかやっていかなくてはならない事についてたくさん考えさせられました。
結末は、始めに予想していたものとはだいぶ違う展開で意外でしたが、メッセージ性が強いと思うはずです
。日本で上映開始直後から話題になっていた映画なので、どんな映画なのか気になり映画館で観ました。ほとんどDVDになってからしか映画は観てなかったのですが、スクリーンで観て、久しぶりにいい映画を観た、映画館に観に来てよかったと思いました。感動して泣き出す人もいました。絶対おすすめです。

ラ・ラ・ランド / La La Land
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ミュージカル好きにはぜひ

こちらのミュージカル作品はカリフォルニア州が舞台となっております。ミュージカル系ですとディズニーであったり、ニューヨークに縁があるものが多いですが、こちらはハリウッド版ミュージカルとも言えるでしょう。主役の女性は女優になることを目指し、日々生活を過ごしています。女優にせよ何にせよ何か夢を追っている方には共感できるものが多いかもしれません。また、主役の男性はジャズピアニストで自分が求めた方向性とは違う形での成功と同時に自分がやりたかったことの実現に成功しています。彼の生き様を見ていると、自分の生活を見つめ直すことになるのではないでしょうか。成功とはなんなのかを改めて考えさせられるかと思います。
音楽面に関して、おそらく冒頭でのAnother day of sunが有名なのではないかと思います。作詞はパセク&ポールです。彼らは他にもThe Greatest ShowmanでのThis is meなどの作詞作曲を担当されています。また、ブロードウェイではDear Evan hansenが有名です。ハリウッド映画だけではなく、実際のブロードウェイでの作曲作詞を担当されている方がこのLa La Landにて多くの歌詞を提供しています。La La Landでは作詞の提供ではありますが、素晴らしいキャリアをお持ちの方が音楽制作に関わっているため、ストーリー面だけではなく、音楽面でも楽しむことができます。

ラ・ラ・ランド / La La Land
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ララランドを知らないなんて

映画というより、ミュージカルのような感じです。女優になりたい人や、音楽の道に進んでいる、あるいは進みたい人は興味を持ってほしいです。
人生に悩んでいる人は、誰でも共感できる内容になっています。すぐに覚えられるようなメロディーで、演奏会が何度も開かれるほどの人気でした。映画館で涙を流す方もいらっしゃったのを覚えています。
この映画に出てくる場所は、全て実際に存在する場所ですが、特にグリフィス天文台で踊るシーンは、映像美に圧倒され、実際にグリフィス天文台に行った事がなかったのですが、絶対に行ってみたいと思いました。
最初の高速道路のシーンも有名です。そこら辺にいる若者を集めて作ったような感じですが、この最初のシーンから、この映画は面白いに違いないと確信しました。音楽、映像、ダンス、全てが素晴らしく、アメリカ映画のパワーを見せつけられた気がしました。女優エマ・ストーンが着ていた衣装も人気になり、ネット等で取り上げられ特集されていましたが、私はこの映画の音楽が一番好きです。すぐにピアノで弾きたくなるようなメロディー、いつまでもずっと心に残り響きます。この傑作を知らない人がいたら、ぜひおすすめしたいです。

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アカデミー賞6部門受賞の名作

第89回アカデミー賞において監督賞をはじめとして6部門を受賞した「ラ・ラ・ランド」は2016年に公開されたミュージカル映画です。この映画は、アメリカのロサンゼルスを舞台として、カフェでアルバイトをしながら女優を目指すミア(エマ・ストーン)と、ジャズを愛するピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)が運命的に出会い、やがて恋に落ち、お互いの夢に向かって進んでいく様子を描いています。

私は友人に「観た後こんなに気持ちを引きずる映画は初めてだ」と聞いて、そんなに印象に残る映画なら観てみたいなと思い、映画館で鑑賞しました。
私がこの映画でまず印象に残ったのは、劇中で流れる音楽です。アカデミー賞においても作曲賞、歌曲賞を受賞し高く評価されましたが、ただ音楽がいいだけではなく、それぞれの音楽がストーリーの中で意味を持つため曲自体に思い入れができ、映画を見終わった後にも曲を聴くだけで映画の場面を思い出し楽しむことができます。
また肝心のストーリーについてですが、前半はミアとセバスチャンが出会い、恋に落ちる様子が描かれていますが、物語の後半、愛し合っているはずの二人が、お互いを思い合うあまりに少しずつすれ違っていく場面が描かれます。前半が明るく幸せな雰囲気だっただけに、後半は切なく辛い気持ちになる場面が続きます。最後には5年後の二人の様子が描かれますが、なぜこんな結末になってしまったのだろう?どこで間違ってしまったのだろう?と思わずにいられない切ない結末が待っています。5年間の様子が描かれておらず想像するしかないという空白の部分があるのも、この映画にハマる人が多い理由かもしれません。
結果、映画を勧めてくれた友人の言う通り見た後も気持ちを引きずり続け、映画館で2回観て、オーケストラの生演奏で見るシネマコンサートで1回観て、DVDの発売後買って4回観て、計7回以上観るくらいハマってしまいました。観る度に新しい発見があり、気持ちが揺さぶられる映画はなかなかありません。ぜひ一度は観て頂きたい作品です。

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