ミュージカルのような映画
まるでミュージカルを見ているような映画でした。やはり日本の映画とは迫力や演出が違い、とても華やかで、歌やダンスも素晴らしかったです。そして何よりも主人公のミアを演じているエマ・ストーンさんが魅力的でした。表情豊かで、喜怒哀楽がはっきりしていてすぐに心を奪われてしまいました。特徴的な顔ですが、とても美しく、輝いていました。ダンスも歌も上手で、女優のオーディションに落ち続けるという設定には無理があるなと思ったほどです。コミカルな演技も素晴らしく、パーティーで再会したセブのバンドの前で見せた表情は忘れられません。ただ、ストーリーと演出があまり噛み合っていないなと感じました。ストーリーとしてはドラマなどでありそうな内容だったので、素晴らしい演出が少し勿体ないなと思ってしまいました。しかし、主演の2人の演技が迫力があり、素晴らしかったのでそこまで気にはなりませんでした。ラストだけは予想を裏切られました。タイトルからもなんとなくハッピーエンドで終わると思っていましたが、夢は叶えるものの別々の道を歩むというラストが衝撃でした。2人の悲しげな最後の表情になんだかモヤモヤしてしまいました。どうせなら王道のハッピーエンドを貫いてほしかったです。