何度見ても感動してしまいます
冒頭の、道路上で車を運転していた人たちがダンスするシーンで、この映画の良さが表現できています。日本では考えられない設定で、最初は現実では無理だなと思いましたが、楽しそうにダンスしているところを見ていると、いつのまにか笑ってしまいました。ミュージカルですが、それほど意識しないで見ることができます。主演のエマ・ストーンがチャーミングで、素敵な笑顔なので見とれてしまいます。相手役のライアン・ゴズリングも売れないピアニストですが、2人が仲良くなったり離れたりするシーンでは、先がどうなるのかドキドキしながら見ていました。アメリカンドリームと言われていますが、現実は厳しいものがあります。2人は夢をあきらめずに追いかけていくので、自然に応援したくなる映画です。ダンスシーンもおしゃれで、ある展示場で踊るシーンでは空中に浮かぶ場面も出てきます。2人がどうなるのか、ハッピーエンドで終わるのか心配でした。結婚することはできませんでしたが、ライアンが経営する店にエマが旦那さんを連れて登場したときは、ハッとしました。2人とも異なる夢をつかんだと考えればこれで良かったのかなと思いましたが、本心は結婚で終わってほしかったです。物悲しさが残りましたが、何度見ても涙が出てきてしまう、素敵な映画だと思っています。