ラ・ラ・ランド
公開から時間が経った映画「ラ・ラ・ランド」ですが、私としては何年経ってもおすすめできる作品です。
30代のミュージシャンを目指し毎日小さなバーでピアノを弾いていた男性と、女優を目指し日々オーディションを受けているがなかなか有名になれず奮闘する2人が出会い、お互いの夢を追う恋愛ミュージカル映画です。
私はミュージカル映画があまり好きではなかったのですが、この映画を見て価値観が変わったのを覚えています。
出会った当初はお互いを恋愛対象としては見ていない2人でしたが、お互いが夢を追っている姿を見て徐々に惹かれ合っていきます。
その後、無事付き合い幸せな生活を送っていた2人でしたが、自分の夢を追いすぎて相手への思いやりが蔑ろになってしまいすれ違ってしまいます。そんな2人がどういう過程で愛を取り戻すのかも必見です。
終始穏やかな、美しい空気で物語が進んでいくのですが2人の感情や空気感、2人が今どんな世界を見ているのかが歌を通して美しく伝わってきます。ただのセリフだけでは伝わってこない裏の感情まで音楽を通して感じ取ることができ、より深い視点から物語を楽しむことができます。
「大人の恋愛」を音楽と一緒にとても美しく表現している映画です。