セッション / Whiplash

セッション / Whiplash

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セッション / Whiplashのレビュー・評価・感想

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セッション / Whiplash
10

いい意味で狂った映画

プロのジャズドラマーを目指す主人公アンドリューと、有名鬼教師・フレッチャーの「狂気」とまで言える熱意をぶつけ合う、名門音楽学校が舞台のストーリーです。

指導のためなら楽器を投げつけたり、他の学生を外で待機させて何時間も1人を監禁して練習させたりと、スパルタ教育が有名なフレッチャー。
一方手から血が出ても、移動中に車での接触事故があっても、一切妥協を見せない新人のアンドリュー。
お互い違う「狂気」を持った学生と教師が、ぶつかりながらも成長していく姿は凄まじい緊張感です。

誰もが萎縮しながらフレッチャーのもとで練習を積み重ねる中、アンドリューだけはフレッチャーに負けない狂気で食らいついていきます。
お互いに憎みあった存在で、大衆の面前で恥をかかせるようにしむけたり、殴ったりと一般人からしたら師弟関係にあるとは思えない描写だらけです。

ただ2人に共通しているのは音楽に対する熱意。これがどれだけお互いを憎みあっても、最後には同じ目的を持った仲間にさせてしまう。年齢や立場問わず一流になるためには、一定の狂気が必要なのかと感じさせられます。

またストーリーもさることながら作中で演奏される音楽、間、カメラワーク、すべてに魅了されます。
ラストの5~10分は圧巻です。「あのシーンを観るための2時間だった」と言っても過言ではないほどの見事な最後でした。

セッション / Whiplash
8

暴力!罵倒!狂気!音楽!

デイミアン・チャゼル監督が手掛けた2014年の映画で、ジャズ・ドラマを描いた作品です。映画の舞台は、ニューヨークの名門音楽学校であり、若きジャズ・ドラマーのアンドリューが、厳しい指導者テレンス・フレッチャーの下で練習に励む姿が描かれます。

音楽に対する情熱と才能、そして過酷な練習の中での苦悩や挫折を描き、主演のマイルズ・テラーとジェ.K.シモンズが見事な演技を披露しています。また、映画のクライマックスとなる演奏シーンは、観客を圧倒するような迫力と美しさを持っているため、多くの人々から高い評価を得ています。
緊張感ある演出や、緻密で美しい映像、そして音楽と演奏に対する情熱が溢れるストーリー展開など、どの要素においても非常に優れた作品として評価されています。

この作品の最大の魅力は、音楽映画でありながら、とても暴力的で狂気的な価値観で音楽に打ち込むアンドリューとテレンス・フレッチャーの師弟関係です。指揮者であるテレンス・フレッチャーは偉大な音楽家を生み出すために暴力や罵倒を容赦なく行います。ときには理解力のない者を追い出すために、嘘をついてまで生徒をふるいにかけながらバンドを運営していきます。そしてアンドリューも自分の目標のために彼女と別れ、同じポジションの生徒を蹴落とし、傷つきながら音楽を続けました。
この二人がラスト10分間に見せるセッションは、誰が観ても興奮してしまうこと間違いなしです。何1つ難しいストーリー展開がなく、劇中登場する音楽やストーリーテンポだけで楽しめる映画です。

セッション / Whiplash
8

ひねくれ者同士の戦い

この映画はひたすらに精神を追いつめられるものでした。
以下、ネタバレを含みます。
主人公はひねくれ者のドラマーで、なんやかんやあり、大学の良い先生にドラムを教えてもらえることになりました。
ただこの先生というのがなかなかの曲者で、生徒を精神的に追い詰めて良い演奏家として鍛え上げる、という教育方針でした。
教師も教師として苦悩することがあり、過去の教え子を亡くして涙を流す場面も見られましたが、現役の生徒に対している時のこの教師はとにかく鬼のようで、全く好きになれませんでした。
(教師を演じているJ・K・シモンズさんはとんでもなく格好良かったです。)
主人公はというと、ひねくれ者とは書きましたが、どちらかというと人に委縮している感じが強かったです。
友達や教師に対して尻込みし、気後れしている感じに見えました。
鬼教師と接して、プライドや自信の無い性格が変にひねくれてしまった感じです。
物語が進むにつれて、主人公の恋愛模様や学校生活における心情が、少しずつ変化する様子が演出されています。
この映画の特に辛い点は、ラストが物語としては全くすっきりする終わりではない所です。
主人公はその後どうなったのか、鬼教師はその後どうなったのか、公演はその後どうなったのか全く分かりません。
ラストに繰り広げられる凄まじいセッションにお茶を濁された感じです。
それでも、見た後は何故だか気分がすっきりとした感じを得られました。
謎の爽快感の理由は分かりませんが、このすっきり感は見た人しか感じられないものだと思います。
ストーリーとしては見ていて辛い点が多かったですが、俳優さんの演技も、映像も音楽も素晴らしいものでした。

セッション / Whiplash
8

狂気ともいえる情熱

この映画は、面白いハズ!という期待して観たら、本当に面白かった映画でした。
「アカデミー賞が飛びついた才能と狂気」のキャッチコピー。48受賞。
ポスターのシンプルさに、まず惹かれました。
真っ暗なバックに、ドラムを叩く青年と、怒鳴る中年。溢れる熱血オーラ。
『お金かけないで、面白いの作りました』感が、伝わってきましたね。
有名俳優やら、CGやら、「制作費○億円!」の触れ込みより、こういう映画のが好感が持てます。
たくさん賞を取った事を売りにしてましたが、それは気にしませんでした。
「全米が泣いた」映画でも、最後までずっと真顔だった映画も多い。
主人公の青年は、偉大な音楽家を目指す学生をマイルズ・テラーが、アンドリュー・ニーマンを。
鬼教師テレンス・フレッチャー を、J・K・シモンズを演じています。
J・K・シモンズは、この役で助演男優賞を受賞しました。
予告を見ても分かりますが、圧倒的な存在感です。
居るだけで怖いですが、間違えるとビンタ、イスを投げるなど、普通に暴力を振るいます。
それでも主人公のニーマンは、夢を叶えるため、異常なレッスンについていきます。
パワハラに拒絶反応がある方には、おススメ出来ませんが、そうでなければ楽しめるでしょう。
狂気ともいえる情熱を、感じれます。
熱くなりたい人は、是非。

セッション / Whiplash
7

実際にあった話しを参考にしている

この作品は2014年にアメリカ合衆国で制作されたドラマ映画です。監督・脚本はデミアン・チャゼルです。

この作品は主人公、童貞顔のアンドリュー・ニーマンという19歳のジャズ・ドラマーが、アメリカで最高峰の音楽学校・シェイファー音楽学校の中でも最高のハゲ指揮者と言われているテレンス・フレッチャーとのジャズという音楽を通じての熱く・過激なヒューマンドラマが観れる作品です。

この熱く・過激な映画に、自分がとても衝撃だったシーンが3つあります。
1つ目は、主人公アンドリューがフレッチャー先生のスタジオ・バンドに呼ばれ練習をするシーン
主人公アンドリューは学校の中でも最高峰と呼ばれるフレッチャー先生に、練習する前に自分のことや親の事聞いてきて、アンドリューが有頂天になるぐらい演奏のことからなにがなにまで褒めてから練習スタートしたと思ったら、急にアンドリューの演奏に少しずつ指摘し始めたと思ったら、急にぶち切れし始めた。観てる側としたら目が点、口ポカーン状態でした(笑)急にぶち切れてからはフレッチャー先生の独壇場で、アンドリューに対してめちゃくちゃに罵る&連続ビンタ攻撃をし始めました。
アンドリューが可哀想すぎて、映画に感情移入が自然としています。

2つ目は、主人公アンドリューが主演奏者となってコンサートの大会の決勝戦にでるシーン
フレッチャー先生にぶち切れてから、アンドリューの音楽魂に火がついて猛特訓のおかげで、フレッチャー先生のスタジオ・バンドの主演奏者になりました。
コンサートの大会で決勝戦の時に、アンドリューは不運なことに乗っているバスのタイヤがパンク。大会への遅刻の危機かと思うが、レンタカーを借りてなんとか会場についたが、着いたときにはもう本番10前でフレッチャー先生は、アンドリューが遅刻と思い、主演奏者を交代させていた。アンドリューは主演奏者を譲りたくないため、フレッチャー先生に切れました(笑)。フレッチャー先生はアンドリューに主演奏者にさせてやる交換条件を出しました。演奏者に1つでもミスをしたら、バンドでの演奏は一切させないというもの、しかし、アンドリューはレンタカーを借りた際に、自分のドラムのステックをレンタカー会社に忘れてしまいました。取りに行き、大会会場に向かう先になんと、トラックに激突しちゃいました(笑)これを観たは人は、ここで映画終わるの?、死んでしまうオチなの?など思うと思います。
こんなことがあってからのアンドリューの切り替えしは見ものです。

3つ目は、最後の9分間ぐらいの主人公アンドリューの独占演奏状態のシーン
この9分間シーンは言葉が出ないぐらいすごいの一言です(笑)このシーンは、今までの出来事がこの9分間の為の伏せんなんだと思います。
そのぐらい凄いシーンでした。

説明を聞いたことでもう一度言いたいことは。この映画は監督・脚本のデミアン・チャゼルの経験を参考にしているということです。
実際にどんな経験をしたらこんな映画作れるだよって思ってしまいます。
尚、作中のドラムシーンでは役者の方が実際に叩いているシーンもあるそうなので、そこを意識して観るのも楽しいのではないかと思います。
この3つのシーン以外にもたくさんの衝撃的なシーンが沢山ある映画で、映画自体は音楽映画なので、観て楽しんで、聞いて楽しむことができる一石二鳥の映画なのではないか思う。

セッション / Whiplash
9

賛否両論あると思うが、個人的にはとても素晴らしい作品だと思う

若くしてジャズドラマーの才能に恵まれるアンドリューですが、自分の才能を信じながらも鬼コーチと出会って、挫折と努力を繰り返しながら成長していく物語です。
指導者と生徒の立場は昔と今では全く変わってきています。生徒は褒めてのばしていく、そういったスタイルが一般的とされる中で、罵りけなしながら自分なりの最高だと思うやり方でアンドリューを育てようとするフレッチャーがとても強烈で、心に強く印象付けられました。おそらく、今の社会ではこんな指導方法は許されないと思います。だからこそ、スクリーンの中で、本当の意味で育てるとはどういうことか、人としてどう向き合っていくか、そしてジャズにとって最も良いことは何か、突き詰めて練られた作品だと思います。リアルをぎりぎりまで攻めたフィクション作品に仕上がっていると思いました。
俳優についても、フレッチャーの鬼コーチの演技はとても味があり最高でしたし、アンドリューの表情も成長するにつれて変化していく様がとても印象的でした。
こういうのが苦手な方も勿論おられると思いますが、個人的にはこういった大衆に媚を売っていないような(少しオーバーですが)尖った作品は非常に好きです。
ラ・ラ・ランドよりも個人的にはこの作品の方が好きだな…と思います。笑

セッション / Whiplash
9

タイトルなし

セションは2014年にアメリカで制作された。ドラマ映画です。
主人公・ニーマンは19歳のドラマー。偉大なドラマー・バディリッチに憧れ、アメリカ最高峰の音楽大学でドラムの練習に打ち込む少年の物語を描いた作品です。私もドラムをやっているため、共感させられる部分など数多くありました。

ニーマンは、音楽学校の中でも最高の指揮者として名高いテレンス・フレッチャーの目を引き、シェイファーの最高峰であるフレッチャーのスタジオ・バンドに招かれる事になるのですが、その環境は劣悪で、テンポが速いという理由でイスを投げつけられたり、演奏者に暴言が吐かれていました。私自信このような経験はございませんが、これだけ音楽に厳しく忠実になる気持ちもわからなくないと思いました。
ニーマンはある時、大事な舞台でコア・ドラマーの楽譜をなくしてしまい、記憶を便りに「Whiplash」を演奏することとなる。演奏は完璧で、フレッチャーはニーマンをコア・ドラマーに格上げする。これを誇りに思うニーマンをよそに、彼の親戚たちは、俗物的な価値観からニーマンのドラムへの情熱を軽視する。これは、ますますニーマンを世俗的な考えから遠のかせ、ドラムへの病的なまでの執着へと駆り立てていくことになったシーンはニーマンの成長を感じられました。それと同時にニーマンのドラムに対する忠実性は怖いもでした。

セッション / Whiplash
8

音楽好き必見!胸糞展開と衝撃のラストシーン

本作品はジャズプレイヤーを志す主人公・ニーマンと、プレイヤー育成に強いこだわりを持つ音楽学校教師・フレッチャーの葛藤やぶつかり合いを描いている。

個人的に本作品の最大の魅力は、フレッチャーを演じるJ・K・シモンズの憎たらしい演技である。
観ている側は恐らく終始彼の言動に心中を振り回されるわけだが、思わず「なんて嫌な奴なんだ」と言いたくなったり、「もしかしていい人なのか」と、不信感を抱き続けさせる描写が素晴らしい。あまりにも彼の演技が憎たらしいため、踏んだり蹴ったりな目に遭うニーマンの扱いを直視出来ないほどである。
また、ニーマンの「何事も受け身な性格」が、フレッチャーとの関わりを介して徐々に成長する姿も見どころのひとつであると言える。

テーマであるジャズは作中で演奏シーンが繰り返し登場し、音楽好きにはたまらない出来であることも高評価の理由である。
ラスト9分19秒は、主人公ニーマンがこれまで築き上げた音楽の集大成といえる演奏シーンなのだが、ここでのフレッチャーの心境変化が本作品を観た者の中で様々な考察を生み出している。
中盤まで延々と続く「スパルタ音楽教師の胸糞モラハラタイム」に対してのフラストレーションが解消されるラストシーンは、とにかくいろいろな意味で爽快。

映画全体としての意味合いの受け取り方はそれぞれだが、個人的には非常に観た後すっきりとする仕上がりであり、音楽が好きだという方には是非見てほしい作品である。

セッション / Whiplash
9

素晴らしい

この作品を紹介するにあたり、特にすばらしいと思うのが、無駄のない構成、そして出演者の演技だ。構成に関しては極力無駄を無くし、視聴者が飽きることなく、なおかつ主人公の苦悩を理解できるようになっている。
そしてこの話は監督自らの体験によってキャラクターが創造されている。ゆえにキャラクター1人1人にリアリティーがあり、とても魅力的なのだ。

この映画最大の魅力はJ・K・シモンズ演じるテレンス・フレッチャーであろう。彼のスパルタ指導はとてつもないほどの恐怖であり、自分が怒られている訳でもないのに自分が叱られている気分に陥るほどだ。
そんな怪演といえる素晴らしい演技をしたJ・K・シモンズは、この作品で見事アカデミー賞助演男優賞を受賞した。彼の素晴らしい演技、その演技にマッチしているカメラワーク緊張感のあるBGMにぜひ注目して頂きたい。
主演のマイルズ・テラー努力も並外れたものではない、彼はドラムの演奏経験が10年以上あるにも関わらず、この映画のために週3回4時間の特訓を起こっていました。その努力の賜物もあって劇中のドラムもほぼ本人が演奏しています。サントラもテラーのものが4割りほど使われています。劇中でのドラムシーンでは監督がストップをかけなかったそうで、テラーは常に限界までドラムを叩いていたとか。そんな出演者の努力が詰まったこの素晴らしい映画ぜひ観賞してみてはいかがでしょうか。

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