Mr.&Mrs. スミス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『Mr.&Mrs. スミス』とは、ダグ・リーマン監督による2005年公開のアクションムービーである。脚本を手掛けたのはサイモン・キンバーグ。主役となる夫婦の夫「ジョン・スミス」をブラッド・ピットが演じ、妻「ジェーン・スミス」をアンジェリーナ・ジョリーが演じている。本作はお互いに暗殺者という身分を隠して結婚したスミス夫妻の壮大な夫婦喧嘩の物語であり、2人の関係性の変化が見どころとなっている。
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーは本作での共演がきっかけで親しくなり、2014年に結婚した。

恥じらいながら、ジェーン(右)がジョン(左)に言ったセリフ。

ジェーンはジョンに身元がバレてから、結婚自体が最初から計算づくで、ジョンに対しての愛情はないような素ぶりを見せ続けていた。そのためジョンは、この戦いが終わりさえすればその後はジェーンの好きにしていいということを伝えていた。だがジェーンは、戦いの終盤になって隠しきれないジョンへの愛情と共に、恥じらいながらこのセリフを言ったのだった。

2人のデートシーン

2回目の射的で、すべての的に弾を命中させて余裕の表情を見せるジェーン(左)。隣でその様子を見ているジョン(右)。

デート中に射的をすることになり、銃を使い慣れていることがバレないように、わざとおぼつかない様子で的を外すジェーン。一方で、ジョンは銃を使い慣れている様子を隠しもせず軽々しく弾を的に命中させていく。その様子を見たジェーンは「もう一度やるわ」と、1回目の扱いが嘘のように弾を次々と命中させていく。2人の暗殺者としてのスキルと、「素人(だと思っている相手)に“自分より銃の扱いが下手”だと思われるのは嫌だ」というジェーンの暗殺者としてのプライドが垣間見えるシーン。

2人の口喧嘩

ジョンに向かって、「弱虫男!」と叫ぶジェーン。

ジェーンを自ら始末するためにIテンプ社に潜り込んだジョンは、ついにジェーンに銃を向け始末するタイミングを伺うが、発砲することなくジェーンを逃がしてしまう。その後隣の建物に移ったジェーンに対して、腰抜け女と叫び、微笑むような表情を見せる。それに対してジェーンは、弱虫男と叫び返し、にっこりと笑顔を見せた。この関係すらもお互いに楽しんでいるような様子も見てとれるシーン。

2人の思い出のレストランでの再会

力強く、優雅なダンスを踊るジョン(左)とジェーン(右)。

ジェーンがジョンに告白されたレストランで、ジョンとの関係を自分が終わらせてしまったのだと涙を流すジェーンの前に、再会を心待ちにしていたかのような表情でジョンが現れる。ジェーンもすっかり笑顔を見せるが、関係は対立関係のままの2人。2人でダンスを踊りながらも、相手を始末するタイミングを伺っているかのような危険なダンスシーン。

2人の直接対決の行方

お互いの顔に銃口を向け合うジェーン(左)とジョン(右)。

なかなか決着がつかない直接対決の最後、ついに2人はお互いの顔に銃口を向ける。だが2人共が相手を撃つことなどできないまま、沈黙が流れる。2人は相手のことを心から愛していることを実感し、銃を捨て、口づけを交わしたシーン。

2人のスキルを見せつける

暗殺者としてのスキルを見せつけるジェーン(左)とジョン(右)。

今まで自身が培ってきたスキルで銃とナイフを巧みに使い、相手を次々と倒していく。仕事のやり方は全くの正反対だった2人が、ここでは息の合った様子を見せた。お互いを信頼し、パートナーとしても相性が良いことも見てとれるシーン。

2人の関係の修復

カウンセラーからの今の幸福度についての質問に10点満点と答えるジョン(左)。その答えに笑顔を見せるジェーン(右)。

戦いに勝利し、2人で生きていくことを決めたジョンとジェーン。カウンセラーから夫婦の仲が改善したようだと言われ恥じらいを見せる。「時には戦うべきです」とのカウンセラーからの言葉に、「それが結婚よね」とジェーンが返すシーン。

『Mr.&Mrs. スミス』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ジョン・スミスという名前

ジョン・スミスは英語圏では非常にポピュラーな名前で、偽名の代名詞として用いられる名前でもある。作中でジョン・スミスを検索するように命じられたジェーンの部下が、名前だけの検索に戸惑うシーンがあった。

ジェーン・スミス役のキャスティング

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@michi6pant7

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