ファイナルファンタジーX(FF10)のネタバレ解説・考察まとめ
「ファイナルファンタジーX」(FF10)は、スクウェア・エニックスが2001年7月にプレイステーション2用ソフトとして発売したロールプレイングゲーム(RPG)。FFナンバリングタイトルの10作目。
ザナルカンドに住む青年ティーダはある時異世界「スピラ」に飛ばされてしまう。そこで出会った召喚士のユウナとともに、この世界の脅威である「シン」を倒すための旅に出る。
ロンゾ族の青年。ユウナのガードの1人。25歳。
獣のような風貌を持ち、非常に大柄な体格だが、ロンゾ族としてはかなり小柄だという。
10年前、ベベルからユウナをビサイド島に連れて移り住む。それ以来、ユウナを傍で守り続けている。
ユウナが召喚士になった時もガードとして彼女の旅に同行する。
アーロン(CV:石川英郎)
ティーダをスピラに導いた人物。35歳。
世界を救った英雄の1人で、伝説のガードと呼ばれている。
元々はスピラの人間で、実は歴史やエボン教の真実を知り尽くしている。
かつてティーダの父・ジェクトと共にユウナの父・ブラスカのガードを務めた。
リュック(CV:松本まりか)
アルベド族の少女。15歳。
アルベドの族長シドの娘。
シドの妹がユウナの母であり、ユウナとは従姉妹同士。
アルベド族らしく器用で機械いじりが得意。
ジェクト(CV:天田益男)
ティーダの父。
ブリッツボールの名選手でザナルカンド一のフォワードだった。
海で練習していた最中に「シン」に触れてスピラに飛ばされ、ベベルに来たものの、不審者として囚われる。
ユウナの父・ブラスカにガードにならないかと誘われる。
故郷であるザナルカンドに帰れるかもしれないとの希望から、ブラスカのガードとして旅に同行することになる。
旅の中でブラスカやアーロンと固い友情で結ばれるが、ブラスカと共に「シン」と戦うことを決意。
究極召喚の祈り子となり、ブラスカの究極召喚獣となったジェクトは、「シン」となってしまう。
シーモア=グアド (CV:諏訪部順一)
エボン四老師の一人で、グアド族の族長。
有能な召喚士でもある。
グアドとヒトのハーフ。
ハーフであることから母と共に迫害され、不遇な時代を過ごす。
そして母の病死を機にスピラを憎むようになった。
ユウナレスカ(CV:小柳洋子)
召喚士エボンの娘。
1000年前のザナルカンドに住んでいた召喚士で、夫・ゼイオンと共に「シン」を倒して死亡するが、死人(しびと)となる。
見た目は美しい女性だが、死人のまま長い年月を経たため、その中身は魔物に近い存在になりかけている。
最初に究極召喚を発動し、「シン」を倒した召喚士として、エボンの教えで神格化されている
その後、ザナルカンド遺跡のエボン=ドームにて、召喚士とガードに究極召喚を与える存在となる。
それゆえ、召喚士の間では尊敬の対象となっている。
ユウナの名前も彼女の名前から取ったもの。
エボン=ジュ
本作のラストボス。
「シン」に潜む本体であり、既に人としての姿も意識も持たない怪物となってしまった。
召喚獣に寄生し、「シン」に作り変える能力を持つ。
召喚士が究極召喚獣を召喚し、「シン」を倒したとしても、エボン=ジュはその究極召喚獣に乗り移り、新たな「シン」に作り替えてしまう。
エボン=ジュは元は、エボンという1000年前の人間だった。
エボンはザナルカンドの統治者で召喚士だったが、ベベルとの戦争でザナルカンドが劣勢になると、理想のザナルカンド(夢のザナルカンド)を祈り子の夢によって作り上げ、現実逃避してしまう。
そして、現実世界のスピラには「シン」という怪物を送り込み、戦争の終盤にベベルを含む当時の発達した機械文明を破壊し尽くし、人々を恐怖に陥れた。
そのエボンが長い年月の間に人格を失い、「夢のザナルカンド」を召喚し続けるだけの存在となってしまったのがエボン=ジュである。
システム
カウントタイムバトル
FF10ではそれまでのシリーズで採用されていたATBに替わって、カウント・タイム・バトル(CTB)という新システムが採用された。
従来のATBは、ATBゲージが貯まったキャラクターから行動し、そのキャラクターが行動中でも常に時間が流れていた。
それに対し、CTBは、行動順が回ってきてコマンドが表示されているときは全体の時間が止まるため、ゆっくりコマンドを入力できるというものである。
ターン制ではなく、行動順はATBと同じなので、素早さのパラメータが高いキャラクターは敵が1回行動するまでの間に2回以上行動することが可能だったりもする。
次の行動までの待機時間は、そのキャラクターの素早さのパラメータと入力したコマンドに設定された倍率値により算出される。
バトル中には敵味方全員の行動順が表示されているため、じっくり戦略を練ったバトルを行うことが可能である。
つまり、コマンド選択時に次に行動できるキャラクターの順番を知ることができるため、敵の行動に対して予め先手を打ったり、回復したりできるということである。
このシステムにより、従来のATBのように時間に追われることもないため、初心者でも作戦を立てながら戦闘を楽しむことができる。
また、戦闘に参加できるキャラクターは3名だが、控えのキャラクターと任意で入れ替えることが出来る。
ただしパーティにいるキャラクターが死亡している場合は入れ替えができない。
オーバードライブ
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目次 - Contents
- 『ファイナルファンタジーX』の概要
- 世界観
- スピラ
- 祈り子
- 幻光虫
- シン
- 『ファイナルファンタジーX』のあらすじ・ストーリー
- 物語の始まり
- ユウナとの出会い
- 召喚士の使命
- ユウナの旅の真実
- ティーダの正体
- 究極召喚の真実
- シンとの対決
- 最終決戦
- エンディング
- 『ファイナルファンタジーX』の登場人物・キャラクター
- ティーダ(CV:森田成一)
- ユウナ (CV:青木麻由子)
- ワッカ(CV:中井和哉)
- ルールー (CV:夏樹リオ)
- キマリ=ロンゾ (CV:長克巳)
- アーロン(CV:石川英郎)
- リュック(CV:松本まりか)
- ジェクト(CV:天田益男)
- シーモア=グアド (CV:諏訪部順一)
- ユウナレスカ(CV:小柳洋子)
- エボン=ジュ
- システム
- カウントタイムバトル
- オーバードライブ
- スフィア盤
- 『ファイナルファンタジーX』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 名前の由来
- サブタイトル