ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ(ポケモンDPt)のネタバレ解説・考察まとめ
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』とは、株式会社ポケモン(任天堂)から発売されたロールプレイングゲーム『ポケットモンスター』シリーズの第4作目。『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』が発売され、後に新たな要素が追加された『ポケットモンスター プラチナ』が発売された。冒険の舞台はシンオウ地方で、ポケモン図鑑の完成とポケモンリーグを制覇することが主なゲーム目標となる。
バトル形式
ゲーム中、野生ポケモンや相手トレーナーとのバトルが必ず発生するが、基本的にバトルはポケモン1体同士によるシングルバトルになり、一番この形式が多い。ジム戦や四天王戦、チャンピオン戦も同様。
2人組のトレーナー(ふたごちゃん、ぼくじょうおやこなど)とバトルすることになった場合、ポケモンを2体ずつ出して戦うダブルバトルになる。
また、2人のトレーナーと同時にバトルすることになった場合、またはポケモントレーナー(モミやゲンなど)などと一時的にタッグを組む場合、それぞれのトレーナーがポケモンを1体ずつ出して戦うマルチバトルになる。
ダブルバトルやマルチバトルの場合、シングルバトルとは違い一部の技やとくせいの効果範囲が「相手1体」から「相手2体」や「全体」などに変化し、「じばく」や「だいばくはつ」を除く技による相手などへのダメージが通常より25%減少する。
また、「てだすけ」や「このゆびとまれ」といった味方ポケモンを対象とする技が使えるようになる。
バトルフロンティアでは、全ての施設でシングルバトル、ダブルバトル、マルチバトル(モミやゲンなどと組む場合・他のプレイヤーと通信で組む場合)が可能。ただし、フロンティアブレーンに挑戦できるのはシングルバトルのみ。
通信対戦では、ポケモンワイヤレスクラブユニオンルームではシングルバトル、ポケモンつうしんクラブコロシアムでは、シングルバトル、ダブルバトル、ミックスバトル、マルチバトルができる。ミックスバトルはお互いのポケモンのうち、1体を交換して行うバトル。ポケモン Wi-Fiクラブではバトルはシングルバトルとダブルバトルができる。
技
バトル時には手持ちのポケモンに覚えている技を指示して攻撃する。技にはタイプ、分類(ぶつり技、とくしゅ技、へんか技)、PP(パワーポイント:技の使用可能回数)、威力(数字で表されるダメージの目安値で、高いほど大ダメージを与える)、命中率(相手ポケモンに技が当たる確率)、攻撃範囲(通常は相手1体、ダブルバトルでは相手2体、全体などに変化する技も)、直接攻撃(相手に触れる)かどうか、優先度(技の発動順番)が設定されている。
ポケモンにより覚える技は決まっており、レベルアップ時に覚えることが多い。この他、タマゴから生まれたポケモンが父親のポケモンが覚えている技を「タマゴ技」として生まれながら覚えていることもある。
わざマシン・ひでんマシンを使って技を覚えさせることもでき、ゲーム中の人物に技を教えてもらうこともできる。
また「わざおしえマニア」に頼めば、ハートのウロコと引き換えに現在のレベルまで覚える技で既に忘れてしまった技を思い出させてくれる。
技は4つまでしか覚えさせることができず、新たな技を覚えさせる際には既存の技をどれか1つ忘れさせる必要がある。ただしひでんマシンで覚えさせた技は忘れさせることができない。
ミオシティにいる「わすれオヤジ」に頼めば、ひでんマシンで覚えさせた技も含め覚えている技を忘れさせることができる。
ポケモン育て屋に預けたポケモンがレベルアップするとレベルアップにより覚える技を自動的に覚える。技を4つ覚えた時点でレベルアップにより新しい技を覚えた場合は、一番上の技が自動的に忘れられる。新しい技は一番下に入るので、既存の技は新しい技を覚えるたびに上へ移動する。
一部の技(ひでんマシンで覚える技など)はフィールドで使用することができ、ポケモンコンテストの演技審査では技を出してアピールする。
技の分類・属性
・ぶつり技:ポケモンの「こうげき」と「ぼうぎょ」を参照する攻撃技。「こうげき」が高いほど技のダメージを多く与えられ、「ぼうぎょ」が高いほど受ける技のダメージが少なくなる。
・とくしゅ技:ポケモンの「とくこう」と「とくぼう」を参照する攻撃技。「とくこう」が高いほど技のダメージを多く与えられ、「とくぼう」が高いほど受ける技のダメージが少なくなる。
・へんか技:ポケモンの能力を変化させたり、状態異常や状態変化を発動させたりするなど、直接ダメージを与えない技。
・直接攻撃:「たいあたり」や「ひっかく」など相手ポケモンに触れる攻撃のこと。「どくのトゲ」や「せいでんき」など一部とくせいや「くっつきバリ」といったアイテムに関わる。
命中率・回避率
命中率は相手ポケモンに技が当たる確率のことで、技によって命中率が異なり、30%~100%まで設定されている。回避率は技を当たりにくくなる確率である。
命中率や回避率は技やとくせい、場の状態、アイテムで上下し、通常の値から最大6段階まで上下する。
技が当たるかどうかは、使用した技の命中率、及び命中率の補正値、及び相手ポケモンの回避率が関係している。自分ポケモンの命中率(技の命中率と補正値)が高いか、相手ポケモンの回避率が低い場合は技が当たりやすく、逆に自分ポケモンの命中率が低いか、相手ポケモンの回避率が高い場合は技が当たりにくい。
命中率が「-」の技は、使うポケモンの命中率や相手ポケモンの回避率にかかわらず、「まもる」などを使われていない限り必中する。
とくせいの中には、命中率の補正値が下がらないものもある。
急所
攻撃技(ぶつり技・とくしゅ技)を使ったとき、通常のダメージより多くダメージを与える状態。バトル中にランダムに発生し、「きゅうしょにあたった!」というメッセージが表示される。
その場合ダメージは通常の2倍となり、技を使う側の「こうげき」「とくこう」の能力下降、技を受ける側の「ぼうぎょ」「とくぼう」の能力上昇が無視され、ぶつり技やとくしゅ技のダメージを半減する「リフレクター」「ひかりのかべ」の効果(場の状態)も無視された状態でダメージ計算が行われる。
急所に当たる確率は通常の状態では低いが、技やとくせい、アイテムの効果で上昇する。技によっては急所に当たりやすい技もあり、中には急所に当たらない技もある。
とくせいが「いかりのつぼ」のポケモンに急所技が当たった場合、「こうげき」が最大(6段階)まで上昇する。
またとくせいによっては、相手ポケモンの攻撃が急所に当たるのを防ぐ効果を持つものもある。
優先度
技の発動順番を表す数値で、数値が先の(優先度が高い)技は「すばやさ」に関係なく先に出すことができる。数値が同じ(優先度が同じ)技をそれぞれ使った場合は、「すばやさ」の高い順から出す。
優先度は技ごとに決まっており、優先度がプラスの技は大半の技より先に出すことができるが、マイナスの技は大半の技より後に出る。0が通常の優先度であり、優先度が高ければ高いほど先に出せる。低ければ低いほど後になる。
「ゆびをふる」や「まねっこ」、「ねこのて」を使って(それぞれ優先度「0」)プラスやマイナスの優先度が出た場合は優先度0のタイミングで発動する。
技の優先度
「+5」:「てだすけ」
「+4」:「マジックコート」、「よこどり」
「+3」:「このゆびとまれ」、「こらえる」、「まもる」、「みきり」
「+2」:「フェイント」
「+1」:「アクアジェット」、「かげうち」、「こおりのつぶて」、「しんくうは」、「しんそく」、「でんこうせっか」、「バレットパンチ」、「マッハパンチ」、「ねこだまし」、「ふいうち」、「がまん」
「0」:その他の技
「-1」:「あてみなげ」
「-3」:「きあいパンチ」
「-4」:「ゆきなだれ」、「リベンジ」
「-5」:「カウンター」、「ミラーコート」
「-6」:「ふきとばし」、「ほえる」
「-7」:「トリックルーム」
場の状態
バトル中に自分または相手のポケモン、もしくは双方のポケモンに影響するフィールドの状態。技やとくせい、アイテム、フィールドの状況(天気)で発動する。
一度発動すると数ターン続いてその後効果が消えるが、中にはバトルが終わるまで永続的に続くものもある。また、一部の技により特定の場の状態を解除することもできる。
場の状態は能力変化や状態異常、状態異常無効、ダメージ軽減、天気変化など様々な効果を持つ。
場の状態は重複させることもできるが、一部は重複できない。例えば天気(ひざしがつよい、あめ、あられ、すなあらし、きり)は重複せず、最後に出した技やとくせいによって発生したものに上書きされる。
主な場の状態について説明する。
おいかぜ
技「おいかぜ」により自分に発生。3ターンの間、自分ポケモンの「すばやさ」が2倍になる。
まきびし・どくびし・ステルスロック
それぞれ技「まきびし」「どくびし」「ステルスロック」により相手に発生し、効果は永続。
まきびしは交代して出てきた相手ポケモンに最大HPの8分の1のダメージを与える。さらに2回重ねて使うことができ、与えるダメージが最大HPの6分の1、4分の1と増加する。
「ひこう」タイプやとくせいが「ふゆう」「マジックガード」のポケモン、及び「でんじふゆう」を使ったポケモンには無効。
どくびしは交代して出てきた相手ポケモンを「どく」状態にする。さらに重ねて使うことができ、「もうどく」状態にする。
「どく」「はがね」タイプやとくせいが「ふゆう」「めんえき」「マジックガード」「リーフガード(ひざしがつよいとき)」のポケモン、及び「でんじふゆう」を使ったポケモンには無効。
ステルスロックは交代して出てきた相手ポケモンに最大HPの8分の1のダメージを与える。そのポケモンのいわタイプとの相性によりダメージが増減する。
とくせいが「マジックガード」のポケモンには無効。
「きりばらい」や「こうそくスピン」で解除することができる。
リフレクター・ひかりのかべ・しんぴのまもり
それぞれ技「リフレクター」「ひかりのかべ」「しんぴのまもり」により自分に発生し、効果は5ターン。
リフレクターは自分のポケモンが受けるぶつり技のダメージを半減させる。ダブルバトルやマルチバトルの場合は、3分の2に減少する。
ひかりのかべは自分のポケモンが受けるとくしゅ技のダメージを半減させる。ダブルバトルやマルチバトルの場合は、3分の2に減少する。
しんぴのまもりは自分のポケモンは状態異常や「こんらん」状態にならず、「あくび」の効果も受けない。
「ひかりのねんど」を持たせると「リフレクター」「ひかりのかべ」の効果を5ターンから8ターンに伸ばす。
相手の攻撃が急所に当たった場合、ダメージ減少効果が無効化される。
きりばらいやかわらわり(「リフレクター」「ひかりのかべ」のみ)で解除できる。
天気
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目次 - Contents
- 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』の概要
- 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』のあらすじ・ストーリー
- フタバタウン~トバリシティ
- ノモセシティ~ギンガ団の野望
- ギンガ団の野望~ポケモンリーグ挑戦
- 新たなる冒険へ
- 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』のゲームシステム
- 初期設定
- ゲーム内での時間
- おこづかい
- ID
- タイプ
- 能力
- HP
- こうげき
- ぼうぎょ
- とくこう
- とくぼう
- すばやさ
- とくせい
- 状態異常
- どく/もうどく
- まひ
- やけど
- ねむり
- こおり
- ひんし
- 状態変化
- こんらん
- メロメロ
- ひるみ
- しめつける
- いえき
- やどりぎのタネ
- ポケモン図鑑完成
- 野生ポケモンを捕まえる
- 進化させる
- タマゴをかえす
- カセキを復元する
- ゲーム中の人物からもらう
- 他のプレイヤーと通信交換する
- パルパークを利用する
- 殿堂入りを目指す
- ポケモンを育てる
- ポケモン育て屋
- ポケモントレーナーと勝負する
- ジム戦
- 四天王/チャンピオンとの戦い
- バトルフロンティア
- バトルタワー
- バトルファクトリー
- バトルステージ
- バトルルーレット
- バトルキャッスル
- ポケモンコンテスト
- コンディション
- アクセサリー
- ビジュアル審査
- ダンス審査
- 演技審査
- ちかつうろ
- かせきほり
- ひみつきち
- ハタとり
- トラップ・そうち
- タマの成長
- 通信機能
- DSワイヤレス通信
- Wi-Fi通信
- グローバルトレードステーション(GTS)
- 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクターとその関係者
- 主人公(コウキ/ヒカリ)
- ライバル/ジュン
- ナナカマド博士
- アヤコ
- タッグパートナー
- モミ
- ミル
- ゲン
- マイ
- バク
- ジムリーダー
- ヒョウタ
- ナタネ
- スモモ
- マキシ
- メリッサ
- トウガン
- スズナ
- デンジ
- 四天王/チャンピオン
- リョウ
- キクノ
- オーバ
- ゴヨウ
- シロナ
- ギンガ団
- マーズ
- ジュピター
- サターン
- プルート
- アカギ
- フロンティアブレーン
- クロツグ
- ネジキ
- ケイト
- ダリア
- コクラン
- カトレア
- その他のキャラクター
- オーキド博士
- ハンサム
- 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』のアイテム
- ポケッチ(ポケモンウォッチ)
- ボール
- HP回復アイテム
- 状態異常回復アイテム
- ひんし状態回復アイテム
- PP(パワーポイント)回復アイテム
- バトルサポートアイテム
- ビードロ
- ポイントアップアイテム
- きのみ
- 能力・技の威力アップアイテム(ポケモンに持たせるアイテム)
- バトル補助アイテム(ポケモンに持たせるアイテム)
- 回復・状態異常発動アイテム(ポケモンに持たせるアイテム)
- プレート
- おこう
- しんかのいし
- しんかのどうぐ
- スプレー
- ポケモン育成アイテム
- カセキ
- バンダナ
- こやし
- わざマシン・ひでんマシン
- メール
- たいせつなもの
- タウンマップ
- じてんしゃ
- つりざお
- たんけんセット
- ポケトレ
- バトル関連
- ポケモンコンテスト関連
- コインケース
- ともだちてちょう
- その他のアイテム
- 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』の用語
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