ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ(ポケモンDPt)のネタバレ解説・考察まとめ
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』とは、株式会社ポケモン(任天堂)から発売されたロールプレイングゲーム『ポケットモンスター』シリーズの第4作目。『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』が発売され、後に新たな要素が追加された『ポケットモンスター プラチナ』が発売された。冒険の舞台はシンオウ地方で、ポケモン図鑑の完成とポケモンリーグを制覇することが主なゲーム目標となる。
ニンテンドーDSのワイヤレス機能を起動させると、ポケモンセンターの2階にある施設「ポケモンワイヤレスクラブユニオンルーム」や「ポケモンつうしんクラブコロシアム」を利用できる。
ポケモンワイヤレスクラブユニオンルームでは、同じくワイヤレス機能を起動させている他のプレイヤーと自由にポケモン交換やバトル(レベル30までのポケモン2体によるシングルバトル)などができ、ユニオンルームにいる他のプレイヤーにメッセージを送ることもできる。
ポケモン交換をすると、交換した相手相手プレイヤーをともだちてちょうに登録できる。ともだちてちょうは、Wi-Fi通信を行うのに必要な暗証番号である「ともだちコード」を登録できるアイテムである。
『プラチナ』のみ持ち寄ったポケモンのタマゴをルームにいるプレイヤーとランダム交換する「ぐるぐるこうかん」ができる。2人から5人まで参加でき、交換が終わるまで誰のタマゴがもらえるのかは分からない。
ぐるぐるこうかんに誘ったり誘われたりして交換に参加するメンバーが集まったら、それぞれタマゴを選択してタマゴの交換が始まる。DSの下画面をタッチするとタマゴが跳ねて入れ替わる。
その後交換は終了し、色の付いているおまけエリアに自分のタマゴが止まると、きのみがもらえる。
ポケモンつうしんクラブコロシアムでは、同じくワイヤレス機能を起動させている他のプレイヤーと自由にバトルができる。
2人でバトルをする場合は、シングルバトル、ダブルバトル、ミックスバトルから選ぶ。その後、バトルする出場させるポケモンの数などが規定されているカップのどれか選ぶ。
ミックスバトルはお互いのポケモン3体のうち、1体を交換して行うバトルでカップは選べない。バトル形式とカップを選んだ後、バトルがスタートする。
4人でバトルをする場合はマルチバトルとなり、バトルフィールドの右側に入ったプレイヤーと左側に入ったプレイヤーでチームが分かれ、その後バトルがスタートする。
バトル終了後、バトルをした相手プレイヤーをともだちてちょうに登録できる。
ポケモンつうしんクラブコロシアムで選べるカップ
・スタンダードカップ:レベル50までのポケモン3体が出場できるが、特別なポケモン(ディアルガやパルキアなどといった伝説のポケモンなど)は出場できない。また、同じポケモンを2体以上出場させることはできず、ポケモン3体に同じアイテムを持たせられない。
・ファンシーカップルール:レベル25~レベル30までのポケモン3体が出場でき、レベルの合計は80まで。高さ2.0m以下、重さ20kg以下の進化していないポケモンのみが出場でき、特別なポケモンは出場できない。また、同じポケモンを2体以上出場させることはできず、ポケモン3体に同じアイテムを持たせられない。
・リトルカップルール:レベル5までのポケモン3体が出場できるが、出場できるポケモンは進化する系統の進化前のポケモンで、進化したポケモンや特別なポケモンは出場できない。また、同じポケモンを2体以上出場させることはできず、ポケモン3体に同じアイテムを持たせられない。
・ライトカップルール:レベル50までのポケモン3体が出場できるが、重さ99kg以下の進化していないポケモンのみが出場でき、特別なポケモンは出場できない。また、同じポケモンを2体以上出場させることはできず、ポケモン3体に同じアイテムを持たせられない。
・ダブルカップルール:レベル50までのポケモン4体が出場できるが、特別なポケモンは出場できない。また、同じポケモンを2体以上出場させることはできず、ポケモン4体に同じアイテムを持たせられない。
・制限なしルール:レベル100までのポケモン6体が出場でき、出場できるポケモンに制限はなく、特別なポケモンも出場できる。また、同じポケモンを2体以上出場させることもでき、全てのポケモンに同じアイテムを持たせられる。
ポケモン交換やバトルなど以外にも、ワイヤレス通信を使って他のプレイヤーとちかつうろで遊んだり、ポフィンを一緒に作ったり、ポケモンコンテストに一緒に出場したり、バトルタワー(『ダイヤモンド・パール』)・バトルフロンティア(『プラチナ』)に挑戦できたりする。
Wi-Fi通信
「ニンテンドー Wi-Fiコネクション(現在はサービス終了)」に接続するための設定を行い、自分の「ともだちコード」をもらった後、ポケモンセンターの地下1階にある「ポケモン Wi-Fiクラブ」や「ポケモンセンター Wi-Fiひろば(『プラチナのみ』)」を利用できる。
ともだちコードはポケモン Wi-Fiクラブやバトルタワー、グローバルトレードステーション(『ダイヤモンド・パール』)・グローバルターミナル(『プラチナ』)の受付でもらえる。
ポケモン Wi-Fiクラブではニンテンドー Wi-Fiコネクションに接続中のプレイヤーとポケモン交換やバトルなどをしたり、ポフィンを一緒に作ったり(2・3人、『プラチナ』のみ)、バトルフロンティアに挑戦できたりする。
バトルはシングルバトルとダブルバトルから選び、さらに「フリー(出場させるポケモンのレベルは自由)」「レベル50」「レベル100」から選ぶ。
ここでは、お互いにともだちコードを登録したプレイヤーと遊ぶことができる。
ポケモンセンター Wi-Fiひろばは世界のプレイヤーと交流できる施設で、ひろばゲームというミニゲームやタッチトイで遊べる。最大20人で遊べ、1回の接続で約20分遊べる。
ひろばゲームは3種類あって、2~4人で遊べ、DSの下画面をタッチして得点などを競い合う。なお、ひろばゲームはポケモンWi-Fiクラブでも遊ぶことができる。
残り時間が少なくなると花火が打ち上がり、終了時間になるとひろばの右奥からフロートがやって来て、これに乗って施設から出ることもできる。
また、バトルタワーではWi-Fiバトルルームを利用することができる。ここではトレーナー(他のプレイヤーのポケモンデータ)とポケモン3体によるシングルバトルができる。
Wi-Fiバトルは初めランク1のトレーナーとバトルを行い、1周7人のトレーナーに勝ち続けることで自分のランクが上がり、より強いトレーナーとバトルができる。しかし、負け続けると自分のランクが下がってしまう。
ランク5をクリアすると「ワールドアビリティリボン」がポケモンに進呈される。バトル終了後、成績をWi-Fiコネクションに送るかどうか選ぶことができ、成績をWi-Fiコネクションに送った場合、その時の自分のポケモンデータを元にしたトレーナーが他のプレイヤーがバトルする時に対戦相手として現れる。
ポケモンWi-Fiクラブでポフィンを一緒に作ったり、ひろばゲームで遊んだり、バトルフロンティアに挑戦したりできるのは『プラチナ』のソフト同士のみで、ポケモンセンター Wi-Fiひろばも『プラチナ』のソフト同士のみ利用できる。
グローバルトレードステーション(GTS)
「ニンテンドー Wi-Fiコネクション(現在はサービス終了)」を接続すると、コトブキシティにあるグローバルトレードステーション(『プラチナ』では同じくコトブキシティにある「グローバルターミナル」の中にある)で世界中のプレイヤーとポケモン交換(グローバル交換)ができる。
ポケモン交換をする場合、自分が交換に出すポケモンをグローバルトレードステーションに預け、その後自分の欲しいポケモンやレベル、性別を設定する。その後、自分の預けたポケモンが欲しい相手が見つかり、かつその相手が自分の欲しいポケモンを預けていた場合に交換が成立。
また、自分が欲しいポケモンをグローバルトレードステーションに預けられているポケモンの中から探すことができ、自分の欲しいポケモンが見つかった場合、相手が欲しいポケモンを自分のボックスにいるポケモンから選び交換に出すと交換が成立。
いずれの場合も、互いの条件に合ったポケモンがそれぞれに送られることになる。
ポケモンを預ける場合、自分の欲しいポケモンやレベル、性別を設定するが、この時レベルは10単位で指定できる。
また探せるポケモンは、一度出会ったことがありポケモン図鑑に記録されているポケモン。検索時に『ダイヤモンド・パール』では「レベル10未満」、「レベルX0以上」、「レベル100」と指定できるが、『プラチナ』ではレベルを10刻みで指定できる。
初め検索できる人数は3人だが、自分の預けたポケモンが交換されると2人増え、さらにポケモンを探して交換すると2人増えるので、7人まで増える。しかし、しばらくすると元に戻る。
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』の登場人物・キャラクター
メインキャラクターとその関係者
主人公(コウキ/ヒカリ)
本作のプレイヤーの分身となるキャラクター。フタバタウン出身で、母親のアヤコと一緒に暮らしている。
同じ町に住むライバルと共に赤いギャラドスを探すためシンジこに向かうが、そこで野生のムックルに襲われ、落ちていたナナカマド博士のカバンからモンスターボールを出してライバル共々ポケモンバトルをする(『ダイヤモンド・パール』)。
その後、ナナカマド博士からそのポケモンを託され、ポケモン図鑑(シンオウ図鑑)にシンオウ地方にいる全てのポケモンを記録してほしいと頼まれ、ポケモン図鑑をもらう。その後ポケモントレーナーとして冒険の旅に出ることになった。
ゲーム開始時に主人公を男の子か女の子がを選ぶのだが、選ばなかったほうがナナカマド博士の助手として登場。男の子主人公ならヒカリ、女の子主人公ならコウキが登場。
主人公と同じくポケモン図鑑を所有しており、助手としてナナカマド博士の研究に協力している。ポケモントレーナーとして旅立つ主人公にポケモンの捕まえ方を教えるなど、主人公のサポートキャラクターを担っている。
主人公と同じく旅に出ており、主人公とはギンガ団を相手に一緒にマルチバトルで2回戦った。1回目はコトブキシティで、2回目はトバリシティ。
トバリシティで自分のポケモン図鑑を落としてしまいギンガ団に取られてしまう。その後、コボルバッジをもらいトバリジムを後にした主人公に図鑑を取り返すよう協力を求める。マルチバトルで勝利した後に、図鑑を取り返した。
家族は父親と祖父、妹が登場。父親も同じくナナカマド博士の助手である。ナエトル、ヒコザル、ポッチャマのうち、主人公とライバルが選んでいないポケモンを持っている。
『プラチナ』では主人公やヒカリ(コウキ)問わずコートを着ている。
ライバル/ジュン
主人公のライバルとなるキャラクター。ジュンはデフォルトネームの一つ。主人公と同じくフタバタウン出身。父親はバトルフロンティアのフロンティアブレーンを務めるクロツグ。
かなりせっかちな性格で一直線なところがある主人公の幼なじみ。「なんだってんだよー!」「罰金○○円な!」が口癖である。口は悪いが憎めないところがある。
赤いギャラドスを探すため主人公を誘い一緒にシンジこに向かうが、そこで野生のムックルに襲われ、落ちていたナナカマド博士のカバンからモンスターボールを出して主人公共々ポケモンバトルを経験(『ダイヤモンド・パール』)。
ナナカマド博士からポケモンを託されるとポケモン図鑑やタウンマップを持たずに主人公より早く旅立つ。その後、主人公とは旅先で何度かポケモンバトルをする。
ギンガ団の悪事を食い止めるためギンガ団幹部・ジュピターとエイチこで戦うが敗れてしまう。その後勝ち負けとは関係なく、自分自身が強くならなくてはと思うようになる。
これ以降ポケモン達を鍛え、ポケモンリーグに挑戦する主人公にどちらがポケモンリーグに挑戦するのがふさわしいかポケモンバトルを挑んだ。
バトルに敗れてもポケモンを鍛え続け、さらに強くなるべくバトルゾーンを訪れる。最強のポケモントレーナーになるべく己とポケモンを鍛えている。
クロツグとクロツグの友人であるマキシのことを尊敬しており、マキシのことを「師匠」と呼んでいる。
ナナカマド博士
マサゴタウンで研究所を構えてポケモンの研究を行っている研究者。ポケモンの進化について研究をしている。オーキド博士は後輩にあたる。堅い印象だが、甘党の一面もある。いかりまんじゅうが好物である。
主人公やライバルにポケモン(ナエトル、ヒコザル、ポッチャマのうちの一匹)を託し、さらに主人公にポケモン図鑑(シンオウ図鑑)完成を依頼してポケモン図鑑を渡す。
ポケモンの90%は進化に関係しているという説を提唱している。そこで進化するポケモンと進化しないポケモンは何が違うのか、生き物として未熟なポケモンが進化するのか、進化しないポケモン(伝説のポケモン)は生き物として完成形なのかと疑問に至り、主人公、ライバル、そして助手のヒカリ(コウキ)に湖(エイチこ、リッシこ、シンジこ)にいる幻のポケモン(ユクシー、アグノム、エムリット)を探してほしいと頼んだ。
アカギがあかいくさりを使ってディアルガ(パルキア)を呼び出した後に、主人公にディアルガ(パルキア)の元に向かい、ディアルガ(パルキア)の思いを確かめるよう伝える。主人公とディアルガ(パルキア)との戦いをヒカリ(コウキ)と共に見届けた(『ダイヤモンド・パール』)。
ポケモンリーグで主人公とシロナとの戦いを見届け、シロナに勝利し新たにチャンピオンとなった主人公を褒め、その成長を実感する。
その後、ポケモン図鑑(シンオウ図鑑)を完成させた主人公を褒めて、そのお礼にポケトレを渡した。
アヤコ
主人公の母親で、フタバタウンで主人公と一緒に暮らしている。明るく気さくな性格で、主人公のことをいつも応援している。
ポケモンコンテストのマスターランクに出場することがあり、ガルーラ(ニックネームはガルちゃん)で出場している。ポケモンコンテストの審査員と知り合いである。
タッグパートナー
森や洞窟といったダンジョンの中で主人公と一時一緒に行動するポケモントレーナー。その間野生ポケモンは2匹飛び出して来て、マルチバトルの形式となり、プレイヤーと一緒にポケモンバトルをする。また、ポケモントレーナー2人と同時にバトルになった場合もマルチバトルの形式となる。
一緒に行動している間は、ポケモンバトルが終了する度にプレイヤーのポケモンの体力を全回復してくれるが、フィールドで「なみのり」といったひでんわざの使用ができなくなるなど、一部行動が制限される。
殿堂入り後は、バトルタワーのタッグパートナーとして登場し、マルチバトル形式で相手トレーナーと一緒に戦ってくれる。
『プラチナ』ではサバイバルエリアにある施設「しょうぶどころ」に一緒に行動したことのあるトレーナーが登場し、彼らと対戦ができる。ただし、対戦相手はジムリーダーを含めランダム。
モミ
ハクタイのもりで行動を共にする穏やかな性格のポケモントレーナー。パートナー時の手持ちポケモンはラッキー。主人公と森を抜けるまで行動する。
バトルタワーでタッグを組む際や、しょうぶどころで対戦相手として登場する際にはHPやとくぼうが高いポケモンを使用する。
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目次 - Contents
- 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』の概要
- 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』のあらすじ・ストーリー
- フタバタウン~トバリシティ
- ノモセシティ~ギンガ団の野望
- ギンガ団の野望~ポケモンリーグ挑戦
- 新たなる冒険へ
- 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』のゲームシステム
- 初期設定
- ゲーム内での時間
- おこづかい
- ID
- タイプ
- 能力
- HP
- こうげき
- ぼうぎょ
- とくこう
- とくぼう
- すばやさ
- とくせい
- 状態異常
- どく/もうどく
- まひ
- やけど
- ねむり
- こおり
- ひんし
- 状態変化
- こんらん
- メロメロ
- ひるみ
- しめつける
- いえき
- やどりぎのタネ
- ポケモン図鑑完成
- 野生ポケモンを捕まえる
- 進化させる
- タマゴをかえす
- カセキを復元する
- ゲーム中の人物からもらう
- 他のプレイヤーと通信交換する
- パルパークを利用する
- 殿堂入りを目指す
- ポケモンを育てる
- ポケモン育て屋
- ポケモントレーナーと勝負する
- ジム戦
- 四天王/チャンピオンとの戦い
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- トラップ・そうち
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- グローバルトレードステーション(GTS)
- 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクターとその関係者
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- ひんし状態回復アイテム
- PP(パワーポイント)回復アイテム
- バトルサポートアイテム
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- 能力・技の威力アップアイテム(ポケモンに持たせるアイテム)
- バトル補助アイテム(ポケモンに持たせるアイテム)
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- 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』の用語
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