日本代表アギーレ監督 八百長疑惑の経緯

ワールドカップブラジル大会の後、男子サッカー日本代表チームはハビエル・アギレを新たな監督として迎え入れた。メキシコ代表チームを率いた経験値や実績から期待がかかっていたが、「八百長疑惑」という気がかりもあった。ここではハビエル・アギレにかけられた疑惑の経緯をまとめた。

アギーレ監督は11日の就任会見で「公式戦と親善試合なら公式戦を優先させたい」と選手の状況や試合意義に応じ招集する意向を示した。日本協会内では当初は所属クラブが新監督を迎えた本田、香川らに定位置確保を優先させるため招集を見送るプランも出た。ただ、今回から日本協会は国際Aマッチウイーク15日前までに海外クラブへ送る文書を、これまでの招集の可能性を示すものではなくFIFAの規定に厳密に合わせ招集を確定する文書に変更。アギーレ監督に十分に選考する時間がなくなったことからブラジル大会メンバーをほぼ踏襲することになったもようだ。

一方、国内組に関しては20日の天皇杯3回戦も含め、28日予定のメンバー発表まで視察を重ねて決定する方針。こちらはアギーレ色が強まる可能性が高い。

出典: www.sponichi.co.jp

■アギーレ監督 初視察で複数リストアップ「気に入った選手いる」

日本代表のハビエル・アギーレ新監督(55)が16日、埼玉スタジアムで行われた浦和―広島戦でJリーグを初めて視察した。浦和のペトロヴィッチ監督(56)と連絡先を交換するなど早速、独自の“Jネットワーク”構築に着手した。試合後は名前こそ明かさなかったが、浦和、広島からも複数の選手をリストアップしたことを明言。9月5日のウルグアイ戦(札幌ド)、同9日のベネズエラ戦(日産ス)に臨む23選手は28日に発表される。

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初めて足を踏み入れた埼玉スタジアムでアギーレ新監督が精力的に動いた。初視察の目的はピッチ上の選手を見極めることだけではない。試合前には浦和のペトロヴィッチ監督にあいさつし、すかさず連絡先をゲット。セルビア人指揮官からは「私は日本在住9年で、日本選手のメンタリティーや特徴を熟知している」と協力の申し出を受けた。早速、ネットワークづくりに成功し、大きな収穫となった。

「代表、クラブの監督を経験してきた。Jリーグの各クラブとも良好な関係を築きたい」。アギーレ監督は、視察に同席した日本協会の霜田技術委員にそう打ち明けたという。今後も毎週、J1の試合会場に足を運ぶ予定だ。指揮官は選手選考においてはピッチ外の振る舞いも重視することを公言している。独自の“Jネットワーク”を築き、各選手の目に見えない情報も集めていく。

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試合中はメモ帳にも頻繁にペンを走らせた。浦和MF柏木のFKから阿部が得点したシーンでは身ぶりを交え、熱く語っていた。それでも試合後は「統率の取れた試合だ。気に入った選手も何人かいる。技術、戦術的にも素晴らしい選手がいたが、ここでは言えない」。本音の大部分はオブラートに包み隠した。

11日の来日前から独自ルートで日本人選手の映像を入手。W杯出場選手、W杯代表でも出場機会のなかった選手、それ以外の選手を含め、手元には既に20~30人の“アギーレリスト”がある。その上で浦和―広島戦を視察。メキシコ、スペインのクラブで監督を歴任してきた指揮官は「競争力のあるいいレベルだ。外国人のいない試合だったが、球際も弱いとは感じない」と手応えを得た。

埼玉スタジアムがW杯予選でも使用する競技場と説明されると「奇麗で素晴らしい。日本は整っている」と感心したという。一緒に来たシルビア夫人、次男ミケル氏とはあえて別席に座り、自身のミッションを全うした指揮官。近日中には都内への引っ越しを済ませ次回は20日の天皇杯を視察予定だ。休む間なく、独自のJネットワークを拡大させていく。

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■アギーレ監督 初陣メンバー28日発表!J初視察で「全員に興味」

サッカー日本代表のアギーレ新監督は16日、埼玉スタジアムで行われたJ1の浦和―広島を視察し、初陣となる9月5日のウルグアイ戦(札幌)と同9日のベネズエラ戦(横浜)のメンバーを28日に発表すると明らかにした。

就任後、初めてJリーグの試合会場を訪れ「90分間、非常に統率のとれた試合だった。気になった選手は何人かいる」と好印象を口にした。

試合開始の1時間以上も前に会場入りし、浦和のペトロビッチ監督らとあいさつを交わした。気になった選手の名前を聞かれると「22人と交代出場した選手、全員に興味がある」と笑顔ではぐらかした。

注目のメンバー選考については「その時に分かるでしょう」とかわした。

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■既に招集リスト!アギーレ監督 初陣から“オレ流”メンバー

霜田委員によると、アギーレ監督に対しては11日の来日前にJリーグ再開後から3節分の全試合の映像を送っていたという。ただ、新監督はその27試合に飽き足らず、友人やインターネットから他の映像も独自に入手。W杯ブラジル大会アジア予選もほとんどチェックし、この日のスタッフ会議では「W杯に出場した選手も含め、20~30人の名前を挙げた」という。

ザッケローニ前監督は「自分の色は徐々に出す」と10年10月の初陣(アルゼンチン戦、韓国戦)では前代表メンバーを中心に招集。だが、アギーレ監督は既に多くの日本人選手の特徴を把握しており、初陣からいきなり独自色満載のメンバー構成になりそうだ。選考では各選手の振る舞いや態度も重要視しているようで、霜田委員はさらに「走れない、戦えない選手はだんだん入れなくなってくるという気はします」との見通しを語った。

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アギーレ監督は16日、浦和―広島戦を初視察する予定。今後もスタッフを含め、できるだけ多くの試合を視察する予定で、直接スタンドに足を運べなかった試合は自宅で映像チェック、さらにスタッフミーティングも頻繁に行う方針という。週明けにも新居への引っ越しも完了する見通し。アギーレジャパンが4年後のW杯ロシア大会に向け、本格始動した。

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日本代表のハビエル・アギーレ新監督(55)が初陣となる9月5日のウルグアイ戦(札幌ド)と同9日のベネズエラ戦(日産ス)に向け、既に招集メンバーリストを作成していることが判明した。来日前からJリーグの試合を数多くチェック。15日に都内で行った初のスタッフ会議でも、新戦力を含めて20~30人の代表候補選手の名前を挙げたという。今月下旬に発表される新生日本代表の顔触れに注目が集まる。

アギーレ新監督の情報量に、9月から技術委員長に就任することが内定している霜田技術委員も舌を巻いた。15日にアギーレジャパン初となるスタッフ会議を開催。約4時間に及んだ会議後に取材に応じた霜田委員は、9月に新監督の初陣として行われる親善試合の招集メンバーについて「監督が自分で選ぶだけの情報量を十分に持っているなあと感じた」と目を丸くしながら明かした。

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■アギーレ新監督 JFAハウス“初出勤”でミーティング

日本代表のアギーレ新監督が13日、東京都内のJFAハウスに“初出勤”した。「監督室、ミーティング室を見たい」という監督の要望によるもので早速、次期技術委員長に内定している霜田正浩技術委員、マネジャー、スタッフらと初ミーティングを実施した。

霜田氏によれば「内容は事務的なものが大半だった」と言う。14日にはコーチのゲリング氏、フィジカルコーチのモラス氏、GKコーチのフェリペ氏が来日し首脳陣もそろう。15日に第1回スタッフ会議を開き、16日から始まるJリーグ視察などについて議論する。

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■アギーレJ初陣 本田&香川招集見送りも…クラブでの立場考慮

日本サッカー協会関係者によると、W杯ブラジル大会の1次リーグ敗退を受けて、A代表のあり方が見直されているという。アギーレ監督が前日の就任会見で「公式戦を一番に考えている。公式戦と親善試合なら公式戦を優先させたい」と明言したように、メンバーをほぼ固定してきたザックジャパンの時とは方向転換。選手の状況や試合意義に応じて招集していくことになりそうだ。

その第1弾が初陣となるウルグアイ戦だ。指揮官は16日のJリーグ視察を皮切りに、欧州組の情報収集にも積極姿勢を示しているが、28日予定のメンバー発表まで残された時間は少ない。原専務理事や技術委員会の推薦を受けながら選ぶことが濃厚だが、欧州組の招集には協会内部が慎重になっているという。

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理由は欧州の各リーグが開幕直後であることに加え、所属クラブでの立ち位置が微妙な選手がいるためだ。インザーギ新監督となったACミランの本田はポジション確保へ向けてアピールを続けている最中。マンチェスターUの香川も同様で、ファンハール新監督の下ではトップ下の3番手。プレミアリーグは14日に開幕し、セリエAは30日に新シーズンを迎える。ウルグアイ戦とベネズエラ戦は国際Aマッチデーのため日本協会に選手の拘束力があるが、レギュラーが微妙な選手を招集することはクラブでの定位置獲りの障害となりかねない。日本と欧州の往復はコンディション調整が難しく、香川は昨年9月の開幕直後、代表戦から戻って体調を崩して直後の試合でベンチ外になっている。出場機会が減れば代表にも影響を及ぼすため、今回は招集見送りも検討されている。

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4年後のW杯ロシア大会で上位に進出するには、欧州組のさらなるレベルアップも不可欠。有事に備えて本田や香川も含めたW杯ブラジル大会の主力に招集レターを出す可能性は高いが、実際に招集される欧州組は少数になりそうだ。

重要なのは目先の利益よりも4年後の成果だ。国内組では、ナビスコ杯準々決勝(9月3、7日)に臨むチームからの招集を見送るプランもある。フレッシュなメンバーが増えれば、指揮官の「競い合うチームをつくりたい」という思惑とも一致する。初陣がどういう顔ぶれとなるか注目だ。

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■就任会見から見えた アギーレの「戦力外」と「呼びたい選手」

日本代表の新指揮官ハビエル・アギーレ(55)は11日の就任記者会見で、「自分のサッカー哲学はシンプル。まずは守備を固める。選手全員がたくさん走り、良いプレーをし、そして勝利を目指す」とコメントした。続けて、今後の選手選考、起用法などについて明確な意思表示を行った。

選手選考に関して「将来性のある選手」と断言。「チームのために献身的にプレーする選手」「守備はDF任せではいけない。FWにもMFにも要求する」「守備はボールを奪うことが重要」「DFにはボールを奪った後に的確に攻撃につなげることを求める」などを加えた。

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来日会見語録から「アギーレ・ジャパン」が、どんなチーム構成になるのか? サッカーライターの平野史氏は「ザック・ジャパンで大黒柱だったMFの本田圭佑(28)は厳しい」とこう続ける。
「ザック・ジャパンで本田は守備に関して、ボール保持者にプレスを掛け、左右両サイドのどちらかのコースを塞ぐ程度の要求しかされておらず、アギーレの言うところの<ボールを奪う>という守備はやってこなかったし、そもそも守備については能力、意識ともに平均点以下の選手。

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さらに言うと<チームのために献身的にプレーする>というアギーレの考え方も、本田のプレースタイルとは合致しません。本田は、試合中にまったく守備をしないというわけではありませんが、大半は自分が攻撃のお膳立てからフィニッシュに絡むためのもの。あくまで“自分ありき”の選手なのです。アギーレの大前提である<将来性>という点からも、4年後のロシアW杯で32歳の本田が、早い段階で構想外になる可能性は高い」

本田とともにブラジルW杯の中心選手だったFWの香川真司(25)、DF吉田麻也(25)も、アギーレのお眼鏡にはかなわない。サッカージャーナリスト・六川亨氏が言う。

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「W杯コートジボワール戦の2失点は、いずれも日本の左サイドからのクロスで、左サイドアタッカーの香川の守備力のなさを徹底的に突かれた結果でした。アギーレは来日会見で<守備と攻撃のバランスが重要>とも話していたが、右サイドアタッカーのFW岡崎慎司(28)はW杯初戦と2戦目ギリシャ戦で攻守のバランスを乱し、香川と並んで初戦と2戦目でシュート計0本と惨憺たる結果に終わっています。DF吉田の場合は展開力に難があり、アギーレの<的確に攻撃につなげる>に大きな不安がある。香川に岡崎、吉田の3人が代表から外れても驚きません」

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10月の親善試合で顔ぶれがガラリと変わる

それではアギーレは、どんな選手を選び、新生アギーレ・ジャパンの顔ぶれは一体、どうなるのか?

「アギーレは、実戦的な選手を好む。技術、スピード、高さなどの武器があっても、プレーが軽かったり、球際の厳しさがなかったり、1対1で簡単に負けるような選手は選ばれない。DFでは鹿島の昌子源(21)、チームメートの植田直通(19)、さらにはG大阪のDF西野貴治(20)ら若手有望株が目に留まるでしょう。中盤ではアグレッシブなプレーと攻守の切り替えの絶妙さから浦和MF青木拓矢(24)、プレーセンスにあふれている鹿島MF柴崎岳(22)が招集されるのではないか。前線では川崎FW小林悠(26)のユーティリティーさ、G大阪FW宇佐美貴史(22)の鋭い突破力などがアギーレ好みの選手です」(CS放送のフランス1部リーグ解説者の中山淳氏)

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