日本代表アギーレ監督 八百長疑惑の経緯

ワールドカップブラジル大会の後、男子サッカー日本代表チームはハビエル・アギレを新たな監督として迎え入れた。メキシコ代表チームを率いた経験値や実績から期待がかかっていたが、「八百長疑惑」という気がかりもあった。ここではハビエル・アギレにかけられた疑惑の経緯をまとめた。

日本サッカー協会の原専務理事は、アギーレジャパンでコーチを務めるゲリング氏、GKコーチのリカルド氏、フィジカルコーチのモラス氏らが来週中に来日し、11日に来日するアギーレ監督とともに16日のJ1から視察する予定であることを明かした。

10月以降の強化試合については、アギーレ氏の意向を重視する方針だ。既に同14日はブラジル戦が決定的で、ホンジュラスとの対戦も濃厚。来年は1月にアジア杯、18年W杯ロシア大会のアジア予選も始まりアジア勢との対戦が続くだけに、強化試合ではアジア以外の強豪との対戦が増える見通しだ。

初陣となる9月5日のウルグアイ戦、同9日のベネズエラ戦はアギーレ氏の就任決定前に決まったものだが、原専務理事によれば「(強豪国の)ウルグアイとやれるのかと喜んでいた」と言う。

出典: www.sponichi.co.jp

■アギーレ監督次男・ミケル氏がコーチ就任へ 4人目スタッフ

日本代表の新監督に就任するアギーレ氏の次男ミケル氏がコーチとして入閣することが4日、濃厚となった。同氏に近い関係者が明かした。

既に決定しているコーチのゲリング氏、GKコーチのリカルド氏、フィジカルコーチのモラス氏に続き、アギーレジャパンでは4人目のスタッフとなる。

アギーレ氏には3人の息子がおり、長男は弁護士、三男はメキシコでサッカー選手と多彩だ。その中でもミケル氏はスペインで生活を共にしていたように、父が各クラブで指揮を執った際にアシスタントを務めてきた。

日本協会はこの日、アギーレ氏が11日に来日し、都内で就任会見を開催すると発表した。同氏はそのまま日本での生活をスタート。初陣となる9月5日のウルグアイ戦(札幌)に備える。

出典: www.sponichi.co.jp

■アギーレ氏11日に来日し会見 9月5日が初采配

日本サッカー協会は4日、日本代表新監督のハビエル・アギーレ氏(55)が11日に来日し、東京都内で記者会見すると発表した。9月5日に札幌ドームで行われる国際親善試合、ウルグアイ戦が初采配となる。

アギーレ氏は史上7人目の外国人の日本代表監督で、メキシコ出身は初めて。日本協会の原博実専務理事によると、日本に居住するための事務手続きなどと並行して「Jリーグもすぐに見に行きたい」と希望しており、初戦に備えた視察に強い意欲を見せているという。

新生日本代表は来年1月にオーストラリアで開催されるアジア・カップでの2連覇が当面の目標となる。年内には6試合の親善試合が予定され、母国を率いてワールドカップ(W杯)で2度、16強入りしたアギーレ氏のチームづくりに注目が集まる。

出典: www.sponichi.co.jp

■アギーレJ 中南米4連戦!「世界は驚く」5バック導入も

日本代表のハビエル・アギーレ新監督(55)が30日付のメキシコ紙エストのインタビューに応じ、9、10月に中南米と4連戦を行うことを明かした。既に発表済みの初陣ウルグアイ戦(9月5日)、ベネズエラ戦(同9日)に加え、ホンジュラス(10月10日)、ブラジル(同14日)との対戦も明言。母国メキシコ代表を2度率いた指揮官が実力を熟知する相手がそろい、日本の現在値を把握するための絶好のマッチメークとなった。

メキシコの主要スポーツ紙エストのインタビューで、日本代表のアギーレ新監督は「我々は既にベネズエラ、ウルグアイ、ブラジル、ホンジュラスと9、10月に試合を行うことを決めた」と明かした。

出典: www.sponichi.co.jp

02年日韓大会、10年南アフリカ大会で母国メキシコ代表を率いた経験を持つ指揮官にとって、中南米諸国は特徴や実力を熟知する相手。日本協会は当初、10月は韓国、ブラジルと対戦する方向で調整していたが、韓国がホンジュラスに変更となった格好だ。来年1月のアジア杯オーストラリア大会に向け、まずは日本の現在値を知る作業を行うことになる。

アギーレ監督は「誰も5バックでプレーしていない。5バックでプレーすることで世界は驚くだろう」と5バックを導入する可能性も示唆。「攻撃的な戦術は私が得意とするところではないし私の限界と能力は認識している」と攻撃面の指導は得意でないことを明かした上で「日本には攻撃的な変化を与えたい。スチュアート(ゲリング)は試合の流れと攻撃的な戦い方を扱うのがうまい」と参謀となる英国人のゲリング・コーチとともに攻撃的チームをつくるプランを口にした。

出典: www.sponichi.co.jp

同紙によると、アギーレ新監督は現在米カリフォルニア州サンディエゴに滞在。今後はメキシコ、マドリードに行き、11日に日本に向けて出発するという。既に分析も開始しており「日本人は身体的にメキシコと似ている。ザッケローニのチームは戦術的で規律があり、能力があった」と評価。「自分が間違っていたら最初に認めるのは自分自身だ。批判も受け入れる」との覚悟も示した。

百戦錬磨の指揮官だが、アジアでの采配は未知の世界。今後のチームづくりの方針を固める上でも、中南米4連戦は重要な意味を持つ。

出典: www.sponichi.co.jp

■アギーレ監督の通訳は慎重に選定「慌てて決めるつもりはない」

日本協会の原専務理事が、日本代表のアギーレ新監督の通訳を慎重に選定する方針を示した。

新指揮官は8月10日に来日予定だが「慌てて決めるつもりはない」と説明。既に売り込みも殺到しており「日本人に限らないが、言葉をしっかり話せて日本の文化も理解している人。テレビの前や大舞台で話す重圧もあるので、そういう経験のある人がいい」と条件を語った。

来日後に開かれる就任会見の通訳はスポットになる可能性が高い。

出典: www.sponichi.co.jp

■アギーレ監督 独自改革論を激白「日本人にずる賢さ伝える」

サムライブルーを、アギーレの“色”に変える。日本代表監督への就任決定後初めて、アギーレ新監督がスペイン主要紙の取材に応じた。日本に足りないものは何か?独自の改革論を列挙した。

「競争力、勝負強さが足りない。ゲームマネジメント、ラテン系の激しさなどを伝えたい。一般的に日本のサッカーはスピーディーで技術力も高いが、ピカルディアがない。サッカーで競い合うにはお人よしなチームだ。改善しなくてはいけない」

母国メキシコのテレビ局の解説者としてW杯ブラジル大会を見た。当然、1次リーグで敗退した日本代表の試合もチェックした。物足りなく感じたのがサッカーにおける激しさ、巧妙さ、ずる賢さだった。

出典: www.sponichi.co.jp

「ラテン系の選手はそれをストリートで学ぶ。日本は文化的にもフェアプレーを好む。私のスタイルを注入したい」。守備では「勝負強く大事な場面で守れて、GKは終盤にスーパーセーブができるような」と話し、攻撃面については「残り15秒からでも(単純にハイボールを蹴るのではなく)ショートCKができるような」などと説明。「日本人はきれいにやろうとし過ぎて試合に負けることがある」と付け加えた。

日本協会との契約は単年契約がベースだが、18年W杯ロシア大会まで4年間が保証されているという。また、日本協会側が「小柄で俊敏な日本人はメキシコ人に似ている。攻撃ではボールを保持していく」と話していることも明かした。

最初の公式戦は来年1月、連覇が懸かるアジア杯だ。「もちろん目標はタイトルを獲ること。17年のコンフェデ杯にも出場できるしね」とアギーレ監督。4年後のW杯では日本史上最高の8強入りが期待される。そんな重圧にも「(02、10年にW杯に出場した)メキシコ代表で慣れている。でも、当時は本番まで1年しかなかった。日本では4年ある」。新指揮官は自信たっぷりだった。

出典: www.sponichi.co.jp

■アギーレ氏 意味深発言!?「欧州に16人いるのはプラス」

日本代表監督に就任するハビエル・アギーレ氏(55)が26日、米スポーツ専門局ESPNのインタビューに応じた。10年W杯南アフリカ大会後にも、日本協会と接触していたことを明かして、「妻と相談して、子供の学校のことを考えて」オファーを断り、スペインにとどまったと説明した。

5月にエスパニョール監督を退任後、W杯ブラジル大会後に再び日本協会と接触して「22日に契約した」そうで「今はとてもハッピー。モチベーションは高い。妻も飛行機に乗るよ」と心境を語った。

日本の現状については「欧州に選手が16人いるのはプラス。Jリーグは強化されていないが、改善はしている。経験と若さをうまく融合できると思う」とコメント。「短・中期的にはやりがいのある挑戦。重要な目標は18年W杯ロシア大会に出場すること」と話していた。

出典: www.sponichi.co.jp

■アギレ新体制スタート 本田と香川も“お払い箱”の可能性

日本代表の新指揮官ハビエル・アギレ(55)というのは、どんなサッカーを志向し、どういう選手が好みなのか? まずは、指導者として頭角を現したスペイン時代のサッカーをつまびらかにする必要があるだろう。

CS放送の仏リーグ解説者として欧州サッカーに精通する中山淳氏が言う。

出典: www.nikkan-gendai.com

「02年にスペイン1部オサスナの監督に就任。1部と2部を行ったり来たりのエレベーター・クラブを率い、無名選手をやりくりしながら1部残留を果たした。翌シーズン序盤も上位に食い込み、オサスナ旋風を巻き起こしました。当時、アギレが採用していたシステムは4(DF)―4(MF)―2(FW)です。戦い方は、堅い守備と激しいプレッシングから素早く攻撃に転じ、数少ないチャンスをモノにしていくというもの。代表監督選びの責任者の原博実・日本サッカー協会専務理事(技術委員長兼)は、オサスナ時代のアギレに興味を持ったと思われます」

出典: www.nikkan-gendai.com

パスを細かくつないでボール支配率を高め、攻撃サッカーで試合のペースを握っていく。これが前任者ザッケローニの戦術だった。前出の中山氏は「アギレは、ザッケローニとは異なるタイプの指揮官です。攻撃サッカーを実践する指導者というよりも《守備の構築》を得意とする現実主義的な監督」と言う。豊富な運動量と守備力が要求されるので年齢的なことを含めてMF遠藤保仁(34)は完全アウト。守備を大の苦手とするFW香川真司(25)だって安穏とはいかない。MF本田圭佑(28)が呼ばれなくなることはないだろうが、自身が「自分の家」と言い切り、愛着のあるトップ下のポジションは剥奪され、フィジカルの強さとボールキープ力を買われてボランチへのコンバートは十分にあり得る。

出典: www.nikkan-gendai.com

もっとも、ボランチには「ボール奪取能力の高い選手を高評価するアギレは、W杯メンバー外だったドイツ1部ベルリン所属のMF細貝萌(28)と、C大阪の山口蛍(23)を重用するのでは」(中山氏)。これまで日本代表の王様然としてきた本田が、居場所を失う可能性もあるのだ。

出典: www.nikkan-gendai.com

「ザッケローニ前監督はFWに俊敏性やドリブル突破力などを求めましたが、現実路線のアギレは相手ゴール前でターゲットになれる長身選手を起用することに一切のためらいはない。ザッケローニ構想からは外れましたが、今季スペイン1部に昇格したコルドバに引き抜かれた、身長194センチのFWハーフナー・マイク(27)の抜擢も予想されます」(中山氏)

アギレの両親はスペイン・バスク地方出身者でアギレ自身、生活の基盤はスペインにある。そのスペインでハーフナーがブレークしたら――。新エースFW誕生もある。

出典: www.nikkan-gendai.com

■勝利への執着 アギーレ氏は抜け目ない“古ぎつね”妨害!?口笛も

勝利への執着心という意味では歴代の日本代表監督でも随一だ。エスパニョールを率いていた昨年12月15日のアルメリア戦ではこんな逸話も残している。敵将フランシスコ監督が「エスパニョールのベンチから誰かが主審の笛の音に似た口笛を吹き、プレーを妨害している」と主審に抗議し、逆に退席処分を受けるという“事件”が起きた。

意気揚々と口笛を吹くアギーレ監督の姿がテレビ映像で何度も流されたのは試合後だ。スペインのマルカ紙は「一筋縄ではいかないアギーレのいたずら。ペテン行為にフランシスコ監督がはまった」と報じた。むろん、褒められる行為ではないが、どんな手を使ってでも勝とうとする意欲がにじみ出ている。

出典: www.sponichi.co.jp

himeyura0924
himeyura0924
@himeyura0924

目次 - Contents