日本代表アギーレ監督 八百長疑惑の経緯

ワールドカップブラジル大会の後、男子サッカー日本代表チームはハビエル・アギレを新たな監督として迎え入れた。メキシコ代表チームを率いた経験値や実績から期待がかかっていたが、「八百長疑惑」という気がかりもあった。ここではハビエル・アギレにかけられた疑惑の経緯をまとめた。

「アギーレ監督は、18年W杯ロシア大会のメンバーを構成するのに《30歳以上選手は2、3人で十分》と考えており、4年後のロシア大会を31歳で迎える長友は、持ち味の運動量やスタミナが低下すれば、代表からお呼びは掛からなくなってしまう」(サッカー関係者)

インテルでも代表でも居場所を失ってJに出戻る日も案外、先の話ではないかも知れない……。

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■アギーレ監督 スペインで脱税疑惑浮上

スペインで報じられた日本代表ハビエル・アギーレ監督(55)の八百長疑惑には意外な裏事情があった。指揮官は疑惑について完全否定しているが、疑われているのは八百長への関与だけではない。スペインでは脱税の疑いも浮上しており、この問題でもアギーレ監督の捜査が進んでいるというのだ。

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今回の疑惑は、2011年5月のスペイン1部リーグ最終節・レバンテ戦の直前に、総額120万ユーロ(約1億6000万円)が当時サラゴサのアギーレ監督や選手に支払われたというもの。試合はサラゴサが2―1で勝って2部降格を免れており、検察は「八百長の疑いがある」と調査に乗り出している。スペイン紙「エル・ムンド」は、アギーレ監督も9万ユーロ(約1200万円)を受け取り、サラゴサの選手9人とともに検察の捜査の対象に挙がっている、と伝えた。

だが、そもそも勝たなければならない状況のチームを買収する必要があるのだろうか。八百長で買収の対象といえば大抵負けてもらう方だが…。スペイン在住でサッカー関連のコーディネート業に従事する関係者はこう解説する。

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一方、同関係者は「サラゴサの選手からレバンテに金が渡った可能性もある」と前置きしつつも、捜査の本質は別のところにあるという。「今回の調査には国税局が絡んでいる。八百長問題と合わせてボーナスの出どころはどこか。税法上、適切に処理されたのか。そっちのほうを重点的に調べているのでしょう。だから金を受け取った(とされる)選手やアギーレも捜査の対象になっている」

つまり、前出の「ボーナス」をきちんと収入とみなし、課税の対象として処理したかどうかということ。“裏金”なら当然、脱税の容疑も浮上してくる。アギーレ監督は八百長疑惑については否定しているが、新たな疑惑にはどう答えるのか。捜査の行方を含めて注目される。

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「スペインでは昇降格のかかった試合で勝ってほしいチームにボーナスを出す慣例がある。今回ならサラゴサが勝たないと困る関係者、レバンテが負けないと困る関係者がサラゴサに『頑張ってくれ』と金を出す。負けてほしいクラブに金を出せば八百長になるが、逆の場合はどうか…。倫理的な問題はあるものの、下部リーグでは横行している」

ブラジルでも勝ってほしいチームに、第三者が発奮材料としてボーナスを支給するのは珍しいことではない。日本でも大事な一戦に向け“ニンジン作戦”としてボーナスを設定するクラブはある。実際、サラゴサのアガピト・イグレシアス会長(当時)も選手らに配ったお金は八百長のためではなく「特別ボーナス」と主張している。

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■アギーレ監督 王国相手に“無謀采配”先発6人入れ替えボロ負け

国際親善試合 日本0―4ブラジル (10月14日 シンガポール)

みけんにしわを寄せ、何度も首を振った。アギーレ監督の目の前で繰り広げられたのは相手FWネイマールのゴールショーだ。後半3分、柴崎のトラップミスは簡単に相手チャンスに変わった。会見で「選手は最後まで戦ったが、2失点目のダメージが大き過ぎた。チームが崩れてしまった」と3度もその場面を指摘した。

だがそれ以前に戦い方に問題はなかったか。「アジア杯のメンバー選考のために使ったが、相手は何度も世界チャンピオンになっているブラジルだった」。言うまでもなく、力の差は火を見るより明らかだった。

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予告通り、ジャマイカ戦から先発を6人も入れ替えた。だがブラジル相手に小林、田口、森岡という初先発を3人も含んだ編成は無謀だった。「選手のキャラクターを見たかった。だが両チームの違いは選手の若さ。若いJリーグの選手を7人起用したが、2失点目で自信を失ったとも考えられる」。まるで人ごとのようだった。プラス材料を見つけるのは難しい内容だった。

ブラジル戦はあくまで来年1月のアジア杯に向けた選手選考の場と位置づけていた。「逆境の中で試合を見ることができたのは重要。たくさんの結論を見つけることができた」と言う。試合後、既にアジア杯メンバーに当確の選手がいることも示唆した。だが個の能力差が大きく、もの差しすら違う格上との一戦が、選考の場にふさわしいのかも疑問は残る。

指揮官はメキシコ代表監督時代の01年南米選手権でブラジル撃破の実績を持つ。後半、本田、武藤、細貝らを投入したが、前線でキープできない時間が続き攻撃も散発。効果的な采配もできなかった。試合前の円陣で「ブラジルに勝てば我々は有名になれる。有名になろう」と鼓舞したが、逆の意味でインパクトを残してしまった。

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「ビッグチーム相手にミスを犯してはいけないという教訓を得た」。それは戦前から分かり切っていること。アジア杯まで残された試合は11月のホンジュラス戦、オーストラリア戦のみ。9月の2試合で4失点した守備、ジャマイカ戦でシュート20本を放ちながらO・Gの1点に終わった得点力――惨敗のブラジル戦から課題を解消する糸口は見えなかった。

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■これぞ王国主将!ネイマール 日本に力の差見せつけた圧巻4発

国際親善試合 ブラジル4―0日本 (10月14日 シンガポール)

日本代表にワールドクラスをまざまざと見せつけた。シンガポールで日本代表との国際親善試合に臨んだブラジル代表は、フル出場した主将のFWネイマール(22=バルセロナ)が全4得点を決め、4―0で圧勝した。負傷離脱した自国開催のW杯で失意を味わった大黒柱が代表で自身3度目となるハットトリックを達成。代表通算得点を同国歴代5位となる「40」に積み上げた。

役者が違った。王国の至宝、ネイマールが全4得点でアギーレジャパンを沈めた。12年9月10日の中国戦、3月5日の南アフリカ戦に続き自身3度目のハットトリック。代表通算40得点に到達し元鹿島のベベットを超えてセレソン歴代5位に躍り出た。「鳥肌が立った。特別な夜だったし、特別な試合だったよ。4ゴールも決められたのは初めて」。テクニックあふれる自らのプレーに酔いしれ、試合後は本田に歩み寄って健闘を称え合う余裕を見せた。

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まさにネイマール劇場と化した。0―0の前半18分、中央に位置を取っていたネイマールが酒井高のマークを外して、右サイドへ猛ダッシュ。ジエゴ・タルデリのスルーパスを足元に収めると、右足2タッチで川島をかわし、無人のゴールに先制弾を押し込んだ。

衝撃は続く。後半3分にはコウチーニョからのスルーパスを受け右足でゴール右隅を射抜いて2点目。後半32分には川島がはじいたボールを左足で落ち着いて決めた。後半36分にはカカーの左クロスにファーで構えてヘディング弾。

「ドゥンガ監督が“相手を打ち負かすために全てのことをしなさい”と言ったんだ。ゴールだけでなく、その全てができたよ」

ボコボコで砂が露出した劣悪なピッチ上でも一級品の技術を見せつけ、日本戦は3試合7得点。相性抜群の相手を手玉に取り、ひときわ大きな歓声を一身に浴びた。

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新生セレソンの主将として、チームをけん引した。自国開催のW杯では優勝を義務づけられながら、準々決勝のコロンビア戦で腰椎骨折で離脱。チームも4位に沈み、失意のどん底を味わった。ケガから復帰し、ドゥンガ新監督から主将に任命され、責任感は増した。中国でのアルゼンチン戦から中2日。W杯での先発メンバー3人という新陳代謝を図ったチームを勝利に導き、ドゥンガ新体制4戦全て完封勝利。指揮官は「主将という新たな任務もそつなくこなしている。まるで友達とプレーするように楽しそうにプレーしていた」と満足感を充満させた。

「ブラジルには、才能あふれる選手が多くいるよ。もっとゴールを決められたと思う。このチームに貢献することは最も重要なことなんだ」

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■サッカー日本、14日ブラジル戦 アギーレ、先発6人変更へ

】サッカーの日本代表は14日午後6時45分(日本時間同7時45分)からシンガポールで行われる国際親善試合でブラジル代表と対戦する。13日は両チームが試合会場で公式練習を行った。冒頭だけを報道陣に公開した日本は、本田(ACミラン)らが状態の悪いピッチを確認するようにパス回しで体を動かした。

アギーレ監督は記者会見で「アジア・カップへ選手選考している時期。6人入れ替える」と話し、10日のジャマイカ戦から大幅なメンバー変更を明言した。ブラジルも大半を非公開としてミニゲームなどで調整した。

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■アギーレ監督に笑顔なし シュート20本で1点「満足していない」

キリンチャレンジカップ2014 日本1―0ジャマイカ (10月10日 デンカS)

ようやく勝利の女神を振り向かせた。だが、日本代表・アギーレ監督に笑みはなかった。放ったシュートは相手の4倍となる20本。約20時間のフライトを経て2日前に来日したばかりのジャマイカから奪った得点は1点。会心の勝利には程遠かった。

「得点が内容を表していない試合。チャンスははっきりしたものでも4つ。チームが機能したことはうれしく思うが、結果には満足していない」

攻撃の指示は「ボールを奪ったら果敢に攻めろ」。高い位置で奪い一気に攻撃のスイッチを入れること。それ以外は個を尊重し、自由を与えた。先制点までは理想的だったが、その後は空砲の連続。永遠の課題である「決定力不足」がまたも顔をのぞかせてしまった。

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指揮官は強豪との対戦をイメージする。「ブラジル戦ではこれほど好機は訪れない。たとえ1本でもそれを決めないと勝てない。才能はそろっている。得点力不足解消の自信はある。フィニッシュの部分はトレーニング、ピッチで向上させないといけない」と自身に言い聞かせるようだった。

9月の2試合では4失点と守備の不安を露呈、初の完封でその課題を克服したものの、今度は決定力不足に泣いた。次戦はブラジル戦。メキシコ代表監督時代の01年南米選手権でブラジルから金星を挙げた実績を持つ指揮官は「将来、見たいのは常勝する日本。(プレーの)質と責任を果たせば成功する」。王国との一戦に向け、独特の語録で締めくくった。

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■アギーレ監督 ジャマイカ熟知で自信「初勝利を確信してる」

キリンチャレンジ杯 日本―ジャマイカ (10月10日 デンカS)

アギーレ監督が堂々、ジャマイカ戦での初勝利を予告した。「あす、やっと初勝利できると確信しています。相手は立ち上がり、プレスをかけてくる。そこから逃れて勝つ流れに持っていきたい」。メキシコ代表監督時代、W杯北中米カリブ海予選などで何度も対戦し、ジャマイカの特徴は熟知しているという。

新潟合宿では9月の2試合で4失点した守備の修正に力を注いだ。その一方、攻撃面は個々の自由を尊重する。ミーティングでは「私は選手に選択肢を与えているだけ。監督を驚かせるようなアイデアを試合中に見せてほしい」とサプライズを要求した。14日のブラジル戦に同じメンバーで臨むか、変更か、ジャマイカ戦の内容で判断することも明言した。

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監督交代後に3戦勝ちなしとなれば03年3月のジーコジャパン(山本監督代行による1試合を含む)以来の屈辱だけに、絶対負けられない一戦。舞台はメキシコ代表監督時代の02年6月、W杯日韓大会1次リーグのクロアチア戦でW杯初勝利を手にした思い出の新潟だ。日本中がノーベル物理学賞の対象となった青色LEDに沸く中、同じ青色の侍が日本を熱くする。

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■アギーレ流はミス命取り…川島を先発組から外し遅刻は控え組

サッカー・日本代表合宿(8日、新潟市内)アギーレ監督がまた厳しさを見せた。この日の戦術練習では、9月9日のベネズエラ戦でキャッチミスから失点を許したGK川島を先発組から外し、前日の朝食で遅刻したFWハーフナー、柿谷も控え組。9月の2試合を終え「次のリストを見たとき、誰が良くて誰が良くなかったか分かる」としていた通り、坂井(鳥栖)、酒井宏(ハノーバー)ら精彩を欠いた選手の招集も見送った。厳しい目で選考が進む。

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@himeyura0924

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