日本代表アギーレ監督 八百長疑惑の経緯

ワールドカップブラジル大会の後、男子サッカー日本代表チームはハビエル・アギレを新たな監督として迎え入れた。メキシコ代表チームを率いた経験値や実績から期待がかかっていたが、「八百長疑惑」という気がかりもあった。ここではハビエル・アギレにかけられた疑惑の経緯をまとめた。

むろん、勝利を目指す上で即、改善できる点は手を打った。例えば日本では試合で後半に入るとサブ組全員で一度アップを開始する。アギーレ政権ではそれがなく、選手には戸惑いもみられたが、即座に対応。日本協会の原専務理事は「今後、日本人に合った方法を話し合うことになった」と明かした。また個のマークが大きく左右する相手CKの守備には「個の責任を持ってやってくれ」と指示が出たという。

この2戦で招集した22人全員を起用したい意向の指揮官は次戦ベネズエラ戦で大幅にメンバー変更する方針だ。その際、特に目を凝らすのはオフ・ザ・ボールの動き。自身の哲学「コンプロミソ(責任を果たす)」を求める。ウルグアイ戦では「ボールを持たない時、集中力を欠いていた選手が何人かいた」と指摘した。言葉は甘くとも選考の目はシビア、既に線引きも始まっていた。

アギーレ監督も過去は振り返らない。「試しながら勝つ、それが代表監督の仕事」と公言してはばからない。前を向き、ベネズエラ戦でも勝利と選考の両立を目指す。

出典: www.sponichi.co.jp

■黒星発進のアギーレ監督、守備ミスに苦言「試合を決定づけた」

「キリンチャレンジカップ、日本0-2ウルグアイ」(5日、札幌ド)

メキシコ出身のハビエル・アギーレ新監督率いる新生サッカー日本代表は5日、札幌ドームでウルグアイ代表との国際親善試合、キリン・チャレンジカップに臨んだ。アギーレジャパンは0-2で敗れ、黒星スタートなった。

初陣を勝利で飾れなかったアギーレ監督は守備のミスを敗因に挙げた。「ウルグアイは非常に強いチームなのでミスをおかしては勝てない。今日は守備のミスが2つあり、それが試合を決定づけた」と言い切った。前半34分のDF坂井(鳥栖)のトラップミス、後半26分のゴール前の混戦でのDF酒井宏(ハノーバー)の甘いクリアが失点につながった。

出典: news.livedoor.com

指揮官は無得点に終わった試合を振り返り、「デビュー戦の選手を含め、良かったと思える選手が何人かいた。良かった点は選手が90分戦い続けたこと。武藤の最後のチャンスまで戦い続けた」と前向きにもとらえた。その上で「修正点はたくさんある。たとえば守備の集中力など」とここからチーム改革にも着手する。

アギーレ日本はウルグアイ戦後、9日に日産スタジアムでベネズエラ代表と対戦する。

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■アギーレ監督“負けに学べ”黒星発進も独自色出し「失望ない」

親善試合 日本0―2ウルグアイ (9月5日 札幌D)

股を広げ、テクニカルエリアの最前線に立ち続けた。北の大地で迎えたアギーレ監督の初戦。前半10分、前線から全力で守備に戻る本田に「ブラボー!」と言ったかと思えば、失点場面ではスペイン語で汚い言葉を連発した。終了間際にはタッチライン際で相手DFアギーレガライと言い争う場面もあった。派手なジェスチャー。目まぐるしく変わる表情。噂通りの闘将だった。

試合はウルグアイに完敗し、痛恨の黒星発進となった。「向こうの経験とこっちのミスが試合を分けた。ゴールをプレゼントするようなミスはあってはいけない」。会見ではいずれも失点につながったDF坂井のトラップミス、DF酒井宏のクリアミスを指摘した。それでもまだ戦術練習は3日間だけ。悲観はない。FK、CKの数でも相手を上回り「失望はしていない」と前を向いた。

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サプライズ満載の初陣だった。公言通りの4―3―3布陣。1トップには皆川、DFに坂井を抜てき。主将には本田を指名した。もっとも指揮官の色が出たのは、DFの森重をアンカーに起用した点。ダブルボランチに比べ中盤の役割を明確にし相手カウンターを防御するのが狙いだ。「その結果が、ウルグアイを下回ったとは思わない」と指揮官。今後のプラス材料には満足そうだ。

攻撃が手詰まりとなった後半20分、アギーレ監督は果敢に動いた。「本田が守備に回る回数を減らし前でフリーに仕事をさせたかった」。4―3―3から本田、岡崎を2トップとする4―4―2に移行。それだけではない。相手のプレスがかかった状況ではロングパスを多用した。愚直にパスをつないだり、単調なクロスに頼ったザックジャパンとは違う「引き出し」の多さを見せた。

日本代表の新監督が初戦で敗れるのは加茂周監督時代の95年1月、ナイジェリア戦以来。連係不足から、日本の持ち味だったワンタッチのパスによる流れるような攻撃はほとんどなかった。それでもアギーレ監督は「チームは戦っていた。失点に落ち込むこともなかった」と胸を張った。

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9日には次戦ベネズエラ戦が待つ。「ミスからも学ばなければいけない。前を向いていきたい」。スペイン時代、その抜け目のない性格、手腕から「ビエホ・ソーロ(古ぎつね)」と呼ばれた男。この敗戦の中から、どうかじを切っていくか。挑戦は今、始まったばかりだ。

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■アギーレ監督 変幻采配で勝つ!状況でシステム変更&2戦で全員起用

キリンチャレンジ 日本―ウルグアイ (9月5日 札幌D)

強気だ。軽口を連発していた前日までの姿と打って変わった。いよいよ初陣。アギーレ監督は公式練習でも、まず札幌ドームの真ん中で円陣を組み、そして自身が初めて招集した22選手の練習を見守った。「短時間だが密度の濃い練習ができた。このスタジアムが満員になる。走らない、戦わない、そんな言い訳はできないだろう」。表情は一転、勝負師のそれだ。

多彩な「引き出し」を見せつける。非公開練習では4―3―3の布陣が中心だ。わずか4日間の合宿では指示はボールを持った時、持たない時に何をすべきかなど最小限にとどめ後はシュート練習の決定率にこだわりを見せた。ポゼッションすることが基本だが「場合によってはボールを持たないで勝つこともあるでしょう」。試合状況や相手との力関係を見ながら、戦い方は臨機応変に組み立てる考えだ。

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注目の先発、主将は直前ミーティングで伝える。「上位の11人を選ぶわけではない。2試合で22人を起用したい」。ウルグアイ戦と9日のベネズエラ戦で22人全員を起用する意向。選手を見極めながら経験を積ませる、その上で試合も勝つ。一見、共存不可能に見える至難の業にも「それが代表監督の仕事だ」と自信たっぷりだ。

監督生活15年で退席処分は4度。勝負が懸かれば顔つきが変わる。指揮官は「全てのボールに強く行ってほしい。リスペクトはするが恐れない。勝ちにいく」と断言。主導権を握ることに固執し、戦術、起用面の“引き出し”に欠けたザッケローニ前監督とはあらゆる面で異なる。新監督の日本代表初陣は97年、第1次岡田政権以降6戦無敗。闘将が熱きタクトを振る。

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■アギーレ監督求む!ノイアー型攻撃的GK 攻撃の起点期待

超攻撃的GKを求む!日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)は完全公開から一転、冒頭15分のみの公開となった札幌合宿3日目の3日、GK陣にもフィールド選手と同じメニューを課した。足元の高い技術を求めているのは明らかで、W杯で広範囲の守備に加え、フィードなどで攻撃性を見せたドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(28=バイエルンM)のような守護神が理想像となる。

歴代ジャパンの練習では見られない光景だった。メディアに公開された冒頭15分間はウオームアップを兼ねパス回しが繰り返された。新鮮だったのはフィールド選手に交じり従来は別メニューだったGKも加わっていた点。林は「GKにも足元の技術が求められる。そういう意図がある」。アギーレ監督の理想のGK像を敏感に感じ取っていた。

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自らFKも蹴るなど足元に自信を持つ西川は水を得た魚のようだ。非公開練習となったカーテンの向こう側では初めて4―3―3をベースとした戦術練習に着手した。この日は攻撃パターンが中心だったが、指揮官からは「縦に1タッチで入れるパスを狙え。危なければGKに戻せ」という指示が出たという。GKにもビルドアップする技術が求められた。

6、7月のW杯ではドイツ代表GKノイアーが圧倒的な守備範囲を見せ、また攻撃の起点ともなり新たなGKの理想像となったが、指揮官が求めるのもそんなGKだ。ポゼッションサッカーならパス回しに加わり、速攻なら1本の鋭いパスを入れる。いずれもキックや走力が鍵となる。実際、西川は実戦メニューの中でプレーエリアを広げ、積極的に攻撃の組み立てに絡み、流れを変えるようなパスを狙った。「(監督は)そういうプレーを積極的に褒めてくれた」という。「ゲームメーカーの意識でプレーしたい」と西川は力を込めた。

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札幌合宿はここまで宿舎でのミーティングはゼロ。戦術面の指示も少なく、長谷部は指揮官について「ずっと褒めてる。乗せてくれる感覚ですね」と笑う。練習メニューや監督の姿勢から、その意図を考え、くみ取れとでも言っているかのようだ。アギーレ政権3日目、GK陣は足元の技術と攻撃性を強く意識した。アギーレ流のサッカーは徐々に、しかし、確実に浸透している。

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■アギーレは特別扱いせず 王様・本田は“一兵卒”からやり直し

キリンチャレンジカップ(5日のウルグアイ戦=札幌、9日のベネズエラ戦=横浜)に向けた日本代表合宿(札幌)。2日目の昨2日に欧州組7人が合流し、その中にザッケローニ前監督時代に攻撃の中心選手・トップ下を務めて「王様」を自任していたミラン所属MF本田圭佑(28)の姿もあった。しかし、アギーレ新監督体制になってから、本田の立ち位置は大きく変わった。

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午後4時に練習スタート。ボール回しで汗を流した後に攻守に分かれて4対4、5対5などをこなし、続いて2人組が離れた位置に立ち、中間地点にカット役の選手を置いてパス交換の練習が始まった。その時、アギーレ監督がプレーしていない選手に身ぶり手ぶりで声を掛け始めた。本田のそばにも近寄ったが、二言三言話し掛けただけですぐに立ち去っていった。

アギーレのモットーは「若手、ベテラン、元代表、初招集、欧州組、国内組で区別しない。全員がゼロからのスタートに立っている」である。

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南ア、ブラジルW杯の絶対的エースだった本田を「その他大勢」として扱うのか? それとも特別扱いのままなのか? チームメートも「どうするつもりなのだろう?」と興味津々だった。

「合流初日早々、本田を特別扱いしないというアギーレの意図が伝わってきた」と現地で取材中の森雅史氏がこう言う。

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「練習終盤に右サイドに6人、左サイドに6人が分かれてゴール前にクロスを放り込むメニューがあり、本田は右サイドの6人のひとりとしてFW岡崎、DF酒井宏、MF柴崎、初招集のMF森岡、DF松原とクロスを上げ続けた。岡田、ザック監督時代はトップ下をガンとして譲らず、移籍したミランでサイドを命じられてもトップ下に入ろうとしていた本田が、アギーレの指示に素直に従っていた。練習後も、王様然とした雰囲気はなかった。これまでは、取材エリアを無言で通り過ぎることが多かったが、この日はコメント? いいですよ! とフレンドリーに対応。本田自身、置かれている立場を自覚しているという風情でした」

まずは、一兵卒からやり直しということだ。

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■アギーレ流“ツンデレ”演出!本格始動で勝負師の一面も

日本代表合宿2日目 (9月2日 札幌)

合宿2日目のアギーレ監督が早速、独自の“アメとムチ”を巧みに使い分けた。初めて23人全員が集まった練習前の円陣は約9分間。身ぶり手ぶりを交え「アジア杯に勝つことが重要だが、まずはウルグアイに勝つことだけを考えよう。我々がいいチームであることを証明しよう」と鬼気迫る表情で大号令。勝負師の一面を強く打ち出した。

練習では、ユニークかつ緻密なメニューが続いた。ボール回しでも最初は4人、次は4対1、5対1、6対4、5対5などさまざまなシチュエーションを想定した練習を短時間で繰り返した。ボールを保持し、主導権を握るポゼッションサッカーを目指すという意図を感じさせた。

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練習後は一転、ジョークを連発して選手を和ませた。指揮官が「サカイが3人いるけど兄弟か?」と言う。酒井高が「兄弟です」とおどける。すると指揮官は坂井に向け「達弥は不細工だから違うだろ!」と言い、笑わせたという。その一方で皆で顔を合わす食事中、ミーティングでは携帯電話を禁止。アギーレ流のアメとムチで練習にもメリハリをつけていた。

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■選別始まった!アギーレ監督「まずは観察」メモ&対話で情報収集

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@himeyura0924

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