日本代表アギーレ監督 八百長疑惑の経緯

ワールドカップブラジル大会の後、男子サッカー日本代表チームはハビエル・アギレを新たな監督として迎え入れた。メキシコ代表チームを率いた経験値や実績から期待がかかっていたが、「八百長疑惑」という気がかりもあった。ここではハビエル・アギレにかけられた疑惑の経緯をまとめた。

■アギーレ前監督 日本に不満なし!聴取後初のメディア登場で説明

アルワフダ(UAE)の監督就任が決まったハビエル・アギーレ前日本代表監督(56)が、21日付のメキシコ紙エクセルシオールのインタビューに応じた。スペインリーグの八百長関与疑惑で3月に事情聴取を受けて以来、メディアに登場するのは初めて。

2月に日本代表監督を解任されたことについて「私の個人的な問題が仕事への妨げになるかもしれなかった。合意の上で辞任を決めたので、わだかまりはない」と説明し「今は落ち着いている。(八百長疑惑の)裁判は長くなるだろうが、自分の仕事を続けていくだけ」と語った。

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■アギーレ氏 UAEで監督に!八百長裁判はまだ数年かかる見通し

スペインリーグの八百長疑惑で2月に日本代表監督を解任されたハビエル・アギーレ氏(56)がアルワフダ(UAE)の監督に就任した。18日に同クラブが発表し1年契約で1年の延長オプション付き。

アギーレ氏は17日にアブダビ入りして契約を結び、来季について意見交換後に一度マドリードへ戻ったという。10年クラブW杯に開催国枠で出場したアルワフダは昨季は国内リーグ4位。八百長関与が疑われているアギーレ氏は2月7日に裁判所で事情聴取を受けたが、裁判は数年かかる見通し。

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■アギーレ氏が金は返却したと主張 8万5000ユーロの行方は

サッカースペイン1部リーグの八百長事件に関する裁判で、前日本代表監督のハビエル・アギーレ氏がバレンシア裁判所に出廷。事件関与の根拠とされる銀行口座への入金を認めながらも、全額返却したとの供述をした。スペインのアス紙が28日、報じた。

アギーレ氏は入廷前後の取材陣に対しては口を開かなかったものの、アス紙によると、裁判官から2度にわたり監督名義の銀行口座に振り込まれた計8万5000ユーロ(約1100万円)について問われ「私は全部返した。その8万5000ユーロを」と答えたという。

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はっきりしないのがその後の金の行方。今後の調査の中心になると考えられている。

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■八百長問題アギーレ氏 事情聴取1カ月延期に…地元紙報道

スペインリーグの八百長疑惑に関するアギーレ前日本代表監督ら41人への事情聴取が1カ月延期されたと25日付の地元紙マルカなどが報じた。

検察からの告発を受理したバレンシアの裁判所は聴取を25日に始める予定だったが、一部関係者の所在確認が取れず3月25日開始に変更。今月27日に予定されていたアギーレ前監督の聴取も3月27日になったという。アギーレ氏は告発受理を受け今月3日に日本代表監督を解任された。

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■アギーレ氏、27日にスペイン裁判所で八百長問題の証言

サッカースペインリーグの八百長問題で、前日本代表監督のハビエル・アギーレ氏が27日にスペインのバレンシア裁判所に出頭し、法廷で証言することになった。24日のスペイン紙マルカなど報じている。

記事によると、25日に対戦相手買収の首謀者とみられているサラゴサのアガピト・イグレシアス元会長が出廷。続いてアギーレ氏も27日に出頭することになった。同日はサラゴサのクラブ幹部も裁判官の質問に答えるほか、3月からは選手たちが順次証言を行うことになっている。

なお、正式な裁判は2016年から始まる見通しとなっている。

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■アギーレ氏、新たな八百長疑惑 今度はエスパニョール監督時

同紙によると、八百長を主導したとされるのはオサスナの前経営陣。リーグ戦2試合を残して降格圏の19位に低迷しており、エスパニョール側に買収資金として150万ユーロ(約2億円)が渡った疑いがあるという。同紙は当時エスパニョールを率いていたアギーレ監督については言及していないが、オサスナの地元紙ディアリオ・デ・ナバラ(電子版)はマルカ紙の報道を引用した上で、同監督が1―1引き分けという結果に関与した可能性があると伝えた。

アギーレ氏はサラゴサ監督時代の11年に八百長に関わった疑いで検察当局から告発されており、27日にバレンシア裁判所で事情聴取を受ける見通しとなっている

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■疑惑の「黒幕」友人が重大発言 アギーレと会長の八百長会話

八百長疑惑の告発受理を受けて今月3日に日本代表監督を解任されたハビエル・アギーレ氏(56)に、新たな疑惑が浮上した。17日付のスペイン紙マルカが「もう1つのスキャンダル」という見出しで1面報道したもので、スペインの検察庁反汚職局が昨年5月11日のオサスナ―エスパニョール戦で八百長が行われた疑いがあり、調査しているという。アギーレ氏は当時エスパニョールの監督を務めていた。

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日本サッカー協会がハビエル・アギーレ監督を解任して以降、スポーツ紙では後任候補の名前が日替わりで登場しているが、一方で解任の是非の検証はすっかり忘れられている。

協会は解任の理由を「できるだけリスクを排除する必要がある」と説明した。法廷闘争で代表活動に支障が出るのを避けたいのは理解できるが、協会幹部の任命責任をはっきりさせるためにも、アギーレ氏の八百長疑惑がシロなのかクロなのか、はっきりさせなければならない。

スペイン検察当局の告発状によると、疑惑の試合はアギーレ氏率いるスペインリーグ・サラゴサの1部残留がかかった2011年5月の最終戦。

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サラゴサはレバンテに2対1で勝利し残留を決めたが、その試合の数日前、当時サラゴサ会長だったイグレシアス氏からアギーレ監督や選手ら11人の口座にそれぞれ約8万5000ユーロ(約980万円)が振り込まれていた。

金は監督ら10人が引き出しており、レバンテ側に渡った可能性がある。告発はスペインプロリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス会長が主導し、対象者はイグレシアス氏やアギーレ氏のほか両チームで41人に及ぶ。

本誌はスペインで当時を知るサッカー関係者らに取材。そこで疑惑の核心に迫る重大な証言を得た。イグレシアス氏の古い友人は本誌取材に対し、同氏がこんな話をしたことがあると証言した。

「私は八百長をした。だがアギーレは八百長をしたことについて、『私は何も知らないことにしてください』といったんだ。アギーレは私にこうもいった。『私は1ユーロにだって関心はないが、あなたは上手くやりましたよ』と」

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発言が事実なら、アギーレ氏は元会長の不正を知りながら資金移動に手を貸したことになる。昨年12月27日の会見で無実を主張する一方で、金の流れについては「司法当局に話したい」として説明しなかったが、それが理由だったのか。

疑惑の黒幕として追及されているイグレシアス氏はスペインメディアに「私は大丈夫」と語っている。その自信の理由について友人はこう語る。

「LFPのテバス会長とイグレシアスはサッカー界に入る前からの大親友。八百長疑惑が浮上した後も彼らは酒を飲む仲を続けている。テバス会長の後ろ盾があるから、イグレシアスは大きな態度でいられる」

2013年に会長に就任したテバス氏は過去の八百長疑惑を追及することでリーグの浄化をアピールしてきたが、イグレシアス氏と親密な関係にあるとすれば今後の真相解明がうやむやに終わる可能性も出てくる。

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それらの証言内容を直接確認すべく、アギーレ氏およびテバス氏には携帯電話に、イグレシアス氏にはメールで連絡を入れたが、各氏とも応答はなかった。2月27日に予定されている事情聴取でアギーレ氏は何を語るか。

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■アギーレ監督解任で協会処分ゼロ 給与自主返納で幕引き

日本協会は12日、東京都文京区のJFAハウスで理事会を開催した。八百長疑惑の告発受理で解任した前日本代表監督のハビエル・アギーレ氏(56)の任命責任についても話し合われ、大仁邦弥会長(70)、原博実専務理事(56)、霜田正浩技術委員長(48)に処分を科さないことを決定。3人が自主的に給与の一部を返納することで責任問題は決着した。

前代未聞の八百長疑惑による日本代表監督の解任劇は、誰にも処分が科されない大甘決着となった。16年3月まで任期を残す大仁会長は理事会後に会見し「現在、さまざまな改革を行っており、責任を全うしたいと理事会で皆さまにお伝えした。最終的にはこの件に関して責任はないと理事会として結論をいただきました。いろんな方に迷惑を掛けたので、責任は感じている。自主的に給与を返納することで、承認をいただいた」と説明。今後、4カ月間の給与を大仁会長が50%、原専務理事、霜田技術委員長が30%返納することで幕引きを図る。

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理事会で主に議論されたのは(1)八百長を予見できなかったか(2)メディアで報じられた後のJFAの対応(3)アギーレ前監督の契約解除までの流れ――の3点。会見に同席した法務委員長の三好弁護士は「個人的には(八百長疑惑を)知るのは難しかったと思う。10月に報道が出た時にも疑惑レベルの段階で打てる手は打った。契約もうまく解除できた」と分析。疑惑の段階で、違約金を発生させない解任に持ち込んだことなどを自賛した。

大仁会長は2月3日の解任会見直前の緊急幹部会議で、霜田技術委員長から辞意を申し入れられたことも明言。「霜田技術委員長から辞めたいと申し入れがあったが、技術委員会が最優先することは新監督を決めること」と受け入れなかったという。日本協会は次の国際Aマッチとなる3月27日の親善試合チュニジア戦(大分)までの新監督決定を目指している。15年4月からの8年単位の事業計画も作成中。大甘決着の理解を得るためには、今後は汚名を返上する最高の仕事が求められる。

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■アギーレ前監督、クビ覚悟してた!地元記者に「数か月前から予想」

日本代表監督を解任されたハビエル・アギーレ前監督(56)が3日、親しい地元記者に対し「解任という結末は数か月前から予想できたことだった」と漏らした。ドイツでプレーする海外組では、アジア杯で主将を務めたMF長谷部誠(31)=フランクフルト=らが心境を明かした。また、横浜Cの元日本代表FW三浦知良(47)は横浜市内で練習後、「日本サッカー界が一つになって、協力していくことが大切」と話した。

覚悟のうえでの“クビ”だった。アギーレ氏は3日の契約解除後、親しいスペイン人記者に対し口を開いた。

「解任という結末は、数か月前から予想できたことだった」

出典: news.livedoor.com

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