日本代表アギーレ監督 八百長疑惑の経緯

ワールドカップブラジル大会の後、男子サッカー日本代表チームはハビエル・アギレを新たな監督として迎え入れた。メキシコ代表チームを率いた経験値や実績から期待がかかっていたが、「八百長疑惑」という気がかりもあった。ここではハビエル・アギレにかけられた疑惑の経緯をまとめた。

もちろんこれは氷山の一角だ。02~06年のオサスナ監督時代には、ホームスタジアムの芝を短く刈るよう指示した。伝統的なカウンター主体のスタイルからボールを大切に扱い、巧みにパスを回すチームへと変貌させた実績も持つ。就任4年目には欧州CL出場圏のリーグ4位に導いた。アギーレ監督をよく知る人物は「ビエホ・ソーロ(古ぎつね)」と呼ぶ。スペイン語ではずる賢い、抜け目ない人という意味だ。

アギーレ監督の取材経験が豊富なテレビ局TDNメキシコのラウル・メンデス・ガルシア記者は「鋭い爪を持つような活力、決断力がある。チームにモチベーションを与え、試合の状況を読むことができるインテリジェンスに富んだ監督」と評する。試合の状況、流れを瞬時に読み取り、的確な手を打つ。必要ならば、口笛だって吹く。アギーレ監督とは、そういう指揮官だ。

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■アギーレ氏構想 本田は「追放」?

ついに“アギーレジャパン”が誕生した。この日、日本サッカー協会の理事会が都内で行われ、ブラジルW杯で日本代表を率いたアルベルト・ザッケローニ監督(61)の後任に、アギーレ氏の就任が承認された。初のメキシコ人監督で、代表やクラブでの指導経験も豊富。協会側の希望にも合致する指揮官だ。

新代表監督の人選を一任されていた原博実専務理事(55=兼任技術委員長)は、記者会見の席で「時間的にはうまくいった。日本の良さを引き出してくれる。いろいろな経験もあるので勝負強さを植えつけてほしい。戦い方の引き出しが多いチームに成長させてほしい」と話し、ブラジルW杯で惨敗に終わった日本代表の再建を託した。

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そんなアギーレ氏はどんなチームを作り上げるのか。かねて親交のある代理人によると、チームの大黒柱を本田から香川へと移行する方針という。「アギーレはメキシコ代表でFWドスサントス(25=ビジャレアル)を登用したように、テクニックに秀でてドリブルが得意な選手が好み。香川の評価が非常に高く、スペインで監督を務めている時にも獲得に動いたほど。香川を生かすためのチーム作りをする」

これまでの日本代表では、ザッケローニ前監督の寵愛を受けた本田が攻撃の要となるトップ下を務めてチームをけん引。10番を背負う香川は不得意な左サイドに追いやられた。だが、新政権では香川が最大限のパフォーマンスを発揮できる本来のポジションでプレーすることになり、逆に本田が他の位置に押し出されることが確実だ。

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では、本田はいったいどこでプレーすることになるのか。これまでの実績や勝負強さを考慮して、すぐに日本代表の座を失うことはなさそうだが「本田が代表で生き残るためには、もうちょっと他のポジションもこなすしかないのではないか」と在京Jクラブの強化担当者が指摘しているように、コンバートは避けられない。

1トップや攻撃的サイドMF、さらには守備的MFなどで起用されることになりそうだが、問題なのはアギーレ戦術への適性だろう。同監督の基本戦術は、前線からの激しいプレッシングと、ショートカウンターで、選手にはスピードと激しい運動量が求められる。いずれも本田には苦手な動きとあって、まさに相性は“最悪”と言える。

本田はブラジルW杯後、4年後のロシアW杯に向け「はじめから次に行くつもりでしたので、当然ながらまた目指したい」と高い意欲を明かしていたが、今後も主力として日本代表に残れる保証がないばかりか、戦力外となる日も近いかもしれない。

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■アギーレ新監督で“脱ザック”!「引き出しの多さ」で勝負

8月中旬、アギーレ体制が本格始動する。W杯ブラジル大会まで指揮を執ったザッケローニ監督の後任人事に関して、交渉に当たった日本協会の原博実専務理事はこの日の理事会の承認を経て、アギーレ新監督と合意したと発表した。来日は8月10日を予定。就労ビザ取得まで指導などはできないが、早ければ翌11日に始まるリオ五輪世代のU―21日本代表合宿、16日に行われるJ1視察が“初仕事”となる。

原専務理事によれば、アギーレ氏は既に情報収集に着手。W杯ブラジル大会では母国メキシコのテレビ局の解説者として、1次リーグで敗退した日本代表もチェック。「日本のポテンシャルはこんなもんじゃない。もっとやれる。俺の経験を伝えたい。(来日を)楽しみにしている」と熱く語ったという。初陣となる9月5日のウルグアイ戦(札幌ドーム)に向け、日本協会には「日本人選手の映像を送ってほしい」と注文。選手選考も始まっている。

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メキシコ代表やスペインのクラブの監督を歴任したアギーレ氏は「消防士」の異名を持つ。05~06年には弱小クラブだったオサスナをハイプレスを主体にしたサッカーで欧州CL圏内の4位に引き上げた。10~11年には降格危機だったサラゴサの監督にシーズン途中から就任し、堅守速攻を主体に見事に残留させた。まさに“火消し役”の活躍だった。

原専務理事が最も期待するのが「引き出しの多さ」だ。「いろんな経験があり勝負強い。状況によっていろんな手を打てる。たくましいチームをつくってくれる。今の日本に一番ふさわしい」と話す。基本布陣は4―4―2、4―2―3―1だが、スタイル、内容は変幻自在だ。ザッケローニ監督は主導権を握るという「自分たちのサッカー」を目指したが、W杯で甘さを痛感させられた。「脱ザック」にはうってつけの新指揮官だ。

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選手、監督として3度のW杯経験も申し分ない。アギーレ氏に近い関係者は「ロッカー室の住人」と揶揄(やゆ)する。選手との対話を何より大切にするのもアギーレ流だ。「非常にジェントルマンで気持ちも強い。スペイン語、英語も話すから選手とも直接話せるんじゃないかな」と原専務理事。W杯の惨敗からちょうど1カ月。失望と批判が渦巻く日本サッカー界の火消しはメキシコ人「消防士」に託される。

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■アギーレ新監督が指摘した日本の課題「強さ、経験が足りない」

交渉の過程でアギーレ氏は、ブラジルW杯でグループリーグ敗退に終わった日本代表について「もっとできるはずだったと思う」と語っていたという。原専務理事は「同時に『W杯では、ほんのちょっとしたことでうまくいかなくなることもある。それもよく分かっている』とも話していた」と明かした。

「日本人の持っているポテンシャルはこんなものではない。もっとやれる力はあるし、自分の経験を伝えたい」と強い決意を話していたというアギーレ氏。日本人選手の印象については「体は大きくないが、テクニックのある選手が多い。組織としてやろうとするのは分かるが、まだまだ強さや試合の経験が足りない」と指摘していたことも原専務理事は明らかにした。

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新監督に期待する部分として原専務理事は「いろんな経験をしている中で、勝負強さを我々のチームにも植え付けてほしい。試合の中でうまくいかない時間帯もある。そういうときでも踏ん張れる、引き出しの多いチームに成長してほしい」と話していた。

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■日本代表監督にメキシコ人のアギーレ氏が就任!コーチは“多国籍軍”

日本サッカー協会は24日、都内で記者会見を開き、次期日本代表監督として元メキシコ代表監督で前エスパニョール監督のハビエル・アギーレ氏(55)と合意したと発表した。

日本代表がワールドカップ(W杯)ブラジル大会を1次リーグ敗退で終えた後、アギーレ氏をアルベルト・ザッケローニ監督(61)の後任候補として一本化。交渉を続けていた。日本代表では初のメキシコ人監督となる。

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アギーレ氏は8月10日以降に来日する予定で、コーチングスタッフには2016年のリオデジャネイロ五輪出場を目指すU―21日本代表・手倉森誠監督(46)が入閣。コンディショニングコーチとテクニカルコーチには日本人が入る予定のほか、ヘッドコーチはイングランドから、フィジカルコーチとGKコーチはスペインから招へいする予定で、アギーレジャパンの監督、コーチは4カ国からなる“多国籍軍”となる。

アギーレ新監督の初指揮は9月5日に札幌ドームで行われるウルグアイ代表との親善試合になる予定で、同9日には日産スタジアムでベネズエラ代表と対戦。来年1月にオーストラリアで開催されるアジアカップでの連覇が当面の目標となる。

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■24日にも誕生へ!アギーレジャパン“異例の”国内6連戦

10月の国際Aマッチデーの開催地が判明した。日本協会関係者によれば、10日が新潟、14日は埼玉で開催される。注目の対戦相手に関しては10日は韓国と調整中だ。大仁会長は「ボールは向こう(韓国)に投げてある状況」と説明。現在、返答を待っている。14日は既に王国ブラジルとの激突が決定的となっている。

日本協会では早くから9、11月の国際Aマッチデーは国内での親善試合開催を決定。10月のみ開催地を未定として海外遠征を模索してきたが、方向転換した。来年1月、連覇が懸かるアジア杯には異例の「国内6連戦」を経て挑むことになった。就任間近のアギーレ監督は国内に腰を据えてチームづくりを進める。今まで以上に国内組を重視した編成も予想される。

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既定路線となっている新監督誕生はいよいよ秒読み段階だ。福島でのJヴィレッジの株主総会に出席した大仁会長はこの日、監督人事を進める日本協会の原専務理事から日々、メールで報告を受けていることを明かした。「(交渉は)順調です。あすの理事会で(原専務理事が)経過、人事について説明することになっている。できるだけ早く発表したい」と語った。

関係者によれば既に条件面、スタッフ人事面も合意、アギーレ氏は近日中に来日し、就任会見に臨む。初陣は9月5日にウルグアイ戦、同9日のベネズエラ戦が待つ。国内6連戦の開催地は札幌→横浜→新潟→埼玉→豊田→大阪の順。日本中にアギーレジャパンの存在をお披露目し、初公式戦の舞台となるオーストラリアへ飛び立つ。

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アギーレジャパンが「国内6連戦」を経て来年1月のアジア杯(オーストラリア)に出陣することが23日、分かった。関係者によれば開催地が未定だった10月10、14日の連戦は新潟、埼玉で開催されることが決定的。また日本サッカー協会の大仁邦弥会長(69)は新監督就任が間近となっているハビエル・アギーレ氏(55)との交渉は順調と話しており、24日の理事会後にも発表される可能性がある。

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■アギーレ氏去就語らず…50回連呼「契約あるから話せない」

次期日本代表監督就任が決定的となったアギーレ氏はW杯閉幕後も去就に関して口を開くことはなかった。13日にマラカナン競技場で開催されたドイツ―アルゼンチン戦で解説を務め、試合後はW杯期間中のルーティンだった夜のW杯番組に出演した。

日本の報道陣から今後のスケジュールなどについて質問が飛んだが「テレビサとの契約があるから話せない」と50回近く連呼。口をチャックで閉じるしぐさや携帯電話をかけるふりなどで質問をさえぎった。14日にブラジルを離れて静養に入るとみられる。

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■アギーレ・ジャパン 本気のブラジルと10・14対決へ 韓国戦も内定

次期日本代表監督としてハビエル・アギーレ氏(55)の就任が間近となっている中、新生日本代表が10月14日にブラジルと親善試合で対戦することが決定的になった。会場は埼玉スタジアムとなる見通しで、同10日には韓国とも親善試合で対戦することが内定。新監督にとっては9月の親善試合2試合を経てメンバー選考などで独自色を発揮する可能性が高く、手腕を見る上で重要な“10月決戦”となりそうだ。

10月に組まれたとっておきの2試合が“アギーレ色”を発揮する最初の舞台となりそうだ。日本協会は9、10月に2試合ずつの親善試合をマッチメーク。10月14日にブラジルとの対戦が決定的となり、直前の10日にも韓国との対戦が内定した。サッカー王国、アジアの宿敵との顔合わせは今後の日本サッカーの方向性が示される戦いになる。

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9月も5日(札幌ド)と9日(日産ス)に親善試合が予定されている。アギーレ氏の監督就任は早ければ今月中にも発表されるが、メンバーを熟考する時間は少ない。

前任者のザッケローニ監督は10年8月30日に就任。初采配となった同10月の親善試合アルゼンチン戦でDF伊野波、MF本田拓、MF関口を初選出したものの、それ以外はW杯南アフリカ大会組かA代表経験メンバーで固めた。アギーレ氏も同様に9月の2試合までの視察期間はわずか1カ月。協会の推薦や助言を受けつつW杯メンバーを主体とした構成の“試運転”になることが濃厚で、同氏の目指すサッカーやメンバーは10月の2試合に色濃く反映される。

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