1954年の初代ゴジラ特集!伝説の名作映画を映像と共に徹底解説!
世界に誇る日本の怪獣王ゴジラ。その原典は1954年に公開された映画『ゴジラ』で、当時としては革新的なその特撮映像、反戦と核兵器の脅威を訴えるメッセージ性、何より娯楽作品としての圧倒的な完成度で大絶賛された。ここでは、『ゴジラシリーズ』の原典たる1954年の『ゴジラ』について解説していく。
そもそもゴジラってなに??
ゴジラ (1954年の映画) - Wikipedia
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ゴジラ (1954年の映画) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 、 検索 この項目では、1954年に公開されたゴジラシリーズ第1作目の作品について記述しています。 1984年 に公開されたシリーズ第16作目の作品については「 ゴジラ (1984年の映画) 」をご覧ください。 ゴジラ Godzilla 監督 本多猪四郎 (本編) 円谷英二 (特撮) 脚本…
水爆実験の結果生まれた怪獣、ゴジラ。当時はゲテモノ映画との批判もあったが、公開当初から作品は大ヒット。東宝怪獣映画を牽引していく存在となる。
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ゴジラ(1954) 予告編 [GODZILLA]
『ゴジラ』は1954年(昭和29年)11月3日に、東宝が製作・公開した日本映画。観客動員数961万人。モノクロ、97分、スタンダード。
巨大怪獣ゴジラが登場するゴジラシリーズ第1作。日本の怪獣映画の元祖である。
企画の立案まで
本作のプロデューサー田中友幸は、1953年(昭和28年)に『さらばラバウル』(本多猪四郎監督)を製作した折に、前年に東宝に復帰したばかりの円谷英二と出会い、円谷が手掛けた特撮の成功もあって、「特撮物はいける」と実感していたという。田中は続いて8月に、谷口千吉を監督に、インドネシアとの合作映画『栄光の影に』を企画。ところが翌年1954年(昭和29年)4月にいよいよ谷口監督、主演の池部良、山口淑子らをそろえたロケ隊の出発という段になって、外交上の諸事情からビザが下りず、泣く泣くこの企画を断念することとなった。「腹の虫が治まらなかった」という田中は急遽代替企画を立てざるを得なくなったが、こうした事情から、発想がどうしてもインドネシア周辺の海洋を舞台にしたものに向かったという。
企画が「ゴジラ」になったのは、本当に偶然に近いものだった。もし「栄光の影に」の企画が通っていたのなら、「ゴジラ」は1954年に公開されず、ここまでの大ヒットにはならなかった…かも?
「G作品企画」
この前代未聞の企画に臨み、本企画は「G作品」(Gはジャイアントのイニシャルから)と銘打たれ、極秘裏に進行されることとなった。大まかなストーリーや怪獣の設定が決まると、田中は次に、文芸部の松下忠と2人で、田中自身ファンであった怪奇幻想作家の香山滋の自宅を飛び込みで訪ね、原作執筆を依頼したところ快諾を得た。5月中旬のことだった。こうして香山の筆によって、田中曰く「シナリオ風の原作」が1週間ほどして完成し、これを基に「G作品検討用台本」が印刷された。この時点で、正式に円谷英二が企画に参加することとなった。
怪獣の名前が「ゴジラ」となったのも偶然のものであった。当時東宝演劇部にいた男性のあだ名が、「クジラ」が好きで「ゴリラ」のような容貌だったため、「グジラ」となっていたのが元々のネタである。そこから怪獣王の名前は「ゴジラ」となった。もし一歩間違っていたら、「ゴジラー」(ーが入っている)となっていたかもしれない。
SSの新抗議船はゴジラ号。http://bit.ly/dPLU4H さておき”「クジラ」が好物で「ゴリラ」のような容貌”をした網倉志朗という人物のあだ名が「グジラ」だと聞きつけ、語呂の良いこのあだ名を参考にし、「ゴリラ」と「クジラ」を合わせて「ゴジラ」とした(wikiより抜粋)
— テラムラリョウ (@wreck_gar) December 2, 2010
制作の開始
制作に当たっては超大作の扱いで公称7千万円(当時)という大型予算が組まれ、本編面では黒澤組から志村喬を準主演に、成瀬組からカメラの玉井正夫と美術の中古智を迎え入れるなどベテランを起用。予算面での規模が大きかったため、当時製作部長だった北猛夫を特別に「美術監督」に据えている。 特撮を担当した円谷英二は、本作のために飯塚定雄、井上泰幸、開米栄三、入江義夫など、各方面から若いスタッフを集めている。この面々は以後、日本特撮界に欠かせない重鎮となっている。
当時の映画の制作費、平均は2000万円ほどであり、7000万円は当時で破格の予算となった。東宝がいかにこの作品に期待を寄せていたのかがわかる。
出典: jopro.jp
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作品公開と反響
こうして完成した本作は、封切りと同時に、当時としても例を見ない観客動員数を記録して空前の大ヒット。東宝の同年度の初日動員観客数の記録を塗り替えた。渋谷東宝に並ぶ観客の列は道玄坂まで伸び、待ち時間は2時間に達した。封切り初日は都内だけで14 - 15万人の動員があったという。あまりの大入りに、田中友幸は渋谷東宝や日劇ではチケットもぎを手伝っている。1番館での封切り動員だけで観客動員数は961万人に上り、国民のほぼ10人に1人はこの映画を見たことになる。『ゴジラ』の成功は、当時がたついていた東宝の屋台骨を一気に盛り返させたとも言われている。
当時でも、国民の10人に1人が見たといるのだから驚き。まだまだ怪獣映画はゲテモノという印象が強く、知名度もそれほどなかった映画だけに、いきなりのこの動員数は驚きである。
ストーリー
太平洋上で貨物船「栄光丸」が原因不明の沈没事故を起こした。さらに救助に向かった貨物船「備後丸」と大戸島(劇中では「おおどしま」と発音される)の漁船も次々に遭難沈没した。救出された大戸島の漁師・政治(まさじ)は、「巨大な怪物に襲われた」と証言する。そのことを聞いた島の古老は、大戸島の伝説に伝わる怪物「呉爾羅」の仕業ではないかと漏らす。
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