「グラップラー刃牙」の名勝負をご紹介!
今や格闘漫画と言えばまず名前が出てくるであろう「刃牙」シリーズの第1作、「グラップラー刃牙」。
現実離れした展開も多々ありますが、圧倒的な画力での格闘描写はたくさんあります。
今回はその「グラップラー刃牙」の中で個人的に選んだ名勝負をご紹介します!
はじめに
まず「グラップラー刃牙」のあらすじを簡単にご説明します。
東京ドームの地下にある公にはされていない地下核闘技場。
ここでは「武器の使用以外は何をしてもOK」というルールの中で異種格闘技戦が繰り広げられています。
その地下核闘技場の出場者の中でも最年少にしてチャンピオンである高校生・範馬刃牙が主人公です。
そして刃牙の父親は通称「地上最強の生物」と言われる範馬勇次郎です。
刃牙は勇次郎に勝つために日々訓練に明け暮れ、地下闘技場で戦い続けます。
物語の前半は地下闘技場での様々な格闘家との戦い、中盤は時間がさかのぼり刃牙の中学時代の話から何故、父である勇次郎を憎み超えようとしているのかが明かされます。
そして後半は時間は現代に戻り、地下闘技場での「最強トーナメント」が開催されます。
その後もタイトル名を変え連載は続きますが、今回はこの「グラップラー刃牙」から名勝負を5つセレクトしご紹介します。
範馬勇次郎VS愚地独歩
まずは前半期の一番の大勝負だった「地上最強の生物」対「最強の空手家」の試合です。
世界最大の勢力を誇る空手道(フルコンタクト空手)団体・神心会の総帥であり「人食いオロチ」の異名を持つ独歩は、かつて地下闘技場の闘士として戦っていた猛者です。
過去に勇次郎に不覚をとっており、それを挽回するために地下闘技場へと帰ってきたわけです。
一進一退の攻防を繰り広げますが最終的には勇次郎の本気を前に独歩は敗れます。
そして一時的に死亡しますが、その場に居たドクターにより蘇生に成功します。
範馬刃牙VS花山薫
刃牙の中学生時代のエピソードからです。
花山薫は15歳にして暴力団花山組二代目組長です。
非武装・非鍛錬の美学を持つ素手喧嘩(ステゴロ)の天才で、「日本一の喧嘩師」として名を馳せています。
当時の花山は勇次郎との戦いを望んでおり、それを果たすために息子である刃牙を狙います。
刃牙も戦いを望んでいた為、二人はゲームセンター内で多くのギャラリーの中で戦います。
花山は常人離れした握力をもっており、画像のように腕を強く握ることで破裂させることが出来ます。
そしてその握力から繰り出されるパンチの破壊力はすさまじいです。
勝負は両者痛み分けというような形で終わりますが、その直後に勇次郎が現れます。
激しい損傷の二人を見て勇次郎は「まだ始まったばかりのようだな」と二人の勝負の続行を煽ります。
もう戦う気が無い二人に対し喝を飛ばし、その場で花山を瞬殺して場を離れます。
範馬刃牙VS範馬勇次郎
中学生編のラストを飾るのがこの勝負です。
母親を喜ばせるために強くなり続けた刃牙。
しかし、母親の気持ちは勇次郎にしか向いていません。
刃牙は母親の気持ちを自分に少しでも向かせる為、勇次郎に倒され、殺され、侮辱されたかつての対戦相手であり友人でもある彼らの雪辱を晴らすために勇次郎に挑みます。
当日、母親は勇次郎側に立つという刃牙にとっては何とも酷な状況の中で勝負は始まります。
刃牙は懸命に攻めますが勇次郎は全くと言っていいほど動じません。
そしてあっけなく倒される刃牙。
その後、殺されそうになる刃牙を見かねて助けに入る母親の江美。
しかし、勇次郎は相手が女性であろうと容赦ありません。
江美は勇次郎に殺され、最後に母の愛により守られた刃牙。
刃牙シリーズの中でも屈指の泣けるシーンです。
愚地克己VS花山薫
後半期のトーナメント戦の中から、2回戦の注目カードである1戦です。
愚地克己は独歩の義理の息子であり神心会空手の天才エースとも言える才能の持ち主です。
1回戦で克己は圧倒的な強さを見せつけ、間接を外されても即座に自分で元に戻しほぼ無傷で勝ち上がりました。
一方の花山は前述の通り、鍛錬は一切しない最強の素人とも言えるキャラです。
克己とは対照的で相手に打たせながらもそれに耐え、圧倒的なパワーで勝ち上がりました。
その二人の戦いのスタートは意外なものでした。
技らしい技を持たないはずの花山がいきなり空手技を繰り出します!
花山自身は技という認識は無く、あくまでも相手の虚をついた喧嘩屋としての一撃です。
その後、克己は空手技を駆使してこの怪物に立ち向かいますがその度に倍返しとも思える攻撃を受けます。
そして克己は温存していた技を解禁します。
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