【進撃の巨人】アニ「反省会」【厳選名作SS】

進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。エレンの家の地下室に世界の秘密があると知ったアニ、ライナー、ベルトルトですが、自分達で巨人をシガンシナ区に招き入れてしまったため簡単には近づけなくなってしまい…。

アニ「反省会」

1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:00:14 ID:Sazaq0rQ

キャラ崩壊注意
ネタバレ注意

2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:01:23 ID:Sazaq0rQ

----新兵勧誘式

エルヴィン「---今回の襲撃で失ったものは大きいが これまでに無いほど人類は勝利へと前進した」

エルヴィン「それは周知の通り エレン・イェーガーの存在だ」

エルヴィン「彼と諸君らの活躍で巨人の侵攻は阻止され 我々は巨人の正体にたどり着く術を獲得した」

エルヴィン「彼に関してはまだここで話せることは少ない」

エルヴィン「だが間違いなく我々の味方であり 命がけの働きでそれを証明している」

エルヴィン「そして彼の成果があるシガンシナ区の地下室には」

エルヴィン「彼も知らない巨人の謎があるとされている」

ベルトルト「!」

アニ「!」

エルヴィン「我々はその地下室に辿り着きさえすれば この100年に渡る巨人の支配から脱却できる手がかりを掴めるだろう」

ライナー「地下室だと…」

3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:01:57 ID:Sazaq0rQ

エルヴィン「うんぬんかんぬん」

エルヴィン「以上だ」

エルヴィン「他の兵団の志願者は解散したまえ」

ベルトルト「…」チラッ

アニ「…」チラッ

ライナー「…」

アニ「…」ザッザッザッ

4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:02:41 ID:Sazaq0rQ

---同日夜 訓練兵宿舎裏

アニ「…はい、集合ー」

ライナー「…おう」

ベルトルト「…」ノソノソ

アニ「えーっと、皆さんもうご存知の通りなんですがー」

アニ「エレンの実家にぃ、何ぞ巨人の秘密があるそうでーす」

ライナー「…」

ベルトルト「…」

アニ「もう改めて言わなくても良いんですがぁ」

アニ「彼の実家のシガンシナ区はぁ」

アニ「超大型巨人とぉ、鎧の巨人に依って壁を破壊されぇ、巨人達に蹂躙されてとても近づくことはできませぇん」

ライナー「…」

ベルトルト「…」

5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:03:18 ID:Sazaq0rQ

アニ「我々も是非地下室を調査したいのですがぁ」

アニ「我々が巨人を招き入れてしまったためにぃ、そう簡単にはいかなくなってしまいましたぁ」

アニ「つまりぃ、我々は自分の首を自分で絞めてしまってた訳でーす」

ライナー「…」

ベルトルト「…」

アニ「はい、作戦立案者さーん」

ライナー「…はい…」

アニ「…フッ!!!」バキッ

ライナー「キャンっ!!?!」

アニ「だから!言ったじゃないか!いきなり壁を壊して人類への攻撃を開始するんじゃなくて!!!」

アニ「しばらくは民間人として潜り込んで色々情報を集めようって!」

アニ「それを!あんたは!」

6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:04:10 ID:Sazaq0rQ

---5年前 シガンシナ区近く---

ライナー『重要な情報ってのはな、安全な所に隠しておくのがセオリーってもんだ』

ライナー『更にだな、重要な情報は偉い人間だけが知っているっていうのもお約束だ』

ライナー『以上を踏まえると、俺たちが欲しい情報はきっとシーナの内部にあるに違いない。』

ライナー『ウォールマリアは破壊しても構わんだろ、多分』

ライナー『どうせ最終的には人類滅ぼさなきゃいかんのだし』

ライナー『行くぜ、アニ、ベルトルト』

ライナー『俺のナイスなタックル魅せてやる!』サムズアップウィンク☆

----------

7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:04:43 ID:Sazaq0rQ

アニ「ふわふわ!作戦がふわふわだよ!!」

アニ「シガンシナって一番最初に壊した場所じゃん!あんたのセオリー全然間違ってんじゃん!!」

アニ「大体!私たちが集めなきゃいけない情報とやらもさ!」

8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:05:16 ID:Sazaq0rQ

---5年前 アニ達の故郷---

偉い人『どうも、壁の中に巨人に関する重要な情報があるらしい』

偉い人『お前達は、壁の中に潜り込み、その情報を奪ってくるんだ』

ライナー『その情報とはどういったものですか?』

偉い人『えっ』

ライナー『えっ』

アニ『もう少し詳しい情報を頂けないと…手がかりも何も無いと動きようがありません』

偉い人『えっ』

アニ『えっ』

偉い人『いや、なんかこう…行けばぱっと分かるんじゃないかな』

偉い人『如何にも怪しげな井戸とか、宝箱とかさ…』

偉い人『あっ、王様の椅子の後ろとかにあるかも!』

9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:06:02 ID:Sazaq0rQ

アニ『じゃあせめて、その情報が必要である理由を…』

偉い人『もっと偉い人が持って来いって言ってた』

----------

アニ「やっぱりふわふわーーーー!!!」

アニ「これだから!中間管理職は!」

アニ「壁内に潜り込んだは良いものの、全く手がかりを得られず早5年!」

アニ「作戦が全く進まないことに焦ってあんたは!」

ライナー「…」

アニ「『そろそろ何か動いとかないとグダるよな。ローゼもいっとく?』」

アニ「もうちょっと考えろ!ノリで動くな!!」

10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:06:40 ID:Sazaq0rQ

ライナー「いやでもほら、あそこでトロスト区に攻撃してなかったらエレンが巨人化能力持ってることも分からなかったし」

ライナー「あいつの実家が何かヤバいってことも分からなかったし」

ライナー「結果オーライだろ?」

アニ「…フッ!!!」バキィッ

ライナー「あふぅん!?!!!」

アニ「全くオーライじゃない!シガンシナ遥か彼方なのは変わらない!厳然たる事実!!!」

ライナー「」シクシク

アニ「両手で顔を覆ってなくな!キモい!!」

アニ「ああもう、どうすりゃいいのさ…」アタマカカエ

11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:07:13 ID:Sazaq0rQ

アニ「…ベルトルト、あんたそんな隅っこにうずくまって何やってんの」

ベルトルト「」ビクッ

ベルトルト「…え、いや、アリ…」

アニ「…フッ!!!」バキィッ

ベルトルト「いやぁっ!?!!?」

アニ「今の会話聞いてた!?今後作戦をどう進めていくか、考えないと!」

ベルトルト「き、聞いてたよぉ…」

アニ「アリ観察してんじゃん!」

ベルトルト「ごご、ごめんなさい…」ブルブル

12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:07:47 ID:Sazaq0rQ

アニ「私たちは戦士なんだよ!?」

アニ「作戦を成功させなきゃ故郷に帰ることすら出来ない!!」

アニ「今の作戦会議もとっても大切なのに、ガン無視でアリの観察とか!」

アニ「どんだけ虫好きなんだよ!!」

ライナー「…ムシだけに」ボソッ

アニ「…フッ!!!」バキィッ

ライナー「ぃふっ!??!」

アニ「ベル!あんたんちの水槽に入ってるアリの巣!外側からどういう構造になってるか分かるアレ!」

アニ「ずっとキモいって思ってた!」

アニ「故郷に戻ったら真っ先にケリ入れて駆逐してやる!!」

ベルトルト「そ、そんなぁ!?」ガーン

アニ「大体さ、あんた戦士であることよりも虫の方が大事なんでしょ」

ベルトルト「そんなことないよぉ…」

13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:08:18 ID:Sazaq0rQ

---5年前 アニ達の故郷---

偉い人『---と言う訳で、今回の作戦を成功させるためには諸君らの尽力が必要となる』

偉い人『君たちのような子供を壁内に送るには忍びないが…』

偉い人『これも、我々のためと思って頑張ってくれ』

ライナー『はっ』

ベルトルト『はっ』

アニ『はっ』

偉い人『良い顔だ。質問はあるか?』

ベルトルト『ひとつ、よろしいでしょうか?』

偉い人『なんだね?』

ベルトルト『コウちゃんとヘイちゃんを今回の作戦に帯同させても良いでしょうか?』

15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:08:51 ID:Sazaq0rQ

偉い人『コウちゃんと…え、誰?』

ベルトルト『ヘイちゃん』

偉い人『いや、誰だよ。少数精鋭でいきたいから余りゾロゾロとは…』

ライナー『コウちゃんとヘイちゃんはベルトルトのペットのカブトムシです』

ベルトルト『』ドヤァ

偉い人『え、それ必要?え、何で??』

ベルトルト『コウちゃんもヘイちゃんもここ1ヶ月ずっと一緒だったんです!彼らが側にいれば僕の志気も上がります!!』キラキラキラ

偉い人『あー…まあ好きにすれば良いんじゃないかな…』

--------

16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:09:45 ID:Sazaq0rQ

アニ「どこがそんなことないって言うのさ!!」

アニ「大体あんたさ、『僕には自分の意志がない』とか言ってたらしいけど」

アニ「違うよね?虫以外どうでも良いだけだよね?」

アニ「最初アルミンやマルコに虫の話振ったけど、ドン引きされちゃったから他の人にも話題振り辛くなっただけだよね?」

アニ「しかも、コウちゃんとヘイちゃん」

アニ「5年前にシガンシナ蹴破った時に、大事に抱えたままだったから蒸発しちゃったし!」

ベルトルト「…!!!」ポロポロ

ライナー「…っやめろ!アニ!!それ以上ベルトルトの精神を削るなぁ!」

アニ「うるさい!こうしてやる!」ズシッ

ベルトルト「ああ!巣の入り口に石を!なんてことするんだアニ!!!」

アニ「良いから話を聞け!話に加われ!!戦士としての責任を果たせ!!!」

ベルトルト「ふえぇ…」ポロポロ

17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:10:45 ID:Sazaq0rQ

ライナー「…」

ライナー「…ってさっきからきついけどよ、アニ。お前もやらかしてるだろ」

アニ「…何さ」

ライナー「分かってるだろ?エレンのことさ」

アニ「…は?」

ライナー「巨人エレンは随分と強烈だったな」

ライナー「いくら15m級で大きい方とは言え、20体もの巨人を葬るのはでかいだけで出来ることじゃない」

ライナー「俺でも巨人20体を薙ぎ払える自信はない」

ライナー「エレンがお前との対人格闘で学んだ技術の賜物だろうよ」

アニ「…」

18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:11:19 ID:Sazaq0rQ

ライナー「親父さんの格闘術、素直に誉めて学び取ろうとしてくれたのが嬉しかったんだろ?」

ライナー「実は、俺も最初の頃は対人格闘大分手を抜いてたんだ」

ライナー「ところが、お前がエレンに稽古をつけ始めた途端メキメキと力を付けた」

ライナー「しまいには俺も本気でかからんと手に負えなくなった」

アニ「…何が言いたいの」

ライナー「俺たちはいずれ、シガンシナへ行きエレンの家の地下室を調査しなければならない」

ライナー「その際には必ずエレンを連れて行かなければならない」

ライナー「人類のウォールマリア奪還を待っていたら、俺たちは白髪の爺さんになっちまう」

アニ「あんたは白髪になる前にはげると思うよ。あんたの爺さんそうじゃん」

ライナー「えぇー…」

19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:11:50 ID:Sazaq0rQ

ライナー「じゃなくて、そうじゃなくて、例え話だから!」

ライナー「とにかく、そんな悠長に構えてはいられない」

ライナー「多少強引にコトを進めなければならないだろう」

ライナー「…エレンを攫うしかない」

ライナー「だが、エレン自身が巨人の力を手に入れちまった」

ライナー「これは…一筋縄ではいかんぞ」

アニ「…ん?」

ライナー「何だ?」

アニ「問題は、どうやって巨人に襲われずにシガンシナまで移動するかじゃないの?エレンを攫うのはどうして?」

20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:12:35 ID:Sazaq0rQ

ライナー「どうしてってそりゃお前…」

ライナー「人様のお宅にお邪魔するのに、留守中に勝手に入る訳にはいかんだろ」

アニ「えっ」

ライナー「そんなことも分からないのか」

アニ「えっ」

ライナー「お父さんはあなたをそんな子に育てた覚えはありません!」

アニ「うざっ」

ライナー「大体、シガンシナについたところで、エレンの家がどこか分からん。住宅密集してるしな」

アニ「住宅地図くらいあるでしょ」

アニ「それがないなら、ミカサやアルミンでも…」

ライナー「ミカサ、ダメ、コワイ」プルプル

アニ「アルミンは?」

ライナー「涙に濡れたチワワの瞳でプルプルされたら、俺の心が折れる」

アニ「チッ…このホモめ…」ボソッ

21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:13:36 ID:Sazaq0rQ

ライナー「そもそも地下室の鍵はエレンが持ってる」

ライナー「それに、奴が巨人化する能力を持っているなら奴自身が何かの情報を持っているかもしれん」

ライナー「よって、エレンを攫う必要がある。証明終了」キリッ

アニ「そっちの理由を先に挙げなよ!?」

ライナー「話を戻すと、アニがエレンをあれだけ強くしなければもうちょい楽できた」

ライナー「な?俺だけじゃないだろ?」ニヤニヤ

アニ「」イラッ

22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:14:18 ID:Sazaq0rQ

アニ「…分かったよ」

アニ「それで、これからどう動く?」

アニ「今のところハッキリしてるのは、シガンシナへ行かなければならないこと、エレンを連れて行く必要があること」

アニ「この2点だ」

ライナー「まずはエレンを片付けるのが先だな」

ライナー「…うーん…」ウデクミ

ライナー「なんかこう…休日とかに…壁の上まで散歩して…うまいこと?…『一緒に壁の外に探検いこ☆』みたいに言えば…ついてくるんじゃないか?」

アニ「…フッ!!!」バキィッ

ライナー「のぉっ!?!?」

アニ「だから!ふわふわやめて!綿菓子みたいなふわふわやめて!!」

アニ「壁の上に散歩とか!意味分かんないから!!」

アニ「あんたも言ってて不安になってるのモロバレだから!!」

ライナー「やってみなきゃ分からんだろ!」

アニ「そのノリが現状を産んでるんだって理解しな!!」

23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:14:54 ID:Sazaq0rQ

ベルトルト「…あの…」オズオズ

ライナー「何だ?」

ベルトルト「エレンなら…調査兵団が壁外調査に出た時に攫えば良いんじゃないかな…なんて…」

ライナー「!!?」

アニ「!?!!」

ライナー「ベルトルトが…」

アニ「虫以外のことを喋った…だと…!?」

ベルトルト「いや、君たち人を何だと思ってるの」

ライナー「ああ、すまない。で、そのココロは?」

24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:16:46 ID:Sazaq0rQ

ベルトルト「えーと…まず今、エレンは調査兵団の中でも最精鋭に囲まれて生活してる」

ベルトルト「一般兵ならともかく、人類最強とかいうのがいる以上安易に手を出すのは危険だ」

ベルトルト「それに、上手く事が運んだとしても壁を越えなくちゃならない」

ベルトルト「こうなったら巨人よりも立体機動のほうが遥かに有利だ」

ベルトルト「敵は調査兵団だけでなく、駐屯兵団もいる訳だしね。固定砲も無視は出来ないだろう」

ベルトルト「壁外ならこれらの問題の大部分は片付く」

ベルトルト「問題はエレンと一緒にいる精鋭部隊だけど…」

ベルトルト「平地戦に持ち込む事が出来れば立体機動も使えないし、それほど脅威にはならないだろう」

ベルトルト「壁外調査の陣形も、調査兵団が対応するより早く混乱に持ち込めば精鋭の力をある程度殺ぐことは出来るかもしれない」

ベルトルト「成功した後も、姿をくらますのが容易だろう」

ベルトルト「とにかく速攻で仕掛けるのが肝心だ」

ベルトルト「僕とライナーはエレンが巨人であることが判明した時点で憲兵団から調査兵団へと志望を変えた」

ベルトルト「まだ細かいことは分からないが、これから1ヶ月壁外調査の作戦をみっちりと叩き込まれるだろう」

ベルトルト「そこで得た情報を使えば、エレンを攫うのはそんなに難しいことじゃないと思う」

ベルトルト「結果的に人類が進んで敵に手の内を晒すことになるって言うのも何だか皮肉だね」

26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:17:17 ID:Sazaq0rQ

ベルトルト「…って何2人とも泣いてんの…」

アニ「ベルトルト…立派になって…」グスグスッ

ライナー「ベルトルトはワシが育てた」ダバダバ

ベルトルト「いや、僕だってやるときはやるんだよ?」

ベルトルト「さっきだってアリを観察する振りをして、ちゃんと作戦考えてたんだから!」ドヤァ

アニ「嘘でしょ?」

ベルトルト「はいうそですすみません」

27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:17:50 ID:Sazaq0rQ

ライナー「よし、じゃあベルトルトの案でいこう」

ライナー「作戦決行は1ヶ月後の壁外調査だ」

ライナー「エレンを攫う役は…アニしかいないな」

アニ「だよね」

ライナー「機動力もあるし、顔も割れていない。正に適任だ」

アニ「まかせて。巨人をわんさか引き連れて壁外調査を潰してやるよ」

ベルトルト「エレンに巨人化させてしまうと手強いよ、大丈夫?」

アニ「弟子は師匠をそう簡単には超えられないもんさ」

アニ「周囲の精鋭部隊をまず潰す。エレンとタイマンになれれば負けない自信がある」

ライナー「壁外調査の詳細はまだ不明だから今作戦を煮詰める訳にはいかないが」

ライナー「まずは情報収集だ」

28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:18:22 ID:Sazaq0rQ

アニ「それは分かったけど、肝心のエレン誘拐後はどうするのさ」

ベルトルト「それなんだよねぇ…」ウーン

アニ「調査兵団は意地でもエレンを手放そうとはしないはず」

アニ「誘拐に成功したところで、必死に追跡はしてくるよ」

アニ「特にミカサ」

ライナー「ああ、奴ならエレンを奪還するためならなんだってするだろう」

ライナー「馬がなくても走って追いかけてくるだろうし、ブレードがなければそこら辺に落ちてる木の切れっ端でうなじを狙ってくる」

ライナー「下手すりゃ空飛んで追ってくるぞ」

ベルトルト「はは、おおげさだな」

ライナー「お前、本気で今の台詞もう一度言えるか?」

ベルトルト「…ごめん、言えない…」ガクガクブルブル

アニ「その追跡を逆手に取って、馬に乗ったあんたたちと合流するってのはどうだい?」

アニ「もちろん、表向きは追跡してくる体でね」

アニ「私が巨人化した後、マリアまで突っ切ることが出来たら良いけど、流石に無理だからね」

ライナー「うーん…馬だって休めないとマリアまではとても保たんぞ」

29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:18:57 ID:Sazaq0rQ

アニ「それは追跡してくる調査兵団だって条件は同じさ」

アニ「調査兵団を振り切った後、どこかの廃墟にでも身を隠し休憩を取る」

アニ「マリアまで着くことさえ出来たら、後は…!」

ライナー「ああ、そうだな!」

ベルトルト「何とかなりそうだね」

アニ「…っ!…っ!」ブルブル

ベルトルト「また泣いてる…今度はどうしたの?」

30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:19:30 ID:Sazaq0rQ

アニ「初めて…初めてまともに作戦立案したから嬉しくって…」

ライナー(ちょっと罪悪感)

ベルトルト「そうだね、でもまだあくまで方向性を決めただけだから」

ベルトルト「また新しい情報が入り次第煮詰めていこうね」ナデナデ

アニ「…うん…!うん!」ポロポロ

アニ「昨日までは…あんたたちなんて巨人なのがバレて削がれれば良いって思ってたけど…」ポロポロ

ベルトルト「えっ」

ライナー(酷い)

アニ「今初めて…背中を預けても良い仲間だって思うことが出来るよ…!!」ナミダグイッ

ベルトルト「5年目にしてようやく!?」

ライナー(えー…それ俺のせいなのかー?)ハナホジ

31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:20:03 ID:Sazaq0rQ

ライナー「じゃあ、次の作戦会議は2週間後くらいか。中間報告といこう」

ライナー「大分長くなったな、人目につくとマズい。解散しよう」

ベルトルト(アニ、散々発狂してたから人目につかない方がおかしい気もするけど)

アニ「じゃあ、2週間後に」ザッザッ

ライナー「おう」ザッザッ

ベルトルト「じゃあね」テヒラヒラ

32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:20:41 ID:Sazaq0rQ

ベルトルト「…」

ベルトルト「…行ったか…」

ベルトルト「えっと、確かこの石…よいしょっと」シャガミコミ

ベルトルト「さっきはごめんね、ビックリしたね」

ベルトルト「もう大丈夫だよ、脅威は去ったからね」

ベルトルト「…」

ベルトルト「ふふっ」

33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:21:15 ID:Sazaq0rQ

---------------------

こうして、私たちは(多分)綿密な計画を立て、エレン奪取へ乗り出した。

ぶっちゃけ朝っぱらからウォールローゼ領内への移動はしんどかったけど、これで任務が終わると思うと胸の高鳴りが抑えられなかった。

途中まで、途中までは上手く行ってたんだ。

ライナーとベルトルトはエレンの居場所に着いて偽情報を掴まされていたみたいだけど、ライナーが上手いこと本当の居場所らしきものを伝えて来た。

ただ、手の上にブレードで文字書かれるのは予想以上にくすぐったくて気持ち悪くて、本気でライナー潰しそうになった。

したらなんか指切られてちょっとムカついた。

モブ巨人も良い仕事してくれて、調査兵団の一部は壊滅状態に陥った。

それなのに、あのハゲ団長が私をハメやがった。

巨大樹の森に逃げ込まれて、平地戦での優位性を私は失った。

一度は捕獲されたものの、必死に脱出した。群がってくる巨人は超キモかった。

その後、エレンをボコって奪取には成功したもののアレが追いかけてきた。

34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:21:49 ID:Sazaq0rQ

ーーそう、ラスボスミカサだ。

何アレほんと怖い。

例えるなら鬼子母神かな。もう抵抗する気も起きなかった。うっかりエレン飲み込んじゃいそうだったし。

必死こいて逃げてたら、もう1人鬼が来た。ちっこくて目つきの悪いオッサンがーーー。

何アレ、何なのあれ。ミカサよりコワイってどういうことよ。

バラモスとゾーマが同時に出現したような絶望感を私は味わった。

つーか、顔が恐いんだよ2人とも。夜中に見たら泣くわ。

そうして私は、体中を切り刻まれた挙げ句エレンを奪い返された。

36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:22:20 ID:Sazaq0rQ

ーーーああ、やっぱり計画が甘かったんだ。

そう思ったら情けなくて悔しくて、涙があふれてしょうがなかった。

ーーー折角初めて頭を使ったのに。反省は生かされなかった。

ライナーもベルトルトも助けには来なかった。

陣形を攪乱しきれなかったせいもあるだろう。

巨大樹の森の中では騎馬で駆け回ることが難しいせいもあるだろう。

何より状況も把握できない中、命令違反を行うことも出来なかったに違いない。

ただ、それは理屈の上の話に過ぎない。

ムカついたことには変わりないので、ライナーのエロ本コレクションとベルトルトの蝶の標本は故郷に帰った時に真っ先に駆逐することを心に誓った。

37: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/08/12(月) 22:22:52 ID:Sazaq0rQ

ーーーそもそも故郷に帰れるのかな?私。

今、私は巨人化能力を応用した結晶の中で眠りについている。

私を助けられるのはあの2人だけだ。

ムカつくけど、頼り甲斐があるんだかないんだか微妙なあの2人だけなんだ。

私がいない状態であの2人が任務を成功させるところはとても想像できないけれど。

それでも、私は祈らずにはいられない。

ライナーとベルトルトがどうか無事でありますようにーーーーー。

おしまい

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『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画、およびそれを原作としたアニメである。2009年から少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で連載された。正体不明の巨人の脅威に怯える人類は、強固な壁を作り100年間の平和を実現していた。しかしある日超大型巨人が壁を破壊し、人類は再び巨人に襲撃される。巨人に母親を喰われたエレン・イェーガーは巨人を駆逐するために調査兵団に入団。巨人との対戦の中で、巨人の正体やエレンたちの出生の秘密など、たくさんの伏線が明かされてゆく。

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北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。

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進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『進撃の巨人』とは、巨人たちに立ち向かう人類の戦いと世界の謎を描いた、諫山創による漫画作品。人類を守る壁を破壊し侵入した巨人によって両親を喪った少年エレン・イェーガー。巨人を滅ぼすためエレンは調査兵団に参加し、巨人との戦いに身を投じる。作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目も高まって、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。巨人という死に直結する敵が常に存在する世界での物語は、数々の名言を生み出した。

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ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ユミル・フリッツは『進撃の巨人』の登場人物で、「始祖ユミル」とも呼ばれている。エルディア人こと「ユミルの民」の始祖となった女性で、光るムカデのような生物と接触したことで彼女は「始祖の巨人」の能力を得たとされている。マリア・ローゼ・シーナという名前の3人の娘達がおり、パラディ島の3重の壁は彼女達の名前から名付けられた。ユミルの死後、巨人化能力は3人の娘達に引き継がれ、さらに子々孫々に脈々と継承されることとなった。

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ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ジーク・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの異母兄。「獣の巨人」の継承者として調査兵団の前に立ちはだかり、高い投擲能力で多くの兵士を殺傷した。「九つの巨人」の継承者で組織されるマーレの戦士部隊のリーダーであり、多くの戦場でマーレに勝利をもたらしてきた。しかしその真の目的はエルディア人の救済であり、全てのエルディア人から生殖能力を奪うことで巨人の力を巡るこれ以上の悲劇を起こらないようにしたいと考えている。

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リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。

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エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。9つの巨人の1つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。

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アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。

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フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。

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エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。

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グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。

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ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。

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ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。

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キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。

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ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。

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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。

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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。

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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。

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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。

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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。

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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。

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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。

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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。

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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。

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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。

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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。

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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。

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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。

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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。

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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。

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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。

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