オニャンコポン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
オニャンコポンとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵のメンバー。パラディ島では珍しい黒人の男性で、マーレに併合された国の出身者である。マーレを倒すという目標のためにパラディ島の発展に貢献していたが、反マーレ派義勇兵創設者であるジーク・イェーガーの真の目的が「エルディア人安楽死計画」だと知り驚愕する。船や飛行艇の操縦に長けており、最終決戦においては「地鳴らし」を阻止しようとするアルミン・アルレルト達をエレンの元に送り届ける役割を担った。
オニャンコポンのプロフィール・人物像
CV:樋渡宏嗣
オニャンコポンとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵のメンバー。パラディ島では珍しい黒人の男性で、マーレに併合された国の出身者である。
マーレを倒し祖国を取り戻すために反マーレ派義勇兵に加わった。851年、義勇兵を組織したジークの命に従い、同胞のイェレナと共にパラディ島を訪れる。その後は調査兵団に協力し、港を作ることを提案するなどパラディ島の発展に貢献した。
人間の多様性を大事にする価値観の持ち主で、「なぜ肌が黒いのか」と問われた際は「いろいろな人間がいた方が面白いから」と答えていた。世界中で差別の対象となっている「ユミルの民」に対しても「人間は皆(神に)求められたから存在する」と考えており、壁内人類に対しても分け隔てなく接している。
パラディ島を発展させることがゆくゆくはマーレを倒すことに繋がると信じており、そのために全てを捨てて島に来たと語っていた。
だからこそ、義勇兵達にも知らされていなかったジークの真の目的が、エルディア人に子供を作れなくする「安楽死計画」だと知り激しく動揺する。
そして安楽死計画を阻止するため、マーレ軍の侵攻に乗じて拘束されていた調査兵団104期達を解放し、彼らと手を組んだ。
「地鳴らし」が始まった後、島の実権を握ったイェーガー派によってイェレナと共に処刑されそうになるが、「地鳴らし」を阻止しようとする勢力によって救出される。
調査兵団団長のハンジ・ゾエとは親しい関係で、彼女が仲間のために自らの命を犠牲にして時間稼ぎをしたときは涙を流していた。ハンジの志を継ぐため命がけで飛行艇を操縦し、「地鳴らし」阻止の仲間達を無事にエレンの元へと送り届ける。
オニャンコポンの来歴・活躍
反マーレ派義勇兵に参加
マーレに故郷を併合され、兵士として徴用されたオニャンコポン達は、ある時戦場で「獣の巨人」継承者であるジーク・イェーガーに出会う。ジークの圧倒的な強さに感銘を受けたオニャンコポンは彼の信奉者となり、大国マーレを倒し故郷を取り戻すことを目標に「反マーレ派義勇兵」に参加する。
パラディ島に上陸
851年、イェレナと共にマーレのパラディ島調査船に潜り込んだオニャンコポン達義勇兵。
巨人化したエレン・イェーガーによって調査船が拿捕されると、徹底抗戦を主張するマーレ軍上官を撃って調査兵団に投降する。
義勇兵は島にジークの受け入れを認めさせる代わりに、パラディ島に世界情勢の情報や最新技術をもたらした。オニャンコポンは「この島に最も必要なもの」として港を作ることを提案。マーレの工兵の協力も借り、パラディ島の近代化は急ピッチで進められた。完成した港を通じてパラディ島唯一の同盟国であるヒィズル国の特使キヨミ・アズマビトも島を訪れる。
レベリオ区襲撃
854年、独断でマーレに潜入していたエレンを追いかけて、調査兵団はマーレのレベリオ収容区の奇襲を決行する。オニャンコポンは飛行船の操縦を担当し、撤退する調査兵団とジークの回収に一役買った。
義勇兵と兵団との亀裂
しかしパラディ島の発展に協力したにも関わらず、調査兵団がマーレから戻ったのと同時にオニャンコポンら義勇兵は兵団によって拘束されてしまう。兵団はエレンの独断行動の背後にジークがいると考えており、ジークの行動をコントロールするため義勇兵達を人質にしようとしたのだった。
ハンジはオニャンコポンに接触しイェレナの真意を確かめようとするが、長年行動を共にしてきたオニャンコポンすらイェレナの内心を推し量ることはできなかった。そこでハンジはオニャンコポンを連れて、イェレナが気にかけるマーレ人捕虜のレストランを訪れる。
そこで一行は、兵団幹部に振舞われていたワインにジークの脊髄液が混入していたことを知る。ワインを島に持ち込んだのはイェレナだったが、オニャンコポンら他の義勇兵はその事実を知らされていなかったため困惑する。
脊髄液入りワインを飲んだ兵団幹部は義勇兵とエレンを支持するイェーガー派に服従せざるを得なくなり、イェーガー派がパラディ島の実権を握る形となった。
オニャンコポンと親しくしていたアルミンら調査兵団の104期生達も投獄され、ハンジはイェーガー派に連行されてジークの居場所へ案内させられる。
「地鳴らし」の発動
パラディ島がクーデターで混乱するなか、マーレ軍がレベリオ区の報復のため飛行船でパラディ島に侵攻してきた。「始祖の巨人」を持つエレンと王家の血を引くジークの2人を失えばパラディ島に未来はないと考えたオニャンコポンは、2人を救うため拘束されていた104期に助けを求める。
解放された104期達は自分達を裏切った義勇兵に怒りを爆発させるが、オニャンコポンは「エルディア人安楽死計画」がジークとイェレナの真の狙いだとは全く知らなかったと弁解する。粛清を恐れてイェレナに従うふりをしていただけで、オニャンコポン自身は安楽死計画に反対する立場だった。
オニャンコポンの話を聞いたアルミンら104期は、彼の島を思う気持ちに噓はないと感じて彼と手を組むことにした。
アルミンは、エレンが安楽死計画に協力するふりをしているだけだと見破り、エレンが始祖の力を使えるようになるため、ジークとの接触を援護しようと仲間達に呼び掛ける。
104期の援護の甲斐あってエレンとジークの接触は成功する。エレンが「始祖の巨人」の力の主導権を握り、ジークは安楽死計画を実行できずエレンの支配下に置かれてしまう。
しかしエレンは抑止力で終わらせず、世界を滅ぼすために超大型巨人群の行進「地鳴らし」を開始させる。オニャンコポンら義勇兵は、故郷が「地鳴らし」によって破壊されようとしていることを知り絶望する。
「地鳴らし」を阻止するために
イェーガー派を束ねるフロック・フォルスターは指導者を失い落胆する義勇兵達を集め、自分達エルディア帝国に従うよう呼び掛けた。エレンによって故郷を踏み潰される義勇兵達は当然反発するが、フロックは容赦なく服従を拒んだ義勇兵を粛清した。
オニャンコポンも服従を否定したため、イェレナと共にイェーガー派によって処刑されることになった。しかし処刑の直前、会場に「車力の巨人」が乱入し、オニャンコポンとイェレナは救出される。
アルミンやハンジら調査兵団の一部と、「車力の巨人」ことピーク・フィンガーらマーレ軍の残党は、「地鳴らし」阻止のため手を組むことになったのだった。オニャンコポンも故郷を守るため彼らに同行することに。
港はすでにイェーガー派によって占拠されていたが、マーレの巨人化能力者やアルミン・ミカサ・アッカーマンら104期の活躍で何とか包囲を脱し、船でパラディ島を出港することができた。
一行はまずマーレ沿岸のオディハ港に寄港し、そこで整備した飛行艇でエレンの元へ向かおうとする。しかし飛行艇が飛び立つ寸前、船底に潜んでいたフロックによって燃料タンクに穴が開けられてしまう。
急ピッチで飛行艇の修理が進められるが、すでに「地鳴らし」の先頭がオディハ港にたどり着こうとしていた。ハンジは自ら「地鳴らし」が到着するまでの時間を稼ぐと買って出る。
ハンジは単身超大型巨人群を討伐し続け、高温によって燃え尽きながらも飛行艇が飛び立つまでの時間を稼いだ。
オニャンコポンはハンジの繋いでくれた最後の望みを必ず送り届けると決意し、飛行艇の操縦桿を握る。
そして燃料が尽きるギリギリまで飛び続け、最後は墜落しながらもアルミン達をエレンの元へ送り届けることに成功する。スラトア要塞に不時着したオニャンコポンは負傷しながらもなんとか一命をとりとめ、そこにいたレベリオ収容区の住民達によって保護されるのだった。
そしてそれから3年後、オニャンコポンは最終決戦で共に戦った仲間達(リヴァイ・アッカーマン、ファルコ・グライス、ガビ・ブラウン)と行動を共にしている。
オニャンコポンの関連人物・キャラクター
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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目次 - Contents
- オニャンコポンのプロフィール・人物像
- オニャンコポンの来歴・活躍
- 反マーレ派義勇兵に参加
- パラディ島に上陸
- レベリオ区襲撃
- 義勇兵と兵団との亀裂
- 「地鳴らし」の発動
- 「地鳴らし」を阻止するために
- オニャンコポンの関連人物・キャラクター
- ハンジ・ゾエ
- イェレナ
- ジーク・イェーガー
- オニャンコポンの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「俺達を創った奴はこう考えた いろんな奴がいた方が面白いってな 巨人になる人間『ユミルの民」も同じさ 俺達は皆求められたから存在する」
- 「俺はマーレから故郷を救うためエルディアに力を貸した!!それはあんた達のためでもあった!!そして力を貸した結果…俺の故郷は踏み潰され俺の家族は皆殺しだ!!で!?残ったのはできの悪い排外主義者のクズ野郎共か⁉ハハハハ!!お前らに媚びてまで生きるほどの価値はない!!突然無差別に殺されることがどれほど理不尽なことか知ってるはずだろ⁉どうしてあんた達が分からないんだ!!」
- 「絶対に辿り着いてみせる ハンジさんが繋いでくれたこの飛行艇…最後の望み オレが必ず基地まで届けて見せる!!必ずだ!!だから…必ず「地鳴らし」を止めてくれ 何としてでも…」
- オニャンコポンの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- オニャンコポンの由来は天空神
- 海外でも人気の高いキャラクター