ファイナルファイト タフ（Final Fight Tough）のネタバレ解説・考察まとめ

『ファイナルファイト タフ』の概要

『ファイナルファイト タフ』とは、1995年12月22日にカプコンより発売されたスーパーファミコン用ベルトスクロールアクションゲーム。前作品『ファイナルファイト2』（1993年）と同様にコンシューマーゲーム（家庭用ゲームの総称）として販売されたが、AUTO 2P（1人プレイ時にCPUも2Pを操作し2人同時プレイが可能）モードやステージ分岐も追加された。スタッフにはプロデューサーとして『超魔界村』（1991年）を手掛けた藤原得郎、音楽には『サイバリオン』（1992年）北嶋克成がいる。メトロシティ市長のマイク・ハガー達により犯罪組織マッド・ギアが壊滅し平和が訪れたかに見えたが、マッド・ギアの下部組織スカルクロスが犯罪活動を開始する。ハガー、そして武神流忍術継承者ガイやメトロシティ市警の女性刑事ルシア、スカルクロスに復讐心を抱く謎の男ディーン達がスカルクロスへの戦いに挑むという内容。2009年にWii、2014年にWii U、2016年にNewニンテンドー3DSと、それぞれバーチャルコンソール対応ソフトとして配信された。また2010年、2013年にはアメリカやユーロ圏にて『Final Fight 3』（Wii、Wii U）というタイトルで配信された。

『ファイナルファイト タフ』のあらすじ・ストーリー

新たな犯罪組織の襲来

メトロシティ市長ハガー達の活躍で犯罪組織・マッドギアは壊滅し漸く平和を取り戻したかに見えたが、マッドギアの元下部組織スカルクロスが犯罪活動を開始した。忍術継承者のガイが長い修行を終えて親交があるハガーのもとを訪れていた矢先、警察の留置所が爆破される。再びメトロシティの危機を感じたハガー達は、女性刑事ルシアやスカルクロスに恨みを抱くという謎の男ディーンと共にスカルクロスとの戦いに挑む。

組織に対するディーンの思い

ハガー達は警察署周辺にてスカルクロスの幹部である警察官デイブを倒し、留置所襲撃事件もスカルクロスが関与していた事が明らかとなった。またこの時ハガーと行動を共にしていたディーンが、彼は名のあるファイターでスカルクロスから仲間になる様に誘われていたと語る。しかしその誘いを断った為に家族の命を奪われてしまい、スカルクロスに復讐を誓い戦い続けていた。

スカルスクロス本拠地での激闘

ハガー達は港から船へと進み武器密売をしている船長ドレイクを倒すが、船の中から大量の武器や書類を見つける。その書類によれば、スカルスクロスが武器の密造や密輸にも関与し、資金援助や指示を武器商人シムス社が行っていた事が分かった。その後も戦いを続けたハガー達はスカルスクロスの本拠地のビルへ辿り着き、そこで待ち構えた首領で軍人のブラックに遭遇する。激しい激闘の末にブラックは発電機に当たり感電死し、ハガー達はスカルスクロスのビルが爆破する直前で脱出した。廃虚と化したメトロシティを見つつ、ガイやルシア達は市長であるハガーに街の復興を委ねた。その矢先に戦いを共にしたディーンは静かに去り、彼の背中をハガー達が見守るのだった。

『ファイナルファイト タフ』のゲームシステム

基本システム

本作品は前作品『ファイナルファイト2』と同様に横向き形式でゲームが進行するが、ステージ分岐要素も追加されルートの進む方向により以降のステージ内容も変化する。

戦闘

本作品ではコントローラーの十字キーや攻撃ボタン、ジャンプボタンを使用し操作する。また画面上部に体力ゲージがあるに加え、画面下部のスーパーメガクラッシュゲージが満タンになり特定コマンドを入力しスーパーメガクラッシュゲージでの技を出せる。他にもランニングダッシュ及びダッシュ攻撃が可能となり、そのうえでガイやルシアは連続攻撃も出す事が可能。そしてプレイヤーキャラクター同士が互いの攻撃が当たる有無を選択可能となった。

『ファイナルファイト タフ』のステージ構成

ラウンド1

警察署→留置場→警察署外部へと進行。

ラウンド2

街から分かれ道があり、ドアを破壊し店内にてボスと戦うルートか、金網を破り公園内でボスと戦うルートのいずれかを選択する。

ラウンド3

ショーウィンドウ前から分岐があり、バス停を破壊してバスに搭乗せずそのままステージクリアするか、バスに乗り廃墟へ向かいボスキャラクターのケインと戦うといういずれかのルートを選択する。

ラウンド4