浦安鉄筋家族(浦鉄・浦筋)のネタバレ解説・考察まとめ

『浦安鉄筋家族』とは1993年から『週刊少年チャンピオン』にて浜岡賢次によって連載されている漫画、およびそれを原作としたアニメ、ドラマ作品。千葉県浦安市に住む常にパワフルで元気な小学2年生の大沢木小鉄とその家族や周りの友人を巻き込んだ日常を描いたギャグ漫画である。実在する人物や漫画やアニメのキャラクターのパロディが数多く登場することでも有名であり、癖の強いキャラクターたちが魅せる独特な擬音や個性的なリアクションも見どころである。

CV:島田敏(ドラマCD版) / 一条和矢(アニメ第1期、第2期)
演:小林竜之(舞台版) / 大東駿介(テレビドラマ版)
福井県出身の27歳である。身長168センチ。体重52キロ。初登場は3巻からで小鉄たちのクラスの担任。一人称は「俺」。性格はかなりひん曲がっており、自分に対しての自惚れも酷い。モデルになっているのはブルース・リー。貧乏な暮らしをしているが故に家庭訪問と称して生徒の家に行き、食べ物を貰おうとする。あかねには幾度となく借金をしている。夏休みや冬休みなどには度々遭難する。様々な口癖を持つが、ほとんどは香港映画の俳優の名前である(「〜ちょー」、「〜キンポ」、「〜ホイ」など)。腕力も体も初期の頃から貧弱でさらには下痢症でもある。病弱が故に無断欠勤も多く、出勤していてもあかねに代理教師をやらせて自身は教室の隅っこに寝転がりサボっていることもある。

長崎屋 奈々子(ながさきや ななこ)

CV:白鳥由里(ドラマCD版) / 生駒治美(アニメ第1期) / 楠ひなた(アニメ第2期)
演:星希成奏(舞台版) / 広瀬アリス(テレビドラマ版)
浦安第二小学校2年5組の担任(ドラマ版では小鉄たちのクラスの副担任)である。真面目で優秀な教師。春巻から好かれている。通勤の際は軽自動車やスクーターを使用している。自分のクラスの児童ではない小鉄たちにも分け隔てなく接したりと非常に面倒見が良いが同時に凶暴性も持ち合わせており、キレると生徒に手が出る。前作の『4年1組起立!』に登場しているが、その時はラリアットを得意技とする生徒には容赦ない暴力教師であった。小鉄たちが3年に進級とともに小鉄のクラスの担任となる。

校長

CV:宮田浩徳(ドラマCD版) / 小野英昭(アニメ第1期)
プライドが高く、禿頭が特徴である。常に蝶ネクタイをしている。浜岡の前作『4年1組起立!』にも登場している。問題児が多く担任が頼りない2年2組に頭を悩ましているが、2年2組の児童たちの逞しさに感動する一面もある。その際に「子供たちではなく春巻先生に問題があったんだ!」と銭高とともに春巻を叱りに行った。

銭高(ぜにだか)

子供を叱ることに喜びを感じている生活指導担当のスパルタ教師である。しかし2年2組の逞しさに感動する一面もある。今の小学校での宿命のライバルは大沢木小鉄。以前の小学校でも悪い生徒を追い掛け回していたらしく、小鉄はその悪い生徒と同じニオイがするという。追い掛け回している時は疲れ知らずで、何時間小鉄を追い回していても全く疲れなかった。追いかけるのは趣味であり、それを聞いて唖然となる校長にはかなり引かれていた。整理整頓が大好きでかなり几帳面である。

坂上 欽一(さかがみ きんいち)

臨時教員。55歳。どんな”オイシイ”状況でも決してボケない「日本一おもしろくない男」。あまりに普通すぎて冗談が通じずおもしろくないため、生徒人気は高くない。あだ名は「欽ちゃん」。実はハゲでズラを着けており、そのことを指摘されたり見られるとキレる。

梅王子 辰夫(うめおうじ たつお)

小鉄の学校の2年の教師として赴任してきたが、出された給食の味に立腹して自ら給食の料理長に就き、助手たちとともにその腕を振るった美味かつ超高級な給食(通称「辰っちゃん給食」)を出して児童からは喜ばれるが、あまりにも高級かつ高カロリーすぎたがために給食費の高騰や児童の肥満化を招いたがために解任された。料理人としての腕前はかなりのものだが、かなりの食通でまずい料理を徹底的に嫌い、自分がまずいと思った料理には金を払わないなど社会常識が欠如したところがある。

イタリア 長介(イタリア ちょうすけ)

教頭。温和な性格で、体を張った一発ギャグで人を笑わせることが趣味である。言葉のギャグは苦手で、毒舌になったことすらある。一番得意とする芸はバナナ滑り。のちに定年退職し一軒家(コントを見せるために道に面した壁が存在しない)を購入する。妻と5人の孫がいるが、いずれも小学校低学年の格好をしながら体格は大人である。孫が大好きでどんな酷い目に遭わされても決して怒らず、また孫たちに馬鹿にされていることにも気づいていない。

小鉄たちの元クラスの担任

春巻以前に小鉄たちのクラスを受け持っていた男性教諭。本名は不明である。登場はのり子が初登場した回と水泳の授業のみ。丸眼鏡をかけた男性。前者の回の時はジョン・レノン風の長髪で奇抜なファッションをしていたが、水泳の授業の時は丸刈りになっていた。春巻と交代になった経緯や理由などについては作中では一切触れられていない。

『元祖!浦安鉄筋家族』からの教師

校長

『元祖!』になってからの校長。背がとても高くて優しい教師である。甘いものに目がない。葉巻が好き。大巨人との関係は不明。『元祖!』終了とともに消滅。黒歴史扱いになり、以後は初代の校長が登場する。

教頭

『元祖!』になってからの教頭。自分が校長になりたいという理由で、校長の命を執拗に狙っている。国会議員の三つ子の兄(彼自身は三つ子の真ん中)。こちらも『元祖!』終了とともに消滅。黒歴史扱いになった。

沼田先生(ぬまたせんせい)

3年生の学年主任で校則に厳しい。自称「片付けのプロ」「おせっかいオバサン」。片付けができない奈々子先生を心配して家を訪れるがそこで恐怖体験をし、奈々子先生の家のことについては一切口を開かない。自転車登校したあかねに(実際は誤解であるが)大目玉を食らわせたことがある。

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