浦安鉄筋家族(浦鉄・浦筋)のネタバレ解説・考察まとめ

『浦安鉄筋家族』とは1993年から『週刊少年チャンピオン』にて浜岡賢次によって連載されている漫画、およびそれを原作としたアニメ、ドラマ作品。千葉県浦安市に住む常にパワフルで元気な小学2年生の大沢木小鉄とその家族や周りの友人を巻き込んだ日常を描いたギャグ漫画である。実在する人物や漫画やアニメのキャラクターのパロディが数多く登場することでも有名であり、癖の強いキャラクターたちが魅せる独特な擬音や個性的なリアクションも見どころである。

CV:神代知衣(ドラマCD版) / 荒木香恵(アニメ第1期) / 橘田いずみ(アニメ第2期)
演:井尻晏菜(舞台版) / 平澤宏々路(テレビドラマ版)
大阪から転校してきた少女であり本作のヒロイン的存在。小鉄よりタフさでは劣るものの運動能力の面では圧倒している。西川家は大沢木家の隣であり、数日で建てた2階建てのバラック小屋。そのため何度も倒壊している。やんちゃな性格であるがしっかり者で思いやりのある一面も備えている。得意教科は体育で、苦手な教科は算数。基本的にはジャージや体操服でいることが多いが女の子らしい服装をしていることもあり、あかね(後述に記載)からもらった古着を着てくることが多い。好きな食べ物はヨーグルトと卵料理で、納豆が嫌い。

のり子のお母ん(のりこのおかん)

CV:岡村明美(アニメ第1期)
演:後藤郁(舞台版) / MEGUMI(テレビドラマ版)
のり子の母。スーパーで堂々と割り込んだ上に値切りをするドケチな主婦である。初登場時は順子と敵対していたものの、のり子と小鉄が友人関係になってからは、母親同士も仲良くなる。また、初期の頃は夫と同様にかなりのぐうたらで非常識な行動をするためにのり子から呆れられていた。現在は順子と仲良くなったこともあり第一シリーズの終盤からは比較的まともな人物になっている。大鉄ほどではないが、ヘビースモーカーで酒飲みである。

のり子のお父ん(のりこのおとん)

CV:石井康嗣(アニメ第1期)
演:伊崎央登(舞台版) / バッファロー吾郎A(テレビドラマ版)
のり子の父。タクシードライバーである。タクシー兼愛車はフェアレディ(S30)。博打が好きでありそのことが影響して西川家は貧乏生活を余儀なくされる。妻と同様にヘビースモーカーで酒飲みでぐうたらな性格。阪神ファンであり、大鉄とは犬猿の仲である。

仁の家族

土井津 仁(どいつ じん)

CV:坂本千夏(ドラマCD版) / 石井康嗣(アニメ第1期) / 一条和矢(アニメ第2期)
演:塩﨑太智(舞台版) / 細井鼓太(テレビドラマ版)
特徴として、頭に星形のハゲがトレードマークとしてある。無口な少年で、小学生とは思えない強烈な風貌と低音の声が挙げられる。極貧生活を送っているが故に、金銭への執着は凄まじい。母親ほどではないが金のためなら手段を選ばない強かな所もある一方で、基本的には優しい性格である。得意技はピッキング。将来の夢は課長。学業に関しては、あかね曰く優等生であり、得意教科は算数と図工。特に算数に関しては金銭への執着から来ているもので割り算も簡単にこなす。身体能力も高い方で、足も速く、相撲大会で準優勝したこともある。また、記憶力も長けている。着用しているTシャツは、仁ママ(後述に記載)が20年前に飛び降り自殺した子供の死体から剥ぎ取ったものである。母親の「仁ママ」と飼い犬の「仁犬」と暮らしている。名前の由来はドイツ人(父親の素性が作中でほとんど語られていないため、ハーフかどうかは不明である)からきている。

仁ママ(じんママ)

CV:なし(ドラマCD版)/ 岡村明美(アニメ第1期) / 東條加那子(アニメ第2期)
演:千代反田美香(舞台版) / 宍戸美和公(テレビアニメ版)
仁の母である。夫はいなく、仁と二人で貧困や飢えに苦しんで生活している。定職にはついておらず、仕事が決まると職場でトラブルを起こしまくる。容姿は鬼婆のような顔をしており、相当な変質者であり、ものすごく短気。金銭や物品の執着は息子以上に凄まじく、自宅の隣の墓場からお供物などを盗んだりしている。極度の極貧生活が故に、身体の至る部分が強力に変化し生活に対応するようになる。爪は非常に鋭く、鍵が開かないときはその爪を削って加工することで合鍵を作れたりもする。また、体中の関節はあらゆる方向に可動し、クモのような姿勢で素早く走ることができる上に、壁や天井にも自在に貼り付く特殊能力が身についている。

仁犬(じんいぬ)

仁の飼い犬である。犬種はチワワ。元々は別の人に飼われていた「ラブ」という名前の犬だったが、元の飼い犬と遊んでいた際、坂から落ちてたまたま仁のランドセルの中に入ってしまったことから、仁がそのまま持ち帰ってしまった。極貧生活の結果、なんでも食べるようになってしまった。

仁の父

数年前に自殺しているため、作中未登場である。

ピーちゃん

産婦人科の病院から逃げ出した謎の赤ん坊。見た目通りに振る舞うこともあるが、かなり凶暴である。スズメを食べ眠っていたところを仁に拾われ、「ピーちゃん」と名付けられる。

フグオの家族

鈴木 フグオ(すずき ふぐお)

CV:ならはしみき(ドラマCD版) / 大谷育江(アニメ第1期) / 楠田亜衣奈(アニメ第2期)
演:宮下雄也(舞台版) / 小山春朋(テレビドラマ版)
常に何かしらを食べている肥満児である。性格は温厚で常識人。口癖は「〜キャプ」「キャプチュー」など。食べ物に関して何かあると性格は変わるが、状況によっては食べ物が絡んでも大らかさを見せることもある。ランドセルは冷蔵庫に改造されており、中には常に食べ物が入っている状態である。帽子の中には好物のカルピスが入っている。また、それを原液のまま飲み、万能薬として飲んでいる。アイスバーも好みであり、アイスに飢えるあまり、無意識のうちに歯が当たりバーを刻印できる製造機になったことがある。得意教科は社会で、苦手教科は体育。実家は青果店で、両親もフグオと同様に大食いでありかなりの肥満体型である。しかし、フグオ自身は肥満児という自覚はない。

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