真・女神転生V(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『真・女神転生V』とは、アトラス社より2021年に発売されたロールプレイングゲームであり『真・女神転生シリーズ』の第5弾。荒廃したもう1つの東京「ダアト」にて、主人公は禁忌(きんき)の存在「ナホビノ」へと変貌して超常の力で悪魔と戦う。真実を求めてダアトを彷徨ううちに、主人公は神と悪魔たちの戦いに身を投じる。
『V』の魅力は、ダアトという広いフィールド上で走ったり、ジャンプできる点だ。さらに坂道を滑り降りたり、高い場所から飛び降りることもできるので移動するだけでも臨場感があって面白いと評判。

『真・女神転生V』のゲームシステム

バトル

プレスターンバトル

「プレスターンバトル」とは、『真・女神転生III』から始まったコマンド制でプレスターンアイコンを消費して行動するバトルである。プレスターンアイコンは仲魔(なかま)の数に応じて変化し、最大で4つバトルスタート時に用意される。シンプルだがバトルの選択の幅が広がってやりごたえが十分である。
仲魔とは、主人公と一緒に戦う悪魔の仲間のことである。

敵の弱点を攻撃したり、クリティカルヒットが出るなど有利な行動をとると行動回数が増える。上手に敵の弱点をついていくと最大で8回まで行動できるようになり有利な戦いに持ち込める。しかし、敵も同じ条件で行動回数が増えるため、敵の弱点だけでなく味方の耐性も注意しなければならない。
一方で、敵の攻撃を無効や吸収したり回避できれば敵のアイコンが2つ消費される。これも敵も同じ条件なので、敵の行動を回避できればダメージを受けないだけでなく、敵のアイコンを2つ消費させられて有利である。そのため、耐性の要素も大切だが命中や回避はそれ以上に大切である。

マガツヒスキル

フィールド探索やバトルでターンが進むたびに「禍霊(まがつひ)」つまりマガツヒゲージが溜まっていく。マガツヒゲージがMAXになると、特殊な技である「マガツヒスキル」を発動できる。マガツヒスキルには攻撃・補助・回復などいろいろな効果を発揮するものがあり、MPやターンを消費せずに使える。バトルの状況を見極めて戦略的にこのスキルを使うべきである。

敵もマガツヒを集めることができる。マガツヒを集めた次のターンでは強力な攻撃を行ってくるので注意が必要だ。

マガツヒスキルの「禍時(まがとき):会心」は主人公や悪魔などすべてのキャラが初めから使える。主人公のマガツヒスキルを変えたい時は、使いたいマガツヒスキルを覚える種族の悪魔をパーティに入れて、その後で対応する護符を手に入れる必要がある。

スキル適正

悪魔によって属性に得意や不得意があり、得意な属性には+(プラス)がついて、不得意な属性には−(マイナス)がついている。仲魔の属性はパーティの中のステータス画面で確認でき、敵の悪魔の属性はアイテム「万里の眼鏡」を使って表示される画面で確認できる。+の数値が大きいほど攻撃で与えるダメージが大きくなり、−の数値が大きいほど攻撃で与えるダメージは下がる。

スキル適性は最大で+9まで上げれて、最大まで上げると通常の約1.5倍のダメージを与えることができる。回復と補助に関しては+5が最大になる。補助の+を上げると消費MPが少なくなる。

ナホビノのスキル適性は、「◯◯の心得」という神意(かむい)を習得すれば上げれる。仲魔のスキル適性は、経典のアイテムを使って上げることができる。
神意とは、バトル以外でも常時発動しているスキルのことである。

悪魔会話

悪魔との会話にて、交渉が成功してもその悪魔よりナホビノのレベルが低いと仲魔になってくれない。なので初めにやるべきことは、ナホビノをねらった悪魔のレベル以上に育てることである。ナホビノのレベルが上がった後に過去に断られた悪魔にTALKするとすぐに仲魔になってくれる。

悪魔会話は、悪魔からナホビノのHPやMPやアイテムなどを何回も要求されるのがパターンである。仮に会話が失敗したら今まであげたアイテムなどは返してもらえないので、悪魔からの要求は最後まで従った方が良い。

悪魔会話をする時はパーティのストック枠を1つ空けるべきだ。ストックの空きがないと、会話が成功しても仲魔になってくれずに会話が終わってしまうからだ。

「神意」とはパッシブアビリティ(常時発動しているスキル)のことだが、その中に「割り込みの極意」や「失言改変」など悪魔との会話が有利になる効果を持つものがある。これらの神意を習得してから悪魔会話をすると仲魔になってくれる確率が上がる。

月の満ち欠けが影響して、悪魔の機嫌が良くなる場合がある。その時は1回だけの交渉で仲魔になってくれるかもしれない。

龍穴(りゅうけつ)

『真・女神転生V』はオートセーブ機能がないので、ダアト内の各地に点在する青いオーラの「龍穴」でこまめにセーブする必要がある。

龍穴では龍脈渡りができる。龍脈渡りとは、今までに行ったことのある龍穴に移動できることである。注意すべきは、ただ行っただけではダメで、龍穴を調べて触らなければならない。

邪教の世界

従来シリーズの「邪教の館」のことで、悪魔を合体させて新しい悪魔を作る「悪魔合体」やナホビノの能力強化ができる。

合体

悪魔合体にはいくつかの種類がある。
・通常合体
・逆引き合体
・特殊合体
・精霊合体
・合体事故

通常合体とは、合体の基本であり特別なことは何もない。

逆引き合体とは、手持ちの悪魔や悪魔全書の登録してる悪魔で合体できる悪魔が一覧表で見れるので、その中からセレクトして悪魔合体する。

特殊合体とは、特定の複数体で悪魔合体する方法のことで組み合わせは1つだけである。特殊合体で作れる悪魔はだいたい強い。

精霊合体とは、精霊を素材に使って悪魔を同種族のままランクアップやランクダウンさせて、別の悪魔に変える合体のことである。精霊の作り方は同じ種族の悪魔を合体させる。

合体事故とは、悪魔合体をしたが意図していない悪魔が誕生することである。この事故は新月と満月の時に可能性が高くなるといわれているので、悪魔合体するときは月の状態に気を配った方が良い。

成長

写せ身(うつせみ)

写せ身とは、悪魔の能力を写し取った霊体のことで各悪魔ごとのスキルや防御相性が宿されている。入手方法は仲魔のレベルを上げたりクエストをクリアすると手に入る。写せ身をナホビノと合体させると防御相性やスキルを変えることができるので、バトルの戦略に合わせて写せ身を使うと攻略が楽になる。また写せ身は仲魔と合体させることもできる。

御厳(みいつ)と神意(かむい)

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