ペルソナ4(P4)のペルソナ使い・ペルソナ能力まとめ

『ペルソナ4』とは、株式会社アトラスの大人気ジュブナイルRPG『ペルソナ』シリーズの4作目にあたるゲーム作品である。田舎町「八十稲羽市」を舞台に、そこで起こる怪奇連続殺人事件の真実を探る、ジュブナイル伝奇RPGとなっている。事件の真実を探る主人公達「特別捜査隊(通称:特捜隊)」のメンバーは、事件を追う中で「ペルソナ」と呼ばれる力を手に入れ、「テレビの中」に存在する異世界で敵と戦う事になる。この「ペルソナ」とは、自分の中に眠る「もうひとりの自分」が神や悪魔の姿となって出現したものである。

『ペルソナ4』の概要

『ペルソナ4』とは、株式会社アトラスの大人気ジュブナイルRPG『ペルソナ』シリーズの4作目にあたるゲーム作品である。対応機種は、PlayStation 2。日本で発売されたのは2008年7月10日。同年10月には韓国で、12月にはアメリカで、さらに2009年代にオーストラリアやヨーロッパの方でも発売。日本国内においては、42万本を超える売上を出している。ゲーム発売後にはコミカライズやアニメ化に舞台化、さらにはリメイク版や後日談を舞台にしたゲーム、他『ペルソナ』シリーズとクロスオーバーを行ったゲームの発売など、様々な展開が行われている。怪奇連続殺人事件の真実を探る「ミステリ」要素と、異世界で繰り広げられる「バトル」要素、さらには従来の『ペルソナ』シリーズがもつ「ジュブナイル」要素の3つが組み合わさった伝奇RPGとなっており、ダークな印象が強かった『ペルソナ』シリーズにおいて最も明るく華やかで「リア充」している作品として人気を博した作品となっている。

物語の主人公であるP4主人公(キャラ名はプレイヤーがつける為、主人公はネームレスキャラクターとなっている)は、両親が海外へ1年間の赴任をする事をきっかけに、「八十稲羽市」に住む親戚の家に預けられる事になる。八十稲羽は寂れた田舎町であったが、P4主人公が町にやってきたその年(作中では2011年と表記されている)、連続殺人事件が起こった事で世間の注目を浴びる事になる。また八十稲羽市内では、「雨の日の0時に1人で消えたテレビを見つめると『自分の運命の人』が見える」という不思議なテレビ番組「マヨナカテレビ」の噂も広まっていた。しかしそれらは実は全て繋がった事象であり、「マヨナカテレビ」に映った人物は次の連続殺人事件の被害者となってしまう、という事実が隠されていた。その事をP4主人公は、「マヨナカテレビ」の噂を実行した結果手に入れた「テレビの中に入る」力を通して知る事になる。「テレビの中」にあった異世界で、ペルソナ使いとしての力に目覚めたP4主人公は、自分と同じくペルソナ使いに目覚めた仲間達と「自称特別捜査隊(通称:特捜隊)」を組み、連続殺人事件の解決に乗り出すことを決める。

ペルソナ使いである特捜隊の面々は、連続殺人事件の犯人が「テレビの中」に落としている事を知り、それを阻止しようと現実世界で奮闘する。しかし奮闘虚しく被害者達は皆、「テレビの中」に落とされてしまう。そんな被害者達を助ける為、「テレビの中」に向かう事になった特捜隊の面々は、そこで「テレビの中」の世界に蔓延る敵「シャドウ」と戦う事になる。このシャドウと戦う為に用いる存在が「ペルソナ」である。

ペルソナとは

「ペルソナ」とは、心の底に潜む「もう1人の自分」が実体化したものである。「困難に立ち向かうための人格の鎧」であり、神話に登場する神や、悪魔や妖精といった伝説上の生き物、時には実在する有名な人物達の名前と姿を持って現れる。また『ペルソナ4』においては「目を背けてきた自身の側面」といった題材もあてられており、ペルソナ使い1人1人が自分自身の心の奥底に隠していた「認めたくない自分の姿」と向き合い、受け入れる事で手に入れる事ができる存在となっている。ペルソナ使い達は、このペルソナを「召喚」する形で敵と戦う。なお、「召喚」のさせ方は作品事に異なる。『ペルソナ4』では「仮面の描かれた青いタロットカードを呼び、それを破壊する」といった方法で召喚する。

元々「ペルソナ」という単語は、ラテン語で「仮面」を表す「person」である。「仮面」以外にも「個的人格」を意味する単語でもある。また心理学用語としても使用されている単語であり、その際は「社会的・表面的人格」の意味を持つ用語として扱われている。
またキリスト教においても、教えの1つである「三位一体論」で論じる際に用いられる用語となっている。この三位一体論とは、キリスト教内において「父(父なる神、主なる神)」、「子(神の子、子なるキリスト)」、「霊(聖霊)」の三位は「一体(唯一の神)」の存在であるとする教えの事を指す。「神が1人3人役」という意味を一言で表す為に適用されているのが、ラテン語の「ペルソナ」である。とはいっても一般的に使用される事が多いのは、ラテン語の「ペルソナ」ではなく、同じ意味を持つギリシャ語の「ヒュポスタシス」である模様。
これらの情報と『ペルソナ』シリーズの「ペルソナ」との間に明確な繋がりがあるかどうかは明かされていない。しかし後に発売されたSwitch版 リメイク『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』にて追加された要素「番組」内にある番組「江戸川先生の放送教室」で、これらの情報の話を聞く事ができる。何かしらのモチーフであった可能性が高いと推測されている。

またペルソナにはそれぞれ、「アルカナ」と呼ばれる分類が存在する。これはタロットカードの分類の1つ、「大アルカナ」になぞられたものとなっている。これらは『ペルソナ3』以降の『ペルソナ』シリーズにおいて、主人公と周囲の人々が交流を図る事で生まれる「コミュニティ」、「コープ」と呼ばれるシステムに関連するものとなっている。「コミュニティ」、「コープ」のランクを上げていくことで、ランクを上げた「コミュニティ」、「コープ」関連のアルカナに属するペルソナに様々な影響が生まれるようになる。なお、ペルソナ召喚時に登場する青いタロットカードの柄は、このアルカナに沿ったものとなっており、ペルソナ使いそれぞれが持つペルソナのアルカナに対応した柄になっている。様々なペルソナを使いこなせるP4主人公のみ、召喚するペルソナに合わせて柄が変化仕様となっている。

その他にも「電撃」や「疾風」といった攻撃技に関する属性が存在する。この属性の種類はシリーズ事に異なるものとなっている。『ペルソナ4』の属性は、「物理」、「火炎」、「氷結」、「電撃」、「風」、「光」、「闇」の7属性にプラスし、どの属性にも属さない「無属性(万能属性)」が存在する形となっている。

P4主人公/番長のペルソナ能力

イザナギ

『ペルソナ4』の主人公の初期ペルソナ。対応アルカナは「愚者」。
モデルは日本神話に登場する神「伊邪那岐命」。日本という島国を、さらには多くの神々を生み出した神の1人とされている。日本を生み出す為に行われた「国生み」において刀「天沼矛」を使用したというエピソードが存在しており、それを意識してか、イザナギも「天沼矛」らしき刀を手にしているペルソナとなっている。

長ランに襷掛けをしたような衣装に白の長いハチマキをなびかせるといった、古風な「番長」スタイルを感じさせる見た目となっており、この見た目がP4主人公の愛称である「番長」を生み出す一要因であったりもする。

電撃属性の攻撃技と補助系スキルを覚える。ただしどのスキルも威力の低いタイプのものしか覚えない為、火力の低いペルソナとなっている。さらにレベルの上がりも他のペルソナより遅いという問題も抱えており、育成のしづらいペルソナでもある。ただし見た目のかっこよさから使い続けるプレイヤーが非常に多く、合体(新たなペルソナを生み出すシステムの事)にて起きる「合体事故(作りあげる予定だったペルソナとは違うものを生み出す事故の事)」を用いて、強いイザナギを作ろうとする者が後を絶たなかったりする。なお、合体事故を用いて生み出された強力なイザナギは「事故ナギ」という呼び名で、プレイヤー間では親しまれている。

弱点は疾風属性。電撃属性に対する耐性と、闇属性に対する無効を持っている。
なお、弱点である疾風は、P4主人公の「相棒」である特捜隊メンバー、花村陽介のペルソナ「ジライヤ」が持っている属性であったりする。そのジライヤも疾風耐性持ちの電撃属性が弱点と、イザナギとは反対のステータス設定となっており、相棒同士ステータスが対になるような形となっている。

ジオ

電撃属性の攻撃技。
イザナギが初期から持っているスキル。
必要SP(スキルポイント)は4。敵1体に小ダメージを与える事ができる。

スラッシュ

物理属性の攻撃技。
イザナギが初期から持っている技。
HP(ヒットポイント)を5%消費することで使える。敵1体に小ダメージを与える事ができる。

ラクカジャ

補助系スキル。
イザナギが初期から持っている技。
必要SPは12。3ターンの間、味方1体の防御力を上げる事ができる。

ラクンダ

補助系スキル。
イザナギがレベルが3になった時に習得できる。
必要SPは12。3ターンの間、敵1体の防御力を下げる事ができる。

タルカジャ

イザナギがレベルが5になった時に習得が可能なスキル。
必要SPは12。3ターンの間、味方1体の攻撃力を上げることができる。

伊邪那岐大神

『ペルソナ4』で起きる事件の黒幕である「イザナミ」との戦いの中で生まれたイザナギの第2形態。対応アルカナは「世界」。
モデルはイザナギと同じく、日本神話に登場する神「伊邪那岐命」。

「黒」を基調としていたイザナギとは真反対に「白」を基調とした姿のペルソナとなっており、白ラン姿に「金の環の大太刀」を装備している。「番長」姿のイザナギに対抗するかのように、ファンの間では「総長」、「特攻隊長」といった愛称が存在していたりする。
ゲームプレイ1周目の時点では最終決戦以外で手に入れる事は不可能となっているが、2周目以降は複数のペルソナを合体する事で新たなペルソナを生む「ペルソナ合体」で作成が可能となっている。ただし、必要なペルソナの数が12体と多い上、そのなかには入手困難なペルソナなども存在し、非常に入手が困難なレアペルソナとなっている。

闇光以外の全ての属性技に対する耐性を持っている。
ただし、覚える技が単体攻撃型のスキルやそれらの威力を補う補助スキルばかりであったりと、複数の敵を相手にする戦闘には非常に不向きな存在となっている。さらにイザナミ戦で使われていた大技「幾万の真言」も使う事ができない為、ファンからは「お前のアイデンティティはどうした?」と言われる始末となってしまっている。その他にも作ったところで「合体」の素材として使う事はできない、「ペルソナ全書(今まで入手してきたペルソナが登録されている全書。合体素材にしてしまったペルソナもここから再度喚び出す事ができる)」にも載らない、といった問題も抱えている為、ファンの間では「ガッカリ大明神」と呼ばれる事にもなってしまった。

次作の『ペルソナ5』では、PS4版 リメイク『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』にてDLC(ダウンロードコンテンツ)として配布された。その際は「幾万の真言」の追加もされ、その他の技の威力もあがるなど、「ガッカリ大明神」の汚名を返上するステータスとなっている。

メギドラオン

無属性の攻撃技。
伊邪那岐大神が初期から持っているスキル。
必要SPは60。敵全体に特大ダメージを与える事ができる。

勝利の雄たけび

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『ペルソナ2 罰』とは、株式会社アトラスの大人気ジュブナイルRPG『ペルソナ』シリーズの2作目にあたるゲーム作品である。『ペルソナ2』は『罪』と『罰』と呼ばれる2枚のディスクに分かれており、本作は前作『罪』の続きとなっている。『罪』とは違う世界線で、再びペルソナ使いに覚醒した天野舞耶が仲間達と街で起こる異変に立ち向かう物語が展開される。 舞耶達は「ペルソナ」と呼ばれる力を用いて敵と戦う。「ペルソナ」とは、自分の中に眠る「もうひとりの自分」が神や悪魔の姿となって出現したものである。

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ペルソナ2 罪(P2罪・P2is)のペルソナ使い・ペルソナ能力まとめ

ペルソナ2 罪(P2罪・P2is)のペルソナ使い・ペルソナ能力まとめ

『ペルソナ2 罪』とは、株式会社アトラスの大人気ジュブナイルRPG『ペルソナ』シリーズの2作目にあたるゲーム作品である。『ペルソナ2』は『罪』と『罰』の2枚のディスクに分かれており、本作がその1枚目。舞台は噂が現実になる街「珠閒瑠市」。夢を叶える怪人「ジョーカー」になぜか恨まれている主人公達が悪魔と戦いながら彼との因縁の原因を探る物語となっている。 主人公達は「ペルソナ」と呼ばれる力を用いて敵と戦う。「ペルソナ」とは、自分の中に眠る「もうひとりの自分」が神や悪魔の姿となって出現したものである。

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高難度!ペルソナ4 ザ・ゴールデンのRISKYに対する反応・感想まとめ【P4G】

高難度!ペルソナ4 ザ・ゴールデンのRISKYに対する反応・感想まとめ【P4G】

『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』では「HARD」の上に「RISKY」という難易度が存在する。「RISKY」は途中で難易度の変更が不可能で、敵に与えるダメージの減少、敵から受けるダメージの増加などの仕様がある。その中でもプレイヤーを特に苦しめるのは取得経験値や取得金の激減。これらの仕様に苦戦するプレイヤーの反応・感想をまとめた。

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探偵王子・白鐘直斗(ペルソナ4)の徹底解説・考察まとめ【スピンオフの活躍も!】

探偵王子・白鐘直斗(ペルソナ4)の徹底解説・考察まとめ【スピンオフの活躍も!】

『ペルソナ4』に登場する白鐘直斗は探偵王子の異名を持つ高校生だ。「王子」と呼ばれているものの、実際には女の子で、時折見せるかわいらしい言動からプレイヤーの人気を集めている。スピンオフ小説『ペルソナ×探偵NAOTO』では主役を務めており、仲間達との出会いを経て成長した直斗を見ることができる。

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