アルビス(転スラ)の徹底解説・考察まとめ
アルビスとは『転生したらスライムだった件』に登場する蛇の獣人族(ライカンスロープ)で、”魔王カリオン”の配下”三獣士”の筆頭。黄蛇角(オウダカク)という二つ名を持ち、かなり強靭に鍛え上げられた獣王戦士団のトップに位置している。魔王クレイマンの配下との戦いの中で、主人公”リムル”の治める国で軍事のトップを務める”ベニマル”に想いを寄せるようになり、長鼻族の”モミジ”と正妻争いを繰り広げた後に、ベニマルの第二夫人となる。
三獣士の1人で”白虎爪(ビャッコソウ)”の二つ名を持つ虎の獣人族。気性が荒い戦闘狂だが、自身が認めた相手には敬意を払う、律儀な一面もある。普段から表情豊かであるが、虎の姿になってもそれは変わらない。
フォビオ
三獣士の1人で”黒豹牙(コクヒョウガ)”の二つ名を持つ、黒豹の獣人族。
三銃士の中では1番の若手であり、血気盛んな所もあるが、普段は冷静に状況を把握するなど、その役職に見合った行動をしている。
アルビスに好意を抱いているが、アルビスの気持ちはベニマルに向かっているため玉砕。後に、ベニマルに好意を寄せていた大鬼族(オーガ)”ゴブア”と引かれ合うような場面があった。
モミジ
長鼻族(テング)の長の娘で、ベニマルの第一夫人。ベニマルに対する愛情表現はとてもストレートなもので、当初は同じくベニマルに想いを寄せていたアルビスとは恋敵だった。そのため2人は正妻の座を巡って争っていたのだが、返答を先延ばしにするベニマルにヤキモキしていた2人は、次第に互いが互いの良き理解者となる。
アルビスの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「ベニマル様。軍の指揮は貴方様にお任せしますので、我等三名に、敵軍首魁共の討伐を御命じ下さいませ!」
クレイマン軍との戦いにおいて、アルビスがベニマルに対して言ったセリフ。
「獣王国で繰り広げられている戦いなのに、テンペストの戦士たちに頼り切りではカリオン様に怒られてしまう」として、スフィアとフォビオは敵軍首魁の討伐を命じてくれと頼み込む。その様子を見たアルビスも「ベニマル様。軍の指揮は貴方様にお任せしますので、我等三名に、敵軍首魁共の討伐を御命じ下さいませ!」と発言し、三獣士は揃って頭を下げた。
自分たちの国を自ら守るという意志とプライド、そしてカリオンへの忠誠心が感じられる場面である。
「ベニマル様、私は覚悟を決めました。モミジ様に勝利して正妻の座を射止めるつもりですが、最悪の場合でも、側室という手が御座いますわね。諦めませんので、お覚悟して下さいませ」
アルビスがシュナに託した伝言の内容。
モミジという恋敵が現れてもベニマルを諦めきれず、悩みに悩んだ末、アルビスは「ベニマル様、私は覚悟を決めました。モミジ様に勝利して正妻の座を射止めるつもりですが、最悪の場合でも、側室という手が御座いますわね。諦めませんので、お覚悟して下さいませ」とシュナに伝言を託したのである。アルビスの強い執着心と深い愛ががうかがえるセリフである。
この伝言を聞いたベニマルはというと絶句し、ただ立ち尽くすのみだった。
「私も同感です。進化が無理だとしても、私の子供達が貴方の無聊を慰めてくれますわ」
祝典の最中、アルビスが第2夫人として立候補した後、ベニマルはモミジとアルビスに「俺は侍大将として、お前達と寄り添えなくなる。それでも俺を選ぶのか?」と問う。子を為した後、ベニマルは進化する予定があり、進化すると寿命がなくなるため、ベニマルは2人を看取る立場となるのだ。自分だけが進化する事で2人置き去りにする事を懸念していたベニマルに、モミジは「全く問題ありません!子を育てた後、どうにかして私も進化してみせますので」と、堂々と言い放った。続けてアルビスも「私も同感です。進化が無理だとしても、私の子供達が貴方の無聊を慰めてくれますわ」と、ベニマルの問いかけに動じる事なく、その覚悟を示した。2人の返答を受けたベニマルも覚悟を決め、両者を娶る事を決断。
アルビスの恋が成就した瞬間だった。
アルビスの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
極度の酒好き
獣王国からの使節団としてテンペストを訪れた際、アルビスたちはテンペスト側から手厚いもてなしを受ける。りんごで作られたブランデーもその1つだった。この酒を気に入ったアルビスは醸造してあった樽まで全てに空にする勢いで、酒樽ごと豪快に飲んでいた。
果物があまり取れないため、ブランデーを量産する事ができない事をリムルが漏らすと、アルビスは獣王国の果実をテンペストにも回すよう手配すると発言。代わりにブランデーを獣王国にも流すよう交渉を行った。
ベニマルに嫁ぐため一度フォビオと結婚
アルビスは第2夫人としてベニマルに嫁ぐわけだが、その前に一度フォビオと結婚している。というのも、テンペストには結婚に関して幾つかルールがあり、その中には「一夫一妻であること」そして「子供が欲しい未亡人のみ第2夫人として迎えられる」という事が含まれていた。
ベニマルがモミジと結婚してしまうと、一夫一妻のルール上、アルビスはベニマルに嫁げなくなってしまうので、一度フォビオと結婚し、その後、迷宮内でフォビオと対決。フォビオを倒して未亡人となったアルビスは、ベニマルに嫁ぐ事ができたのだった。
なお、迷宮内では死亡しても復活するため、フォビオはちゃんと生きている。
ちなみに、フォビオがこの戦いに勝利していた場合、アルビスは正式にフォビオに嫁ぐという事になっていたようだ。
書籍版からの登場
アルビスは『小説家になろう』の中で描かれたweb版では登場しない。書籍化するにあたり、裏で糸を引いていたクレイマンと、リムルの覚醒進化の物語に厚みを付けるために登場する事になった人物である。
なお、web版ではモミジはスムーズにベニマルの正妻として嫁いでいたが、クレイマン軍との戦いでアルビスがベニマルと関わりを持った事で、書籍版では熱き女の戦いが描かれる事になった。
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目次 - Contents
- アルビスの概要
- アルビスのプロフィール・人物像
- アルビスの能力
- 獣身化
- 天蛇眼(ヘビノメ)
- 制圧者(アッスルモノ)
- アルビスの必殺技:2段階の「変身」
- アルビスの来歴・活躍
- 獣王国ユーラザニアの使節団を率いてテンペストに入国
- ミリムの宣戦布告
- ヤムザに勝利
- カリュブディス出現
- 十大聖人と対峙
- モミジとの出会い
- モミジとのバトル
- ベニマルの第2夫人に立候補
- アルビスの関連人物・キャラクター
- リムル=テンペスト
- ベニマル
- カリオン
- スフィア
- フォビオ
- モミジ
- アルビスの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「ベニマル様。軍の指揮は貴方様にお任せしますので、我等三名に、敵軍首魁共の討伐を御命じ下さいませ!」
- 「ベニマル様、私は覚悟を決めました。モミジ様に勝利して正妻の座を射止めるつもりですが、最悪の場合でも、側室という手が御座いますわね。諦めませんので、お覚悟して下さいませ」
- 「私も同感です。進化が無理だとしても、私の子供達が貴方の無聊を慰めてくれますわ」
- アルビスの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 極度の酒好き
- ベニマルに嫁ぐため一度フォビオと結婚
- 書籍版からの登場